ダンジョンに獣耳を獣耳るのは獣耳っているだろうか   作:獣耳

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他の作品の息抜きとして書いていきます。

獣耳です。

よろしくお願いいたします。

突っ込みどころ満載ですが御容赦ください。


はじめまして、獣耳

 ――選択としては二つ

 

 動くか、動かないか。

 

「……」

 

 道行く人々は俺の事を見ては視線を外す。しかし、目を背けたいのは俺の方だ。断言して良い。

 

「……」

 

 目につくのは明らかに銃刀法違反に引っ掛かるであろう武器と獣耳、それと獣耳。獣耳。いかん、あまりにも非現実的過ぎて思考が変な方向に。

 現実を見ろ。場所は日本ではない。獣耳もそうだが髪の色もカラフルだ。

 ここで考えられる可能性は、ドッキリか異世界的な何か。ここで異世界が選択として出てきたのはサブカルチャーを嗜んでるからである。獣耳。

 

「……獣耳」

 

 当然の如く一般人の俺にこんなド派手なドッキリは有り得ない。即刻異世界と踏んで満喫するのもありだが果たしてそれがベストなのか、答えは獣耳。

 取り合えず、一眠りしよう。数時間動かないとなればドッキリスタッフも呆れて、看板片手に現れるだろう。それにそろそろ視線が辛くなって獣耳。

 

 

 ――学ランのまま道端に放り出された俺の選択は“動かない”だった

 

 

「……」

 

 なるほど異世界獣耳パラダイス。スタッフは現れなかった。

 体は痛いし腹も減った。獣耳いっぱい。相も変わらず視線は向けられる。

 

「……」

 

 知り合いも、住民票も、獣耳もない俺はどう動けば正解花丸を貰えるだろうか。

 嗚呼、神様。もしいるなら俺に救いの獣耳を……。

 

「なんや、自分。そんな薄汚れて……それに見たこと無い服やな」

 

 差し伸べられたのは獣耳ではなく酒臭い無乳。違う、ロキと言う神様だった。

 

「気付いたら道端に捨てられとったねぇ……」

 

 疑いと好奇の目が貫く。獣耳が良かった獣耳。

 何でも“学ラン”が珍しいとはロキ様のお言葉。異世界のものですもの。加えてこの世界の知識が皆無となればもう珍しいを越えて怪しい。

 しかし、身寄りもないということで、しばらくロキ様が養ってくれることに、ロキ様獣耳(優しい)。家事は任せてください。やったことないけど。

 

「案内したるわ」

 

 とロキ様の住んでいる家の間取りを叩き込んでいたところ、銀髪獣耳ショタがいた。

 

 ――選択肢は一つ、わかるな?

 

「もふもふもっふもふ。もふもふもっふもふ。もふもふもっふもふ。もっふ、もっふ、もふもっふ」

 

「なんだてめぇ! 離しやがれぇ!」

 

 間接決めて押さえ込み獣耳。あって良かった体育で合気道。獣耳に感謝。

 

「――へぇ」

 

 何やらロキ様に気に入られ“ファミリア”なるものに参加することに。背中にピエロの刺青を入れられた。獣耳が良かった獣耳。これ、温泉とか入れるのかね異世界。

 

「ちっ、なんでオレがこんな野郎の面倒見なくちゃなんねーんだ」

 

「もふもふ」

 

 ベートきゅん、十一歳。

 この世界はRPGよろしく レベルがあるらしい。ベートきゅんはレベル二らしい。獣耳レベルはカンストしてるのにね獣耳。

 因みに俺のレベルは一だった獣耳、じゃない悲しい。

 

「てめぇ、一人でやれ。オレは手伝わねぇからな」

 

 ダンジョンと呼ばれる獣耳、じゃない、洞窟のようなところで剣を片手に棒立ち。多分軽いから摸造刀的な何かと思う。

 それにしても、手伝わねぇからな、と言いつつ周囲を警戒してるベートきゅんマジ獣耳。

 

「……」

 

 親方! 壁からモンスターが! 困惑しつつ剣をソイツに叩きつける。スッと刃が通り鮮血が舞う。ビチャビチャと血が地面に滴り、肉が落ち、灰に変わる。

 

「……ゆとりにそれはキツい」

 

 気分が悪くなったので帰るとロキ様に笑われた。仕方ないじゃない。ゆとりに殺しはキツいですよ。

 

「一応、更新したるわ。まぁ、変わらへんやろうけどな」

 

 笑いながら俺の学ランを引ん剥き寝転がせるロキ様。俺を襲うなら獣耳を装備してください。お願いします。

 背中に馬乗りになるロキ様。しばらくするとロキ様は困惑した様子で呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ナナイ・ナナセ Lv2

 

 力 :I0

 

 耐久:I0

 

 器用:I0

 

 敏捷:I0

 

 愛撫:F328

 

 スキル

 

 【獣耳一途(ケモミミ・フレーゼ)

 

 ・愛が続く限り獣耳

 

 ・愛の丈により獣耳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんやこれ」

 

 聞かれても獣耳。まずその文字が読めません。それよりもベートきゅんもふっても良いですか?

 帰り道ずっともふってたけれど足りません。ダメですか獣耳ですか。獣耳(残念)です。

 ロキ様が言うにはこの世界ではLvアップは簡単ではないらしく、偉業を成し遂げなければならないらしい。

 高校生がモンスター倒せたらそれはもう偉業で良いと思うの。俺は思ったが口に出さなかった。ややこしくなるもの。

 取り合えず、わからないを通した。この短期間、と言うよりも数時間でのLvアップは有り得ないらしいので伏せておくようにと言われた。大丈夫、獣耳。

 

「……」

 

 宛がわれた部屋につきベッドにダイブ。一日振りのふかふかベッド。これに獣耳があれば獣耳(最高)。気が付けば朝になってました。

 お腹が空いたので、獣耳を求め彷徨っていると金髪のロリがいた。獣耳ではなかった。獣耳似合いそう。

 

「……」

 

「……」

 

 猫耳、犬耳、狐に狸、兎、狼、鼠、熊。

 

 ――嗚呼、どれも似合いそう

 

「七瀬なな――じゃないや、ナナイ・ナナセです。ナナイって呼んで獣耳」

 

「……? ……私はアイズ。アイズで良い」

 

 獣耳。

 

「ベートきゅん探してるんだけど知らない?」

 

「……あっち」

 

獣耳(ありがとう)

 

 待っていてくれベートきゅん。今行くぞ。

 

「……変な人」

 

 変な人じゃない。獣耳だ。違った。ナナイだよ、覚えてね。

 

「だぁああ! 朝っぱらから触るんじゃねぇ!」

 

「もふもふもっふもふ。もふもふもっふもふ」

 

 ベートきゅんを撫で回しながら朝食を食べる。触ってなんかいない、獣耳(撫でているんだ)

 

「……ところでロキ、このベートを撫で回してる彼は……?」

「あ、あぁ……なんてゆーか、そのぉ」

 

 酒に酔った勢いで珍しい人間を拾い、そのままノリで眷属にしちゃったてへぺろ。と、ロキ様。

 いつかやると思ってryとはショタ、実はショタおっさんがロキ様含めた数人を連れて何処かへ行った。

 

「いい加減離しやがれぇええ!!」

 

 

 ――選択としては二つ

 

 撫でるのをやめるか、続けるか。

 

 

 

 無論――続ける。

 

 

 




いきなりLv2と言う全てをぶち壊す主人公。ロキ様が彼を入れたのに違和感があるかもしれませんがそこは二次創作ということで許してくれるとありがたいです。

モンスターをゆとり高校生が倒したらそれは偉業だと思うのです。しかし、貧弱だからステータスは特に伸びず。哀れ。

愛撫に関しては道中ずっとベートきゅんを撫でていたからです。

ふざけた作品ですが読んでもらえると喜びます。

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