テイルズオブラブライブ~みんなで叶えるRPG~   作:なべ@1987

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【第8章】~拘束の女神~

港を経由し、再びリリホワ王国の地を踏む一同

 

ホノ「懐かしい景色だね。まだあんまり時間は経ってないはずなのに」

 

ウミ「感傷に浸ってるヒマはありませんよ。早速ワシワシティへ行かないと」

 

エリ「まあまあ。急ぐのはもちろんだけど、焦ってしまっては足元をすくわれるわ」

 

そうこうしている内に占いの町ワシワシティへ到着

 

マキ「早速町の人に聞いてみましょう。少女の居場所を」

 

町を散策し、「ラブレスライズ神殿」の地下聖堂奥との情報を得る

 

更にその封印が日に日に弱まっている所為か、地震や川の氾濫等の天災が相次いでいるとのこと

 

ニコ「じゃあまずはその神殿に行くわよ」

 

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ホノ「な、何・・・これ」

 

驚く一同の眼前には紫がかった光と禍々しい黒い渦が混ざり合った形容し難いものが神殿を覆っていた

 

ハナ「な、中に入れるのかな・・・?」

 

リン「迷っててもしょうがないよ!みんなが行かないなら先に行くにゃ!」

 

コト「ちょっとリンちゃん!危ないよ!」

 

リン「うっ・・・ちょっと呼吸が苦しいけど、何とか大丈夫だよ」

 

マキ「行くしかないわ。覚悟を決めないと」

 

ニコ「そうね。手を拱いているヒマがあったら体を動かしなさい」

 

こうして文字通り重い足取りで神殿の中に入っていく

 

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中は荘厳な雰囲気の漂う神殿のままだった

 

ホノ「すっごーい・・・キラキラしたガラスに大きな像」

 

ウミ「どれも目を奪われる物ばかりです・・・」

 

エリ「ここが行き止まりのようね。あそこの扉かしら、入り口は」

 

コト「開けてみようか。それっ」

 

確かめるまでもなく、その先に魔物が封印されているだろうと思えるほどの圧迫感

 

ハナ「こ、この先に進まないと、いけないの・・・?」

 

ニコ「後には戻れないわよ。今一度覚悟しなさい!」

 

より一層息が詰まりそうな暗く長い階段を下っていく

 

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中は予想以上に広大な作りになっているようだ

 

マキ「ねえ。本当にこっちであってるの?」

 

エリ「何となくではあるけど、より息苦しくなっている気はするけどね・・・」

 

ホノ「確かにそうだね。魔物の近くまで行けばきっともっと息苦しくなると思うよ」

 

リン「一回の戦闘がこんなにも辛いなんて・・・もう結構奥に来てるはず・・・あ」

 

ウミ「ありましたね。いかにもって扉が。さあ三度、覚悟を決めましょうか」

 

重く大きい扉を開けると、不思議な光の鎖で拘束されている少女がいた

 

ハナ「あ、あれがそうだよね・・・あの姿は・・・」

 

ホノ「やっぱり私たちと同じ、選ばれし人間だね。早速助けないと!」

 

マキ「待って!もしここで封印を解いたら、魔物の影響力がどうなるか・・・」

 

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ホノ「で、でもそうしないと助けられないし、ちゃんとした封印も出来ないよ!?」

 

マキ「そんなこと分かってる!もっと慎重に事を進めましょう」

 

ニコ「とは言っても・・・この部屋には奥にある祭壇とこの拘束された子だけよ」

 

??「うう・・・っ」

 

エリ「意識があるのかしら?とても苦しそうよ」

 

ウミ「そろそろ限界なのではないでしょうか・・・やはり我々の手で解放するしか方法は・・・」

 

ホノ「やろう。4回目の覚悟だよ。・・・はあっ!」

 

少女の周りの鎖を切り裂くと拘束を解かれた少女はそのまま落下してしまった

 

コト「苦しみからは解放されたみたいだけど、まずは回復しないと・・・」

 

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??「・・・あれ・・・?封印が解かれてる!?魔物は・・・?」

 

少女が目を覚ますと、既に魔物と戦っている8人の姿があった

 

ウミ「逝きなさい、アストラルレイザー!」

 

ニコ「解き放たれし不穏なる異界の力、目の前の邪悪に裁きを!ヴァイオレントペイン!」

 

??「ウチと同じ・・・?魔物を倒そうとしているの?私も戦わないと・・・」

 

ハナ「大地の咆哮、其は怒れる地竜の爪牙。グランドダッシャー!ここは私たちに任せて!」

 

ホノ「くっ・・・封印が解かれた直後は鈍かったのに、なんかだんだん動きが素早くなってない!?」

 

??「アカン!その魔物は魔法の力を吸い取って自分の力にしてしまうんや!」

 

リン「だったらリンの出番だよ!くらえ!衝波魔神拳」

 

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マキ「なるべく魔法は使用しないでいきましょう!」

 

ニコ「それなら任せるニコ!ピコピコハンマー!」

 

コト「少しずつだけど効いてるよ!みんな、頑張ろう!」

 

とは言うものの、ここに来るまでの道のりでかなり体力を消耗している

 

エリ「はあ、はあ・・・呼吸が・・・一層苦しくなって・・・」

 

ウミ「くっ・・・い、意識が・・・遠のいて・・・」

 

ハナ「ウミちゃん!・・・キュア!・・・ダメです・・・力が・・・」

 

完全に動きが止まってしまう。魔物もダメージはあるが、まだ動けるようだ

 

ホノ「何とか・・・何とかしないと!」

 

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??「みんな、ありがと。ウチはもう大丈夫」

 

??「一人じゃないってこんなに嬉しいんやね。もう苦しませないから」

 

??「無光なる最果ての渦。永遠の安息へと導け!ブラックホール!」

 

少女が空中へ投げたタロットカードが漆黒の塊となり、魔物に炸裂する

 

魔物は吸収しようとするも、それ以上のダメージを食らってしまい絶命した

 

そして聖堂内に蔓延していた忌わしき空気も一気に消滅した

 

エリ「凄い・・・一撃で倒したわ」

 

??「みんな、今助けるからね。フェアリーサークル!」

 

ニコ「ぷはーっ!た、助かった・・・」

 

リン「死ぬかと思ったにゃー・・・」

 

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??「さて、やっとちゃんとした封印が出来るみたいやね。それっ」

 

『本当の力とは、その者の人としての強さである。≪ミューズ≫はそれを補助する為の能力。

 

決して自分を見失ってはならない』

 

マキ「私はいつでも冷静沈着だから関係ないわね」

 

ホノ「あの・・・大丈夫でしたか?」

 

ノゾ「うん。ホンマにありがとうな。あ、ノゾミでええよ」

 

エリ「ノゾミ。あなたはどうやってその力を得たの?そして何故一人であんなことを?」

 

ノゾ「ウチ結構有名な預言者(スコアラー)やってん。あの光を見た時、嫌な予感がしたんよ」

 

ニコ「それで一人で聖堂の奥まで行ったわけ?そんな危険なことを・・・」

 

ウミ「あなただって一人で戦ってたじゃないですか!」

 

>

 

ノゾ「さて、戻ろうか。町の様子も気になるしね」

 

ホノ「そうだね。今までと同じようにきっと元通りになってるはずだよ」

 

そして聖堂を後にした一同が見たものは-

 

ハナ「そ、そんな・・・どうして・・・?」

 

ホノ「地震で壊れた家も川が氾濫した跡もそのままだ・・・・」

 

ノゾ「ウチが中途半端な封印をしてしまった所為やろか・・・?」

 

ニコ「そんな訳ないでしょ。あんたがやらなかったら間違いなく町は無くなってたわよ」

 

コト「そうだよ・・・ノゾミちゃんの頑張りは間違ってない!きっと町も復興するよ」

 

エリ「恐らくそれだけ魔物の影響力が強くなってるってことじゃないかしら」

 

>

 

ノゾ「・・・みんなはこういう町を助けてきたんやな?≪ミューズ≫の力を使って」

 

ホノ「そうだよ。封印はあと1つ。最後の場所はもっと大変なことになってるかもしれない」

 

ウミ「急がないといけません。ノゾミが加われば9人。これで全員揃いました」

 

リン「見て見てカヨちん。占いに使う水晶があるよ!」

 

ノゾ「興味もて興味もて」

 

ハナ「最後はどこだろう?この世界で封印がありそうな大きな街はあと・・・」

 

ウミ「私の生まれ故郷、ラブアロです。ここから北にあります」

 

エリ「他に当てがないなら行きましょう。時間が惜しいわ」

 

コト「次が最後だよ。気を引き締めて行こう!」

 

ノゾミ タイプ:魔法使い 武器:タロットカード

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