東方西行桜   作:サクヤビメ

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皆様、休日をいかがお過ごしでしょうか。

僕はその・・・元気ですw



本編どうぞ


第三話 異常な修行

 朝目覚めてから夜寝るまでぶっつづけで修行という名の虐待を受けている。

心が安らぐのは飯のときだけだしかしその飯ですら自分で調達しなければいけない。

しかし妖怪の山は食材がおおい。キノコやきのみ、食べれる草に魚に動物

食べ物に困ることはそうない。それに最近、仲良くなった河童が魚をくれる。

 

「光忌、今日もさかなとってきたぞ。あと相撲やらないか?」

 

「いつも助かる。疲れてるんだ勘弁してくれ」

 

 そんないつものやりとりをしてから、食事をとる。

今日はこんなことがあったなどと愚痴をいつも聞いてくれるいい河童だ。

こんなつらい修行は同情してくれる人でもいないとやってられないのだ。

 

「今日は投げ飛ばされたよ。天狗になった気分だった。

地面に落下したときはさすがに死にかけたし次は三途の川を渡るかも。」

 

「それはご苦労さん。なんせあの鬼とやってるんだ。気の弱い河童や天狗なら

目の前にしただけで白目むいて倒れるよw」

 

そのにとりもまた勇義さんを目の前にして倒れたわけだが・・・

しかも泡吹いてたし。それはまあ言わないでおこう。

 

「あやややや! 光忌さんじゃないですか、今日も生きてたんですね。」

 

彼女は烏天狗の文だ。にとりとは旧友らしく勇義さんの前で仲良く泡を吹いたやつ。

 

「文じゃないか。また上司にでもこき使われてんのか。」

 

「ほんとですよ。部下を道具扱いですよ。」

 

「文も大変そうだな。」

 

そんなたわいもない会話をするのが最近の日常となっている。

 

「さてそろそろ死ににいってくるよ。」

 

「生きて帰るんだぞ!」

 

楽しい食事を終えて、修行へと戻る・・・・・・・

 

 

 

「はじめるぞ。」

勇義さんのその一声で修行は始まる。

目にもとまらぬ速さで一気に間合いを詰める。そして切り抜ける。

しかし空しくも刃は空を斬る。

 

集中力を高めて相手の居場所を探る。

肌の感触、音、そして勘だ。思い切って左を両断する。

 

間一髪のところでまた避けられる。

いちいち気にしている暇はない。次の攻撃に備える。

 

背後に気を感じ取り、急いで振り向く。

だがしかし、とても斬ることができる間合いではない。

勇義さんは俺のおでこにむかってでこぴんを放つ。

人間のでこぴんならまだしも、鬼のでこぴんだ。かなり吹っ飛んだ。

受身をとる暇もなく木の幹に無防備なままつっこんだ。

 

ドスッ

 

鈍い音がした。

固いものと固いものがぶつかる音だ。

いままでなら、ここで気絶していつも通り三途の川の手前までいくだろう。

けど、こんな修行を毎日やっていれば馴れる。

 

「まだ・・・まだ終わらない。」

 

「だいぶ丈夫になったな。これも修行の効果か。」

 

いつもの倍以上の速さでこちらに近づいてくる。

思わず、くるであろう攻撃に対して身構えをした。

 

その守りも砕かれ宙へと浮かぶ。

あぁ、今日も月がきれいだな。そんなことを思いながら地面へと落ちていった。

 

 

 

 

 

「ありゃ、またきちまったのかい。」

 

もう聞きなれた声が聞こえる。どうやらまた三途の川のようだ。

 

「あんたも大変だね。あたしも昨日は映季様におこられちまったよ。」

 

「小町にかぎっては自業自得だろ。またサボったんだろ。」

 

彼女は小野塚小町といって死神である。

死者を彼岸まで運ぶ仕事をしているのだが、よくさぼっている。

 

「近々、閻魔様にもお会いすることになりそーだ。」

 

「そりゃ、大変だ。ほらさっさと戻りな。」

 

意識が戻る。勇義さんほど強くなるにはまだまだ時間がかかりそうだ。

 

 

 

 

 

 

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