ダンジョンに獣耳を獣耳るのは獣耳っているだろうか   作:獣耳

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とりあえずおかしいのは何時も通り。

後数話で原作の方を開始させたいと思います。ベルくんを早く書きたいです。

またレベルアップするよ!


ひさしぶり、獣耳

 ――軟禁されていた

 

 

 

「無茶しすぎや。しばらく反省しぃ」

 

 せめて、せめて、獣耳(ベートきゅん)だけは置いていってください。

 懇願虚しく俺は小さ目の部屋に打ち込まれた。机やベッドがあったりと普通の部屋なところを見るとロキ様の優しさが伺える。

 だが獣耳がない時点で全て台無しで獣耳。獣耳(有り得ない)

 そにしてもロキ様は俺の実力を見誤っている。軟禁? 獣耳のためだ、その程度軽く越えて見せよう。

  

 

 

「さぁ、脱走を始めようか」

 

 

 

 ――失敗した。

 

 

 何となくそんな気はしていたさ。でも脱獄しざるを得ない。だってここに獣耳がないのだから。

 

「何言ってんの?」

 

 褐色ロリがいた。金髪ロリに銀髪獣耳ショタ、ショタおっさん、このファミリアはどこを目指しているのだろうか。選り取り見取りとはこのことか。

 だから獣耳少女を希望します。

 

「……」

 

 ロリっ娘のジト目って刺さるよね。

 

 それは置いといて、脱獄失敗の原因はこの褐色っ娘にある。脱走しなねないということで監視役を任されたらしい。

 

 名前はティオナちゃん。

 

 ベートきゅんやアイズちゃんと同じく将来ロキファミリアを担うであろう子供達の一人である。因みに双子だとかで姉がいるらしいが姉の方がショタおっさんにぞっこんとの事でここにはいない。

 

 そして増えていく知り合い、その殆どが低年齢すぎて俺の立場が危うい。端から見ればロリコンショタコンだ。

 しかし俺は声を大にして言いたい。俺が愛しているのは獣耳なんだ、信じてくれ。

 

「ナナイ、ジャガ丸くんあげる」

 

 もう一週間が経つ。良く知らない人からアイズちゃん、ティオナちゃん達が代わり代わり監視をしていて脱走は不可能。

 ジャガ丸くんを差し入れにくれたり、ティオナちゃんにレベル三だとバレて手合わせさせられたり、勿論ボロボロになりました。レベル二相当ですもの勝てるわけないじゃない。

 そんなこんなで退屈するような日々ではなかった。

 

 しかし、しかしながら獣耳に触れていない。いや、触れていないどころか見てすらいない。

 あの感触、もふもふ、パタパタと触れる尻尾。獣耳とは獣耳であり、獣耳が故の俺なのだ。

 獣耳こそが俺の存在意義であり、獣耳である。それを他のなにかで埋められるはずなんてない。

 

 断じてない。

 

 見るだけでも良い、獣耳を一目だけで良い。しかしその願いは届かない。

 ついに思考が獣耳に侵され、獣耳以外の言葉を発することができなくなった頃。

 

 

 俺は獣耳を握り締めていた。

 

 

 正確に言うならば獣耳カチューシャ。それを見た瞬間、全てを悟った。

 これぞ俺の求めていた能力、これぞオラリオ最強の能力。もはや俺に敵などいない。

 

 

 ――想像するのは常に最強の獣耳

 

  

 身体中に何かが駆け抜ける感覚。閃光が迸る。

 

 

 ――体は獣耳で出来ている (I am the bone of my kemomimi.)

 

    血潮は尻尾で心は獣耳 (tail is my body,and kemomimi is my blood. )

 

    幾たびの戦場を越えて獣耳 (I have created over a thousand kemomimi. )

 

    ただ一度の敗走もなく、 (Unaware of loss. )

 

    ただ一度の勝利もなし(Nor aware of gain.)

 

    担い手はここに独り(Withstood pain to create kemomimi, )

 

    獣耳の丘で獣耳を獣耳(waiting for one's kemomimi. )

 

    ならば我が生涯に意味は不要ず(

I have no regrets.This is the only path.)

 

    この体は、(My whole life was)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――無限の獣耳で出来ていた("unlimited kemomimi works")

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一迅の風がロキファミリアを駆け抜ける。

 

 

 

 

 

 

猫耳投影(ケモミミ・オン)

 

 

 

 

 最初の犠牲者はティオナだった。

 

 

 

「ちょっ、ナナイ何して――」

 

 

 右手にはティオナの髪と同色の猫耳カチューシャ。尋常ではない早さでティオナに近付き、そのカチューシャをつけようとする。

 普段のグデングデンとした変人的な雰囲気とは違い、無表情。まるで何かに取り憑かれたかのように迫ってくる。

 その姿に恐怖すら感じ、ティオナは全力でナナイを殴り付けた。

 

「あっ……」

 

 ナナイのステータスがレベル二相当、むしろそれ以下の可能性があるため、普段は手加減をしていた。

 だからこそ、そこそこ好感度のあったナナイを本気で殴ってしまった事を後悔した。

 

「猫耳」

 

 そして驚愕。ナナイはティオナの本気を左手で逸らし、そのまま猫耳を装着させた。すると猫耳はティオナと一体化し、カチューシャの部分が消え、更に尻尾まで生えてきた。

 

 目にも止まらぬ早さ。ティオナは猫耳をつけられたことすら気が付かない。

 

「もふもふ、もふっふ、もふもふもふ。もっふもっふ。もふもっふ。ふもっふもふもふ」

 

 一頻り撫で回すとナナイは満足したのか走り去っていく。

 ロリっ娘を捩じ伏せ撫で回すという変態行為。もはやそこそこしかなかったティオナの好感度はマイナスに振り切れる、かと思われたが。

 

「や、やるじゃん……」

 

 顔を赤く染めるティオナ。ティオナは人間ではない。アマゾネスという女性のみの種族。どの種族とも子供をつくるのとができ、生まれてくる子供は絶対にアマゾネスとなる。

 そしてそのアマゾネスだが、強い男性に惹かれるとことが多い。

 自分より弱いナナイが自分を負かした、普段とのギャップも合わさり――つまりそういう事である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、なにすんのや!」

 

 

「ジャガ丸くん」

 

 

 数十分後、ロキファミリア全員が獣耳という謎の現象が起こったのは別のお話し。

 

 

 

 

 

 

 

 

ナナイ・ナナセ Lv4

 

 力 :K-199

 

 耐久:K-199

 

 器用:K-199

 

 敏捷:K-199

 

 愛撫:D581

 

 スキル

 

 【獣耳一途(ケモミミ・フレーゼ)

 

 ・愛が続く限り獣耳

 

 ・愛の丈により獣耳

 

 

 【獣耳殺し(ケモミミブレイカー)

 

 ・獣耳に対する、愛、欲求、獣耳のいずれかが最高点に達した時に発動

 

 ・獣耳を無条件で撫で殺す

 

 

 【無限の獣耳("unlimited kemomimi works")

 

 ・獣耳カチューシャを投影

 

 ・カチューシャをつけたものは獣耳と一体化し尻尾が生える

 

 ・一定時間で消失

 

 

 

 

 

 




今回の偉業、獣耳を一週間我慢する。

いい加減にしろ。真面目に頑張ってる冒険者さんに申し訳ない。

しかしそれでも獣耳ります。原作設定? 知らない子ですね。


次回もレベルアップするよ!


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