魔法科高校の劣等生〜零の血を絆ぐ者〜   作:Wistalia

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第三話 入学式編002〜入学式会場で〜

前回までのあらすじ

 

国立魔法科大学付属第一高等学校に入学した智花と達也。

 

しかし、そこで待っていたのは1科生と2科生の長年にわたって続いてきた馬鹿馬鹿しい差別だった。その真相を深雪が知った場合、あたり一面雪景色だろう。

 

 

そんな時、智花は再び真由美と出会う。

 

国立魔法科大学付属第一高等学校生徒会長 七草 真由美、

                 書記 中条 あずさ

この二人に出会った達也と、智花の物語は更に加速する?かもしれない。

 

 

 

 

 

 

***

 

「あの、お隣、いいですか?」

という声がした方を向いてみると、そこにはメガネをかけた女子生徒が立っていた。

「いいよ。」

と智花が答えると後ろにいた三人に声をかけ、座っていった。なぜここに、と達也は思っていたが、これを見て、彼の疑問は解消されたようだ。

「四人連続で座れるところを探していたんです。私は柴田 美月と言います。よろしくお願いします。」

と言うと、その隣りに座っていた赤髪の女子生徒が

「私は千葉エリカよろしくね。」

と言ってきた。

(千葉?また数字付きか?しかし、あの千葉家には、エリカという娘はいなっかた筈だが。)と達也が思っていると他の二人も挨拶を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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相手の自己紹介が終わった後、自分たちも、自己紹介をした。

「俺は、司波達也だ。」

「私は、零野智花です。よろしくお願いします。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***

 

自己紹介も終わったので、達也は軽い好奇心を満たしてみたくなった。「四人は同じ中学?」

「いいえ、今そこで出会ったばっかりです。」

「案内板を見ていたらね、美月が、声をかけてくれたの。」

達也はなぜ案内板?と思ったが、声には出さなっかった。しかし赤紙の少女はそんな達也の声なき疑問を読み取ったように

「だって、入学案内には仮想型端末は、禁止だって書いてあったし。」といった。

「入学式早々、風紀委員に、目をつけられたくなっかたし。」

「私は、ただ忘れただけなんだけどね。」

という説明があったので、達也は、なるほどと思った。

「それにしても、二人こそ、同じ中学?」と、エリカが聞いてきた。

「いや違うよ。俺と智花は同じ中学じゃない。」

「そうなんだ。じゃあどういう関係?」とエリカ。

「私と達也は婚約者だよ。」と智花。

「そもそも、智花は俺達と年は一緒じゃない。今年、第一高校が試験的に導入した飛び級入試制度の初の合格者だ。」

「え、そうなの。てっゆうか、智花って一科生じゃん。うっわ、年下に負けた。」

「でもなぁ、智花は年下だからとか一科生とかのそういうレベルじゃないぞ。智花は実技試験、歴代一位だぞ。だから、しょうがないと思った方がいいと思うが・・・」

 

(*実技試験は干渉力を見るもの、処理速度を見るもの、そして、キャパシティを見るものの三種類と、それらすべてを総合して評価するものが、ある。

(なお、国立魔法科大学付属第一高等学校の入学試験では、実際に魔法を使用させる実技試験、学力を問う、筆記試験の二種類がある。))

 

「そうなの?」と、エリカは、とてつもないショックを、受けたようだ。「でも、なんで、智花は後ろの席に座っているの?」とエリカが聞いた。「それは、達也が後ろに座ったからだよ。」という答えに、エリカ達は、何も言えなかった。

 

絶句する彼女たちを尻目に、入学式は、始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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これより、2095年度、国立魔法科大学付属第一高等学校入学式を開会致します。

はじめに生徒会長挨拶。

生徒会長 七草真由美さん、おねがいします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***

 

次に、新入生答辞。

新入生総代 司波深雪さん、よろしくお願いします。

 

 

 

 

「春の木漏れ日が降り注ぐ中、このような場に立てたことを、光栄に思います。私達は、今年、今この時を持って、国立魔法科大学付属第一高等学校に、入学します。

私達は、ここで、みんなで力を合わせ、先輩たちの力をお借りしつつ、魔法以外にも、一生懸命励むことを、誓います。  新入生総代 司波深雪    」

 

 

***

ーside達也ー

 

(おいおい大丈夫か?こんな選民意識の強そうな、ジ○ン公国でジークジオンとか行ってるやつらよりも激しそうな選民意識を持ってそうな奴が多いだろう高校で、壇上でそれも入学式の新入生答辞でこんな危ない言葉を」

 

「達也、みんなお姉ちゃんの美貌に見とれてて聞いてないから大丈夫だと思うよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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