え?こっちより先にもう一つの方のISの続き出せって?
書いてる途中だよ('ω')
嘘じゃないよ!ホントだよ!\(^o^)/
この作品のシリアスさんはラーゼフォンが出てから本気出す予定。
自分の思考回路では最初から最後までギャグ無しとか不可能という結論に達しました。
普段はギャグ方面でよいしょよいしょにシリアスぶっこむ感じでやってきます。
自分の作品を見ている暇人達よ!これを見て暇を潰すのです!
え?もっと長くないと暇を潰せない?
アレです、別の人の作品を是非見てください。
綾人と一夏は休み時間に集まり、相談していた。
「授業が全然わからないんだけど……」
「僕、気が付いたらここにいたんだけど……」
「流石親友、同じだな!」
「同じなのかな?というか、千冬さんにバレたら……」
「ぅ……」
「「ど、どうしよう……」」
二人は青い顔をしながら落ち込んでいた。
そこへ近づく女生徒が一人。
「少しいいだろうか?」
「ん?あ、箒か?」
「え?箒さん?一夏に惚―――」
「フン!!」
「ごばっ!?」
「綾人ぉぉぉぉぉ!?」
顔面への腰の入った見事な右ストレートがクリーンヒット。
綾人は顔を両手で押さえながら床を転がる。
綾人を殴って、少し顔を赤くした女生徒の名は
一夏と綾人が小学生の頃よく一緒にいた、幼馴染的な女子である。
「いきなり何するんだ箒!?」
「私は悪くない!!そいつが余計なことを言うからだ!!」
「は?余計な事?言う前に殴ってんじゃん」
「うるさいうるさいうるさい!!」
箒は一夏に惚れており、綾人はそれを知っていてよく二人っきりにするなど、恋の手助けをしていた。
が、女子の羞恥心の前にそんな過去の善行など塵に等しいのだった。
「なんか、僕こんなんばっかり……」
「貴様が悪い!」
「ま、まあまあ、折角クラスメイトになったんだし仲良くしようぜ?な?あ、そうだ。剣道の全国大会優勝おめでとう、箒」
「んな!?な、なんで知っているんだ……」
「新聞の端っこにのってるの見て凄い嬉しそうに報告してきたよ。三時間ぐらい褒め続けてたかな?」
「う、ぐ……うるさい!」
「イタイイタイイタイ!?報告しただけじゃん!?」
顔を真っ赤に染めながら綾人をポカポカ殴る箒。
ポカポカと言ったが、かなり力が込められた強攻撃である。
それを眺める一夏が爆弾発言。
「ホント仲良いよな綾人と箒って。昔っからよく二人で話してるし」
「バ、バカ!?そんなこと言ったら―――」
「い、一夏の大馬鹿者がぁぁぁぁぁ!!!!!」
「へ?おがっ!?」
「何で僕まへぶっ!?」
強烈なフックを貰った二人は倒れ、箒は鼻を鳴らして自分の席に着いた。
ノックアウトされた二人はチャイムが鳴る前に何とか席に着く。
「一夏……いつか刺されろ」
「なんでだよ!?」
◇◇◇
「わからないことがあったら何でも聞いてください!先生ですから!」
綾人は山田先生にそう言われ、こんなに笑顔が憎いと感じたのは初めてだと思った。
授業が始まり、綾人と一夏は全く内容が理解できていなかった。
それもそのはず、男である限りISについて詳しく知ろうとするのは整備や開発に関わる者ぐらいだ。
あとは誰でも知ってることを軽く覚える程度。
そんな状況で授業をしても理解できるはずがなく、二人揃って頭を抱えていたところ山田先生に見つかり、先ほどの宣言である。
綾人はどう答えるべきか悩んでいると、一夏がサラッと爆弾発言をした。
「さっきの授業でも言いましたがほとんど全部わかりません!綾人も同じはずです!」
「えっ!?……えっと、他にわからない人はいますか?」
綾人は悩んだ。
盛大に悩んだ。
何故なら、一夏と千冬の二人が見つめてきたからだ。
その目は語っていた。
一夏は「お前も仲間だよな、親友!」と。
千冬は「まさか、わからないなんてことないだろうな?」と。
一度目を閉じ、カッと開いて宣言。
「僕もわかりません!」
「寝言は寝て言え」
ズパンッ!!と出席簿が炸裂する!
綾人はなんとか言い訳を絞り出す。
「IS関係がさっぱりです」
「入学前に必読の参考書が届いているはずだぞ?」
「参考書?」
綾人は記憶を辿るが、そんなものを見た記憶は無い。
首を傾げていると、一夏が手を叩いて言った。
「そう言えば綾人の家に遊びに行ったとき、綾人が出掛けてる間に届いてたな」
「……で、どこに置いたの?」
「新しい電話帳だと思って古い電話帳と入れ換えたな」
「き、気づけるわけないじゃん……」
「で、お前はどうした?」
「古い電話帳と間違えて捨てました!」
「この馬鹿者が」
絶賛落ち込み中の綾人の隣で、一夏が教育的指導をされる。
「まったく……放課後までには再発行しておいてやる。三日以内に内容を覚えておけ」
「「そんな無茶な!」」
「オ・ボ・エ・ロ」
「「ハッ!この命に代えましても!!」」
授業が終わり、綾人と一夏は黒板を眺めながら黄昏ていた。
そんな二人に近づく一人の女生徒。
「そこのあなた達、ちょっとよろしくて」
「んぁ?」
「えっと、何かな?」
「まあ!なんですのその気のない返事は!このわたくしセシリア・オルコットに声をかけられたのですから、もっと喜ぶ場面ではなくって?」
「すまん、自己紹介聞いてなかった」
「ごめん、自己紹介とか何の話か分からない」
「……ま、まあ、そちらの方は良いですわ。ですがあなた!聞いていなかったとはどういうことですか!!」
死んだ魚の目の綾人から視線を晒し、ビシッと一夏を指さす金髪女生徒。
一夏は思った、人を指さすなよ、と。
「イギリスの代表候補生であるこのわたくしと同じクラスになっておいてその態度!本来ならもっと泣いて喜ぶべきところなのに、自己紹介すら聞いていないとはどういうことですの!!」
「代表候補?綾人、代表候補って何かわかるか?」
教室内の空気が凍った。
一般常識を知らない自称一般人に出会った時のような空気である。
「一夏……確かに僕だって勉強してないから詳しくは知らないけど、大体わかるでしょ?国家代表の候補生、つまり国の顔になる可能性を持ったエリートってことだよ」
「なるほど!言われてみるとその通りだ!」
「そう!そちらの方の言うようにエリートなんですわ!だからこそ同じクラスになった幸運をもっと噛み締めていただきませんと!」
「そいつはラッキーだな」
「あ、あなた馬鹿にしていますの!?この―――」
なにかを言おうとした女生徒を遮る様にチャイムが鳴る。
ギリッと歯を鳴らして女生徒は一夏を指さす。
「また後で来ますわ!おぼえてなさい!!」
一夏は思った、だから人を指さすなよ、と。
そんなこんなで本日最後の授業が始まる。
織斑先生が教壇に立っていざ授業というタイミングで、連絡事項が入る。
「そういえばクラス代表を決めていなかったな」
「千ふ、じゃない……織斑先生、クラス代表ってなんですか」
「クラス委員長の様なものだ。一年間は継続してやってもらう。自薦他薦は問わない、誰かいるか?」
一夏はめんどくさそうだな~と考えていたが、綾人は気づいた。
あ、これ絶対僕と一夏が推薦されるわ、と。
「はいはいは~い!織斑君がいいと思います!」
「私も織斑君がいいです!」
「神名君もいいと愚考します!」
「むしろ二人ともがいいです!」
「
「織斑と神名か……他にはいないか?」
「はい先生!やりたくないです!」
「却下だ」
「じゃあ僕は代表候補のオルコットさんを推薦します!」
「オルコットか……他にはいないか?」
織斑先生が教室内を見渡し、それ以上推薦される者がいないのを確認して頷く。
「推薦者三名ならくじ引きか何かできるか」
「少しお待ちになってください!!」
織斑先生が適当にクラス代表を決めようとした時、セシリアが待ったをかける。
席から立ち上がり、一夏を指さす。
「クラス代表は実力トップがなるべきはずですわ!そしてそれはわたくしをおいていないはず!それを珍しいからと極東のサルにやらせるなど断じて認められませんわ!!ま、まあ、わたくしの実力をしっかり理解してる方もいるようですが」
セシリアは一夏を指さしながらチラチラと綾人を見る。
そして一夏はキレた。
極東のサルと呼ばれたことよりも、三度も指をさされたことに。
「人を指さすなんてマナーがなってないぞ」
「なっ!?言ってくれますわね……」
「ハッ!いくらでも言ってやるさ!人を馬鹿するのが英国のマナーってか?野蛮な国だよな!」
「わたくしの祖国を馬鹿にしますの!?極東の島国のサルごときが!!」
一夏とセシリアはお互いに青筋を浮かべながら睨み合う。
綾人という大抵の問題を何とか出来てしまう人物が幼馴染にいたからか、意外と些細なことで問題を起こすようになっている一夏。
一夏の友人達の共通認識で、一夏がなにかしたら綾人へ、というのがある。
綾人本人からすると迷惑以外何ものでもないのだろうが。
「やめんか馬鹿ども」
「だけど千冬姉!」
「ですが織斑先生!」
「ふぅ……なんとかしろ神名」
「えぇ!?なんで僕が……」
そう言いつつもどうすれば二人を収められるかを考える綾人。
ある程度頭の中でどうするか決めて言葉にする。
「えっと、オルコットさんは専用機持ちなんですよね?」
「当然ですわね!それにISランクはAですし、入試時には相手役の教師を唯一倒してますわ!!」
「あ、うん。ISランクは別にいいし、一夏も倒してるよ」
「え?……ア、アナタも倒してますの!?私だけでは!?」
「女子ではってオチじゃないのか?」
「むぐぐ……神名さんはどうなんですの!?」
「いや、その、僕の相手は、織斑先生だったから……」
「……ISランクがどうでもいいとはどういうことですの?」
「えっと、代表候補生ならISランクがAなのは当たり前だとして、織斑先生がISランクAだろうがCだろうが気にすると思えないっていうのと、ISランクが高いから低いランクの人に勝って当然って考えて油断して負けるっていうことがあるかもしれないから、ここの生徒になったからには忘れた方がいいかなって」
「……なるほど、理にかなってますわね」
綾人の見立てではセシリアは一を聞くと十を説明するタイプなので、今回の様に何故ISランクが必要ないのか理由をしっかり教えれば理解してくれる、そう思っていた。
事実、少し悔しそうにしながらも納得してくれている。
ちなみに、今綾人はかなり言葉を選んで喋っている。
仲裁すべき二人と教育的指導に躊躇いのない教師を納得させなければいけないからだ。
今現在胃がキリキリしていたりする。
「織斑先生、多分ですけど一夏に専用機って来ますよね?何時頃来そうですか?」
「相変わらず鋭い奴だな……遅くとも一週間後の月曜だな」
「なら、一週間後に僕を含めた三人の総当たり戦で一番勝ち星の多い人がクラス代表でいいんじゃないかと」
「まあ、世界で二人だけのIS操縦者で織斑先生の弟なのですから、専用機を持つのは当然ですわよね……ですが、専用機の慣らしもせずにやるつもりですの?」
「そうだそうだ!素人にぶっつけ本番とか舐めてんのか!」
「……一夏の性格的になんで練習してるのか忘れてのめり込むだろうから、時間を置かずにすぐ始めた方が二人の問題解決に良いと思ったからだよ」
「確かに忘れそうだわ」
「それなら仕方がありませんわね」
「一週間後にアリーナを使ってクラス代表を決定する、ということでよろしいでしょうか?」
「いいだろう」
織斑先生の言葉を聞いて、ホッと息を吐いて肩の力を抜く綾人。
一夏に専用機が渡されると聞いてクラスメイト達がざわめいているが、織斑先生が手を鳴らすと静かになる。
「それでは、クラス代表が決まる一週間後までは、代理として神名をクラス代表とする。わかったな」
「ぇ?」
『はい!』
「もう綾人で本決まりしてもいいと思うけどな~」
「まあ、神名さんなら問題ないと思いますわ」
「ちょ!?」
パチパチと嬉しくない拍手が綾人に注がれる。
異議を申すために立ち上がろうとした綾人に織斑先生の眼光が貫く。
過去のトラウマが走馬灯のように過ぎ去り、項垂れることしかできなかったのだった。
「それでは授業を始める」