魔導師が勇者召喚に巻き込まれたそうです。   作:無双レイヴェルト

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王都に到着!就職先は民間経営のトップギルド!!

虹次side

 

無事に王都の正門まで到着。

 

此処まで俺達を乗せて来てくれたザッフィーは、王都の門が見えた辺りで丁寧に俺達を降ろした途端に仔犬サイズへとなった。

 

そして、現在ポケットでモンスターの電気鼠みたいに俺の左肩に乗っている。

 

 

開いている大きな門を通ろうと近付いたら、槍を左手で持ち白い鎧を纏った門番のおっちゃんが話し掛けて来た。

 

 

「やぁ、お帰り。ギルドのお仕事は大丈夫だったかい?」

 

「はい、大丈夫でした」

 

「そうかい。それで後ろの少年は一体誰かな?依頼に行く時には見なかったけど……」

 

「あぁ、この人は旅人なんです。メンド リーナ樹海で道に迷ったから王都まで案内をしたんです」

 

 

「そうなんだ。ようこそエドラス王国の王都・アルハザードへ」

 

 

爽やか笑顔でそう言うおっちゃんは後ろに振り返って、正門いる仲間に手信号を送った。

 

 

ゴゴゴッ!!

 

 

「……予想外、デスwwwwww」

 

「わぁ~う」

 

 

目の前で大きな音を立てて開いて行く巨大な門。

 

 

「……なぁ、おっちゃん。一つ聞くけど、俺達二人を通すためにこんだけ大きい門を開けたのか?」

 

 

「ははっ違う違う。 定期的に門を開けないと門が錆びて開かなくなっちゃうだよ。 偶々君たちがその定期日の門を開ける時間帯に来ただけのことさ」

 

 

「へぇ~……あたし、生まれてからずっと王都に住んでるけど、そんな日があるんなんて知らなかったなぁ……」

 

 

おっちゃんの説明を聞いたルナマリアが小声でそう呟いていた。

 

 

 

 

 

門番のおっちゃんと別れて正門を通り抜け、王都に入る。

 

 

地面は綺麗に整えられた石畳の道。

木造りや石造りの2階建ての建物が、大通りに面して並んで居り、 大半の建物の一階がお店になっている。

 

たまに馬車や馬が道を通ったり横切ったりしている。

 

 

此処(オスティア)の文化は、地球の歴史で例えれば中世のヨーロッパ辺りってとこだな。

 

 

「そんな道のど真ん中に立ち止まったりして一体どうしたの?」

 

「とても賑わっていて良い街だなと思い耽てたんだよ」

 

 

「そうでしょう!アルハザードってとても良い街だよね!!」

 

 

わぉ!食い付きが凄いな。

 

そりゃいきなり自分が住んでる街を誉めなれたら喜ぶよな。

 

 

「喜んでいるところ悪いんだけど、此処王都にあるギルドのことを一通り教えてくれないか?」

 

 

「あっうん、別にいいよ。まず一番デカいのが、エドラス王城の近くにあるあの白い塔、国営のギルド『白の騎士団』ね。次に大きいのは民営最大規模のギルドであたしが所属している『永久の絆』とギルドランクZの全帝が所属している『無の鎮魂歌』。他にもあるけど、まぁ今言った3つのギルドが特に有名ね」

 

 

彼女が指差した方向を見れば本当に白い塔が見える。 国営のギルド『白の騎士団』。 白の騎士に純白の塔。

 

 

「……ハッwwwwww」

 

「鼻で笑わない!一応アレがトップなんだからね。彼処に入るのだって、結構大変なんだよ?自分が所属してるギルドのマスターからの推薦をもらってから、『白の騎士団』のマスターに腕を認めてもらわないと入れないんだから。だから、彼処に入ったらそれなりに名誉なの」

 

 

「説明乙www何度も悪いんだけど、俺さぁ君が所属してるギルドに行きたいんだ。ギルドまで案内してくれないかな?」

 

 

「構わないよ。元々ギルドに帰る途中だったし、じゃあ案内するから付いて来てね」

 

 

小幅五歩ぐらいの距離を保ちつつ先行する彼女の後を追って行く。

 

 

 

 

 

ルナマリアに案内され、大通りを20分程歩いていくと目の前に周りより大きな建物が見えた。

 

 

その建物の外観は…うん…フェアリー○イルだ な。

 

でもマークが全然違うな。

 

「立ち止まってないで早く入ろう」

 

 

外観を見ていたらルナマリアに右手を引っ張られ、そそくさとギルド【永久の絆】に入って行く。

 

 

ギルドに入ると、一階は酒場兼ギルドカウンターに為っていてとても賑わっていた。

 

うん、中もFTだな。

 

 

周囲を見渡すと強面なオッサン達が酒等をラッパ 飲みしたり大笑いしていてドンチャン騒ぎだった。

 

 

これ以上見ていると主人公みたいに酔っ払いの オッサンに絡まれるかもしれないから、受け付けカウンターへ直行しよう。

 

 

受け付けカウンターに行くとISを発明した天災な兎さんが居た……

マジでそっくりなんですけど!?Σ(゜Д゜)

ドウイウコトー?

 

 

「ただいま、ギルド登録したいんだけど」

 

「あっお帰り、ルナちゃん♪でも貴女はもう10年前に登録してるでしょ♪」

 

 

「違うわ、あたしじゃなくて此方のコウジ君が登録するの」

 

 

ルナマリアが俺の背中を押し、受け付けカウンターの前に出す。

 

 

「そっか~♪じゃ、このギルド登録の用紙に必要事項を全て書いてね~♪」

 

 

 

説明を聞いた天災な兎さん似でテンションがやけに高い受付嬢が、受け付けカウンターの下から用紙と羽ペンを取り出し、俺に渡して来た。

 

 

この場合は、必要事項や用紙の下に書いてある規則事項を読んでから書き込めば良いんだよな?

 

 

 

えー何々?

 

 

 

 

 

登録用紙

 

氏名

 

コウジ=ヤガミ

 

 

一、性別

 

 

二、年齢

 

16

 

三、属性

 

測った事がないから知らねぇ。

 

四、登録理由

 

生活に必要なお金を稼ぐため

 

 

五、あなたは訳ありですか?

 

はい←

 

いいえ

 

 

 

 

規則事項

 

 

・すべて自己責任。己の力量にあったものを選ぶのが、世の中を生き残るための秘訣。

 

 

・パーティーメンバーを組む場合は、信頼する相手と組むこと!

そしてクエスト中に危ない事が逢ってもパーティーメンバーを決して見捨てるな!!

 

 

・裏切りや売られた喧嘩に対してはオーバーキル!!

 

 

・『マスターの娘の成長を暖かく見守ろう会』に強制加入。

 

 

・子どもには優しく!マスターの娘に手を出したら死ぬと思え!

 

 

・ギルドの仲間や友達が恋愛をしてたら、暖かく見守りながらも端から応援しましょう♪

 

 

 

 

………意外と普通だな。

 

 

 

 

 

「一応書き終えました」

 

「はい、ありがと。そう言えば、自己紹介してなかったよね?

 

私は【永久の絆】で受付嬢をしてる、ミラ=シュタットだよ~♪よろしくね~コウ君♪」

 

用紙を受け取って笑顔で自分の名前を名乗る受付嬢もといミラさん。

 

「いや、こちらこそよろしくお願いします」

 

それに応じるように俺は一礼する。

 

 

「律儀だね~♪じゃあ、初心者でもこれを聞けば安心! ミラさんのギルドチュートリアル教室、はっじまっるよ~☆」

 

 

ミラさん、貴女は何処の安心院さんだよ……

 

「魔力量と属性を測定する前にギルドについて簡単に説明するね~♪

 

ギルドには依頼によってそれぞれランクで分けられているの。

 

初心者向けのFランクから始まり、E、D、C、B、A、S、SS、SSS、Zとランクが上がっていくんだ~♪。

 

そして、SSランクなれば二つ名が与えられ、ギルドマスターが推薦すれば帝会議に議案として出され、 帝同士の話し合いかもしくは全帝の独断で帝になれるかもしれない

 

さらに上のZランクはたった一人しか居なくて、それは『無の鎮魂歌』に所属している全帝だけなの♪

 

 

ギルドのメンバーたちは、それぞれ依頼をこなしてランクを上げていくことで依頼の難易度も高くなる。もちろん、その分報酬も高くなるよ?

 

でも受けて良い依頼は五つまでだから充分に気を付けてね♪」

 

 

なるほど。まぁ取り敢えず長い説明乙です、ミラさん。

 

 

「じゃあ魔力や属性の測定するから、ミラさんに付いて来てね♪」

 

ミラさんは、カウンターを他の受付嬢に任せて横にある通路に入っていく。

 

ちょっと遅れつつも彼女のあとに続く。

 

 

 

 

ミラさんの跡を追って部屋に入ると、部屋のど真ん中に2つの水晶が置かれていた。

 

「じゃあ此処でミラさんのチュートリアル講座その2~

 

今回は魔力量について。 基本、この世界で魔力を持たない人間は殆どいないけど、例外に魔盲っていう魔力を持たない人がいるよ。

 

次に一人辺りどの位の魔力を持っているかだね♪

 

ギルド員の平均は70 万~100万ぐらいで、帝クラスになると500万~ 800万ぐらいなんだよ~

 

教えることは全部教えたしさっそく測定しようか♪右が魔力量で、左が属性だよ♪

 

それでコウ君はどっちから測るの?」

 

 

「う~ん…じゃあ、属性からにします。それと悪いんだけどザッフィー持っててくれないか?」

 

「それぐらいなら別に構わないわよ」

 

 

肩に乗っているザッフィーを隣に居たルナマリアに預けて、属性を測る水晶に近付いて手を当てる。

 

 

ザッフィーと使い魔契約した時と同じように血を流すイメージで水晶に魔力を流し込む。

 

 

 

 

 

テカッ!テカッ!テカッ!テッカニン!!

 

属性の水晶は赤色、黄色、黒色、灰色、 白銀、漆黒、金色の順に光った。

 

「なぬ!?」

 

ちょっ!待て待て待て待て!!もちつけ……いや、落ち着け俺。属性の一つに金色=聖属性が入っているだとΣ(゜Д゜)

これじゃあ主人公みたいじゃないか!? 主人公は悠斗で、俺は脇役だぁぁぁー!!

 

 

 

「凄い!聖属性と創造属性を持ってるんなんてまるで勇者みたいだよ!!」

 

 

「コウ君の属性は火、雷、闇の自然属性に破壊、創造、聖の特殊属性…………後、一つ不明な属性あり」φ(..)

 

 

ルナマリアはなんかテンションが上がってるし、ミラさんは手元にある用紙に何か (多分測定した魔力量)を書いていた。

 

 

数分後、落ち着きを取り戻したので、そのまま左に移動して魔力量を測る水晶に触れる。

 

少し魔力を抑えながら水晶に流し込むんだ。

 

 

このままなにも起こらないと良いけど……

 

 

 

やばっ、突然鼻がムズムズして来た……

 

 

「ハックョン!!!!」

 

 

 

……くしゃみをした次の瞬間。

 

 

ナンダコノマリョクリョウハ!?ウワァ、ヤメ…アッーーーーー………ドロリ

 

 

「「「………………」」」

 

 

物凄く輝いた後、水晶が溶けてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

目の前の無残な姿になった水晶を見て……

 

 

「ナンテコッタイ\(^o^)/」

 

 

くしゃみしたら王道主人公みたいに水晶を溶かし てしまった。再度言うが俺は脇役だぞ!!

 

 

「あたし、測定用の水晶が溶けたの初めて見たよ」

 

「あは、あはっ、あははははっ!」

 

 

それが普通でしょう、ルナマリアさんやwwwwww

そんな頻繁に測定用の水晶が溶けてたらヤバイでしょうがwwwwww

 

後、ミラさんがいきなり哄笑し始めたから半端ねぇ程怖いんだけど……

 

どうやってミラさんを落ち着かせようかなぁ……

 

 

そう言えば、俺の属性に創造があったよな?だったらアニメやラノベの能力を創って水晶を修復しよう。思い付いたら即行動。

 

では早速…

 

 

「大嘘憑き(オールフィクション)『水晶は溶けてなかったことに』」

 

 

俺がそう言うとなんて言う事でしょう!

目の前にあった無残な姿した水晶が何事もなかったみたいに元通りになった。

・・・・・それにしても一発で成功出来て良かった。

 

 

「「(゚Д゚)」」ポカーン

 

 

「うーし、いい感じに元通りになった。ん? 」

 

 

お二人さん、女の子がしちゃいけない顔になっているぞwwwwww

 

 

それから暫くして放心状態だった二人が正気に戻ったけど、質問詰めされながらも何とか落ち着かせる事が出来た。

 

 

「これはフィーちゃんに報告しないといけないね~ ……それにしても良かった、経理で落とさなくて済んだよー」ボソッ

 

 

「ん?何か言いましたかミラさん?」

 

 

「 ううん、何でもないよ?さてと測定も終わったことだから~マスターのところに行こうか♪」ルンルン

 

 

ミラさんは楽しそうにスキップしながら測定室から出ていく。

 

 

その跡を追って俺達も測定室から出る。

 

 

 

 

 

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