夢現   作:T・M

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超今更ですが、登場人物も多くなり、クロス作品も途中で増えていることもあり、簡単にですが紹介をしておこうと思います。
何か問題点、改善点などありましたら、教えて頂ければ助かります。


登場人物紹介

トライガン

 

ミリオンズ・ナイブズ

トライガンのラスボスであり、すべての元凶とも言える人物。幼少期のある体験から、人類を憎悪し、絶滅せんと目論んだが、主人公であり双子の弟のヴァッシュにより、その野望は阻まれた。

夢現ではラスボスから一転して主人公。原作終了後なので、原作で見せて来た人類への果てしない憎悪と嫌悪は抜け落ちている。それもひとえにヴァッシュの頑張りがあればこそ。

悪役人生が長すぎたせいか、声を出して笑う時は三段笑いの高笑いになりがち。とはいえ、レガートを拾った時のような微笑みを忘れているわけでもない。が、多分本人はあの時に微笑んでいた自覚が無いと思う。

 

 

レガート・ブルーサマーズ

ナイブズの忠臣にして狂信者であり、ヴァッシュとは宿命のライバルとも言える関係。容姿端麗な、見た者が見惚れて息を呑むほどの美青年なのだが、顔芸が凄い。

ナイブズに認められたい一心で頑張り続けた、健気とも言える一面を持つ。だが、その頑張りの中身は人類の殺戮、ヴァッシュに最高の苦しみを与えることである。

夢現では、トライガンは原作終了後なので故人。ナイブズの回想でヴァッシュに次いでよく出て来る。

 

 

ヴァッシュ・ザ・スタンピード

トライガンの主人公にしてナイブズの双子の弟。史上最高額600億$$の賞金首、局地災害指定『人間台風』。時には死神とも呼ばれるその正体は、ラブ&ピースを唱える稀代のトラブルメーカーにして、誰よりも心優しきガンマン。砂の惑星で共に生きる人々を家族のように想い、愛し、守り、寄り添い生き続けている。

夢現では本人の登場は無いが、ナイブズの回想や世間話などで度々名前が出る。ある事情から水先案内人の間でちょっとした有名人となり、下手な登場人物よりよっぽど存在感があるような気がしなくも無い。

 

 

黒猫様(くろねこ さま)

トライガンに限らず内藤泰弘先生の作品の、主に後書きのおまけ漫画で登場するマスコット的存在。後書きではツッコミ役として人語を介するが、作中への登場の際は普通の猫として描かれている。

夢現ではナイブズがいつの間にか乗っていた汽車に同乗、共に水の惑星へと降り立つ。アリア社長と遊び友達のようで、ちょくちょく一緒に遊んでいる。

名前など色々と正体不明。もしかしたらどこかの並行世界の元ニューヨークから来たのかもしれないし、ノーマンズランドの猫妖精なのかもしれないし、やっぱりただの猫なのかもしれない。

 

 

テスラ

トライガン原作時点で故人。ナイブズとヴァッシュより先に生まれていた自律種の少女。

ナイブズとヴァッシュが狂った原因となる、悲痛な最期を遂げている。

夢現でもごくたまに、ナイブズの回想でその名前が登場する。

 

 

 

 

ARIA

 

水無灯里(みずなし あかり)

ARIAカンパニー所属の半人前の水先案内人。AQUA、そしてARIAの主人公。センス・オブ・ワンダーに恵まれた地球出身の少女。

自分の感情を素直に言葉で表現できる純粋無垢な心の持ち主であり、人生を楽しむ達人。そんな彼女の姿に引っ張られて、関わる人々もまた、気付かなかった日常の楽しみを見出し、忘れていた純粋さを思い出していく。それは色々複雑に捻くれているナイブズも例外ではない。

 

 

藍華・S・グランチェスタ(あいか―)

アリシアを慕う姫屋のご令嬢。当初はアリシアの直弟子となった灯里に嫉妬していたが、今では無二の親友。長い黒髪はアリシアに憧れているが故のもの……だが、普段は髪を細く結わっているので意外と気付きにくい。

しっかり者のツッコミ役ではあるが、同時に恥ずかしがり屋の照れ屋さんで、照れ隠しにきつめの口調になることもあるが、バレバレなので誰かに悪印象を持たれることはまずない。

自分のことよりも、誰かのために心を痛め、涙を流す心優しい少女。

 

 

アリス・キャロル

人付き合いが苦手で、気負いやすく緊張しやすい、オレンジぷらねっと所属の若き天才水先案内人。声が小さく思い込みの強い傾向が玉に瑕。

抜きんでた才覚を持ち、少女らしからぬ言動も目立つが、歳相応に好奇心旺盛で背伸びをしたがるお年頃。灯里とは異なるベクトルで特殊で独特な感性を持っている天然少女。

現在、彼女の中でヴァッシュの外見イメージはムッくんになっている。

 

 

アテナ・グローリィ

水の三大妖精の一人、天上の謳声。その名の通り、比類なき謳声の持ち主。うっかり屋というか、日常的に大ボケの日々。その一方で細かい心配りをさりげなくこなす、気遣いと気配りの達人でもある。

ナイブズが最初に出会い、言葉を交わした火星の住人であり、レムの歌をもう一度聞かせてくれた歌い手であり、ナイブズにとって特別な人間の一人となっている。

その謳声は摩訶不思議な存在達すらも魅了してやまず、天使の歌声とも称される。

 

 

晃・E・フェラーリ(あきら―)

水の三大妖精の一人、真紅の薔薇。その名に恥じず、誇り高く情熱的な水先案内人。

一見すると平素は勢いで押しまくり我が道を突き進むように見えるが、その実は深慮の中に相手への思いやりが隠されている。照れ屋さん。

同期の親友2人が比類なき天才であるのに対し、彼女は凡才であった。だが、それに腐らず屈せず、弛まぬ努力で老舗大手の頂点にまで上り詰めた努力家。

ナイブズと(一方的に)和解して以降、気さくに友人感覚で接している。

 

 

アリシア・フローレンス

水の三大妖精の一人、白き妖精。ミス・パーフェクトとも言われる才媛であり、当代随一のトップ・プリマ。常に微笑みを絶やさず、灯里を始め後輩たちを優しく温かく見守っている。

ナイブズとの交流は現状殆ど無いが、まず間違いなくナイブズと反りが合わない。

 

 

あゆみ・K・ジャスミン

姫屋所属の半人前の水先案内人。トラゲット三人娘の一人。原作で唯一登場した『プリマを目指していない水先案内人』。

ナイブズを最初に舟に乗せた少女であり、ナイブズから最初にヴァッシュの話を聞かされた人物であり、ナイブズが最初に境で不可思議な事象の仕事を請け負うきっかけを作った1人でもあり、何かとナイブズとは縁がある。

 

 

夢野杏(ゆめの あんず)、アトラ・モンテヴェルディ

共にオレンジぷらねっとの半人前の水先案内人。トラゲットで日銭を稼ぎつつ、プリマを目指して修行の日々。杏はムッくんグッズ、アトラは眼鏡の収集という趣味を持つ。

あゆみを通じて割と早期からナイブズの人柄について知っている。また、アテナが歌えなくなった際にはナイブズの捜索もしていた(実際に杏が見つけていた)。

ナイブズについては、あゆみから話を聞いて、漠然といい人だろうと思っていた。実際に無限回廊の水路から助けてもらい、本当にいい人だと確信するに至る。

現在、彼女たちのヴァッシュの外見イメージはムッくんになっている。

 

 

出雲暁(いずも あかつき)

火炎之番人見習いの青年。アリシア・フローレンスの大ファンで、度々ARIAカンパニーを訪れるのだが、結果として灯里とばかり交流している。

自らを「火星の平和を守る正義の味方」と自称し、自分の生き方と仕事に誇りを持っている。調子に乗り易いおっちょこちょいなのが玉に瑕。

いつものノリで語ったヒーロー感は、ナイブズに少なからぬ影響を与えた。

ナイブズに対しては、完全に友人感覚で接している。

 

 

アルバート・ピット、綾小路宇土53世(あやのこうじ うど 53せい)

地重管理人見習いの青年と風追配達人の青年。アルはチビでウッディはノッポ。

共に暁の幼馴染、灯里達とも縁がある。

出番が少なくて本当に申し訳ない。

 

 

アリア・ポコテン

ARIAカンパニー創業以来の社長(看板猫)。火星猫のオス。オシャレさん。もちもちぽんぽん。結構トラブルメーカー。

カーニヴァルで猫妖精の従者を務めるなど、謎多き猫。年齢も軽く数十年生きているが、見た目はあまり変わっていない。火星猫全般の特徴なのだろうか。

#1では旅装束で銀河鉄道に乗っていたが、詳細は不明。この時一緒になった黒猫様とは友達らしい。当初はナイブズを猫妖精の元へと案内しようと躍起になっていた。

 

 

天地秋乃(あめつち あきの)

かつて水先案内業で数々の伝説を打ち立てた大妖精。その偉業と人柄を称え、そして親愛を込めて、人々からはグランマと呼ばれている。グランドマザーと呼ばれると「グランマでいいのよ」とやんわりと訂正する。

元々は姫屋に在籍していたが、あることを切っ掛けに退職し、ARIAカンパニーを創設する。現在は城ヶ崎村で、のんびりと隠居生活を送っている。

寛容、寛大、柔和、温和……等々の言葉がよく似合う、素敵なお婆さん。夢現では小日向きのと昔からの友人となっている。

 

 

猫妖精(ケット・シー)

ネオ・ヴェネツィアの七不思議の最初に語られる、開闢以来の街の守り神。猫の國の王。

伝説や噂話、御伽噺として、今もネオ・ヴェネツィアの人々の傍らに寄り添い生き続けるもの。灯里とはちょっと特別な関係にあるようだ。

夢現では、ある事情からナイブズを賓客として歓迎し、右も左も分からなかった彼をカーニヴァルへと誘った。アリアを通じて猫の集会にも誘っていたのだが、中々来てくれず、すっかり諦めていた頃にお連れさんと一緒に来てくれたので、たいそう喜んだそうな(アリア社長がナイブズからの伝言を忘れていた)。

天の慈母、海の慈母に並ぶ、地に在りし人の守護神。

 

 

 

 

大神

 

アマテラス

一見すると白い犬(狼)、見られる者には朱の隈取の化粧を見せる大神。その正体は、天照らしみそなわす我らが慈母――即ち、天に輝く日輪の化身、天照大神。性別不詳のわんこ。

夢現では白縫糸という独自の通称を用いていますが、原作でのかつての呼び名『白野威』をリスペクトしたものです(共に読みはシラヌイ)。他にも街の人々からシロとかポチとかワンコとか白毛布とか白狼斎とか、色々名付けられている。

筆業(筆しらべ)という摩訶不思議な力を持ち、天地自然の理をある程度操る。基本的に人助けに用いるのだが、時にはいたずらや遊びにも使う。

 

 

 

 

あまんちゅ!

本来は21世紀初頭の世界観だが気にしてはいけない。

 

小日向光(こひなた ひかり)

夢ヶ丘高校一年生。愛称は『ぴかり』。高校生になってダイビング部に入る前から、日常的にダイビングとか素潜りとかしていた。海の家『海女人屋』の看板娘でもある。

明朗快活、天真爛漫を絵に書いたような性格だが、これは恥ずかしがってちゃいけないと、本人も意図してやっている部分もある。照れる時は照れる。うぴょーと叫んで笛も鳴らす。

親愛と友好の表現として、親しい相手に独創的な愛称を付ける……のですが、思い付かず、灯里たちやナイブズの愛称呼びを断念しました。

 

 

大木双葉(おおき ふたば)

夢ヶ丘高校一年生、ダイビング部所属。光が命名した愛称は「てこ」、自称『夢のプロフェッショナル』。原作では東京から伊東に、夢現では地球から火星に引っ越して来た。

ある意味、灯里に匹敵する、もしかしたら彼女以上の不思議&素敵センスの持ち主。内向的な性格の為か、灯里とは違い、自分自身に問い掛ける、言い聞かせるような形の恥ずかしい台詞が多い。ポエット。

初対面からナイブズに怯えていたが、再会した時にはナイブズから普通に話し掛けられ、その後の体験も共有したことから苦手意識は払拭された模様。

 

 

小日向きの(こひなた―)

光の祖母。昔は海女をしていた。今は海の家『海女人屋』を営んでいる。

昔、海で龍神に出会ったことがある。この折に貰った鱗が変じたホイッスルは、ダイバーになった孫娘に譲っている。なおここまで原作。

夢現では、クロスオーバーによって交友関係が凄いことになっている。

 

 

火鳥真斗(かとり まと)

夢ヶ丘高校の教師。光と双葉のクラスの担任であり、ダイビング部の顧問でもある。教師であることを抜きにしても、面倒見の良い姐御肌。

代々霊感の強い霊能者の家系で、摩訶不思議な事態に遭遇することが多かったらしい。特に学生時代はある現象に深く関わっていたのだが、今では記憶も薄れてただの夢だったのではないかと思っている。

初対面のはずのアリシアに、何故か見覚えがあるという奇妙な体験をしている。

 

 

 

 

オリジナル

 

店主

境と呼ばれる場所で雑貨店を営んでいる老人。人より長い年月を生きているらしく、猫妖精や大神アマテラス、火星の慈母、龍王らとは旧くからの知り合い。

ナイブズに火星での生活基盤を提供する為に登場。物知りでもあり、理解力もあり、謎や問いも与える、いわゆる便利キャラ。

 

 

天道神社の皆さん

最初はたまに出て来る名無しモブの予定が、大神とあまんちゅ!とのクロスオーバーの兼ね合いで名有りモブ一家にランクアップ。先祖まで出るとは思わなかった。

一族の成り立ちには、天道太子一寸の絵に感動した先祖が弟子入りを懇願し、イッスンがとうとう折れた、という経緯がある。天道の名字もそれに肖って名乗ったもの。――という設定です。

 

 

先代天道太子

カムイコタンに住まうコロポックルの一族から輩出された、最後の天道太子。

地球で死にかけていたところを天道秋人に助けられ、以来師弟関係となって絵の指導をしていた。同じくしてアマテラスとも出会っている。

過去編に登場。火星への移住以来、久々に再会したアマテラスと弟子に声をかけようとしたら、飛び跳ねるのを鬱陶しがったナイブズにぶっ叩かれて気絶するという酷い目に遭っている。頭の上で寝こけていた方も悪い(ナイブズ談)。

 

 

龍王スミノエ

龍宮城の主。大神に登場したワダツミと乙姫の子孫。外見は殆どワダツミそのままと思っていただければ。

小日向きのと、あらゆるものを超えた友情を育んだ。自分の鱗の一つを友情の証として渡しており、それは今もホイッスルという形で彼女の孫に継承されている。天地秋乃とも知り合い。

海の慈母がいなければ龍神族は地球で滅んでいたらしく、窮地を救い、新天地を拓いてくれた海の慈母と天の慈母に心から感謝している。

 

 

火星の慈母

マルチプルバレットの影響が見え見えですね。

自律種とは違う、自我を持つに至ったプラント。

世界観そのものを一つにまとめ上げたことで必要になった、扇の要のような存在。

 

 

アイーダ

マルチプルバレットの影響が見え見えですね。

ナイブズにとっての同胞だが、ナイブズの過去(トライガン原作での顛末)を知り、それを罪とし、怒りを露わにし、弾劾する。ARIAのキャラではできないことをやってもらうために登場。

折角の重要キャラということで色々と設定を盛った結果、なんかもう特盛になってしまって、退場させるにも苦労しました。その点反省しています。

名前の由来はオペラの方であり、アテナ・グローリィの憧れの歌手の方ではありません。

 

 

車掌

銀河鉄道の車掌。一体何者なんだ……。

 

 

 

 

その他の作品

 

ポヨ、佐藤萌(さとう もえ)、佐藤英(さとう ひで)

ポヨポヨ観察日記よりゲスト出演。奇跡の球形日本丸猫とそれを溺愛するあまり様々な(丸いもの限定で)スキルを高めた姉と、切れ味鋭いツッコミが持ち味の弟。

ポヨい夜光鈴を売っていたのは彼ら。当時はアニメが放映終了した頃だったんですよ……。原作完結おめでとうございます。

勿論、ポヨは火星猫ではなく地球猫です。

 

 

フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵

バロン~猫の男爵~よりゲスト出演。時々出て来る「お節介焼の猫人形」とは彼のこと。ナイブズからは「ジッキンゲン卿」と呼ばれている。

普段は別の街にいるが、カーニヴァルなど特別な行事の時や、猫に纏わる何らかの依頼があった時はネオ・ヴェネツィアへやって来る。

構想当初は彼の猫の事務所にナイブズが転がり込む予定だったが、猫の事務所の原作サイズが大好きなので、間取りの問題で断念。

 


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