第一高校生の利用する駅の名前は「第一高校前」。
駅から学校はほぼ一本道。
だから途中で同じ電車に乗り合わせるということは、電車の形態が変わったことによって無くなってしまったが、駅から学校までの通学路で友達と一緒になるというイベントが頻繁に生じる。
「達也く~ん」
「達也くんオハヨ~深雪さん、智花さんもおはようございます。」
「おはようございます会長。」
「おひとりですか?会長。」
「うん。朝は特に待ち合わせはしないんだよ。」
「ぼっち?」
「ち、違うわよ」
「それはともかく、深雪さんと少しお話したいこともあるし、・・・・・・・・ご一緒しても構わないかしら?」
「はい・・・それは構いませんが・・・・・お話というのは生徒会のことについてでしょうか?」」
「ええ、一度ご説明したいと思って・・・・・お昼はどういうご予定なのかしら?」
「食堂でいただくことになるでしょうが・・・」
「じゃあ、生徒会室でお昼をご一緒しない?生徒会室なら、達也君もご一緒できるし」
「問題があるでしょう・・・「?」副会長ともめごとなんて嫌ですよ」
・・・・・・けっきょくこのあとひるやすみにせいとかいしつにいくことになったたつやくん・・・・・・
***
「私は深雪さんと智花さんに生徒会に入ってもらいたいと考えています。」
「・・・・・会長さんは達也の筆記試験の成績知ってる?」
「ええしってますよ。すごいですよねぇ・・・・・」
「成績優秀者、有能の人材を生徒会に迎え入れたいのならば私よりも兄のがふさわしいと思います。」
「うん、達也の方がいいと思うよ?」
「残念ながらそれはできません、生徒会の役員の選出には、生徒会長に任命権が与えられていますが、役員は一科生から選ばれます。これは不文律ではなく、規則です。」
「・・・・・申し訳ございませんでした。部をわきまえぬ差し出口、お許しください。」
「ふうきいいんならどう?」
「ナイスよ!」
「はぁ?」
「そうよ、風紀委員なら問題ないじゃない。摩利、生徒会は司波達也君を風紀委員に指名します。」
「ブルブル、ブルブル」昼休み終了五分前の合図だ。
・・・・・・ほうかごにせいとかいしつにまたくるようになったたつやくん・・・・・・
***
「達也、生徒会室の居心地はどうだった?」
「奇妙な話になった。」
「?」
「風紀委員になれと」
「すごいじゃないですか、生徒会からスカウトされるなんて」
「・・・・・まったく、勝手なんだから・・・・・」
「そろそろか」
「頑張ってね~」
***
「副会長の服部です。司波深雪さん、零野智花さん、生徒会にようこそ」
「よ、来たな」
「いらっしゃい深雪さん智花さん、達也君もご苦労様。」
「じゃああたしたちは風紀委員会本部に行こうか」
「渡辺先輩、待ってください。」
「なんだ服部刑部副会長」
「渡辺先輩、その一年生を風紀委員に任命するのは反対です。」
「おかしなことを言う、司波君を推薦したのは生徒会委長である七草で、口頭であっても指名の効力には変わりがない。選択権は彼にあるのでって、君にあるわけではないんだよ。」
「しかし、実力のないウィードをこれまで風紀委員に任命したことはありません。会長、私は副会長として、司波達也の風紀委員就任に反対します。」
「ま「達也はあなたより強いよ。」
「零野さん、魔法師は事象をあるままに冷静に判断しなければなりません。知り合いだからと言って、物事の評価に対して目を曇らせたり、贔屓して判断したりしてはなりません。」
「服部副会長、俺と模擬戦をしませんか?」
「思い上がるなよ、補欠の分際で!」
「貴方に勝って妹と婚約者の目が曇ってないと証明しましょう。」
「・・・・・いいだろう。身の程をわきまえることの重要性をたっぷり教えてやる。」
「私は生徒会長の権限で、二年B組服部刑部と、一年E組司波達也の模擬戦を公式戦として認めます。」
「生徒会長の宣言に基ずき、風紀委員長として、二人の試合が校則で認められた課外活動としてっ認める。」
***
「それではルールを説明する。直接攻撃、間接攻撃を問わず、相手を死に至らしめる術式は禁止。ただし、相手に捻挫以上のけがを与えない直接攻撃は許可する。勝敗は一方が負けを認めるか、審判が戦闘続行不能と判断したときに決する。双方開始線にまで下がり、合図があるまでCADを起動しないこと。このルールに従わない場合はその時点で負け、あたしが力ずくで止めるから覚悟しておけ。以上だ。」
「では試合始め!」
「・・・勝者司波達也」
***
「達也が負けるわけないじゃんzzz」
すいません。前回のあとがきで部活動勧誘編と書いたのですが服部との戦闘を忘れておりました。次回は今回の説明回みたいなもの。
実戦(魔法競技)に呼ばれるのは20話ぐらいですかね?
一応、一個前の話も書き足してます。(4/6)