これからだいたい二、三話位やります!
~それは、冬の終わりの頃の、異変の始まる少し前のアシエンといざやの会話~
「お兄ちゃん?タンスあさってなにやってるの?」
「あぁ、少しこのあとの支度をな」
その言葉の意味がうまくわからなかったいざやは、首をかしげながら、
「どこかいくの?」
と聞いた。
「あぁ、少し遠くにな」
「ふ~ん」
納得はしてなさそうだが、いざやはそれ異常はなにも聞かなかった。
~数日後~
「ふわぁ~、お兄ちゃん、おはようって、あれ?」
朝起きると、アシエンの姿がなかった。
「お兄ちゃん・・・どこいったんだろ、まぁいいか、ご飯の準備しよ~」
数分後、二人分のご飯を用意し、その片方をしまい、もう片方を食べた。
「でも、お兄ちゃん結局どこにいったんだろ?」
ご飯を食べた後、少し考えてみたのだが、特になにも思い出すようなことはなかった。
「う~ん、少し探しに行こうかな?」
そうして、いざやが家の外に出ようとすると、
メキメキ
と、家の上から音が聞こえた。
「何だろう?」
上を向くと、一部から岩のようなものが見えていた。
「・・・家が・・・私のたてた家が!どこのだれだあんなことしたズドーン・・・あったまきた」
そうして、いざやは家の外に出て・・・
「大きな・・・動く岩?」
謎の岩?を見てしまった。
「まあいいや、えっと、第一術式解放だっけ?」
と、呟いた後、
『吹き荒れろ、すべてを切り刻む風よ、
霊力とは私の命、魔力とは私の精神、二つの力を混ぜ合わせ、全てを滅ぼす竜巻を!』
すると、動く岩は内部から切り刻まれるようにボロボロに崩れ去り、最後に一言、
『無念・・・』
と、言ったのだった。
「あれ?」
「おかしいわね、何があったのかしら?」
その声が聞こえず、辺りをキョロキョロしながら、
「お兄ちゃん、どこにいるの?」
すると、後ろから声をかけられる。
「君は、もしかしてハロウィンの時に、最後に来た?」
そう言って、全体的に赤い装備の少年のようなひとと、あともう一人、巫女服を着た女の人がいた。
「・・・なにか知っているならおしえて?もしかしてここにいた岩巨人を倒したのって・・・」
「私です。そんなことより、お兄ちゃんを見なかったですか?」
すると、女の人が話しかけてくる。
「お兄ちゃん?」
「はい、黒いローブみたいのが好きで、今もきてると思います」
すると、今度は赤い装備の少年?が話しかけてくる。
「黒、ローブな・・・わかった、さがしてくるよ」
「本当ですか!?」
すると、少年?は、
「あぁ、だから待っててくれよ?」
と、微笑みながらいってきたので、私は元気よく、
「はい!」
と言ったのだった。