蜂蜜†物語   作:乱A

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その3《魏》「ほああああああっ!」

 

『ほあああああああああっ!』

 

「みんなのあいどる!」

「てんほーちゃーーーーんっ!」

「みんなのあこがれ!」

「ちーほーちゃーーーーんっ!」

「みんなのいもうと!」

「れんほーちゃーーーーんっ!」

 

『ほああああああああああっ!』

「みんなーーーっ!愛してるーーーーーっ!」

『ほあっほあっほああああっ!ほあっほあっほあああああああっ!ほあっほあっほあああああああーーーーーーーーーっ!』

今日は決戦を前に控えて士気を高める為に「かぞえ役満☆しすたーず」による、洛陽での一大コンサートだ。

「これだけ士気を高めれば蜀呉同盟も怖くないかな?」

「いえ、もともと我ら曹魏の兵に闘いを恐れる者など一人としていません」

「そうなの~、クソ虫共に恐怖なんて感情一億年早いの~」

「そういうこっちゃ!さあ、隊長の出番や、この「蜂蜜」水飲んで最後にキチッと決めてんか」

「おうっ、サンキュー!ゴクゴク、よしっ行くか」

真桜が差し出した「蜂蜜」水を飲み干した一刀は警備隊、および北郷隊の総隊長として演説に赴く為にステージ上に上がった。

「曹魏の兵の諸君!いよいよ蜀呉同盟との決戦が近付いてきた、我らは何としてもこの闘いに勝たなければならない、そして、曹操様の下で天下統一を……はた…う、う…あれ、何だ、体が熱い、ううう…」

 

何が起きたのか、一刀は演説の途中に体を抱える様にしながら蹲る。

 

「隊長!」

「どうしたの隊長~」

「大丈夫か、しっかりしてえな~」

「何、一刀どうかしたの?」

「ちょっと~、コンサートはシメが大切なのよ」

「こらっ姉さん!!一刀さん、大丈夫ですか?」

三羽烏や三姉妹達は蹲ったままの一刀に駆け寄って行くが………

 

ザワザワザワ・・・・・

「とにかく、隊長は楽屋裏にさが・・・っ・・て・・・・・」

「た、たい・・ちょう・・・?」

「な、な、なんなんやこれは・・・・?」

 

一刀の変わり果てた姿に言葉を失って行く。

 

ザワザワザワザワザワザワ・・・・・・

「嘘、こんな事って・・・・・」

「ううう、負けたぁ~~~、orz」

「一刀、可愛い♪」

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ・・・・・・・

(みんな、何騒いでるんだ?体も落ち着いてきたし、演説の続きを……)

 

ムニッ

 

(何だ?今胸で変な感触が……)

 

モニュモニュッ

 

(!?ま、まさか……いや、そんなはずは………)

 

ポヨンポヨンッ

 

(!!!!!!!!!)

一刀は立ち上がり、自分の姿を確認すると何処かの刑事の様に雄叫びをあげた。

「な、何じゃこりゃーーーーーーーーっ!?」

「た、隊長が女性に…」

「しかも、ハンパやない可愛らしさやで!!」

「自信なくなっちゃうの~」

「ううう~、何でこんな事に~~」

 

そんな一刀の瞳は徐々に潤みだし…

 

ウルウルウルッ ジワァッ

 

「!!!!!!!!」

 

そして、一刀の瞳から一滴の涙が光った瞬間、

『ほああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーっ!!!』

「な、何や!何なんやこの歓声は!?」

「隊長が一滴の涙を見せただけで…すごい」

「ちい達よりずっと凄いよ」

「…こ、これよ、これだわ………」

「これって、何が?」

「まさかとは思うけど、隊長にも歌を歌わせようなんて言わへんやろな?」

「言うに決まってるでしょ!!」

「「「「「えええええええええーーーっ」」」」」

「一滴の涙でここまでみんなの心を魅了する一刀さんの魅力、使わない手はないわ」

「いやだーーーっ、俺は男だーーーーっ!」

「いいえ、貴女は既に女性です。ではさっそく、華琳様にご報告を」

「いやだ、いやだ、いやだーーーっ!」

「隊長、諦めて下さい。華琳様ならまちがいなく賛成します」

「せやな、大将の事やからこれまで以上に盛り上げるで」

「あきらめるの~」

「そ、そんなぁ~~~~」

 

「みんな~、これからは一刀…ううん、一姫も一緒よ~~」

『ほあああああああああああーーーーーっ』

「みんなーー、よろしくねーーーーっ」

『ほあああああああああああああああーーーーーーーっ!!』

「あたし達四人で今まで以上にがんばるからねーーーーーっ」

『ほああああああああああああああああああああああーーーーーーーっ!!』

「応援してねーーーーーーっ」

『ほあっ、ほあっ、ほあああああああああーーーーっ!ほあっ、ほあっ、ほああああああああああああーーーーーっ!ほあっほあっほああああああああああああああーーーーーっ!』

 

「いやだあぁぁぁぁぁぁっ…う、うええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇんっ」

「…だから、あきらめぇて……」

 

 

そして時は流れ………

 

『ほああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーっ!!』

「みんなーーー、元気ーーーーーっ」

「げんきーーーーーーーっ」

「それじゃ、おまちかねの」

「かぞえ♪」(天和)

「役満♪」(地和)

「しすたーず♪」(人和)

「ぷらす壱♪」(一姫)

「「「「大陸統一記念コンサート、始めるよーーーーーーっ」」」」

『ほああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーっ!!!』

 

世は全て事もなし

めでたしめでたし……

 

 

 

 




乱A「今回のネタは誰のだ?」

乱C「俺だ」

乱A「Cよ………」

乱B「………」

乱D「………」

乱C「…何だよ、まずかったのか?」

A、B、D「………グッジョブ∑b∑b∑b」

乱C「へへへっ、グッジョブ∑b」

一刀「飛んで逝けえーーーーーーーーーっ!!」

ドガアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!

A、B、C、D「「「「ぶるういんぱるすっ!!!!」」」」


お死まい
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