#01 確認、開始
「はい、それではみなさん、おはようございます」
「「「おはようございます」」」
そういった挨拶から始まる今日といった一日。
本当に何気ない平凡な一日の始まりだ。
ここ”私立聖祥大学付属小学校”で行われる授業のはじまり。
懐かしいものである、学校というものもそこでの授業というものも。
「それじゃあまず、出席をとるぞ~」
……あっ、どうも皆様改めまして私です
突如開いた穴に落下、転生させられた者です
え?一人称が違う?授業を行っているから違う年代に転生したのかって?
前者はやんごとない事情があっての事で、後者は違います。ちゃんと主人公と同年代に生まれてます
ではなぜ一人称が違うかって?……それが今世で私が一番悩んでいた問題故なんですけども
「次~、
「はい」
……えぇ、つまりはそういうことです。
どうも皆様改めまして
”元”俺こと
”現”私でもあります。
私立聖祥大学付属小学校の3年生、9歳で、今生での名前を神在いつきと申します
どういったわけか”女の子”をしています。
□~~~~~~~~~~~~□
「ふぁ……やっとお昼ですか……」
おもわず欠伸が出てしまう、現在4月、春眠暁が何とやらな季節と言うだけありますか、しかしなんだかんだ人生のやり直しというのは、ある意味で楽しいですね、二度と経験出来ない事もこうしてまた体験しなおしているのですから。
まぁ、気を取り直して、少しばかり現状の説明を……なんですか? ”普通は前日譚から始まるじゃないか”ですって? いずれ語りますよそれこそ色々遭ったんですよ……色々と
そんなことよりも先ずですが
TSしている原因はわかりきってます。
あの原作に関わって何とかしてほしい神様が、ある程度陰ながらしか関わる気のない私を無理やり関わらせる為、それとなるべく関わった上で関係性を最小限にする為の処置でしょう
・オリ主が関わる
↓
・オリ主がチート(転生特典)の力で頑張る
↓
・なのはちゃんの気持ち(?)がフェイトちゃん以外に傾く
このテンプレートを避ける為だけの為に性別を変えられた気がしてなりません。
本筋だか二次創作だかもうどっちでも在ったような無かったような”なのフェイ”とかある時点でもうどうしようもない気がします。あと考えられるのであれば、奴を男神と見たことでしょうかね、別に男が好きなわけじゃないのに……威厳ある神と言えば男神でしょう……
ただ、それだけなら納得できたんです。私”だけ”が転生者という特性持ちの唯一の存在的な感じであるのなら”そうなったのも仕方ないか”っと。
……でも、納得出来ない要素が在るんです、どう見ても転生者らしき方が他にも居るんですよね。可能性としては示唆されていましたけどもまさか居るとは思いませんでした
あくまで、まだ”かもしれない”の範囲に留まっているのですが、なのはちゃん達と同じクラスであるという事。
更に、容姿がですね、どう見ても他作品の主人公君にそっくりなんですよ。
他人の空似、本当に似ているだけかもしれませんが警戒・用心しておくに越した事はありません。
その容疑者(そっくりさん)?は現状二人程居ます。
先ず一人目、名前は
薄暗い灰色の髪の毛と灰色の眼をした彼
今にもそっとしておこうとか言いそうな見た目です。
……どうみてもペルソナ4の主人公君にそっくりなんですよ
名前もなんとなく似てる感じがしてるんですよね、アニメ版やその後の作品の彼の名に。
まさか”ペルソナの能力”を特典で選んだりとかしたら容姿等がそう成ってしまったのでしょうか? もしそうなら、この世界にペルソナ3やペルソナ4の舞台となった地もあるかもしれないですね。
時間があれば調べて見てもいいかもしれませんね、巻き込まれたくないので。
私自身、前世の記憶として4は知っていても3は知らないですからね。”世界が地続き”程度の知識しかありませんし。
そして二人目、名前は
明るめの灰色の髪を後ろでハネさせて紅色の眼をした彼。今にもトライエッジ云々言ってきそうな見た目です
…….hackのハセヲ君に見えるんですよね。
でも名前はハセヲ君の中の方に似てる気がします、確かそんな感じの名前だったような記憶がありますね。
彼は何でしょうね? ”かのゲームに出てくる技全て”とかでもお願いしたんですかね? でもそれならあの容姿には成らないでしょうね
おそらく他の特典枠で
これで確認項目は更に増えたんですよね、この世界のパソコンなどのコンピュータ関連が共通OSの「ALTIMIT OS」だったりして元となった作品のオンラインゲームがあったりしたら、クライシス待ったなし――なんて事も在り得ますからね。
私の家にはPC関係が一切無いので今まで気にしませんでしたがコレも時間があれば確認しておきましょう。
ただ私シリーズ作品としては//G.U.以降しか知らないんですよ。
まぁそんな感じで現状は二人ほど私以外に同じような存在なのかな?な人は確認できてます、まだあくまで|可能性<転生者かもしれない>の域を出ませんけど。
でもそのどちらも男性なんですよね、なんで私だけ……
特典で男性主人公の作品のモノでもお願いしておけばよかったんですかね?
しかし過ぎたことは仕方ありません。ホントもう仕方ないんです。そう思います。思う事にします。
私自身の見た目ですか?普通ですよ、普通。別作品の特典を貰ったわけでは無いですからね。
その二人がまだあくまで”可能性”っというのも、物語の始点に至ってないというのもあって確認が出来ていないのと、彼らが、その、”踏み台君”や”かませ君”の様な、唯我独尊な行動を一切しないのでわからないんですよね。
何かリンカーコアの反応などを感知できる機械――この世界ではデバイスですかね――でも作っておけば良かったですね、魔力反応自体は私でも一応感知はできるのですが発せられたモノしかまだ感知できないんですよね。
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しかし”物語の始点に至ってない”とは言いましたが、それは私が”なのはちゃんとユーノ君が病院前で再会し変身した夜”を始点だと捉えてるからであって、ユーノ君の封印逃し自体は昨夜の内に終ってるんですよね。
放って置いても良かった気はしますが、流石にソレは出来なかったですね。可能性としてはその時点でユーノ君が再起不能になる可能性も在り得ますから。
……心配したことはなにも無かったんですけどね。原作どおり、封印しようとして逃す。その手順をちゃんと踏んでいました。ただその際、ちょっとだけ差異が在るとすれば衝撃でレイジングハートさんが遠くまで飛んでいってしまったので拾ってユーノ君の首に掛けて上げたくらいですかね。
原作でも近くに落ちたはずなのに、なぜか知らないうちにユーノ君の首に掛かってましたし、これぐらいは干渉に入らないでしょう、入らないよね?レイハさんが映像撮っててバレるとか無いと思いたいです。
その時にも件の二人は姿が在りませんでした。もしかするとホントに只の似ているだけの一般人かも知れませんね。もしくは能力を貰ってるけどまだ魔力感知出来るほど実力が伴ってないとかいうオチですかね、後者である場合はもうちょっと頑張って欲しいんですけども、私が楽をするために。
順当に行けば今日の帰りに三人組がユーノ君を発見、夜には初変身と封印と言った所でしょうか。
何も無ければ良いのですが、相手が少し強かった気がしますし、用心しておきましょう。自分が住む街への被害も、出来れば無くしたいですし、あの被害はちょっと大きすぎると前世の時も思ってましたしね。
件の二人も、流石に今回は出てくるでしょう。っというより、ホントに転生者であれば今夜こそ来て下さい、確認させて私を安心させて下さい、そしてあわよくば能力を見せて対策を取れるようにしてください。未知の能力を使って勝手にされるのは勘弁してほしいので。
「はぁ……眠い」
精神的はどうであれ、肉体的には子供も子供なので、夜更かしすればどうにも眠気が消えません。そして今日もなんですよね。夜更かし行為。
探知されないよう隠蔽処理を施したサーチャーで見ている限り、屋上のなのはちゃん達も、将来の話で盛り上がり順当に原作展開を踏んでくれているようだ。ちなみに件の二人はその場に一緒に居ますね。普通に友人関係を築いている様子、原作には男友達はいませんでしたし、やはり黒ですかね? あの二人。まぁいいです、今考えても答えは出ませんし、その内わかるでしょう。
それはそれとして……
「おやすみなさい」
私は午後の授業が始まるまで意識を手放した。
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「さて、ユーノ君が取逃すというイベントが在った以上、もう始点まで時間もないと思いますし次に起こりえる過程の再確認でもしましょうか」
何事もあるわけがなく、放課後、そして夜に成り私は気合を入れなおす。
展開として、ユーノ君を拾う、動物病院に届ける、までは既に何事もなく終了。違いが在るとすれば件の二人も塾に通っているようだ。そしてこの後は、夜になりユーノ君ピンチ、なのはちゃん駆けつける、暫くの逃走の後にレイジングハートでへんしーん。の流れでしたね。
「とりあえず、街への被害を――特に動物病院ですね――最小限にする為にも封時結界、それも外部から侵入できる類のモノに調整しないといけませんね」
結界自体は街への被害もさることながら、ド派手な魔力光の目撃者を減らすためのモノ。外部からの侵入は、なのはちゃんが動物病院に到達できるようにと、黒に近い彼ら二人が介入してくるかどうかを確かめるためのモノだ。
『(誰か……僕の声が聞こえる人。助けてください、力を貸してください、危険が、ホントに危険が近づいているんでs――…)』
あっ、途切れた。
……まぁ始まりましたね。この段階で既に張っていても良かったのですが、万が一、念話が届かないとユーノ君、ここでゲームオーバーしてしまいますからね。それは勘弁してほしいです。さて、封時結界展開っと。これで病院が壊れて、街が壊れたとしても現実への影響はなくなりましたね。翌日の事件に関する会話が無くなりますが些細なことでしょう。
さて、襲ってきているのは昨晩の奴ですかね……?なんか、形状が違うような?
毛むくじゃらのような不定型な体躯、一緒ですね。
生える触覚の様ななにか、同じですね。
そして背中に”変な仮面”のようなもの。
……おやぁ?ペルソナに出てきたシャドウとかいう奴も同じような仮面を体につけていましたね。
これは、彼がそうなのかはともかくとして、この世界の構成要素にペルソナが含まれているとみていいかもしれませんね。でもそうなると、魔法でのダメージって通るのでしょうかね?通らなければ顔を隠して手助けでもしてあげないと不味いですね、私の攻撃も通るかわからないけど。
「はぁ……はぁ……ここで、あってるよね」
居場所言われなかったのによく来れましたね、漸く始まりますか、この世界の根幹の物語が。
「来て、くれたんですか?」
「え、え!? 喋った!?」
……どうでもいいですけど、この現実では敵は待ってはくれまs
『Gyaaaaaaa!』
叫びよる、この獣。シャドウ要素仮面だけな気がしてきました。
そんな事を考えていると、その場に飛び込んでくる影が一つ。
「なのは! 大丈夫か!? ”ジオ”!」
おや? 誰か来ましたね、っというか来てくれましたね。そしてあれは雷?そして技名が”ジオ”。確定ですかね? でも”ペルソナ”自体は出していないようですが、それは私自身にその適性がないから視えないか出さなくても技を使えるようにして貰ったという感じだろう。
そう考え、声がした方に目を移せば、其処に居たのはメガネを付けたクラスメイト、そして容疑者その1である番神悠次君の姿、面倒なので暫くは番長で通します、似すぎてますし。
「き、君も来てくれたんですか。でも良かった、少し苦戦をしそうですし、どうやら魔法も使えるようですね、助かります」
「え!? 何!? 悠次君!? それに、ま、魔法って何のことなの!?」
いきなり乱入して、若干シャドウっぽくなったジュエルシード思念体と戦い始める番長と理解の処理能力を超えてしまったのか混乱し始めるなのはちゃん。
そりゃあ、いきなり魔法とか言われたり、友人でもあるクラスメイトが未知の力で暴れ始めたら困りますよね。
「俺の事はいいから、なのはは其処のフェレットと話の続きを!」
「ふぇ!? なに、なに?なんなのー!?」
なのはちゃんは更に混乱してますが、そういって話の続きを促がす番長、わかってますね、ちゃんと原作の流れに沿う様にしてくれているのでしょうk
「俺では封印する手段が無いんだ! それに思った以上に強い、早くしてくれ」
……ないわー、頼りねー。そんなんじゃ親友度は上がっても親愛度は上がらねぇぞ? ……おっと口調が。キャラ付は大事です、この世界で元俺が、現私で居るためにも。スイマセンお母さん、ちゃんとした口調にしますので、6時間正座説教は勘弁してください、大人でもキツいのに子供だと尚更キツいです。え? ハイ、一人称は俺ではなく私にしますので、え、名前呼称の方が可愛い? いや、それだけは勘弁してください、ブツブツブツ…
……トラウマがフラッシュバックしかけましたが、大丈夫、私は大丈夫です。
ですが彼は異能を貰う事しか考えてなかったんですかね? デバイスぐらいは与えられてると思うのですが、彼に何かしら施した、神っぽい者のミスでしょうか?
しかし、現時点で予測できるのは、”特典の一つはペルソナシリーズ、もしくはペルソナ4に出てくる術技全て”て所ですかね、それ以外は追々披露してくれるであろう戦い方から推測してゆきますか。
「わ、わかりました。なのは?さん、僕の後に続いて起動の為のパスワードを」
「我、使命を受けし者なり」
「え、えっと、我、使命を受けし者なり」
「契約のもと、その力を解き放て」
「け、契約のもと、その力を解き放て」
「風は空に、星は天に」
「風は空に、星は天に」
「そして不屈の魂はこの胸に。この手に魔法を」
「そして不屈の魂はこの胸に。この手に魔法を」
「「レイジングハート、セットアップ!」」
おぉ、すんなりといけましたね、言えましたね。私なら噛みます、絶対。
っと、一つ忘れてました。えーい。
「うわっ!? なんだ! いきなり目が見えなく、目がぁぁぁぁ!」
番長君に
中身がどうあれ男性は男性、見ちゃだめですよ、変身シーン。
私ですか? いいのです、現女性ですし、私自身もバリアジャケット展開時全裸になっちゃいますしね。変身バンクの必要性はわからなくもないですが、どう頑張っても成らないと展開出来ないんですよね、理不尽。
「す、凄い魔力だ」
そう驚くユーノ君。
ほんと綺麗で凄いですね、って、あっ、ちょ、結界ヤバイ。開放された魔力だけでコレって。堪えて、私の結界!!
「早く、封印を! レイジングハートが答えてくれます」
「は、はい、教えて、レイジングハート」
ん?こんな展開でしたっけ? 順応性が、なんか、高い? 私が関わらなかったもっと子供の頃に何か有った? あの二人以外にも誰か居る可能性が、いや、でも、そうなると年代が違う所にも居るって事ですよね。
流石にそこまで可能性が広がり続けてしまうと私個人では対応出来なくなる場面も出てくる可能性の方が高くなってしまいますし、その辺りも今後の課題として考えt
「リリカル・マジカル、ジュエルシード封印!」
『ジュエルシードXXI、
おっと、考え事してる内に終っちゃいましたか。番号は同じみたいですね。周りの被害は……全く無いですね、番長君も何かしてくれたのかな?
それにしても、もう一人は来ませんでしたね。関係無かったんでしょうね。……まさか別陣営で来るとか無いですよね、まさかね。
さって、結界解除っと。今日はもう何も無いはずですし、帰っておやすm
キィィィィィ、ガシャ! プァァァァァ-
車が動物病院に突っ込みましたね……これが世界の修正力、っというよりは私が結界外の確認せずに解除した所為ですかね? それで急に出てきた二人の子供を避けようと……そ、ソレより二人は、って居ないし!? 誰も連絡してない筈なのに警察のサイレンまで!? 車の運転手の容態は……大丈夫そうですね、ですが一応回復魔法を、っと。さて、私も退散しましょう!
どたばたしましたが、コレで物語が漸く開始ですね。
※主人公の背丈はこの時点のどのキャラよりも低いです。