2020年もよろしくお願いします。
活動報告から『未来編で2人の新婚生活』『正式に籍を入れた後の話』を。
結婚。
一般的には人生の節目や人生のゴール、もしくは人生の墓場とかって呼ばれたりする。
墓場は兎も角、ゴール……いや、節目って表現が一番しっくりくる。実際私自身、彼と結婚してみて結婚は節目だなぁっと実感した。
来月で結婚してから一年。結婚から何だかんだ慌ただしかったけど最近、ようやく落ち着てきた。新婚真っ只中。変らなかったこと、変わったことが連続する毎日。
新婚生活、その生活スタイル自体は変わらなかったことの一つと言えるのかも。
以前から使っていた家具とかを新婚ということで新しいものに変えたことで新生活なんだという認識はあるけど、劇的な変化はない。
IS学園一年生の頃から付き合い始め、大学入学を機に始めた同棲生活。交際期間は勿論、同棲期間が長かったからなんだろうな。生活リズムも変わってないし。
後、変わらなかったことを言えば、私だけ苗字が変わらなかった。
彼は更識家に婿入り。今時珍しいけど、私が産れた更識家は特殊な家系。それとちょっとした事情もあって、婿入りの形になった。
同じ苗字にはなれたけど、正直なところ彼の名字がよかったと思はなくはない。今更言っても仕方ないことではあるし、あまりとやかくいう事でもないけど、それでも好きな人の名字を名乗りたいと思ってしまう。まあ、それはそれ。
だからってほどのことじゃないけど、呼び方を変えみたりはする。
普段は結婚する前と変わらず名前で呼んでいるけど時々。
「旦那様」
と新婚らしく呼んでみたりしてる。
呼ばれ慣れてないようで意外にも照れくさそうにしてくれるのがまた愛おしくなる。
新婚らしく玄関で三つ指ついて出迎える時に呼ぶとポイント高くなるのはここだけの話。
そうやって反応を楽しんでいると、彼は私のことを奥さんと呼んでくる。嬉しいけど、照れくさいってほどじゃない。それよりも彼が私を人に紹介してくれる時
「うちの妻」
「うちの家内」
と言って紹介してくれ。
「更識君の奥さん」
「更識さんの奥様」
こんな風に周りの人から呼ばれるのは中々慣れない。
照れくて、やっぱり嬉しい。
おかげで彼が私のことをちゃんと妻だと思ってくれているのは当然、周りの人からしても私はちゃんと彼の奥さんなんだって思われてるのが分かって、誇らしくなる。
私は彼の奥さんで、彼は私の旦那さん。
けどそうなると責任というものが付きまとってくる。
夫婦の一般的な責任は言わずもがな。更識の人間としても責任も。
これも面倒なものだけど彼は気にしてない。これよりも厄介なのが
「早くお二人のお子様を見たいものですね」
「お世継ぎが楽しみです」
なんてことを言われるようになった新婚一年目の年末年始。
これもある意味結婚してから変わったことなのかな。まあ何と言えばいいのか。一度や二度じゃなくて、親戚や更識家と縁深い人達と会うことの多い新年行事は特に大変だった。
うちは歴史を重んじる昔ながらの家だからまだまだ古いところがあるのは分かってたし、言われるとは思ってた。
だとしても気が早い。早すぎる。交際期間が長いのは周知の事実だから余計言われるんだろうけど、だとしてもだ。こういうのは、授かりもの。それまでは彼との新婚生活を楽しませてほしい。
でも、彼との子供か……もちろん、どういう感じなんだろう。
う~んっと先のことを思い浮かべてみる。想像できない訳じゃないけど、何だか漠然としか想像できない。
女の子も男の子もいいなって思う。となると、子供は二人ぐらいかな? どんな子に育つんだろう? 子は親に似ると言う。苦労はしてほしくないから私には似てほしくない。彼に似て、真面目で優しい子に育ってほしい。
私一人だとまだまだ妄想の域を出ない。
結婚する前、付き合っていた頃にも彼と話したことはあるけど、冗談混じりだった。
でも結婚した今、彼と経済事情や年生活状況を踏まえながら話す度に現実味を帯びていくし。
これから実際、実現させようと二人であれこれしていくにつれてもっと家族になったなと感じていく。そんな予感で一杯。
不安はある。
例に挙げればキリがないほどあれこれ。
それでも夫婦、家族としてこれから何年何十年彼と一緒に生きていく。
むしろ、楽しみ。
だって、彼と私は付き合っていた頃よりももっと幸せになっていくんだから。
私達は誰よりも幸せな夫婦に家族になる。ね、
…