週交代で投稿すると言ったな、あれは嘘だ。
「さてと、着替えも終わったし映姫様の所に行こうか。」
船から降りて10分ほど歩いたところで小町の家に着き、そのまま着替えを済ませた。
なぜ男児用の服があるのかは聞かなかったが以前に何かあったようだな。
とりあえずあの後聞いた情報はこの世界では弾幕ごっこというもので厄介事を解決するという事だけなんだが…
「とりあえずこっちで暮らす許可が取れたら一回幻想郷を見て回りたいんだがいいか?」
「あぁ、それは全然問題無いと思うよ。ただしその時はあたいも一緒だけどね。
ほら、さっさと映姫様に許可もらって観光に行くよ。」
まったく、なんで俺様より楽しそうにしてるんだ。
なぜかある男児用の靴を履いて歩くこと約5分、でっかい裁判所みたいな所に入り1つの部屋に入っていった。
「待っていましたよ小町…そしてメガトロンさん。」
「「!!??」」
聞いていた通り今の俺様と同じくらいの背丈の緑の髪をした女が机に座っていた。
しかし待て、なぜ俺様の名前を知っている?それに待っていただと?
「ついさっき貴方達について八雲紫から連絡を受けました。
それとメガトロンさん、あなたに伝言を伝えて欲しいとも。」
「八雲紫?誰だそいつは?」
目線はそらさずに小声で小町に聞いてみる。
「この幻想郷のお偉いさんとだけ言っておくよ。
とりあえずこのまま話しを聞いておこう。」
と小町も目線をそらさずに小声で返してくる。
この世界のお偉いさんねぇ・・・監視カメラか何かで監視していたのか?
「まずは貴方達が此処に来た用件ですが、小町の家に住まわせてほしい…ということでいいですね?
これについては私から言う事はありません。メガトロンさんの意志にまかせます。
次に伝言についてですが…小町、この世界についてどこまで話しましたか?」
「えっと、人間と妖怪、神等が共存する世界だってことと弾幕ごっこについて少し・・・」
「では能力についてはまだですね。分かりました、ではそこから説明しましょう。
メガトロンさん、この世界に住む者達の中には時々『~する程度の能力』というものをもった者達が存在します。
私は『白黒はっきりつける程度の能力』を、小町は『距離を操る程度の能力』をもっています。
そして八雲紫からの伝言に戻りますが・・・」
「流れからして俺様もその能力をもっている…ってことか。」
ってか距離操れるんだったら一瞬で川渡って一瞬で家まで行って一瞬でここまで来れたじゃないか。
説明するために調節したとかか?だとしても…川から家までの距離は短くして欲しかったぜ…
「…はい、その能力なんですが『機械を操る程度の能力』…だそうです。」
「あっ・・・」
映姫の言葉に小町が反応するがメガトロンはその反応の意味をよく理解していない様子だった。
「まぁ、俺様らしい能力なんじゃないの?リターンズじゃあそれっぽい事してたし。」
「いや、その…だね、この幻想郷ってのが忘れ去られた物が流れ着く世界だってのは言ったろ?
その性質上…機械とかそういうのはかなり少ないんだ。」
「え~っと、つまり?」
「貴方の能力は・・・正直に言ってほとんど使えない、という事です。」
映姫の言葉にガクッと崩れ落ちるメガトロンを小町がなだめること約5分。
なんとか立ち直ったメガトロンはそのままこの世界についての更なる情報を求めた。
その結果弾幕ごっこの詳しいルールやスペルカードについて、幻想郷の中でも特に大きな力を持つ者達など様々な情報を得られた。
「これが幻想郷の地図です。
ここにあるのが博麗神社、さっき言った博麗霊夢のいる場所です。
最初はそこを目指すといいでしょう。
それと…はい、これがスペルカードの元となる札です。5枚渡しておきますね。」
机の引き出しから白い札を5枚取り出し巨大な地図と共に差し出してくる。
説明によればこの札に弾幕の色やら配置やらをイメージして名前をつければ弾幕ごっこ中に名前を言うだけで即時にその弾幕を出せる…とのことだが、まず俺様が弾幕を出せるかどうかも分からないんだよなぁ。
「あ、映姫様、ちょっと表でメガトロンに弾幕ごっこの練習をさせてあげたいんですがいいですか?
いきなりの弾幕ごっこだと流石に辛いでしょうし。」
「・・・そうですね、それでは模擬戦というのはどうでしょう?」
模擬戦ねぇ…多分弾幕をかわすだけなら出来るだろうし、やってみてもいいか。
ついでにスペルカードがどこまでのものかも分かるしな。
「俺様はやってもいいけど、周りに被害とか出ないのか?」
「弾幕ごっこが非殺傷ルールなのは説明しましたね?つまり、そういうことです。
まぁ、一部ありえないようなスペルカードを使ってくる者達もいますが。」
なるほど、周りに被害が出るほど威力の高い弾幕は使えないってことか。
とりあえず移動中にスペルカードを作るとするか。
「それでは移動しましょうか。」
「あれ?映姫様も来るんですか?」
「念のためです。」
そう言って3人は部屋を出ると建物の外までやってきた。
なぜか周りに集まってきていたガヤ達に映姫が説教をしているようだが…まぁいいだろう。
とりあえず道中で3枚は作れた、これでいくか。
「それじゃあルールの最終チェックをするよ。」
「まずスペルカードを何枚使うかを宣言する。
次に何回被弾したら負けかを設定する。
弾幕には道具や能力を使ってもいい。
それと、避ける事の不可能な弾幕は使ってはいけない。
これであっているな?」
部屋で教えられたルールを軽く確認する。
「ああ、それであってるよ。
模擬戦だし被弾制限は無しとして、スペカの枚数はどうする?」
「3枚だ。とりあえずさっき作れたのはこれだけだからな。」
「いや、あの短い時間で3枚作るって相当だよ…」
まぁコンボイ達と戦っていた時に使っていたものをイメージしただけだからな。
お互いの距離は大体20m前後ってところか、これならブレイズかフリーズだな。
「それじゃあ始めようか、まずはこんなところでどうだい?」
バックステップしたまま空中に留まり金銀2色の小銭をばら撒いてくる。
ばら撒くといっても小銭は指定されたルートを通る弾幕、この程度簡単に避けられる。
「なんだ、思ったよりも楽なんだな。」
サイドステップを駆使して難なく弾幕を避けていく。
ここはスペルカードを使って一気に終わらせてしまおうか…いや、もう少し遊んでやるか。
「確かにこっちの弾幕は当たってないけど…そっちも弾幕撃って来ないと勝てないよ!」
「っていわれても俺様は霊力?ってやつがよく分かってないからな。」
「いや、スペカを作った時みたいにすればいいんだよ、スペカはあくまでも弾幕を考える時間を短縮させるものであってイメージしながら撃てば通常でもスペカと同じ弾幕を使えるんだ。」
・・・・・・そんなの初めて聞いたぞ。
まあいい、ようはイメージすればいいんだろ?
じゃあ手始めにこんな感じで・・・!!
右の手のひらを突き出して弾幕をイメージする。
すると瞬時にイメージしたものと同じ黒くて禍々しい球体が複数現れて小町の方へと飛んでいく。
「おっ、出来てるじゃないか。
やっぱりあんたには才能があるみたいだね。
じゃあそろそろ…スペカも使っていこうか!」
そうして懐から絵の描かれた1枚の札、弾幕のセットされたスペルカードを取り出す。
「行くよ!船符「河の流れのように」」
そう小町が宣言するとどこからか木製の小さな船が現れて小町を乗せ高速で突っ込んでくる。
そっちから接近してくれるとは好都合だ、ここは一発、派手に決めるとするか!
メガトロンはずっと左手に握っていた3枚の札の1枚を抜き取り名前を宣言する。
「カウンターだ!雷符「エレクトロ・バイト・ドラゴン」アチョ~!」
黒の弾幕の隙間から真っ直ぐに突っ込んでくる小町を左右から迫り来る牙の形をした雷の弾幕が襲う。
中央でぶつかり合った牙は大きな爆発を残し消えるが、すぐに次の牙が爆発を起こす。
爆発が船に当たる前に後方へ飛びのきメガトロンのスペルカードをよける小町だが、時すでに遅し。
小町目掛けて2枚目のスペルカードが発動される。
「冷符「ドラグーン・フリーズ」アチョ~!アチョアチョ~!」
当時の口癖を叫びながら発動したそれは超高速で発射される複数の冷凍光線。
途中まで等間隔に並んでいたのそ光線は、一定の距離まで進むと軌道を大きく変えて回避を困難にする。
「ちょっ、流石にこれはっ、キツイって!」
そう言いつつも全てを避けているあたり流石だ。
クソッ、この感じだとドラグーン・ブレイズも避けられちまうな…なんとかしねぇと・・・
「おや、もう1枚は使わないのかい?
それならこっちからいくよ!」
「チッ、こうなったら弾幕を避けながら新しいスペルカードを作るしかないか…
もう過去の技縛りなんて無しだ!!本気の1発を作ってやる・・・!!」
右手からの弾幕は止めずに左手でポケットの中の未使用の札を取り出す。
俺様とやつのスペルカードの違い…それは弾幕の量!!
ならばやつと同じ位の量…そしてフリーズの様な回避の難しい軌道…これだ!!
アクロバットに弾幕を回避しながら新たな1撃の名前を考える。
「よっしゃいくぜ!魂符「スパーク達の奔流」これで終わりだ!!」
セイバートロンのスパーク達を模した青白く光る大量の弾幕が予測不能な軌道を描き飛んでいく。
個々の素早さはそこまでだが、さっきまでとは段違いの弾幕の量が小町を苦しめる。
「くっ、あたいの弾幕を避けながら新たにこんなスペカを作るなんて…
メガトロン、やっぱりあんたは凄いよ!
あんたみたいなやつに会ったのは初めてだ!」
「そりゃどうも、ったく模擬戦でここまで熱くなるとはな・・・」
「あっ…そういえばこれ模擬戦なんだったね…よし、降参だ。
ここまで出来ればあっちでも大丈夫だろ。」
「そうですね、これなら向こうで襲われても大丈夫でしょう。」
と、ここで離れて見ていた映姫が近づいてくる。
「博麗神社への道中で妖怪や妖精等が襲ってくる可能性があるので気をつけてくださいね。」
「フッ、死神の弾幕を避ける俺様が妖精なんかに負けるわけがねぇ。」
「ふふっ、確かにそうですね。
(八雲紫…あなたは凄い人を連れきてましたね。
これは面白い事になるかもしれませんよ・・・)」
「それじゃ、行こうかメガトロン。」
小町の能力を使って川までの距離を短くして船に乗り込む。
博麗霊夢、この幻想郷を隔離する2つの結界のうち片方の管理を任されている少女か…
「霊夢~、さっき幻想入りした男の子が死神とこっちに向かってるって~。」
「あっそ、別にそんな情報は求めてないわよ。」
「いいじゃない、折角人間になって能力まで得られたんだし。
やっぱこういうのって無駄に使いたくなるのよね~。
あ、ちなみに幻想入りした男の子も能力持ちらしいわよ?」
「だからいらないっての。
はぁ、なんであんたみたいなの居候させてるのかしら・・・」
「それはちょっと酷いんじゃない?
まぁ、今は機嫌がいいから許してあげるわ。
(今の私の姿を見たらメガちゃんどんな反応するかな…)」
「後書きのコーナー!
ということでここからはあたい、小野塚小町がやっていくよ。
まず、前回の後書きについてはごめんね。
真面目にやったらビーストじゃないってことで不定期更新に変更されたんだ。
それと、うp主の友人が言ってたんだけどね
「リターンズの最終回?で水中戦してなかったっけ?」
とのことなんだけどね、うp主はあんな深くて大きい川は無い!!って訂正する気はまったく無いみたいだったよ。」
[最後に出てきた二人についてコメントをお願いします。]
「えっと、霊夢は分かるんだけど、もう片方が全く分からないんだよねぇ…私達の事を何故か知ってるし…
あと、なんかメガトロンのことを知ってるみたいだね。昔の仲間とか?
とりあえず次回はいつになるか分からないけど、楽しみに待っててね。」