魔に魅入られた少年の話   作:新参者基本読み専

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久しぶりの投稿です。
地震恐いですね、一応地震の影響はあまりありませんがいつ来るか分かりませんから大変です。


三回戦開始

昨日は本当に大変かつ酷い思いをした。何気なく廊下を歩いていたら急にアリーナの様な決戦場に似た場所に引きづり込まれ、そこにいたサーヴァントと戦わざるを得なかった。相手はカンフー着の様な服装をしていたのが特徴的だった。戦ったアーチャー曰く、

 

 「あんな化け物の様な英霊がいるとはな、今のわしらでは勝てる可能性はほぼない。次で当たらなければいいのだが」

 

 だそうだ。確かにあの濃密な殺気からしてかなりの強敵な事は容易に分かる。それとこっち側に戻る時、

 

 「お主らとはまたいずれ闘りあう事になるだろうな。楽しみにしておこう。それまで生き残っておいてくれよ?」

 

 と言っていた。そしてこっちに戻ったら戻ったでユリウスというマスターに目をつけられ息が詰まりそうだ。本当に生きた心地がしない。

 

 さて、端末にいつも通り対戦相手の発表というメールを確認し、いつもの場所に向かい自分の名前を探すと、

 

 「マスター;ありす

  決戦場;三の月想海」

 

 「今度の遊び相手はお兄ちゃんなんだ」

 

 声がしたので振り返ってみたら白いフリフリの服を着た少女が立っていた。年齢は10にも満たなさそうだった。

 

 「お兄ちゃん・・・あたし(ありす) の事覚えてる?もしかしたら気付いてすらいなかったかな。あたし(ありす)はただ見つめてるだけだったから・・・・あたし(ありす)、お兄ちゃんならお友達になってくれそうな気がしてたの。やっとあたし(ありす)にもお友達が出来るって・・・・・。だからお兄ちゃんが行っちゃったとき、かなしかったし、さびしかった。でもね、ここに来る途中であたし(ありす)あたし(アリス)に出会ったの。あたし(アリス)あたし(ありす)のただ一人のお友達。やっと、やっと出来たあたし(ありす)だけのお友達。だからお兄ちゃんの事はもういいの。あたし(アリス)さえいれば、あたし(ありす)はまんぞくだから。でも、次の遊び相手はお兄ちゃんなんだよね。・・・・・・しょうがないから遊んであげるね」

 

 そう言って自分の目をジッと見て

 

 「だから、すぐに消えないでね?あたし(ありす)はかなしいし、あたし(アリス)はつまんないから」

 

 そう言ってどこかへ去っていった。・・・・あれが次の対戦相手。

 

 「あの様な外見で二人も倒してきているのだから油断は禁物じゃぞ?と言っても、年端もいかない相手程やりづらい事もまた事実じゃがな」

 

 そうだ。ここまで勝ち残っている時点で実力は確かな事は明学だ。でも、アーチャーが言っていることも分かる。今までの相手は自分よりも強大だったからこそ、必死に戦えたのだ。だが、今回は逆だと言っても良い。

 

 「あの(わらべ)に負けたら死ぬのはそなたじゃ。あの時死にたくないという強い願いを聞いてわしはそなたと契約した。・・・その事を忘れるでないぞ?」

 

 彼女はそう言って姿を消した。・・・・本当にこの時ばかりは己の運を呪いたいばかりだ。でも、負ける訳には行かない。色々と心はぐちゃぐちゃになっているが、このまま何もしないっていう選択はしない。それは今までの自分を否定してしまう様な気がしたからだ。とにかく何かしようと思い、購買へ向かった。

 

 

 

 「ふっふっふっ、さてあの童を捕まえるとするかのう。わしを鬼と罵ったからには相応の罰を与えるとしよう!!」

 

 アーチャーが何か黒い殺気に近いものを出しながら今にも飛び出しそうな勢いの彼女をどうどうと宥めていた。何故こうなったかというのかは少し遡る。

 

 購買で色々と商品を見ている時、端末にトリガー生成のメールが届いたのでアイテムと礼装を買い、アリーナに向かっている途中、ありすが現れ、自分達と鬼ごっこがしたいと言ってアリーナへ走って行った。最初はアーチャーは乗り気ではなかったが、アリーナで自分達を鬼と言ってありすが逃げた時、(多分)鬼と言われた事が気に入らなかったのだろう、やる気を出し始めたのだ。・・・・・ただ、このやる気が殺る気でないことを心の中で祈った。

 

 といった事があったので、アーチャーはありすを捕まえる気満々なのだ。この鬼ごっこでありすの情報が得られると良いのだが。

 

 

 

 アリーナの奥へ進んでいくと、トリガーが入っているであろうアイテムボックスの前にありすがいた。

 

 「あーあ、見つかっちゃた。でも、楽しかったよお兄ちゃん!!!ねぇ・・・・あたし(ありす)のお話・・・・聞いてくれる?」

 

 そう言ってありすは自分の話をしているのだが、それよりも目の前で起きた出来事に驚きを隠せなかった。今まで一人だったありすが二人に増え、自分に話しかけているのだ、双子と言ってもおかしくない程、目の前の二人はソックリだったのだ。

 

 「ねっねっあたし(アリス)!『あの子』も呼んでみない?」

 

 「そうねあたし(ありす)!いい考えだわ」

 

 あの子?・・・・本来なら何の変哲もない単語なのだが、その一言にとてつもない寒気と嫌な予感がした。

 

 「「お兄ちゃーん、わたしたちのお友達を紹介するね(わ)!」」

 

 そう言って二人は手を振り上げ、

 

 「「おいで、ジャバウォック」」

 

 そう呼びかけた瞬間、二メートル以上はあるだろう巨人の様な怪物が出現した。

 

 あれから全力で逃げろ!!!・・・そう本能が呼びかけていた。

 

 「アーチャー、一時撤退だ!!あれを相手にしても意味は無さそうだ!」

 

 「同館じゃな。何の策もなく闇雲に戦うのは愚策じゃ。一旦引いて情報を集める方が良かろう。そのくらいなら今のわしでも可能じゃから令呪を使うなどと言わなくても良いぞ」

 

 意見が一致したのでこの場から逃げ出すことにした。怪物がこちらに襲い掛かろうとするのをアーチャーが威嚇射撃等をして動きを封じながらこの場を後にした。

 

 

 

 全力で逃げた事で体力を消耗し、息が上がっているのと先程目のあたりにした出来事への混乱で酷く疲れた。ありすが二人いる事と彼女たちが呼び出した凶悪な怪物、ジャバウォック。まったく頭が付いていけていない。あの怪物、ジャバウォックがありすのサーヴァントなのか?

 

 「あれがサーヴァントとするなら、クラスはバーサーカーかもしれんな。何とも厄介極まりない」

 

 バーサーカー、狂化する事で恐ろしいまでの性能を手に入れる事が出来るクラス。だが、それ故に他のクラスと比べて魔力の消費が激しい等と、マスターへの負担が大きい。だがありすはそれを普通に呼び出した。それから逃げている時に、

 

 「この子は分けてあげた魔力が無くなるまでここに居るからね」

 

 と言っていた。消費が激しいはずなのにありすは分け与えられるほどの魔力を持っているのか等と考えていたが、どうしても気になる事があった。それは、

 

 「何故ありすは二人もいるんだ?(・・・・・・・・・・・)

 

 そう、この点だ。マスター一人にサーヴァント一体。これが基本と聞いている。だが、現にありすは二人いたし、ジャバウォックを呼び出した。だからこそ混乱しているのだ。

 

 「アーチャー、双子のマスターっていうのはあり得るのか?」

 

 「稀にその手の特例がいるというのは一応知っておるが・・・・・きちんと調べた方が良かろうな」

 

 そう話し終え、アリーナにいるエネミーを倒してアリーナを出た。

 

 

 

 マイルームに戻ると、疲れがドッと出て来た。ベットに腰かけると、

 

 「無垢にしか見えない童が相手とは本当に運が無いのう。そしてあの尋常でない力の持ち主と来た。あれをどうにかせんことにはトリガーを取る事も出来ん。対策、手段を考えなければならんな」

 

 そうアーチャーの考えを聞き、明日はすることが多いなぁと思いながらベットに横になった。




ついにジャンヌオルタが実装されましたね。多大な犠牲を払ってゲット出来ました。ちなみにザビ男礼装とアストルフォもゲット出来ました。後はセミラミスとメルトリリスが実装して欲しいです。

お気に入りが70件になりました。自分の様な者の作品を面白いと言ってくれて本当に嬉しいです。これからも頑張りますので応援、アドバイスなど宜しくお願いします。

ありすは書くのがとても大変だなと書きながら思いました。
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