仁を連れて妖怪の山に戻った文はまず天狗の里の
「天魔様、
文は天魔の屋敷の前で許可が出るまで待たされていた
「烏天狗だと
「何でも天魔様に許可を得たいことがあると」
「よかろう、通せ」
それを聞いた部下は「ハッ!」と門のところに戻っていった
しばらくして文が天魔のいる部屋にやってきた
「天魔様、烏天狗の射命丸文です。本日は天魔様に許可をいただきたいことがあり参りました」
少しの間の後
「入れ」
と返答を得て
「失礼します」
文は仁を抱いて入っていった
「射命丸といったか儂の許可を得たいこととは何だ」
「はい、この人間の天狗の里への出入りを許可していただきたいのです」
文は抱いている仁の顔を見せた
「あう?」
仁は文に降ろしてもらうと天魔に近づいて行った文の口からは「ダメ!」と漏れていたが天魔の前なので動けない
「この
天魔は仁を抱きあげた瞬間戦慄した
(何だ!この力は!潜在能力だけなら
そんなことはつゆ知らず仁は「おひげー」と言いながら天魔の髭で遊んでいる文に至っては天魔が厳しい顔で固まっているので怖くて動けない
(あやややや!どうしよう!どうしよう!あれ絶対怒ってるって仁君殺されちゃうって仁君ヤメテ~~~!)
(この幼子はまだ力の使い方を理解していない我々天狗が使い方を教えないと危険だ)
「良かろうこの幼子を里への出入りの自由を許可するいつ
ここで天魔は仁の顔をはっきりと見た何も知らない純真無垢な目を見て天魔は…
(儂の孫でもこんな目は見たことがない出入り許可して良かったかも)
ジジバカになりかけていた
「あ、ありがとうございます!」
文は仁が殺されずに済んだこと許可が下りたことに安堵の気持ちでいっぱいだった
(えっ!ていうか天魔様の髭がなんかすごいことになってるぅ~~!)
天魔の髭は仁のおもちゃとして先っぽの方がチョウチョ結びになっていた、しかし天魔は気付いていない
「じぃじ、ばいばい」
天魔は普段の厳しい雰囲気を忘れて(実は半分キャラでやってる)
「バイバイ、またいつでもおいで~!」
(こえ~!こえ~よ!なに?つまりこれって次は殺すって意味?めっちゃ怖いんだけど!)
突然の豹変に文はビビっていた
因みにその後天魔の部屋に行った部下は天魔の髭と豹変ぶりに大パニックを起こしていた
屋敷の外
「はぁ~緊張した~、ていうか仁君ひやひやさせないでください!」
「?」
文は怒っているが仁はなぜ怒られているのか分かっていない
「今会ってきたのはこの里で一番偉い方ですよ、私は君が殺されるんじゃないかって心配してましたよ!」
「ごめんなさい」
文を心配させたと分かった仁は素直に謝った、そこに
「文さ~ん!」
手を振りながら椛がやってきた
「しっぽ~!」
走ってきた椛の尻尾に仁は釘付けになった
「わぁ!っと、この子が文さんの言ってた仁君ですか…ってちょっとなんですか?!」
「もふもふ~」
仁は椛の尻尾に触れてモフモフしている
「ふふふ・・ちょっと!くすぐったい…」
「おおぅ、これはなかなかいいものが見れました!仁君ナイスです!」
「ちょっと文さん!止めてくださいよ~!」
因みにここは天狗の里のど真ん中なわけで周りの天狗たちはというと「眼福だ~」とか言っている
その後何とか文の家に着いた3人
「さぁどうぞ遠慮なく入ってください」
仁はコクッと頷いてから入った
次の日
「えっ!?ちょっとどうなってるんですか?!」
文は驚いた
~to be continued~