融合次元のbetrayer   作:arc-v

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基本私も見る側なのですがほかの方の作品はすごく参考になります。
・・・は三点リーダーを推奨というのは初めて知りました(汗)
とりあえず三点リーダーにすべて修正しております。
それではどうぞ


邂逅

頭痛が治まりクロノスは改めてフィールドを見る。そこには三体ものモンスターが召喚されていた。周りの観客も何が起こっているのかわからないようだ。

 

「モンスターの大量召喚……。カードの効果を使ったのか?いやモンスター効果も魔法も罠も発動した形跡がない。一体どうやって?」

 

考えているうちに遊矢が召喚したEMウィップ・バイパーとEMソード・フィッシュの効果でバーバリアン・キングの攻撃力を減少させた。

 

「バトルだ!オッドアイズ・"ペンデュラム"・ドラゴン!バーバリアン・キングを攻撃!今こそ真の力を見せよ!」

 

「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン?どういうことだ?オッドアイズ・ドラゴンじゃない?」

 

クロノスは困惑する。さきほど遊矢が召喚したモンスターとは名前が違う別のモンスターを召喚しているからだ。

 

「似ているだけでそもそも別のモンスターなのか?」

 

遊矢の攻撃に対し石島も罠カードバーバリアン・ハウリングを発動し対抗しようとする。しかし遊矢の星読みの魔術師の効果で無効にされる。負けるまいと石島は続いてアクション魔法を使おうとするも今度は時読みの魔術師の効果で無効にされる。そしてオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの攻撃によりデュエルに決着が付いた。榊遊矢の勝利という形で。

 

試合が終わった後、クロノスは興奮していた。無理もない。モンスター効果も魔法も罠も無しで大量のモンスターを一度に召喚するという謎の召喚方法をみてしまったのだ。

 

「チャンピオンに勝つどころか謎の召喚方法を披露か。榊遊矢……一体何者なんだ?」

 

しばらくしているうちに周りの観客も落ち着いたのか帰りの支度をし始めている者もいた。

 

「と、いったん帰って調べてみるか、あの謎の召喚方法を。……頭痛薬も買っておかないとな。」

 

薬局で頭痛薬を購入し帰宅したクロノスは今日の遊矢の行動をノートにまとめていた。

 

「うーん。色々まとめてみたけどこの三つだよなぁ。気になるのは。」

 

・二体のモンスターが光の柱とともに現れる

・一度に大量のモンスターが召喚される

・光の柱にいるモンスターも特殊な効果を持っている

 

「特に光の柱と一緒に出てきたモンスターがやっぱ一番怪しいな。確か時詠みの魔術師と星詠みの魔術師っていってたかな?ストロング石島のカード効果を無効化しまくってたし。こいつらがキーだと思うんだが。あーくっそ、あそこで頭が痛くならなければもっと何かわかったかもしれないのに。」

 

ゴロンと横になるクロノス。窓を見てみるといつのまにか日が暮れている。どうやら大分考え込んでしまったようだ。

 

「今日は寝るか。本人に直接聞ければいいんだけどあの様子じゃあマスコミやら雑誌関係者も押し寄せるだろうし俺なんか会えないよなぁ。しらみつぶし探してみるか。」

 

次の日からクロノスはしらみつぶしに謎の召喚方法の情報を探し始めた。新聞、図書館、ネット、聞き込み、あらゆる方法で調査をしたがそれらしき情報は一つも手に入らなかった。そして時間だけが過ぎていった。

 

「あーわからねぇー。でもデュエルディスクが認識したってことはインチキじゃないだろうし、何かしらあるはずなんだけどなぁ。」

 

完全にお手上げだった。融合、シンクロ、エクシーズ、儀式といった召喚方法があるがどれも遊矢が使用した召喚方法とは一致しない。もはや遊矢が自力で新たなる召喚方法を披露したとしか考えられない。さらにあの魔術師達も他のモンスターたちとは違う"何か"を持っているとしか考えられなかった。

 

「財前さんなら何か知ってるかなぁ?でも財前さんは仕事のことはしっかりしてるから企業秘密だって言って教えてくれないだろうし、面助先輩はなぁ……。」

 

部屋には自分が集めた情報のメモや記事が散乱しており、これには大家にも注意されてしまった。自分でも何の情報をどれだけ見たかをもはや覚えていたかった。

 

「仕方ない。こうなったら本人直撃だな。」

 

遊矢は現在遊勝塾に属しており、謎の召喚方法を披露したということで入塾希望者が続出したという。今の自分が行っても門前払いになるかもしれない。そして一番の問題がクロノスにはあった。

 

「いくとなるとこれの出番があるか……。でも俺に本当にできるのか?」

 

クロノスが目をやったのは自分のデュエルディスクだ。当然塾に行く以上、デュエルを行う可能性がある。その時自分は本当にデュエルができるのだろうか?自分も相手も楽しい最高のデュエルができるのだろうか?相手から避難されないだろうか?様々な不安が頭をよぎる。

 

「俺だってデュエルしたい。あの召喚方法が何なのかもしりたい。明日遊勝塾に行けば俺自身も変われるだろうか?」

 

自問自答をしているうちにクロノスはそのまま眠りについてしまった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次の日クロノスは身支度をすませ、遊勝塾に向けて出発した。

 

(今頃入塾者が溢れかえってすごいことになってるんだろうな。やっぱ行くの辞めようかな。いやあの召喚方法は知りたいし、いやアウェーになるのも嫌だし。)

 

あれこれ考えながら歩いているといつの間にか目的地にたどり着いてしまった。だがそこはクロノスが想像していたものとは違う光景だった。確かにそこには建物があった。しかし見る限り人が大勢いるようには見えない。もしかしたら休みなのかもしれない。自分でもあれだけ興味を持ってしまったのだ。これほどのネタを他の人間がみすみす野放しにするはずがない。クロノスは一息つき

 

「すいませーん。誰かいますか?」

 

声を上げる。すると建物から一人の少女が現れた。

 

「どうも始めまして」

「あっご親切に。入塾希望かしら?」

「ええと入塾希望というか榊遊矢君に話を聞きたいのですが」

「遊矢に?とりあえず中に。」

 

そういって少女の後をそのままついていき中に入る。施設のなかは思ったよりしっかりしている。だが人がいない。一体どうなっているのだろうか?

 

「遊矢。お客さん……。」

 

少女が言葉をとめる。クロノスも少女の後ろから覗き目を見張る。そこには謎の召喚方法を操る少年、榊遊矢が確かにいた。ただパンツだけを履いた状態で。

少女は無言のままどこからかハリセンを取り出し遊矢を殴り飛ばした。

 

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「本当にごめんなさい。」

 

少女がクロノスに頭を下げる。

 

「いや別に俺は大丈夫ですから。頭をあげてください。」

 

別に謝られるほどの事をされた訳でもない。異性ならともかく同性で隠すべき所が隠れていたのだからまぁ問題はないだろう。

 

「いやお客さんがきたっていうからちゃんと着替えないとまずいと思って」

「せめて隠れて着替えるとかあるでしょ?!何でドアの前で着替えてるのよ!」

 

遊矢と少女が言い争っているのを見て部屋にいた他の子供たちもやれやれといった顔をしている。どっちの方が年上なんだとクロノスも心の中で思っていた。

 

「柚子。お客さんか?」

「あっお父さん。」

 

声と同時に一人の男が現れる。柊修造。元プロデュエリストだが今は遊勝塾の塾長としてデュエルを教えているらしい。クロノスは遊勝塾に来るにあたって簡単にだがリサーチを行っていた。そしてこの少女は柚子と呼ばれていた。柊修造の事をお父さんと言っていたことから名前は柊柚子という名前なのだろう。

 

「俺は遊勝塾の塾長柊修造だ。」

「初めまして、僕はクロノスっていいます。」

「クロノス君か、ここに来たという事は我が遊勝塾に。そうかそうか歓迎するぞクロノス君。」

 

一人話を進める修造に柚子がすかさずハリセン突っ込みを入れる。本日二度目である。

 

「お父さん。早とちりしすぎよ。彼は遊矢に話を聞きにきたの。」

「そうだったか。てっきり入塾希望者かと」

「俺に話?」

 

ハリセンで叩かれた頭を修造がおさえ、遊矢は首をかしげる。

 

「単刀直入に言います。榊遊矢君。ストロング石島との戦いの時に使用したあの召喚方法。それについて教えてほしい。」

「あの召喚方法?それってペンデュラムの事?」

「ペンデュラム?」

「そうそう遊矢のペンデュラム召喚。あれすごいんだよ!ビシッと決めたらモンスターがドバーって出るんだよ!」

 

とここで水色の髪を後ろに束ねた少年が答えてくる。

 

「ビシッとドバー?ごめん。君の言ってる事よくわからないんだけど……。」

「僕は紫雲院素良よろしくね。」

「あっああ。クロノスだ。よろしく」

「そうだな。せっかくだし全員の自己紹介をやっておくか。」

 

修造の一言で遊勝塾のメンバーの紹介が始まった。塾長の柊修造そして生徒の榊遊矢、柊柚子、紫雲院素良、山城タツヤ、原田フトシ、鮎川アユ、これが今の遊勝塾のメンバーだ。そしてクロノスも簡単に自分の自己紹介を行った。

 

(以外に少ないな。てっきり100人くらい軽くいるとは思ったけど。)

 

クロノスの予想とは裏腹に塾の生徒は非常に少なかった。生徒の少ない理由は気になったもののどうして生徒がこれだけしかいないんですか?とは聞きづらい。

 

「へぇクロノスってレオ・コーポレーションで働いてるんだ。」

「あくまでサポートだからそんなにバリバリ働いてるわけじゃないよ。」

「ということはうちのソリッドビジョンシステムの修理を君に任せるとかは?」

「まぁ程度によりますけど簡単な調整なら……」

 

自分の経歴から逆に質問されてしまった。このままだと本題からそれてしまう。そう考えたクロノスはわざとらしく咳払いをし

 

「すいません。ペンデュラムですか?あれってどういう?」

「そういえば途中だったな。えっとまずペンデュラムモンスターっていうのがあって」

 

クロノスに遊矢が説明しようとすると

 

「そうだ。せっかくだから遊矢。デュエルで実際に披露するというのはどうだ?」

「良いねそれ!僕もペンデュラム見たいし。」

「そうね。良いんじゃない?」

 

修造に素良、柚子が続き、子供たちもうんうんと頷いている。

 

「俺は良いけど。そっちは良いのか?」

 

遊矢がこちらに尋ねてくる。クロノスは自分のデュエルディスクを目にやる。

 

(実践で学ぶ……か。)

 

クロノス自身まだ心の整理がついていない。ここで自分のデュエルを行えるか、パッシングされないかという不安もある。だが謎の召喚方法をあやつる張本人が自分のためにデュエルを行ってくれるのだ。ここで断ってしまっては一人の男として自分を許せなかった。クロノスは決意した。

 

「ぜひお願いします!」

「二人とも気合十分だな。そうと決まればさっそく移動だ。」

 

移動した先は広いスペースの一室だった。クロノスが思っていたものよりも広かった。

 

「二人とも準備はいいか?アクションフィールドオン!フィールド魔法!荒野の決闘タウン!」

 

修造の声とともに周りの景色が変わってゆく。今やここはあたりに荒野が広がるフィールドと化していた。遊矢がデュエルディスクを構える。

 

(久々のデュエルの相手があの榊遊矢になるとは。このデュエル、ペンデュラムのためじゃなく自分のためにも勝つ。)

 

強い決意を胸にクロノスもデュエルディスクを構える。

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが」

「モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い」

「フィールド内を駆け巡る!」

「 見よ、これぞ、デュエルの最強進化形、アクション……」

「「デュエル!」」

こうして決闘の火蓋はきられることとなった。




書くことないので下に追記で
感想って設定でかえれるんですね。非ログインの方もOKに設定したので多分いけると思います。意見・感想まってますのでお願いします。
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