創造と破壊を司る者   作:クルシオ

9 / 16
今回は主人公が後半は空気ですね。


新しい出会い

「なんというか面白いね、達也。」

 

「笑うところじゃないだろう。」

 

講堂に入ってみると既に半分以上の席が埋まっていた。

別にどこに座ってもいいのだが、目の前には面白い光景が広がっていた。

それは、前半分の席には一科生が座り、後ろ半分の席にはニ科生と、綺麗に分かれて座っている。

 

「 どうする達也、前の席に座る?」

 

「いや、あえて逆らって目立ちたくないから後ろに座ろう。」

 

適当に座れるところを見つくろって座った。

 

「暇だね。」

 

「あぁ、あと20分ぐらいあるな。」

 

そう話している時

 

「あの、お隣空いてますか?」

 

と、声をかけられた。

 

「どうぞ。」

 

別に断る理由もなかったので頷いた。

 

「あの、私は柴田美月っていいます。よろしくお願いします。」

 

突然自己紹介された。

 

「神矢俊介です。よろしく。」

 

「司波達也です。よろしく。」

 

そう自己紹介すると、また、声をかけられた。

 

「あたしは千葉エリカ。エリカでいいよ。よろしくね、神矢くん、司波くん。」

 

神矢は原作知識があるので、あまり警戒はしていないが、

達也は

 

(千葉か.....また数字付きか。)

 

と考えていると神矢から声がかかった

 

「みんな、そろそろ式が始まるよ。」

 

そのこえを機に話を止めて前を向く。

 

 

式が始まった。

 

『続いては新入生総代 司波深雪の答辞』

 

深雪の答辞が始まる、

 

「ねぇ、達也。結構答辞に際どいフレーズが入っているね。」

 

原作知識で知っていたが、あえて達也に言う。

 

「あぁ、でもあんまり問題はないみたいだ。」

 

達也の言う通り一科生、ニ科生ともに深雪の見惚れていた。

 

 

その後、式は無事に終わり次はIDカードの交付だ。

 

「みんな何組だった?」

 

エリカが聞いてくる。

 

「俺はE組だ。」

 

「俺もだ。」

 

「私もです。」

 

神矢、達也、美月の順番で答える。

 

「やった!私もE組!同じクラスだね。」

 

エリカがたいそう喜んでいる。

 

「みんなはホームルームに行く?」

 

また、エリカが聞いてくる。

 

「悪い。俺は妹と待ち合わせているんだ。」

 

達也が答える。

 

「えっ、司波くん妹いるの。司波くんの妹ならさぞかし可愛いんじゃない。」

 

これに対してどう答えていいのか迷っていると

 

「それってもしかして、新入生総代の司波深雪さんですか?」.

 

と、美月が聞いてきた。

 

「あぁ、そうだよ。」

 

「えっ、じゃあ、双子なの?」

 

「よく聞かれるけど、俺が四月生まれで、妹が三月生まれだから双子じゃないよ。」

 

「ふーん。」

 

なにかエリカが難しそうな顔をしている。

 

「それにしても、よくわかったね司波なんてそんなに珍しい苗字でもないのに。」

 

達也が少し顔を変えて聞く。

 

「いえ.....ただお二人のオーラがとてもよく似ていたので。」

 

(やはり霊子放射光過敏症か.....)

 

と、達也は確信した。

 

「それにしても本当に目がいいんだね。」

 

その言葉にエリカが食いついてくる。

 

「えっ?でも、美月はメガネを掛けているよ?」

 

「よく見て。柴田さんのメガネには度がはいってないだろ。」

 

美月は固まってしまった。

 

そこで、タイミングよく

 

「お兄様、お待たせ致しました。」

 

と深雪が声をかけてきた。

 

「早かったね。」

 

と、達也が応える。

 

「お兄様、その方々は?」

 

「神矢俊介、柴田美月さん、千葉エリカさん。

同じクラスなんだよ。」

 

「俺だけ呼び捨て.....」

 

空気化していた神矢がボソボソ言っているが無視する。

 

「早速デートですか?」

 

誰もが見惚れる笑顔だが、目が笑っていない。

 

「そんなわけないだろう。そもそも俊介がいるんだぞ。」

 

と言いながら、達也が目に軽い非難の色を乗せると、

 

「はじめまして、神矢さん、柴田さん、千葉さん。司波深雪です。よろしくお願いします。」

 

と自己紹介をした。

 

「こちらこそよろしく。あと、俺のことは神矢でいい。」

 

「よろしく。あたしのことはエリカでいいわ。」

 

「こちらこそよろしくお願いします。あと、私のことは美月って呼んでください。」

 

神矢、エリカ、美月の順番で自己紹介する。

 

なにやらエリカと深雪は打ち解けたようだ。

 

「深雪。生徒会の方々の用事は済んだのか?まだなら、適当に時間を潰しておくぞ。」

 

後ろに立っていた生徒会を見て達也が聞く。

 

「大丈夫ですよ。」

 

後ろから返答がくる。

 

「今日はご挨拶だけですから。あと、深雪さんとよんでもいいかしら?」

 

「はい。」

 

神妙な表情で答える深雪。

 

「では、また日を改めて。」

 

と、真由美が去ろうとしたら後ろに控えていた男子生徒が横槍を入れてきた。

 

「しかし、会長.....」

 

「予めお約束してませんでしたし、別の用事があるならそれを優先すべきでしょ。」

 

と言って、男子生徒を目で制すると

 

「それでは深雪さん、神矢くん、司波くん。またゆっくりと。」

 

と言って立ち去ってしまった。

男子生徒は舌打ちをして去っていった。

 

「達也、俺らなんか目をつけられるようなことした?」

 

神矢が聞く。

 

「いや、なにもしてないな。」

 

「すいません、お兄様、神矢さん。」

 

深雪が謝ってくる。

 

「別に気にしなくてもいいよ。」

 

神矢が応える。

 

「そうだ!せっかくだからみんなでお茶して帰らない?

ちょうどいいケーキ屋さん見つけたんだ。」

 

「いいわね。お兄様も行きましょう。」

 

「わかった。」

 

「いいですね。」

 

「いいね。」

 

深雪、達也、美月、神矢の順番言う。

 

「じゃあ、決まりね!それじゃあ行こうか。」

 

そうして、五人はケーキ屋へと向かった。

 

 

 




感想大募集です!

評価の方もよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。