よろしくお願いします。
第一話 始まりだが未来の話~こことは違うどこかの世界の話~
ここは違う世界の話。せかいとは一つではない。
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町が燃えている。
あたりは火の海だ。
家が、庭が、木がそして人が、
火に包まれていく。
滅びの雨が降り注ぐ中、人々の目は死んでいた。
夢や希望はない。
この大地はまさに地獄だった。
2096年から始まった魔法師排斥運動。
それまでは言論による口撃が、武力による攻撃になるのはすぐだった。
国土の狭い日本ではUSANよりも早く武力衝突が発生した。
USANでは日本より早く魔法師排斥運動が起きていたのにである。
武装し、蜂起した民衆はある一つのことをスローガンにしていた。
それは魔法師をこの世界から殲滅することである。
しかし、非魔法師が魔法師を殲滅する。
そんなことは不可能である。
民衆がそのことに気づくまで多大な犠牲が生まれた。
いや、民衆の背後にいた組織が民衆にそれを気付かせなかったというべきか。
国際魔法協会及び国連安全保障理事会はこの非常事態に対して、
全世界の魔法師に対し、自らの生命や家族、自らと親しい人が、
危機に晒された場合に限り、
相手を殺さない範囲内での迎撃を認めた。
そして世界各国は街に戒厳令を発して、各国の軍隊に治安の維持を命じた。
しかし民衆の数は膨大で軍隊では抑えることはかなわなっかた。
抗争での、魔法師の死者が500人を超えた時、国際魔法協会は、ある一つの声明を出した。
そこにはこう在る。
「我ら魔法師は1999年に現代魔法が発見されてから、これまで人類世界の発展と平和に寄与してきた。
我々の中には世界各国が自国の国益のために生み出された者もいる。
だが世界は今それを忘れ、自身の罪を忘れ、我々を弾圧する。
このようなことは許されてはいけない。
そうではないか?
立ち上がれ、魔法を手にする者達よ。
世界に裁きを与えよ。
魔法師を使い潰そうとする、罪多き世界よ。
自分達のの罪の重さを思い知れ。」
この後、魔法師と非魔法師の抗争は激化し後に第四次世界大戦や、対魔導戦争と呼ばれるようになった。
この戦争ではおよそ3億人が死亡した。
この戦争に終止符が打たれたのはじつに100年後2200年の事だった。
***
世界は対立の極みにある。
20世紀は帝国主義の時代であった。
21世紀は20年世界群発戦争(第三次世界大戦)があった。
そして今日、魔法師とそれ以外の者が対立しあっている。
我らはここに宣言する。
我々の子孫にはこの火種は残さぬと。
魔法師を兵器とする形で生み出した我々が、その歪んだ考えによって生み出した償いは、ここでなされた。
故にここに誓う。
世界は再び割れることはないと。
今日この時を持って世界はひとつになる。
この思いが裏切られないことを我らの後世への願いとする。
2200年3月25日
公布 国連事務総長 Scarlet-werwolf
魔法協会 理事長 彩柄 永和«さがら かずと»
USAN大統領 Clare-elustin«クレア・エルスティン»
新ソ連 大統領 Eris-fartengalt«エリス・ファーテンガルト»
EU 大統領 Charlotte-dunois«シャルロット・デュノア»
大東亜連合 主席 李 欄怜«リ・レンビン»
UK 首相 Fiana-ray-oldesia«フィアナ・レイ・オルデシア»
日本 首相 佐竹 和文
(2200年3月25日 魔法協会と国際連合共同宣言より)
***
この宣言により魔法師と非魔法師の抗争は徐々に少なくなり2215年以降には、
一件も起きなかった。
初投稿です。
更新は遅くなると思いますがよろしくおねがいします。
原作は師族会議編まで読んでます。
まあ今回の投稿の分の時代は原作から百数十年後のせかいです。
3月25日。それは、深雪の誕生日。