日韓戦争 対馬沖海戦   作:ヤマト2015

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なんとか今年中に投稿できました。
航空戦です。

ジパングネタを入れてみました。



第4話

目の前の光景を見なければおそらく隕石か何かが墜ちて来るのではないかと思うような轟音が響いていた。

 

韓国艦隊旗艦 金 忠善

 

朴「攻撃隊全機発艦!!」

 

韓国艦隊の軽空母2隻から次々とF-35Bが発艦していく。

総数で30機。1隻につき15機づつ、全体の半分である。日本艦隊を叩くには充分な数である。

更に…

 

副官「空軍より連絡が来ました。10分後にF-15K戦闘機隊が14機合流するとのことです」

 

朴司令官は空軍にも部隊の派遣を要請しこれを受けた空軍司令部は攻撃隊の援護として制空装備のF-15を派遣した。

 

朴「よし、先手は我等が取った。後は倭奴の艦隊が殲滅されたという報告を待つのみ…」

 

このとき彼の中では既に勝利は決定したものと確信していた。

後に、生き残った乗組員の証言によると、彼は終始日本艦隊の実力を過少評価している発言をしていたとされている。

 

朴(これで倭奴の艦隊を殲滅し対馬奪還作戦を成功させたあかつきには私は英雄としてソウルを凱旋することになる。そうなれば昇進も思いのまま、いや、それどころか大統領の椅子すらも夢ではない)

 

そのような野望を朴は抱いていたが、この後彼はその野望どころか自らの命が潰えることになることをまだ知るよしもなかった。

 

 

同時刻 日本艦隊旗艦 大和

 

秋山「東郷司令、雲龍より暗号受信、『英雄ハ矢ヲ放ッタ』です」

 

東郷「よし、全艦戦闘配置! 豊臣に通信、『英雄たちのおもてなしを開始せよ』以上だ」

 

英雄とは無論韓国艦隊のことを指す。そして豊臣とは第一艦隊の航空母艦赤城のことを指す。

韓国艦隊の旗艦がかつての豊臣軍から寝返った武将の名前から取られたことを考えると皮肉である。

 

空母赤城 艦橋

 

艦長「迎撃隊、発艦開始!」

 

赤城のカタパルトからF-3B震電が次々と発艦していく。

10分とたたずに迎撃隊40機が赤城から飛び立った。

 

旗艦大和

 

秋山「迎撃隊、全機発艦完了しました。しかし宜しかったのですか?艦載機を全て迎撃に振り向けてしまって…」

 

秋山が懸念とするのも無理はない。今回の迎撃には赤城に搭載されていたほぼ全ての戦闘機を充てている。

敵が間髪いれずに第二次攻撃隊を放ってくれば、迎撃隊は弾薬がつき、最悪エアカバー無しでの対空戦闘を余儀なくされることとなるのだ。

しかしその秋山の懸念も東郷は 首をふった。

曰く、敵艦隊は最初の一撃で勝負をかけてくる可能性が高い。それならばその最初の一撃を叩き、出鼻をくじくのが得策であるというのだ。

 

東郷「なーに、大丈夫だ。アイツらならちゃんとやってくれるさ…」

 

そう言って彼は飛び立った迎撃隊を見つめていた。

 

迎撃部隊隊長機

 

柴神「何度見てもやはり壮観の一言であるな…」

 

迎撃隊の隊長 柴神 良平(しばがみ りょうへい)一等海尉はそう言って眼下の艦隊を見降ろしていた。

 

空母赤城を中心とした輪形陣を形成する艦隊が洋上を駆ける姿はまさに圧巻の一言につきるだろう。

ここで遅まきながら日本艦隊の編成を紹介する。

第一艦隊は16隻の艦船が4個戦隊に別れて構成されている。

イージス駆逐艦 愛宕 を中心に汎用駆逐艦3からなる第十三戦隊。

ヘリ空母 加賀 を中心にイージス駆逐艦1、汎用駆逐艦2からなる第九戦隊。

空母赤城を中心にイージス巡洋艦2、汎用駆逐艦1からなる第五戦隊。

そして艦隊の先頭にいるのが東郷司令官座乗のイージス戦艦大和である。

この大和を中心としイージス巡洋艦2、汎用駆逐艦1からなるのが第一戦隊である。

この大和型こそ戦後日本が生み出した最強の軍艦である。

この艦がどのような活躍をするのかは後に判明するだろう。

 

赤城を発艦した迎撃隊は高度を7000にまで上げ敵攻撃隊の予想進路にて待ち構えていた。

 

管制官「カウンターからホストへ、お客さんが到着した。これより歓迎会を開始されたし」

 

E-767早期警戒管制機からの情報がすぐさま迎撃隊の各機のディスプレイへと表示される。

 

柴神「了解。各機、指定された目標へ向けて攻撃を開始せよ!」

 

ホスト01「ホスト01(ゼロワン)了解。engage(エンゲージ)!! FOX2!」

 

ホスト02「ホスト02(ゼロツー)、engage(エンゲージ)!!FOX2!」

 

柴神が号令を発するとほぼ同時に各機から空対空ミサイルが発射された。

 

韓国攻撃隊隊長機

 

隊長「全機、そろそろ日本艦隊の圏内に入る!!安全装置のロックを解除!攻撃用意!!」

 

攻撃隊隊長がそこまで言ったときアラームがなり響きその直後、自分が光りに覆われた様に感じたところで彼の意識は永遠に途絶えたのであった。

 

迎撃隊

 

管制官「カウンターからホストへ、敵編隊の攻撃成功。おそらく敵の指揮官も一緒に撃墜した模様で敵編隊の動きに乱れあり。更なる攻撃を許可する。」

 

柴神「全機、自由戦闘を許可する。だが二機編隊のみは絶対に維持しろ!」

 

柴神の号令と共に一斉にF-3が攻撃隊に襲い掛かった。

最初の一撃で指揮官を失った韓国攻撃隊はだがそれでも反撃を開始する。

韓国側には幸いと言うべきかF-15制空隊の指揮官は無事であったので彼の指揮の下攻撃隊はそのまま直進し攻撃を行うようにし自分達制空隊は残って敵迎撃隊の足止めを行おうとした。

しかし、制空隊はともかく攻撃隊は初手で指揮官を失ったため混乱がなかなか収まらなかった。

それを柴神達迎撃隊もこれを追うとするのだが制空隊がこれを阻み乱戦となる。

だが、制空隊のF-15KとF-3では性能差が歴然としていた。

F-15も格闘戦闘能力は高かったのだがF-3のそれははるかに凌いでいたのだ。

なにしろ自衛隊時代から専守防衛の理念のもと先制攻撃が禁止されていたため最初の一撃をかわさなければならないため必然的に格闘戦闘能力が高く設定されていたからだ。

結局、制空隊は全滅し攻撃隊も当初の半数近くの14機が撃墜された。

それでも残った機が攻撃を続行しようと試みたが…

 

 

日本艦隊旗艦大和

 

オペレーター「敵編隊捕捉、11時の方向、距離400(40㎞)、数16、目標は本艦の模様!ふたてに別れました!左右から挟撃する模様です!」

 

東郷「右舷の編隊をα、左舷の編隊をβと呼称する。全艦、対空戦闘!!杉田艦長、本艦の戦闘能力を奴等に思い知らせてやれ」

 

杉田「了解。目にものを見せてやります」

 

大和艦長 杉田 淳三郎(すぎた じゅんさぶろう) 一等海佐はそう言いながら戦闘準備を整えていった。

 

 

韓国攻撃隊

 

臨時指揮官 「全機に達する、敵艦隊との距離10㎞地点にて攻撃を行う。目標は旗艦の大和だ!奮闘を期待する。突入進路確保、アタックポイントまで20㎞」

 

パイロット1「時代遅れの戦艦で何が出来る…」

 

一人のパイロットがそう独り言を呟いたときであった。

 

 

日本艦隊旗艦大和

 

杉田「右対空戦闘、CIC指示の目標、撃ちー方始め!」

 

砲雷長「トラックナンバー2630、51~53番(右舷127㎜速射砲)、撃ちー方始め!」

 

砲術兵1、2、3「「「撃ちー方始め!」」」

 

砲術兵達がトリガーを引くと62口径127㎜連装速射砲が定められた目標へ向けて砲弾を放つ。

編隊の前方にいた2機が撃墜されたのを皮切りに攻撃隊は次々と撃墜されていった。

 

 

 

パイロット2「な、なんだ!?この弾幕は‼」

 

パイロット3「尾翼がやられた!高度を維持出来ない!脱出すっ」

 

127㎜速射砲の弾幕をまともに食らう羽目になった攻撃隊のパイロット達は一瞬でパニックに陥ってしまった。

 

 

 

オペレーター1「トラックナンバー2630~2633撃墜!」

 

オペレーター2「新たな目標、210度!」

 

オペレーターからの情報を元に今度は左舷に装備された速射砲群が火を吹く。

 

 

パイロット4「助けてくれ、死にたくない!」

 

パイロット5「う、うわーーー!!」

 

2機のパイロットが恐怖のあまりに高等を上げて離脱を試みる、しかしそれは叶わぬ夢となった。

 

オペレーター2「トラックナンバー2635、および2636高度を上げました。離脱する模様!」

 

砲雷長「シースパロー発射始め!サルボー!!」

 

大和の後部VLSから短距離対空ミサイルが発射され逃げようとした敵機を容赦なく撃ち落とし、空に黒い花火をあげる。

 

パイロット7「おのれ倭奴め、仲間の仇だ!ミサイル発射!」

 

残った機が撃墜される前に対艦ミサイルを発射したするも…

 

砲雷長「31番~36番(76㎜連装速射砲)およびCIWS迎撃始め!」

 

大和の62口径76㎜連装速射砲と20㎜CIWSの弾幕によって叩き落とされ、ミサイルを発射した機体もすぐに弾幕の餌食となり、10分後には攻撃隊は海上から姿を消しその残骸が波間を漂うだけとなっていた。

 

 

韓国艦隊旗艦 金 忠善

 

朴「全滅だと!?1機も残ってないと言うのか!?」

 

攻撃隊全滅の報告を聞いた朴中将は声を荒げて副官に問いただすが返ってきた返答は変わることはなかった。

 

副官「はい、5分ほど前に攻撃隊の1機から『我、攻撃隊、此方の被害甚大。敵艦隊の損害ナシ、更ナル攻撃ノ必用アリ』との連絡を受けた 直後に交信が途絶えました。5分たっても続報もなにもこないことから全滅したと判断しました」

 

再度その報告を聞いた朴中将は言葉が出なかった。

自軍の半分の攻撃隊を出し、更に空軍からの援護によって万全を期したはずなのにその結果が全滅となったのだからその衝撃は想像にかたくないだろう。

いや、更に痛かったのは虎の子のF-15とF-35が失われたことだった。

韓国軍のF-35はこの艦隊に登載している60機のみでF-15も同数の機体があるのだが此方はF-15は対北朝鮮のために必要なのでこれ以上は割けないと空軍からは言われている。

韓国空軍としても少ない機数をやりくりして派遣してくれたのだから朴司令官も文句は言えなかった。

 

朴「くっ、こうなれば艦隊戦で勝負を付けてくれようぞ!攻撃隊が殺られたとは言え、まだ此方にはまだ兵力が残っておるわ!!全艦進路を敵艦隊へ向けろ!最大戦速!!」

 

副官「ハッ、全艦機関最大戦速!!両舷いっぱい!!」

 

いつもは慎重な副官もこの時ばかりは司令官と同じ気持ちであった。

 

朴「珍しいではないか。君が率直に私の意見を通すとは」

 

そんな副官に朴も思わず問いただした。

 

副官「私も軍人です。負けっぱなしで引き下がるのは嫌なので…」

 

そう言ったきり副官はなにも言わなかった。

 

 

日本艦隊旗艦大和

 

秋山「韓国艦隊が再び此方へ接近し始めました。おそらく艦隊戦を挑むものかと思われます」

 

秋山からの報告を聞いた東郷はわずかに頬を吊り上げた。

 

東郷「闘争心のある敵で結構だ。よし、此方も敵艦隊へ近付くんだ。敵艦隊を艦隊戦で叩く!!」

 

秋山「了解。直ちに空母を退避させ艦隊陣形を―」

 

秋山がそこまで言ったところで東郷がそれを遮った。

 

東郷「いや、空母はそのままだ。陣形もこのまま輪形陣を維持しろ!」

 

秋山「しかし東郷司令、それでは艦隊戦のときに空母が狙われてしまいますが…」

 

秋山の反論にも東郷は落ち着きはらって言った。

 

東郷「今空母を分離したらかえって狙われるぞ。それだったら始めからがっちりと固めながら敵艦隊を叩いた方が良い。」

 

東郷の言い分はもっともであった。ここで空母を分離したならば空母を護衛するために兵力を割かねばならなくなり正面戦力が少なくなるのだ。それならば全ての艦で空母を護りつつ敵艦隊と戦えば被害は少なくなるだろう。

 

秋山「分かりました。全艦陣形を保ちつつ最大戦速!対艦戦闘用意!!」

 

東郷「流石俺の参謀だ。理解がよくて助かる」

 

こうして両者は相対速度60ノットで接近することとなった。そのためさほど時間は掛からずに両者は射程距離へ到達した。

韓国艦隊は距離が40000になったところで一斉に面舵をきる。

それを見た東郷も艦隊を取舵にきり、同航戦の状態となった。

 

オペレーター「敵艦隊射程距離へ到達!」

 

東郷「全艦、対艦、対ミサイル戦闘!!各艦に伝達、指定された情報が伝達され次第、攻撃を開始せよ!本艦は他艦が第1波ミサイルを発射した後に主砲及び副砲による砲撃を行う!」

 

杉田「了解。主砲、副砲発射準備!!弾種、徹甲弾!」

 

大和の主砲と副砲が右舷に向き鎌首を上げる。

この間にも大和は自身の目標の的速を計りながら平行して他艦の目標を伝達する。

これができるのも、巨体を生かして搭載されたスーパーコンピューターのなせる業である。

 

 

韓国艦隊旗艦 金 忠善

 

朴「全艦、対艦、対ミサイル戦闘!!全艦へ通達、指定された目標が到達次第攻撃を開始せよ!!」

 

金 忠善も旗艦として使用することを前提としているため、他艦への目標伝達を素早く行っていく。

 

 

 

秋山、副官「「全艦、発射準備よし!」」

 

 

東郷、朴「「全艦、SSM撃ち方始め!!」」

 

両者の号令が一致し、ほぼ同時に対艦ミサイルが発射されそれぞれの目標へ飛翔していった。




大和艦長はご存知、パンツじゃないから恥ずかしくないもん のあの人です。

それでは皆様良いお年を。
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