融合次元のbetrayer   作:arc-v

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前回で書いてしまったので書くことがない!


大家の力

KHRONOS LP 4000 VS OYA LP 4000

 

「「デュエル!!」」

 

「クロちゃん決闘の仕方は覚えてるのよね?」

「はい。……でも不安があるので先にやってもらってもいいですか?」

「わかったわ。じゃあ先行はもらうわね。私は怒れる類人猿を攻撃表示で召喚。」

 

怒れる類人猿 A2000

 

グォーーーと叫び声を出してゴリラが現れた。

見た目通りに攻撃力もなかなか高い。ただ小型のソリッドビジョンシステムを使っているためサイズは小さめだ。

 

「面白い事やってんじゃねぇか。」

 

声と同時に現れたのは腹を押さえながら立っている面助だ。

 

「面助。あんたお腹大丈夫なのかい?」

「この俺様が腹痛ごときに負けるわけないだろ。」

「お腹押さえながら言っても説得力ないわよあんた。」

「るせぇ。それよりいきなりゴリラとはな。相変わらず婆さんそっくりの顔してやがるぜ。」

「……あんた私がゴリラだっていってるのかい?」

 

大家がオーラをまとう。今出てるゴリラのモンスターより強そうな姿にクロノスは恐怖を覚える。

 

「パワフルさもゴリラそっく……」

 

ぐぎゅるるる。言葉途中で腹が鳴る。とっさに面助は腹を押さえる。

 

「くぁぁぁ。腹が……。くっそ!」

 

そういって面助は一目散にトイレに駆け込んだ。

 

「あの子一体何しに来たのかしら……。まあいいわ。私はターンエンドよ。」

 

大家 手札4 モンス1

 

「俺のターンですね。後攻はドローできるんですよね?」

「そうよ。カードを引けるだけじゃなく攻撃もこのターンからできるわよ。」

「はい!俺のターンドロー」

 

 

(攻撃できると言ってもこの手札じゃなぁ……。ここは何とか凌ぐしかなさそうだ。)

「俺は古代の機械兵士を召喚。」

 

古代の機械兵士 A1300

 

「俺はカードを一枚伏せてターンエンド。」

 

クロノス 手札4 モンス1 伏せ1

 

「このターンからは私も攻撃できるわ。悪いけど本気で行くわよクロちゃん。私のターン。私はおとぼけオポッサムを召喚するわ。」

 

おとぼけオポッサム A800

 

でてきたのはネズミのようなモンスターだ。先ほどの怒れる類人猿と違い攻撃力も大したことはない数値だ。

 

(攻撃力が低いモンスター……。という事は)

 

「私はおとぼけオポッサムの効果を発動。自分のメインフェイズ時、このカードの攻撃力よりも高い攻撃力を持つモンスターが相手フィールド上に表側表示で存在する場合、フィールド上に存在するこのカードを破壊する事ができる。クロちゃんの場には古代の機械兵士がいるわ。私はおとぼけオポッサムを破壊。」

 

おとぼけオポッサムが自身の効果で破壊される。

 

「この瞬間、私は1000LPを払って手札から森の番人グリーン・バブーンを特殊召喚!」

 

OYA LP 4000 → 3000

グリーン・バブーン A2600

 

こんぼうのようなものを持ったヒヒが現れる。ソリッドビジョンで小さめになっているものの大家と同じくらいの大きさはある。

 

(大家さんの狙いはこれか!)

 

「バトルよ!グリーン・バブーンで古代の機械兵士を攻撃。ハンマークラブ・デス!」

 

グリーン・バブーンがこんぼうを振り回し、古代の機械兵士を一撃で粉々にした。

 

「くっ」

 

KHRONOS LP 4000 → 2700

 

「まだよ!怒れる類人猿でダイレクトアタック!」

 

怒れる類人猿がクロノスめがけてパンチを繰り出してきた。

 

KHRONOS LP 2700 → 700

 

「私はカードを1枚伏せてターンエンド。」

 

大家 手札2 モンス2 伏せ1

 

「くっ、きいたぁー。大家さんすごいコンボですね!」

 

クロノスは正直侮っていた。ただのおばちゃんがそこまでデュエルはできないだろうと高をくくっていた。

だが実際はコンボを決め、大型モンスターを展開してくるという腕前を披露したのだ。

 

「何事も油断は駄目よクロちゃん。クロちゃんは我慢できなくなると後先考えず突撃しちゃうからね。常に冷静によ。それにクロちゃんはこのままむざむざやられてくれないでしょ?」

「はい。このデュエルすごく面白いです!だから負けたくありません!」

 

クロノスはワクワクしていた。大家のコンボを見せつけられデュエリストとしての魂が揺さぶられたのだ。

 

「俺もこれからですよ!俺のターンドロー。俺はフィールド魔法歯車街を発動。」

 

クロノスがカードを発動すると同時にあたりに機械仕掛けの町のようなものが現れる。

 

「このカードの効果でアンティーク・ギアのリリース数を減らすことができる。俺は古代の機械合成獣を召喚。」

 

古代の機械合成獣 A2300

 

さまざまなモンスターが合体したような機械の獣が現れる。

 

「さらに俺は魔法カードサイクロンを発動。今発動した歯車街を破壊する!」

「自分が発動したフィールド魔法を破壊するの?!」

 

クロノス自らが自分で発動したカードを破壊する。

 

「大家さんと同じですよ。自分のカードを破壊してコンボを決める。俺もワクワクするプレーを大家さんにみせます!俺は破壊した歯車街の効果発動。このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の手札・デッキ・墓地から「アンティーク・ギア」と名のついたモンスター1体を選んで特殊召喚できる。俺はデッキからこのカードを特殊召喚する!」

 

といって大家に見せたのは機械の体でできた竜のカードだ。

 

「古の魂受け継ぎし機械仕掛けの巨竜よ。今ここに降臨し、我が敵を打ち砕け! 現れろレベル8! 古代の機械巨竜!」

 

古代の機械巨竜 A3000

 

巨大な機械の体でできた竜が現れる。その竜が咆哮すると敵のモンスターも怯んでいるようだ。

 

「俺は古代の機械合成獣で怒れる類人猿を攻撃。」

 

OYA LP 3000 → 2700

 

「続けて古代の機械巨竜でグリーン・バブーンを攻撃!」

 

機械の巨竜がグリーン・バブーンに噛みつきに行く。グリーン・バブーンも噛まれまいとこんぼうで防御していたものの防ぎきれず噛み砕かれた。

 

「やるわね。」

 

OYA LP 2700 → 2300

 

「俺はターンエンドです。」

 

クロノス 手札1 モンス2 伏せ1

 

「さすがクロちゃんだわ。あの状況からここまで持ってくるなんて。」

「大家さんのコンボ見せてもらったからですよ。俺も今燃えてます!」

「でも勝つのは私よ。私のターンドロー。」

「私のスタンバイフェイズ時、前のターン破壊されたおとぼけオポッサムを墓地から特殊召喚する事ができる。蘇りなさいおとぼけオポッサム。」

 

おとぼけオポッサム A800

 

「私はおとぼけオポッサムの効果を発動。私はおとぼけオポッサムを破壊。」

 

再びオボッサムが破壊される。

 

「そうか。大家さんのあのカードは墓地からでも!」

「その通りよ。再び私は1000LPを払って墓地から森の番人グリーン・バブーンを特殊召喚!」

 

OYA LP 2300 → 1300

グリーン・バブーン A2600

 

こんぼうのようなものを持ったヒヒが再び現れる。

 

「私は野生解放を発動。私はグリーン・バブーンを選択。グリーン・バブーンの攻撃力は守備力分アップするわ。」

 

グリーン・バブーン A2600+1800 =A4400

 

「攻撃力4400!」

「うひょーすげぇことになってんじゃん。」

 

驚くクロノスに続き、トイレのこもっていた面助がいつの間にかそこに現れ感嘆の声を漏らす。

 

「婆さんも本気出したか。クロノスピンチじゃね?つか終わったろこれ。」

「面助。あんた大丈夫なのかい?」

「この通りピンピンよ。さぁてクロノス君。このピンチの状況。先輩の助けが欲しいんじゃないか?イケメン先輩様どうか助けてくださいって一言くれればアドバイスをやるぜ。」

「面助!デュエルに口出しは無用だよ。」

「そんな細かいことばっかいってから男がみつからな……」

 

ぐぎゅるるる。本日何度目だろうか?再び面助の腹が鳴る。

 

「くぁぁぁ。あのジジイマジで許さねぇ。いいかクロノス。でかいパワーには必ずリスクを伴う。そこを突くんだ。」

 

そう言って面助は再びトイレに駆け込んだ。

助けてといってないがなぜかアドバイスを貰えた。新手のツンデレか何かだろうか?

 

「全く。何しに来たんだい?あの子は」

 

大家が面助に対してあきれているとき、クロノスは面助の言葉を考えていた。

でかいパワーには必ずリスクを伴う。クロノスのデッキにも一時的にだが攻撃力をあげる強力なカードがある。

だがそのカードを使うとターンの終了時に破壊されてしまう。

 

(もしかして……)

 

「これで終わりよクロちゃん!グリーン・バブーンで古代の機械巨竜を攻撃!ハンマークラブ・デス!」

 

さきほど破壊されたからなのかグリーン・バブーンが恐るべき形相で古代の機械巨竜をこんぼうで殴り掛かる。

その攻撃を受け古代の機械巨竜は粉々になった。古代の機械巨竜が破壊されたことでクロノスは当然ダメージを受けるのだが

 

「クロちゃんのライフが減っていない!」

 

クロノスのライフは1も減っていなかったのだ。

 

「俺は伏せてあった罠カードガード・ブロックを発動しました。戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージを0にするカードです。

さらにこのカードは発動後カードを1枚ドローできます。俺は1枚ドロー。」

「最初のターンに伏せてあったカードね。まさかこのタイミングで使ってくるとは思わなかったわ。」

 

クロノスはこのカードを最初に伏せていたのがいざという時のために最後までとっておいたのだ。

 

「これで私はもう攻撃できないわね。そして野性解放の効果を受けたモンスターはエンドフェイズ時に破壊されるわ。」

 

(なるほど。あのカードと同様にやはりリスクはあったか。)

 

クロノスの考えは的中していた。でかいパワーには必ずリスクを伴う。さきほどの面助がいった言葉が頭に蘇った。

 

(あの先輩あんなだけど実はすごいデュエリストなのかも)

 

とクロノスが思っていた矢先

 

「でもそう簡単にはいかないわよ。私は伏せてあったキャトルミューティレーションを発動する。私はこのカードの効果でグリーン・バブーンを手札に戻し、再び召喚するわ。」

 

光の粒子となって消えたかと思った矢先、グリーン・バブーンが再び現れる。

 

(意味ないじゃん先輩!)

 

クロノスは心の中で叫んだ。

 

「私はカードを1枚伏せてターンエンドよ。」

 

大家 手札1 モンス1 伏せ1

 

何とか凌いだものの相手の場にはグリーン・バブーンがいる。古代の機械合成獣では破壊できない。このドローに賭けるしかない。

 

「俺のターーーーン。ドロー」

 

*カンコーン 手札にエースカード

 

「このカードは?」

 

まさしくこの状況を待っていたとばかりにクロノスは"あるカード"を引き当てた。

 

「よし!俺はトロイホースを召喚。」

 

トロイホース A1600

 

現れたのは馬のようなモンスターだ。

 

「さらに俺は魔法カード二重召喚発動。このカードで俺は通常召喚を2回まで行う事ができる。

トロイホースは地属性モンスターを生け贄召喚する場合、このモンスター1体で2体分の生け贄とする事ができる。俺はトロイホースをリリース。古の魂受け継ぎし機械仕掛けの巨人よ。今ここに降臨し、我が敵を打ち砕け! 現れろレベル8! 古代の機械巨人!」

 

古代の機械巨人 A3000

 

「バトルだ!行け古代の機械巨人! グリーン・バブーンを攻撃! アルティメット・パウンド!」

「甘いわよクロちゃん。私は速攻魔法突進を……」

「古代の機械巨人が攻撃するとき相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない!」

 

古代の機械巨人のグリーン・バブーンが粉砕された。

 

OYA LP 1300 → 900

 

「そんな効果があるなんて!」

 

「終わりです。古代の機械合成獣でダイレクトアタック。」

 

OYA LP 900 → 0

 

「見事よクロちゃん。」

 

直接攻撃で大家のライフを削り取った

 




決闘回2回目です。
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