~会話から数分後~
いきなりルーミアが立ち上がり、遠くの方を見る。
「!?」
「どうしたの?って、あれは・・」
いざやがその方向を見ると、巨大な魔神のような物がいた。
「うぅん、すごい力みたい、あの力をどうにかして押さえ込まないと・・・」
「そうね」
「そうだ!ルーミアちゃん、協力して?」
「え?」
すると、いざやは黒い刀を造り出す。
「これは?」
「えっとね、まわりの力を自分の活動源に変換することができるの」
「つまり?」
「あいつを斬ると、ルーミアちゃんに力が補給される。
確か、ルーミアちゃんは、人の闇を力にするとか聞いたことがあるから、結果的に人を食べる必要がなくなるよ」
「でも、これできったら結局相手が死んじゃうんじゃ」
ルーミアはそう心配するが、
「フッフッフ、ところがそうでもないんだよ」
と、いざやが言う。
「え?」
「この剣を見てみてよ」
そう言って、いざやは刀をルーミアに見せる。
「えっと、なにこれ、刃が逆さまじゃない、それに、若干刃先が潰れてる」
「これは、斬るよりも叩くのが主な使い方だからね」
「へぇ、これなら問題なさそう」
と、いざやから刀を受け取る。
「うん、それで、これを使ってあいつをぶっ飛ばしといて?」
「いざやは?」
「これで足止めしておく」
そう言って、いざやは青い短刀を見せる。
「ちなみに、その刀は、自分の霊力とかをこめて、この形に変えたい、
とか、小さくなってほしいみたいに思うと、形状が変わるよ」
「へぇ、面白い」
すると、ルーミアは黒い刀を片手剣にかえる。
「それじゃあ、行くよ!」
「えぇ!」
そう言って、二人は魔神のような物に向かって走っていった。
~魔神、足元にて~
「ルーミアちゃん!足を切って動きを止めるから、そのあいだにお願い!」
「了解!」
そう言って、いざやは魔神のような物の足を細かく、だが、少しだけ深く斬っていく。
『グギャァァ』
「転んだ!今のうちに!」
「任せて!」
相手が転んだうちに、ルーミアが、人で言うところの心臓の辺りを刺す。
「やった、って」
「ルーミアちゃん!」
それに反応して、魔神のような物はルーミアを掴む。
「この、ルーミアちゃんを、はなせっ!!」
それに対していざやが腕を切った後、直ぐに遠くのほうに飛ばす。
「ハァ、ハァ、ルーミアちゃん、大丈夫?」
「ま、まぁ、私は問題ないけど・・・いざやは?」
「大丈夫だよ、少しだけ腕を痛めたけど」
「そう、それじゃあ、相手の力もある程度奪えたし、後は任せよう」
「ん?あぁ、ドールさん達か」
「おい、二人とも大丈夫か!?」
すると、ドールと霊夢が現れる。
「はい、そんなことよりも、早くあいつを倒してきてください」
「あぁ、わかってる。霊夢!少し急ぐぞ!」
「もちろんよ!」
そう言って、ドール達が去っていくのを確認して、二人は少し、眠りについたのだった。
実はあの魔神、ドール達、五人と、霊夢とフランを相手にしても、
逆に倒せるくらい強いんです。
いざや達がここで力を奪わなかったら、はっきりいって負けたました。