魔法科高校の劣等生〜零の血を絆ぐ者〜   作:Wistalia

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間に合いました?


第一二話 入学式編010~出動!風紀委員会~

「そのままで聞いてくれ。今年もまた、あのバカ騒ぎの一週間がやって来た。風紀委員にとっては新年度最初の山場になるぞ。この中には去年、調子に乗って大騒ぎした者も、それを鎮めようとして更に騒ぎを大きくしてくれた馬鹿者もいるが、今年こそは処分者を出さずに済むよう、総員気を引き締めて当たってもらいたい。いいか、くれぐれも風紀委員自らが率先して騒ぎを起こすような真似はするなよ。いいな。ちゃんといったからな。いいよな。」

 

「ああそれと、今年は幸い、卒業生分の補充が間に合った。紹介しよう。立て。」

 

「1-Aの森崎俊と1ーEの司波達也だ。今日から早速、パトロールに加わってもらう。」

 

 

渡辺委員長が達也を紹介したときにざわめきが生じたのは、まあ、達也が二科生だからだろう。いままで二科生の風紀委員なんて居なかったからしょうがないか。

 

さすがに、禁止用語規制する側だから『ウィード』とかいう雑草という意味の差別用語は聞こえなかったが・・・。(でもね、智花は踏まれても踏まれても枯れない雑草のほうが、踏まれたらすぐに枯れるような花よりいいと思っております。)

 

 

「誰と組ませるんですか?」

 

「前回の会議でも説明した通り、部活動勧誘週間でも各自単独で巡回する。新入りであっても例外じゃない」

 

 

「役に立つんですか?」

 

「ああ、心配するな。二人とも使えるヤツだ。司波の腕前はこの目で見ているからな。それともお前が試してみるか?」

 

 

「委員長がそう言うなら結構です。構いません。」

 

 

あの先輩、感じ悪いな。あまり関わらないようにしようそうしよう。まあ私は、生徒会だから、どうせあんまりかかわらないとおもうけどね?万が一ってこともあるし。

 

 

「他に言いたいことのあるヤツはいるか?」

 

 

渡辺委員長ずいぶんと喧嘩腰。まあでも、異論を唱える人もいないから、これがこの委員会の普通なのかな?

 

 

「これより、最終打ち合わせを行う。巡回のスケジュールについては前回まで打ち合わせの通り。今更反対意見はないと思うがな。だが、ここに、生徒会から一人応援が来ている。まあ一人増えただけだから巡回スケジュールはそのままでいいだろう入ってくれ。。」

 

 

怖い。たぶん今は反発する人はいないみたいだけど、いつか爆発しそうだなあー(棒)。まあ誰も(達也以外)渡辺委員長には勝てないだろうね。あ、呼ばれたようだね。

 

「生徒会からの応援です。零野智花といいます。よろしくお願いします。」(今回は真面目モード)

 

 

「よろしい。では早速行動に移ってくれ。レコーダーを忘れるなよ。司波、零野、森崎の三名については私から説明する。他の者は、出動!」

 

 

と、渡辺委員長が声を上げたと思ったら、全員が一斉に立ち上がり、握り拳を左胸に叩きつけた。(ヤマトだ。宇宙戦艦ヤマトの地球防衛軍の敬礼と同じだ。たぶん。確かSPEACE BATTLE SHIP YAMATO(宇宙戦艦ヤマト実写版)で出てたはず。)

 

そうこうしてる内に、渡辺委員長と私、達也、森崎を除く先輩たちは続々と本部を出て行った。途中、二人の先輩(碧だつたかな?ともう一人)が達也に声をかけてたけど、仲良くなるの早いと思った。

 

 

「三人には、まずこれを渡しておこう。」

 

 

そう言って渡されたのは、風紀委員会腕章と薄型のビデオレコードだった。もちろんすでに私は生徒会の腕章があるよ?

 

 

「レコーダーは胸ポケットに入れておけ。ちょうどレンズ部分が外に出る大きさになっている。スイッチは右側面のボタンだ。」

 

「今後、巡回のときは常にそのレコーダーを携帯すること。違反行為を見つけたらすぐにスイッチを入れろ。ただし、撮影を意識することはない。風紀委員の証言は原則としてそのまま懲罰委員会で証拠に採用される。念の為、くらいに考えてくれればいいぞ。」

 

「委員会用の通信コードを送信するぞ・・・・・よし、確認してくれ。」

 

 

「報告の際は必ずこのコードを使用すること。こちらから指示のある際も、このコードを使うから必ず確認しろ。最後はCADについてだ。風紀委員はCADの学内携行を許可されている。使用についても、いちいち誰かの指示を仰ぐ必要はない。だが、不正使用が判明した場合は委員会除名の上、一般生徒より厳重な罰が課せられる。一昨年はそれで退学になったヤツもいるからな。甘く考えないことだ。」

 

「CADは委員会の備品を使用しても良いですか?」

 

「それは構わんが・・・言うまでもないがあれは旧式機だぞ?」

 

「確かに旧式機ですがバッテリーの持続時間の低下さえ目をつぶれば最新型と同様の処理能力にクロックアップできるエキスパート仕様ですよ、あれわ。」

 

「そうだったのか・・・そんなものを我々はガラクタ扱いしてたのか・・・」

 

「中条先輩なら知ってそうですがね。」

 

「ああ、あいつは怖がって、この部屋には近づかないぞ。」

 

「そうなんですか・・・では、この二機をお借りします。」

 

「二機?君は本当に面白いな。」

 

昨日密かに自分の調整データを読み込ませておいた二機のCADを左右の腕に装着した、達也を見てそう摩利はつぶやいた。

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