皆様、これからも読んでください!
「俊介さん、今何をしたんですか?」
服部先輩と渡辺先輩を倒したので帰ろうとしたら深雪に聞かれた。
「体術と魔法を使っただけだよ 」
「それはわかっていのですが、魔法の部分を詳しく話して欲しいのですが.....」
「深雪、魔法の詮索はルール違反だよ 」
そういうと深雪は黙ってしまった。
「まぁ、それは実際に体験したあの二人に聞いてみた方がいいんじゃないかな。多分、もう少ししたら起きると思うから 」
少し待っていると服部先輩と渡辺先輩が意識を取り戻した。
「はんぞー君、摩利大丈夫?」
真由美がそう聞くと服部先輩は「大丈夫です!」と大きな声で応えた。
「服部先輩、渡辺先輩一体何があったんですか?」
「それが..... 」
摩利が説明しだす。
「目の前に俊介くんが飛び出てきたと思ったら、服部とは別の場所にいてな。周りは真っ暗だった。すると頭上から槍が降ってきてきて、魔法も発動しないから逃げようとしたら槍につかれた、と思う。多分..... 」
渡辺先輩は自信なく言っているってことは成功だな。
「多分ってどういうこと、摩利 」
「実は自分の記憶がはっきりしないんだ。もしかしたら今の説明も間違っているかもしれない。服部はどんななのだったんだ 」
「自分も渡辺先輩とほとんど一緒ですが、自分の場合磔にされていたところに槍が飛んできました 」
服部先輩だけ磔にしたのには理由がある。まず性格が気に入らなかったっていうのがある。あとは、一科生でも二科生に圧倒的実力差を見せれることを証明するためかな。
「俊介くん、今のは魔法か?」
渡辺先輩が疑問に思ったのか聞いてきた。
「先程、深雪にも言いましたが魔法の詮索はルール違反ですよ 」
そういうと渡辺先輩は何も言えなくなった。
「服部先輩は何にもないんですか 」
さっきから黙っている服部先輩に聞いてみた。
「聞いたところでなにもおしえてくれないんだろ 」
服部先輩が諦め気味に言う。
「いえ、先輩方の体験したことが事実かどうかぐらいでしたらお答えできますよ 」
「本当か!」
渡辺先輩がめっちゃ食いついてきた。
「えぇ、本当ですよ 」
「それで、私たちが体験したことは事実なのか 」
「えぇ、渡辺先輩、服部先輩ともにあっています 」
「なら、神矢。一つ聞いてもいいか 」
はんぞー先輩がすかさず次の質問をしようとする。まぁ、何を質問しようとしているかはわかるけど.....
「何でしょう 」
「なぜ、俺を磔にしたんだ 」
服部先輩がちょっと不満げにきいてくる
「先輩の場合、少し差別意識が強かったのでお灸を据えようと思っただけですよ 」
そういうと納得したような顔をした。
「学校の試験だけでは実力を計ることができないのはわかった。」
「服部、次は達也くんの相手をしてもらうんだがいけるか 」
話がひと段落ついたところで渡辺先輩が話しかけてきた。
「はい、問題ありません。」
「達也くんは問題はないか?」
「いつでもいけます。」
(それじゃあ俺は見ていようかな)と思って深雪の横に移動すると耳元で小さな声で
「かっこよかったですよ 」
顔をほんのり赤くして言ってくれた。
「それでは模擬戦を始める。ルールはさっきと一緒だ。それでははじめ!」
渡辺先輩が言い終わると同時に達也は走り出しはんぞー先輩の後ろに回りんだら首に手刀を落としてはんぞー先輩を倒した。
(やっぱり強いな )
単純にそう思う試合だった。
ただ一つ引っかかる所は魔法を使わずに手刀で倒したことだったが、イレギュラーなことが起こることは予想していたので、あんまり驚かなかった。
「勝者 司波達也 」
「すごいな達也。まさか魔法を使わずに服部先輩を倒すなんてな 」
達也にそう言うと横から返事がかえってきた。
「兄は九重先生の指導を受けているの 」
深雪が誇らしげに言ってきた。
「なるほど。それならあの強さにも納得だな 」
「俺は俊介の方がよっぽど強いと思うけどな 」
そうやって話していると服部先輩が起き上がってきた。
「はんぞーくん、この二人の実力を見てもまだ反対しますか?」
真由美が服部先輩に問いかける。
「いえ、あの実力も見ましたので反対しません 」
(おっ、思ったより素直だな)
「それじゃあ達也くんは私と一緒に移動しようか 」
服部先輩の了承も得たところで達也は渡辺先輩と風紀委員本部へと移動をしようとする。ちなみに俺はなにも指示を出されていない。
「あのー、渡辺先輩。俺はどうすればいいんですか 」
「俊介くんは、明日また生徒会来てくれ 」
(多分まだ、具体的にきまっていないんだろうなぁ)
「わかりました。」
「達也、俺は深雪と一緒に適当に時間を潰して待っているよ 」
このまま帰ってもよかったが、達也ならさっき使った魔法のこともある程度察しはついているだろうから、それも含めて二年前のことも説明したいしかったから達也を待つことにした。
〜深雪 said〜
この間お兄様を問い詰めて俊介さんが『黒き死神』ということは知っていた。
だから、直感だけどさっき渡辺先輩と服部先輩を倒した技と私たちを助けた技が関係あると思った。ふとお兄様の方を見ると目で「後で三人の時に聞く」と言っていた。俊介さん、あなたは何者なんですか。何故私たちを助けたんですか.....
〜深雪 said out〜
「待たせて悪かったな 」
そろそろ達也が来るだろうと思って深雪と一緒に校門で待っていると少しするとこっちに走って達也がきた。
「それでは帰りましょうか、俊介さん、お兄様 」
それからしばらくは他愛もない話をしていた。
それが落ち着くと達也が話しかけてきた。
「なぁ俊介。お前が模擬戦で使った技は一体なんだ 」
「やっぱりそれを聞いてくると思ってたよ。達也のことだからある程度予想できてるんじゃないの 」
そう言うと達也は深雪の方をちらっと見てからこたえた。
「あの魔法は深雪や母さんを助けた魔法となにか関係あるんじゃないのか 」
「さすが達也。まぁ、それぐらい気づけるって思ってたけどね。だから達也の用事が終わるまで待ってたわけだけど 」
やっぱりという顔をしている達也と真剣な顔で聞いている深雪。
「俺たちを待っていたっていうことはあの魔法の説明をしてくれるのか 」
達也がまさかという顔で聞いてくる。
「あぁ。今から説明するよ。そのかわり俺の魔法は母親以外には言うなよ 」
真剣な顔で二人が頷いたのを確認してから眼を写輪眼にかえた。
すると二人ともとても驚いていた。すると達也が恐る恐る聞いてきた。
「俊介、その眼はいったい..... 」
「この眼は写輪眼。幻術・体術・魔法を瞬時に見通すことができる。また、相手に幻術をかけることができたり相手の魔法をコピーしたりできる。一般的には魔眼に分類される 」
「じゃあ、その眼で深雪を助け、先輩たちに幻術をかけたのか 」
「その通り。深雪にかけた幻術はイザナギ。色々なリスクがあるけど全てを幻にかえることができる。そして先輩たちにかけたのが幻術 闇 」
そうやって説明していると深雪がすごい勢いで聞いてきた。
「ちょっと待ってください!今、リスクとおっしゃいましたよね。いったいどんなリスクなんですか 」
「落ち着け深雪 」
達也がなだめてくれるが深雪は聞く気満々だ。
「すまない深雪。リスクについては話すことができない。けど、必ずわかる日がくると思う。 」
そう言うと納得していない顔だが引き下がってくれた。
「俊介、幻術 闇ってどんなやつなんだ 」
「俺と眼があった人を俺の幻術世界へと意識を持っていく。それから槍を落とす。このとき槍は現実世界での自分には刺さっていないが、刺さるごとに精神力が削られていく。最悪の場合は命を落とすな 」
そう言うと二人ともとても驚いた顔をした。
「そんな危険なのを先輩たちにかけたのか 」
「ちゃんと手加減したから安心して。この術の最大の特徴は相手の脳に直接働きかけるから記憶を曖昧にできることだ 」
「それであの時二人とも記憶が曖昧だったのか 」
納得した顔で言う達也。
「その通り。以上が俺からの説明かな 」
「わかりました。お母様には言ってもよろしいんですよね 」
深雪が念押しできいてくる。
「あぁ。くれぐれも他の人に聞かれないようにしてくれよ 。それじゃあ二人ともまた明日。」
「あぁ。また明日」
「さようなら俊介さん 」
そのころとある場所では.....
「それで、決行日はきまったんですか 」
「いや、まだだよ。多分ブランシュの決行日とあわせるつもりだよ 」
悪意が学園を襲おうとしていた。
最後に出てきた二人はだれだかわかりますよね。
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