秋といえば秋姉妹!!!!
本日は秋姉妹の初登場でございます。
妖怪の山にも秋がやってきた。
山全体が燃えるような赤や橙に染まっている。
とてもも風情をかんじる美しい山であり、俺が住んでいた西行邸からも見える。
幽々子も今頃この山を見ているだろうか・・・
ひとりでそんなことを思う。
久しぶりに今日は休憩としよう。霊力制御もだいぶ馴れはじめたし、
たまには体を休めなければ、限界がきてしまう。
そんな言い訳を自分にしながら、河童のいる川へと向う。
川面に楓の葉が揺れている。
秋の空気を肺いっぱいに吸い込んで叫ぶ。
「にとりー!遊びに来たぞ!!」
水柱があがる。
「よくきたな盟友よ。」
と無邪気な笑みをこちらに向ける俺の友人川城にとり。
「今日も元気そうだな。実は今日は修行はなしなんだ。だから山を案内してくれないか?」
「もちろんだ! そうだ文も呼ぼう。」
「はい。呼ばれて参りました。」
相変わらずの速さで登場したのは鴉天狗の射命丸文。
自称、最高最速の天狗で、自信満々にいうだけあってその速さは異常なまでに速い。
俺が霊力制御を使えば文にも追いつけるかな?
「秋といえばあの二人にあうしかないね。」
とにとりがいう。あの二人とはだれだろうか。
妖怪の山だし、秋に関わる妖怪かなにかだろうか?
「秋の神様なんですよ。」
と文が補足する。秋の神様?神様ってそんな会おうと思ってあえるものなのか?
「さて、いきますか。」
俺とにとりと文との秋の妖怪の山廻りがはじまった。
どうしてこうなったおいもう疲れたんだが。
普通に歩くのならば大して疲れないだろうが、何故か俺は全力でダッシュしている。
「光忌さん危ないですよ。もっと速く走ってくださーい。」
「盟友よ。頑張ってくれ!」
原因はにとりが作った自動走行機とかいうもので、四つの車輪がついたからくりだ。
にとりはこういった工作が得意だが、大体故障する。
今回も故障してブレーキがかからないようだ。速度はどんどん上がっている。
「くそ! こうなったら!! 霊力制御・・・・・鬼人化!!!」
全身に赤いオーラを纏う。
あまり長い時間は使えないが、それでも身体能力はいつもの数倍へと跳ね上がる。
その速さは音速をも超える。
ただその使える時間というのがまだ、不安定でして・・・
「だいぶ、距離が開いたみたいだな。ん?うわぁあああああああ。」
制御が途切れる。けど速さは変わらない。制御難しい。・・・オワタ。
そのまま岩へとつっこんでいく。このままいったらぺしゃんこになるぞ。
岩をぎりぎりまで引き付ける。まだ。まだだ。まだまだ。
「霊力制御・・・・・・精霊爆発!!!」
外部に莫大な霊力を放つことによって起こる爆発を利用した技だ。
それでなんとか真正面からの衝突だけは回避することはできた。
「大丈夫ですか?」
「あぁ。大丈夫ですよって、だれですか!?」
そこには橙色の衣服に身を包んだかわいらしい女の人が二人たっていた。
「あの。あなたたちは?」
と、名前を聞いた。
「私は紅葉の神、秋静葉。そしてこっちが豊穣の神、秋穣子よ。」
どうやら、彼女達がにとりと文がいっていた神様のようだ。
けど、本当に普通に神様っているんだな。神様とお会いするのは初めてだ。
「お会いできて光栄です。魂魄光忌といいます。まだ修行の身ですが、剣士です。」
「噂の剣士さんね。わたし達もあえて光栄です。」
噂の剣士さんって俺そんな有名人なの?
「あのー俺ってそんな有名なんですか?」
「鬼に稽古をつけてもらう人間なんて珍しいもの。」
正しくは半人半霊だがまぁそこはいいか。
「ッーーーー!ヨケテーーーーーーー!」
「ん?」
なにか聞こえた気がしたけど気のせいかな?
「盟友ーーーーー!避けてーーーーーー!」
「え?」
暴走した自動走行機とぶつかる。
そして、宙へ舞う。
ドォオオォオオオオオオオオオオオン!
「えぇ大丈夫ですか!?」
と心配そうに駆け寄る静葉さん。
「どうしよう・・・」
動揺を隠せない穣子さん。
「あやややや。大丈夫ですか光忌さん!」
慌てふためく文。
「心配しなくても、盟友は丈夫だから!!」
何故か自信気にいうにとり。おいにとりおまえだけは許さん・・・ぞ・・・