リリカルなのは:介入するなら頑張って   作:ゆかりフリカケ

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………いや、何もないですよ。

サブタイ通り、キンクリしてメイドインヘブンします。
自分で今までを見直して展開遅いと思いましたので。


『SCP』にハマってました、あれ面白いですね。


#17 事態、急展

 前回の回収(森の館に男子二人が囚われた件)から数日経ってしまい特に成果は無く週末を迎えた。その間に有った事といえば、

アリサちゃん達はどうやらなのはちゃんと連絡を取ることが出来たらしい(ちゃんと動いてくれて良かった……あの機械が)その事を翌日には嬉々として語ってくれた。どうやら魔法の事などは話されてはいないようだったが、なのはちゃん本人からどうしても外せない事があると聞けたという事、仲直り出来たという事など色々と。そして、その事も含めて

”い、一応、アンタのおかげだから感謝してあげるわ”

とテンプレートな反応を頂戴しました。実際に目の当たりにすると良いモノですね。

でもデレ成分はまだいいです、其処から繋がりを持つと自然となのはちゃん達に関わってしまうので。ところで今更だがなのはちゃんは連絡が取れた事を疑問に思わなかったのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 っで、時間は流れてある日の放課後。残りの反応の詳細地を探して海岸線を散策中です。

 

「海以外の反応が見られなくなったと思ったら、既に管理局組で回収済みですか……手元にあるのは4つ。一応目標最低には足りてますが予備は欲しいですねぇ」

 

 現状残るは海の反応のみ、アルサナからの連絡では局側で回収したのは2つ。残るは6つとなり原作通りに進んでいるようだ。それに対して私としては

”何もしなくて良いかも”と嬉しい反面

”これ以上確保できないのか”と行おうと思っている行為(ちょっとした改変)の為の予備が確保できないであろうと残念にも思ってしまう。

 

「4つ在れば使用予定としては一応予備に1つ余るという事になりますし大丈夫といえば大丈夫ですかね。元々”プレシアさん達が原作通りであった場合”を想定た対処の為に集めていたわけで、もしこのまま何もなく終われば管理局で保護延命処置を施される可能性もありますし」

 

 原作の様なラスボスムーヴをしていないプレシアさんだったら、そう重い処分には成らないだろうし証言の為にもある程度の治療は施して貰えると思っている。そうならなかったとしても1年以内に起こり解決する次の事件のモノを使えば、なんとかなると考えている。それというのも闇の書の蒐集魔法の中に治療系が全く無いとは考えにくい、どんな最強無敵の存在であれ回復手段は持っているのが定石だ、ましてや元々が様々な魔法の蒐集・研究の為に作り出された”夜天の書”だ、有るに決まっている……有るよね? な、無い場合としてジュエルシードはこのまま確保しておき、海のモノも掠め取れるなら確保しましょう。

 

 それにしてもこの変わってしまった流れでどうやって残りを回収するんでしょうか? 原作の場合、強制発動させて露見させ、浮上してきたモノを確保していましたが、今やその彼女たちは協力関係でありそんな無茶を周りが許すとも思えない。だとすると……潜るのかな?この時期に?デバイスのお陰とは言え凍結の属性を扱えるクロノ君辺りなら寒くても結構大丈夫なのかな。もしくは反応位置が安定していないからすっごく広く結界を展開してモーゼ?

 

「なんにせよもう残りが海のモノだけとなった時点で、私が回収しに行く事は難しくなっている訳ですけどね」

 

 海原という遮蔽物の無い場所にあり、何処にあるかもわからないように反応が定まらず、海開きもまだまだな春過ぎの海で行動を起こす。これが注目されないわけがない。結界を展開すれば管理局の計器に捕捉されるであろうし、展開しなければしないで舟の一隻でも在れば探索出来るかとも思えるが、小学生の女の子一人で舟の操舵など一般常識的な視点で見て在り得ない。

 よって私がもう出来る事といえば

”残るすべてのジュエルシードが管理局側のチームに回収されて21個全ての存在を確認する”

ぐらいですね。後でリニスかアルサナからの連絡で回収できた事とその個数を教えてもらえば良いだけかも知れないですが、やはり大事なのは自分の目視でも確認しておく事、それが一番安心できる。

 

特に、変わってしまっている所為で”回収方法”が不明すぎる上

”事象だけはある程度正史のまま”

と今まで起こって来ているので

”もしかすると回収の時に何もしていないのに暴走段階に入ってしまう”

なんて事もありえないとは言い切れない。

 

 万が一そうなった場合でも、前の街中の時の様に表立って出て行くことはもうしたくないのでリニスに影から補助(ブースト)を掛けるか、遠くからの視点という利点を活かしてアルサナ越しにリニスに指示でもしましょうか。あっ、でも視てただけで見つかりそうに成った前例があるし……

 

 

 もし原作通りに暴走しそうな形となったらどうするか考えつつも「まぁなるようにしかならないか」っと結論付けとりあえずモノの確認をしてからにしようと決めた。

 

 

 

□~~~~~~~~~~~~□

 

 

 

 風も穏やかで、波も余り立っていない凪いだ海面が一面に広がり、それを見渡せる海岸線の防波堤に少年少女が複数名立ち沖の方を見ていた。

 

「形だけとはいえ民間協力者である君達や俺達の方でこの街を、俺達以外の局員やアースラの観測機で街以外の周辺を探ってジュエルシードは合計で11個集った。ユーノから聞いた限りでは全21個らしいがまだ半分。しかし、もう半分集まった。この調子で集めることが出来れば残りもあと1ヶ月もしない内に回収出来るだろう」

 

 ロディルが集まった面々に先ずそう告げた。この時点で管理局側の皆が確認しているのは、なのはの持つ5つにフェイト達が持つ3つ、そして協力を始めてから見つけたモノが3つである。

 

「そして、今から皆で探索を行うのは一番人員が必要と感じつつも、人的被害を出さない事を優先して街や森など陸地を中心に探し、結果後回しになってしまっていた”海側”の捜索だ」

 

 っというが管理局側であるロディルやクロノをはじめとした「情報操作も楽ではない」とするアースラ組の本音であり建前である。物的証拠が目に見えて残るであろう陸地での被害は勘弁してほしいのだ。

 

「でも、皆で探しても見つかったのって3つだけだよ?」

「ぐっ。た、確かにそうだが」

「それに、私達以外にも集めている人が居たから、もしかしたら残りの10個ももう集められてるかも知れないよね」

「い、いや、確かに君達からその存在は聞いているが」

「なんだ? まさか見つかってねーとか言うのか。アースラの設備もそこまで優秀じゃねぇのか」

「俺達を助けてくれた人は良い人っぽかったが、前に街中に現れたボロローブの奴は明らかに敵だったからな、さっさと探してくれよ」

「うるさいぞ、亮夜・悠次! 一時的とはいえ二人して探索の際に消息不明となり、気が付いたら知らない人に助けられて挙句その地に反応のあったジュエルシードを回収できずロストしたくせに偉そうに言うな」

「「貴様(ロディル)、言ってはならんことを!!」」

「事実だろうが!」

 

 そう言うやいなや、取っ組み合いを始めるロディル含む3人。2対1の形に成っているのだが、生まれた環境のや経験の差か、(ことごと)くいなされている。因みにまだ結界も展開されていないので生身状態でのバトルである。

 

「……なんだかすまないな、ロディルがあんな感じで。今まで同じくらいの年代が僕くらいしか居なかった上に局の立場上僕は上司、ああやって自分をさらけ出して言い合える奴が少なかったんだ」

「ううん、ああいうのって、もっと仲良くなる為に必要な事だと思うの」

「そうか、そう言って貰えると……ん?」

「あの時は私とナノハはまだ友達って関係じゃなかったから……私たちもああいう事した方がいいのかな」

「待ってくれ、そういう答えが欲しかったんじゃないし、キミ達がそのままでやったら怪我を」

「だったらバリアジャケットを展開して魔法戦でやるの!」

「そうだね、わかったよナノハ。 クロノ、場所の準備お願いします」

「話を聞いてくれ! えぇい、この世界の人達は喧嘩早(けんかっぱや)いな!!」

 

 どこか外れたやり取りでいつの間にか原作通りに対決しそうな感じに成って行っているなのはとフェイト。そして最初の登場を思えば人の事は言えないが、まだまともであろうとしているクロノ。

 

「あははー、私たちは別にこの世界出身ってわけじゃないけどねー」

「……(プレシア、少しフェイトを純粋に育てすぎです。そしてイツキ、コッチはちょっとフリーダムが過ぎて大変なので、回収作業もコレで最後かと思われますしソッチに戻っては駄目でしょうか?貴女と居た方がまだマシでした。)」

 

 ”視てて飽きないねー”などと、この状況を単に面白いと笑って見続けているアルフとジュエルシードの探索に来ただけなのに何故こんなに騒がしくなっているのか、と頭を抱えるリニスであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん”ん”! 少し脱線したが、今回の捜索はこの”海”方面全般だ。探すにあたって集中的に反応を探ってみたがどうにも位置が安定していない、恐らくは海流に流されているかなにかしらの海洋生物と共に有るかだ」

 

 一騒ぎ終え、既に少しボロボロになってる二人(亮夜と悠次)とは違い、何事も無かったかのように無傷のロディルがそう仕切りなおした。

 

「前者である場合はイイが後者であった場合、その海洋生物に反応して暴走が起きる可能性が在る。君達は既に猫?だったか犬?だったかを媒体にしたモノと遭遇しているだろう。ソレらはまだ”1つ”が反応したからその程度だったが複数合わさった場合、最悪神話生物みたいなのが出来上がっても不思議じゃない、ロストロギアというのはそういうモノだ」

 

 回収しようとしている物の危険性を改めて説明するロディル、それによって皆一様に気を引き締め直す。そして方法についての説明を始める。

 

「概要は簡単だ、それぞれが別れて適当に探す」

「……それだけですか?」

「……現状それ以外に無いんだ。それでも見つからない場合は多少危険ではあるが、最終手段として結界を何人かで重ねて発動しその中で魔力を放出し強制的に発動状態して浮かび上がった所を封印する。という方法も存在する」

 

 間違ってもそんな手段に成るまで見つからない事が無いように全力で捜索するけどな、っとクロノが付け足してそれぞれが先ずは自由に探すことになった。

 

 戦闘が行える者と探知が出来る者二人一組で4つ(なのユー&悠二、フェイト&亮夜、クロノ&ロディル、アルフ&リニス)に別れて捜索を開始、そして時間は掛かったがそれぞれが魚がくわえていた物や海草と共に流れていたもの、偶々探す時に打ち揚げられて引っかかっていたもの等を何事も無く1つずつ発見した所で再度集まった。

 

「特に目立った事も起こらず何事も無く回収できたな」

「あぁ、アースラからの連絡でも反応を見た限りこれ以上は無いそうだ」

 

 ロディルとクロノからそう告げられ全員が”そろそろ全部の回収も終わりそうだな”と思いながら帰還していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――一方その少し前から、遠目にソレを視ていた人物が一人

 

「色々考えてたのに、来てみれば何故か”回収しきった”感満載で皆が満足してるんですが」

 

 全部探し切ったんでしょうか? 見た限り4つ?しか手に持ってないきがするんですけど、後二つはどうなったんでしょうか。彼等は帰るようですし居なくなり次第コチラでもちょっと探してみましょうか?それにしても

 

「ちょっと考えればわかったことですよね”彼らは日中から行動してる”という事に……」

 

 物事が都合よく自らの時間に余裕があるときに起こるのは主人公特権だ。そんなもの私に在るわけが無いから私が探し始める夕方頃にはもう探索を終えて切り上げ作業に入ってるのは当然の事であろう。

 

 しかし、原作で此処にあったのは6つだ。そしてまだ回収できていなかったのも6つ、ここがズレるとは考えにくい。出来ればそのまま彼等の方で探してくれた方が楽なので、リニスに連絡をしてもう少し探すように……

 

「あっ、あれ? もうだれも居ないし……」

 

 気が付けば其処には誰も居なかった。アースラの感知はそこまで優秀じゃ無いのかもしれない。

 

「まぁ結果オーライですかね。さって、探しますかぁ」

 

 視られる心配も一応減ったので、気兼ねなく探そう。

そう決めて残っているであろう未回収のモノを探し始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ら、さほど時間も掛からずあっけなく見つかった。堤防で釣りをしていたアロハシャツの青髪の兄さんが

”おう嬢ちゃん、こんな所でどうした? ん、なんだ探しものか? しかし可愛いのに飾り気がねぇな、釣ったもんでワリィが俺ぁ魚以外今は興味ねぇからコレでちったぁ着飾れや”

ってくれました。どこかで見た事ある人物だったような気がしたが気にしない事にした。

 

 

 

 

□~~~~~~~~~~~~□

 

 

「さて、今回4つ回収できたことにより俺たちの方で所在が確認出来ているのが合計15個と成った」

「そして、君達の話から残り6つの内、1つは既に正体の判らない人物によって持っていかれている為、実質的な残りは5個と言っていいだろう」

 

 局員側である二人は現状をそう告げ

 

「だが残りの反応がこの街、及び周辺から感知が出来ない。もしかすると何処かに漂流してしまっている可能性もあるし、考えたくはないがその謎の人物や他の何者かによって既に回収されてしまっている事も在り得る」

 

 他の局員を動員したりアースラの設備を使っても探しきれない為、一時的に結論を付ける。ユーノをはじめ皆一様に少しだけ不安になる、なのはやフェイトなどはジュエルシードが力を発揮する様を見ているのでアレが悪用されたりなどしたら大変だという考えから、悠次や亮夜など特殊な経歴の者達は自分たちの知る物語とかなり違うというモノからだ。

 

 (もっと)も、リニスだけは特に気にしている様子は無い。というのもその謎の人物こそがいつきであるし、6つの内4つもいつきが回収済みであることを知っている、後の2つも回収しているであろうと思っている為である。

 帰還する際に、ジュエルシードの反応をアルサナが捕捉していて回収しきれていない事はわかってはいたが、同時にいつきの魔力も捕捉して居た為”活性化もしていないしする要素も無い、みんなに言って回収しても良いけどまぁイツキに任せれば大丈夫だろう”という事で特に進言する事も無く一緒に帰還していったのだ。

 

 

 

「ひとまず、残りの回収はコチラに任せてもらおうと思う」

「ま、待って! 最後までやりきりたいの!」

 

 そう切り出したクロノになのはが叫ぶがそれに対しまぁ落ち着いて最後まで聞いてくれと返す。

 

「君がどういう経緯でこの件に関わったかは聞いたし思っている事も色々あるだろう、しかし君達が全く歯が立たなかった上おそらくは戦闘経験もあるであろう人物が居るんだ。聞いた限りだと僕達でもどうなるかわからない。だからこれ以上協力者であっても民間人でもある君達に危険な目に合わせるのも体裁が悪い」

「まぁそれもあるんだけど、皆さん本来はまだ学生でしょう? そちらの世界の平日で学校のある時は学校に行った方が私は良いと思うのよ。やりたいと決めた事をやるのもいいけど、子供は学べるうちに色々学ぶべきだわ」

 

 いち管理局員として話をするクロノに対して、いち親として話すリンディ。リンディにしてみれば立場もさることながらいくら能力があるといっても、探索や対処ならまだしも”戦闘”は早いと考えての事だった。

 

 

 それから幾らか話をして、せめて休日ぐらいはやらせてほしいとなのはに懇願されそれを了承したりなど有ってから、リンディが”そうそう”と話をしだす。

 

「フェイトさんのお母さん、プレシアさんに関してなんだけど、良ければコチラ側で……っというよりアースラ側で治療を受けてみない? 事情があるとは思うのだけれど、このまま処置を受けないよりは良くなると思うわ」

「え…っと、私もその方が母さんと長くいられてうれしいけど、聞いてみないと」

「えぇ、一度戻って貰って構わないわ。病気の具合によってはこれからのこともお話したいしね」

 

 フェイトとリンディがそうやり取りを交わし、他の面々もそれに賛同していた。

ジュエルシードに関しては、あと数週間ほど探索し見つからなければ一度切り上げ、確保している分を一度ミッドチルダの管理局に持ち帰り厳重に封印してから再度戻ってきて探索するという手筈になった。そうなったのもソレを狙う人物がいて、更にはその存在を知り”最初に次元輸送艦を襲った人物も判明していない”以上容易に転移されることや攻撃されることは無いとは思うが万全などありはしない。奪われる又はアースラが狙われる可能性もあるという判断からだ。

 

 

 

 こうして不完全ではあるが(仮)ジュエルシード事件は総じてみれば何事も無いように進み

 

なのは達は「時間がある限りは全力で捜索を手伝います!」と意気込み

 

フェイト達は「ジュエルシードを使用可能な範囲、監視の有り無しで少しでも使えるのなら母さんの願いの為に使わせてほしい」と頼み込んでリンディに「う~ん……内容次第かしらね」と曖昧ではあるが一応の約束を取り付け

 

他の”事象を知る者達(転生者3人)”は「なんか違うが平和に終わったしいいか……いいのか?」などと話し合っていたり

アースラの乗員達も「ただの視察巡航がちょっとした事件みたいになったが、争いがあったわけでもなく終わろうとしていた良かった」などと語り合って

 

 

 平和的な(陰でそうなるように努力している奴も居たりしたが)終わりを迎えようとしていた。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『《困るんだよねぇ……勝手に”平和な物語”になって終わってしまうのは……》』

 

 そう、どこからか言葉がアースラ内に響いて聞こえてくるまでは

 




ロマサガ2のリマスタ?配信日が決まったみたいですね。
流し切りを完全に入れてこようと思います。

あと池袋可愛いです。
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