ヤス(偽)のバスケ   作:パズドラー

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あかん・・・頭が痛い


面接のヤス

あれから一年が経った。俺はあれからも錦さんたちと共にストリートでバスケを続けており変わったことは一応あった。

一つは錦さんたちのチームに入れてもらって試合をしたことだ。流石に相手もストリートを長年やってるだけに俺も1on1では苦戦した。その試合中に一回ダンクに挑戦しようとしてリングに当たって自分が弾かれて錦さんに爆笑されたのは今思い出すだけでもむかつく。その後に錦さん自身がダンクを決めたのだからなおさらだ。

二つ目は俺の身長が伸びて錦さんたちとのミスマッチがなくなったことだ。このミスマッチが無くなったのは予想以上によかった。錦さん相手には無理だが原さんとだとリバウンド勝負ができるようになったのだ。・・・まぁ錦さんには俺ら二人係でも吹き飛ばされるんだけどな。

まぁそんなこんながあって現在俺は大仁多高校へときている。

 

「37番の受験者、面接室へときてください。」

 

大仁多高校の先生に呼びかけられて俺は面接室へと向かった。

到着して気持ちを整理してから二回ノックをした後に扉を開ける。

 

「失礼します、受験者番号37番町永 安です。」

 

俺が入るとそこには3人の面接官がいた・・・いや、面接官と呼んでもいいのかわからないのが現状なのだがとりあえず3人いた。

真ん中に座っている人は十中八九面接官だ。だって胸元に名札がぶら下がってんだもん。まぁこれはいい、いいのだが残り二人が問題だった。

明らかに高校生なのである。なんだ、この学校は在学生に面接官をやらせるのか?と思いつつも座ってくださいと言われたので素直に座っておくことにした。

 

「まぁなんだ、まずは自己紹介からしとこうかヤス君。私は大仁多高校のバスケ部で監督をさせてもらっている金岡 誠次というものだ。そして隣の二人が」

 

「大仁多高校バスケ部で主将を務めさせてもらっている小林というものだ」

 

「同じくバスケ部で2年の笠 祭(かさ まつり)だよ」

 

真ん中の人が監督で右側が祭さん、左側が小林さんらしい。小林さんと祭さんは体ががっしりとしており、大仁多のバスケ部なんだと実感させられる。

 

「君は錦からの特別推薦という形で取らせてもらった。正直言うとわがチームは全国を常に目指している・・・が小林とは違う存在が必要だった。なんだかわかるかね?」

 

俺は錦さんから見せてもらっていた大仁多高校の試合を思い返し気づく。

 

「圧倒的な攻撃力を持った得点屋(スコアラー)ですか?」

 

俺の答えを聞いた監督は笑顔で頷いた。

 

得点屋(スコアラー)といえば小林もそうなのだが小林のプレイスタイルではなかなか点をガンガン取りに行くということはできない。そんな時に現れたのが君というわけだ」

 

「いやぁそれほどでも」

 

俺は監督の言葉を聞いてつい照れてしまった。

 

「「「(あ、こいつの扱い方わかったわ)」」」

 

こんなことを目の前の三人に思われているのも知らずにヤスは照れていた。なんともチョロイ男である。

 

「ま、まぁ大仁多を選んでくれるのであれば悪いようにはしない。ぜひ入ってくれ」

 

「はい、わかりました!それでは失礼しました」

 

ついに大仁多入学が決まったぞ!ヤスは嬉しさを抑えるためにいつものストリートへと足を向けていた。

 

 

――――――――――――――

 

「それでどうだった?あの子と初めて会った感想は」

 

「そうですね、見た目は好青年でした。けど中に獰猛な狼を買っている・・・そんな感じでした。」

 

「俺もそんな感じがしたかなー?」

 

金岡は二人の言葉を聞いて言葉を漏らす。

 

「さてこの選択が吉と出るか、それとも凶とでるか。指導者としても気が抜けんな」

 

「大丈夫ですよ監督。主将の誇りにかけて、あいつを導いて見せます」

 

小林の発言に監督は心配するのは杞憂だったと思い返されるのだった。




早くバスケの試合の描写を書きたい(切実)
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