魔法科高校の劣等生〜零の血を絆ぐ者〜   作:Wistalia

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第十話 入学式編009~VS服部その二

・・・side out・・・

 

「しょ、勝者、司波達也。」

 

そう渡辺先輩が勝ち名乗りを上げたら、達也は服部先輩に一礼してCADのケースが置いてある机に向かった。いや、向かおうとしたら

「待て」

とその背中を、摩利が呼び止める。

 

「今の動きは・・・・・自己加速術式をあらかじめ展開していたのか?」

 

摩利、真由美、鈴音、あずさの四人の観客には、試合開始の合図とともに達也の身体は、服部の目前に移動し、次の瞬間には、服部の右隣に移動したように見えていた。だからこそのこの問いである。服部本人は完全に達也のことを見失っていた。

 

「そんなわけがないのは先輩が一番よくご存じなはずですが・・・」と達也が歯切れ悪く否定して、

 

「私も証言します。兄は忍術使い九重八雲師の弟子なのです。」と、深雪がそこに援護射撃を放つ。

 

「あの伝説の忍術使い九重八雲ですか?」

 

「ええ。」

 

「じゃああの攻撃に使った魔法も忍術ですか?私には、サイオン波を放ったようにしかみえなかったのですが・・・」

 

「忍術ではありませんが、サイオン波を放ったというのは正解です。あれは振動の基礎単一系魔法で、サイオンの波を作っただけです。」

 

「しかしそれでははんぞー君が倒れた理由がわかりませんが・・・」

 

 

「酔ったんですよ。」

 

「酔った?いったい何に?」

 

「魔法師は、サイオンを非魔法師が可視光線や可聴音波を感じるのと同じように、知覚します。それは魔法師が魔法を行使するためには必須の技術ですが、その副作用で、予期せぬサイオン波に晒されたら、実際に揺さぶられたように感じるんですよ。」

 

「そんな、信じられない・・・・・魔法師は普段から、サイオンの波動に晒されて、サイオン波に慣れているはずよ。無系統魔法は、もちろんなこと、起動式だってまほうしきだってサイオン波の一部なのに、魔法師が立っていられないほどのサイオン波なんていったいどうやって・・・・・」

 

「波の合成、ですね。」

 

「振動数の異なるサイオン波を三連続で作り出し、ちょうど服部君のところで重なるようにして、三角波のような強力な波動を作り出したんでしょう。」

 

「お見事です、市原先輩。」

 

「それにしてもどうやって・・・・・あんな短時間で三回も魔法を発動する・・・それだけの処理速度があれば、実技試験の評価が低いわけがありませんが・・・・・」

 

「あの、もしかして、しばくんのCAD はシルバーホーンじゃありませんか?」

 

「シルバーホーン?あの有名な?」

 

「はい、シルバーホーンというのですはねループキャストに最適化されたCADであって、ループキャストというのは・・・「ストップループキャストは知ってるから。」」

 

「でもおかしいですね。ループキャストでは、振動数の違うサイオン波は作れませんが・・・まさか全ての可変数を変数化しているのですか?」

 

「多変数化は試験では評価されない項目ですからね。」と言外に肯定の意味を含ませる達也。

 

「・・・・・実技試験は、速度、規模、強度で評価される。実技試験は本当の能力を表していないというのはこういうことなのか・・・・・」と起き上がった服部。

 

「はんぞー君、大丈夫?」

 

「はい、大丈夫です。」顔を赤くして一気に立ち上がる服部。

 

そして・・・

 

「・・・司波さん,、目が曇っていたのは私のほうでした。許してほしい。それと、零野さんにもすまなかった。許してほしいと伝えていただけませんか?」

 

「承りました。それとわたしのほうこそ生意気を申しました。お許しください。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***

 

「クチュン」

 

 

カァカァカァ・・・カラスが鳴いてる。

 

「もう、夕方ですよ?」

 

 

 

 

 

 

 

「智花はこの騒ぎ中、生徒会室で寝ていたらしい。」と達也は後で知って「智花があの場に居なくて良かった。」と思っていたそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

「ふぇ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***

 

 

「・・・と、いうことがあったの。」

 

ここは、司波家で智花に深雪が今日の昼(まあ、放課後なのだが)にあったことを智花に教えている。

 

「だからね、服部先輩も反省してるだろうし、許してあげて?」

 

「へっ?」

 

「だから、服部先輩を許してあげて?」

 

「別に私、服部先輩に対して、怒ってなんかないよ?」

 

「だって、服部先輩に対して興味ないし、たつやが、怒ってないんだからどうでもいいし。」

 

 

 

 

 

 

 




智花:「ねえ作者~私にもっと出番ちょうだいよ~」

作者:「いや、森崎の件のところと今回の最後であったじゃん」

智花:「え~あれ、出番なの?というか今回私が生徒会室で寝てたことになってたのって作者が私のこと忘れてたからじゃないの?」

作者:「・・・・・・・・・・それはそうと、達也君を貶されて起こったりしないの?」

智花:「やっぱり?そんな風に不自然に話をそらそうとしても無駄だよ?」

作者:「はい、誠に申し訳ございませんですよ候う、全天にあまねく神々を統べし可憐なるそのお方よとりあえずブランジュ編で出番あるから、その手に持っているとても人に向けてはいけない危険なCADというものをしまってくださいなのです このやろー。」

トモ:「ヤダ。ていうか、いいっていうわけないじゃん。じやあね、 さ く し ゃ 」

作者:「ギャ~~~~~~~~」





















智花「次回もよろしくお願いします。」

*注意 このあとがきではキャラの著しい崩壊があり得ます。御了承ください。おねかいします。
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