創造と破壊を司る者   作:クルシオ

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更新が遅くなって申し訳ございません。

更新が遅くなっても止めることはございませんのでよろしくお願いします。




能力告白

達也が体育館での事件を収束してから、深雪、エリカ、レオ、美月一緒に風紀委員への報告が済むまでみんなで話しながら待っていた。

 

「俊介さんは兄弟とかはいるのですか? 」

 

深雪が何気ない疑問を言ってくる。

 

「いや、俺には兄弟はいないよ。それ以前に家族が事故で亡くなっているんだ 」

 

そう言うとみんな驚いたような顔をした。

 

「!。すいません..... 」

 

深雪が申し訳なさそうに謝ってくる。

 

「良いよ、全然気にしてないから 」

 

「じゃあ、俊介くんは一人暮らししてるの? 」

 

エリカが聞いてくる。

 

「そうだよ。お金はあるし、家はあるし、一人暮らしって言っても何も不自由はしていないよ 」

 

「ふーん、そうなんだ 」

 

すると、レオが話題を変えようとしてきた。

 

「それよりさ、俊介たちは自分がこれだけは一番だとか思ってることとかある? 」

 

最初に美月が答えた。

 

「そうですね.....私は特にないですね 」

 

次にエリカが答えた。

 

「私は一番ってわけじゃないけど剣術にそれなりの自信があるよ 」

 

次は深雪が答えた。

 

「私は強いて言うなら魔法です。サイオン量ならそれなりにあると思います。俊介さんは何かありますか? 」

 

「俺はあるよ 」

 

そういった時、俺が纏う雰囲気が変わった。

 

 

〜深雪 side〜

「俺はあるよ 」

 

そう俊介さんが言った瞬間、俊介さんが纏う雰囲気がガラッと変わった。どうやらそれは、エリカ、美月、西城さんも感じているようで三人とも驚いている。エリカに至っては少し警戒をしている。

私たちの様子には気づかず俊介さんは続ける。

 

「もし、この能力の紛い物を誰かが使っていたら、つい..... 」

 

けど、途中で言うのを止めてしまった。

 

「みんな、どうしたの? 」

 

やっと、私たちの様子に気づいたようだ。すると、西城さんが俊介さんに話しかける。

 

「おい俊介、大丈夫か? 」

 

そういうと俊介さんは「やってしまった」と小さく呟いた。

 

「ごめん、ついこの事になると、少し変わってしまうんだ 」

 

俊介さんがそう言うとエリカが話す。

 

「それって、わかりやすく言えば、いつものは普通の俊介くんで、さっきのは何かの能力にプライドを持ってる俊介くんになるってこと? 」

 

「そう言うことだよ 」

 

すると、美月が俊介さんに疑問に思っていることを聞く。

 

「その能力ってなんなんですか?」

 

「ごめん、それは答えることはできない。でも、美月は紛い物じゃないから安心して 」

 

美月たちは何を言ってるか理解できていない様子だったが、私はこの言葉を聞いて俊介さんのプライドがなんなのかわかった。

それは多分、写輪眼のことだ。

私は俊介さんの写輪眼に助けられたが、俊介さんはこのままだと破滅の道を歩むだろう。力にプライドを持ってる人の典型だ。そうさせないためにも私が俊介さんを支えなきゃ。そう考えていたらお兄様が来た。

 

〜深雪 side out〜

 

 

 

今、風紀委員の仕事から帰ってきた達也と、達也を待っていたメンバーでケーキ屋に来ている。ちなみに達也の奢りだ。

レオは興味があるのか達也と今日の出来事について話している。

 

「それにしても達也、その桐原って先輩の高周波ブレードにどうやって対応したんだ 」

 

「高周波ブレードの攻撃範囲は実際の真剣と変わらないから、真剣の対処が出来るなら問題はないよ 」

 

達也がそう言うと美月は驚いている。

 

「お兄様は体術がすごいというわけではないわ。お兄様、キャストジャミングをお使いになったでしょ 」

 

深雪が自信を持って達也に言う。

 

「えっ、でもあれって何か特殊な石がいるんじゃないの?

えっと 」

 

エリカが固有名詞を思い出せずに悩んでいると。

 

「アンティナイトよ。でも、達也さん、あれってとっても高価なものだったと思うんですが 」

 

美月がエリカのフォローをした。すると達也が

 

「いや、アンティナイトは持ってはないよ。だいいちあれは軍事物資だからね 」

 

そう言うと美月は困惑した様子になる。

 

「えっ、でも今キャストジャミングを使ったって 」

 

すると達也はテーブルに乗り出して声を潜めて三人に

 

「この話はオフレコで頼みたいんだけど、俺が使ったのは『特定魔法のジャミング』なんだよ 」

 

と言った。それから達也による三人への説明が始まった。

 

「つまり、自分で魔法を作り出したってことだよね 」

 

一通り説明を終えてからエリカが確認のために達也に聞く。

 

「あぁ、くれぐれもオフレコで頼むぞ 」

 

達也が念をおす。

 

「それにしても自分で魔法を作り出すなんてすごいですね 」

 

美月は感心している。

 

「どちらかと言うと作ったというより偶然見つけたっていう方が正しいかな 」

 

するとエリカが突然

 

「じゃあ次は俊介君のあの魔法について教えて欲しいな 」

 

と俺に言ってきた。俺はどの魔法のことを言われているかわかったがとぼけているふりをした。

 

「俺の魔法ってなんだよ 」

 

「一科生ともめた時に一科生のCADが石ころに変わった魔法のことだよ 」

 

と、エリカは言ってきた。すると、横から

 

「あー、あれ俺も気になってたんだけど、あれって俊介がしたのか 」

 

レオが話しかけてきた。

 

「いやいや、なんで俺って断言できるんだよ。証拠も何もないだろう 」

 

「まず、普通に考えてこの馬鹿はないでしょ 」

 

と、レオをさしていった。それにレオが言い返そうとしたが、エリカは話を続ける。

 

「美月はあんなことする性格じゃないしね。達也くんは普通、キャストジャミングで防ぐでしょ。それに深雪は達也くんと俊介くんの後ろにいたしね。あの距離から魔法をうったら二人に当たっちゃうしね。きわめつけは、あの時俊介くんの何かボソッと言ってたしね 」

 

エリカが、自分の推測を聞いてヤバイと思った俺は達也に助けを求めたが目をそらされてしまった。それで、仕方なく話すことにした。一応テーブルの周りに認識阻害と防音の結界を張っておく。

 

「見事だよ、エリカ。確かにあれをしたのは俺だ 」

 

と、俺が言うとエリカはやっぱりという顔をした。

 

「まぁ、説明すると、あれは『転移魔法』だよ 」

 

そう言うと美月がこう言ってきた。

 

「そんな魔法ありましたっけ 」

 

「いや、これは俺が生まれつき持っている魔法なんだ。だから他の人は使えないと思うよ 」

 

「じゃあ、そんな魔法があればどこでもいけるじゃねえか 」

 

と、レオが言ってきた。

 

「いや、そんな便利なものじゃないよ。使うごとに体力とサイオンを使うし、転移できる距離が決まっているからね 」

 

「少し不思議に思ったんだけど、あれだけの人数のCADを

全て転移させる能力と、サイオン量があれば一科生になれたんじゃないの 」

 

と、エリカが疑問に思ったのか聞いてくる。他の二人も頷いている。

 

「俺は全員ってわけじゃないけど一科生が嫌いだからね。それにニ科生の方が楽しそうだっしね 」

 

俺がそう言うと驚いている。

 

「世の中には変わった人もいるんですね 」

 

と、美月が言ったが無視する。

 

「まぁ、これがあの時使った魔法だよ。エリカもこれで納得した 」

 

「うん 」

 

そうエリカが言ったのを聞いて美月が

 

「もう遅いですし、この辺でお開きにしませんか 」

 

と言った。それにそれぞれが同意して今日はお開きになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




感想、アドバイスなど、お待ちしております。

また、活動報告の方で能力変更のお知らせをしております。何か意見がある方はそちらにお書きください。
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