今回はにわか知識を総動員して、書いてみたかった話を入れたモノ。
飛ばして頂いても多分大丈夫。
神社での回収も終わり、暫くは何も無い筈ですよねぇ。っというわけで自己研鑚でもしますか。本来存在しない
っとその前に図書館などで地理を調べたり歴史(事件)を調べて私が持つ限りに前世知識と照らし合わせて混ざりこんでいる要素を調べないと対策の取りようがないですしね。いざ行かん!……学校が終わってから。
教室では各々が他愛もない会話に華を咲かせている。私も例にもれずしがないモブAとして何処かのグループで会話しつつも、主要人物たちの会話を聞き漏らさないようアルサナに頼みつつ、まず何を調べようか考えてもいた。そんな折。
「それにしても最近色々と起こるわね。昨日は神社で倒木騒ぎでしょ?」
「そ、そうだね。私たちもちょっと気を付けた方がいいかもしれないね」
そう会話を始めていた主要人物グループ。切り出したのはアリサちゃんとすずかちゃんだ。
「今回は事件とかじゃなくて、自然に腐っていた木が倒れただけらしいけど、あんた達昨日あの辺りに居たんだって?良かったわね、神社に寄ってなくて」
「にゃははは……た、たまたま近くに居ただけだよ。」
「そ、そうだな。俺もちょっとアッチの方に用事があってな」
”腐って倒れた”のは私の事後処理の見せ掛けである。結界を張る前に少し暴れていたわんころが倒してしまっていたので断面を腐らせておいた、そうじゃないと流石に色々と
「ふ~ん?もしかして、なんか二人して隠し事でもあんのか?」
そう問うのは今まで姿を出さなかったもう一人の方
しかし、その問い方……貴方もしや黒ですか?
「にゃ!?な、なにもないってば!!」
「確かに怪しいけど、隠し事の一つや二つあるでしょう。それに女の子にそういうこと聞くのは頂けないわよ?」
亮夜君の問いに、凄く動揺を見せるなのはちゃんと、たしなめるアリサちゃん。
「へーへー、わかりましたよっと」
「この…
「ま、まぁまぁアリサちゃん、落ち着いて、誰でも、その、言い辛い事ぐらいあるし、気になるけどしょうがないよ……ね?」
そ、そうね」
なにかあったの?あの二人。そう私が思っていると
「アリサちゃんとすずかちゃんも何かあったの?」
いきなり突っ込んでいきますね、なのはちゃん。本当に言いづらい事だったらどうするんですか。
「別に。少し前にちょっとした事に一緒に巻き込まれただけよ」
「そ、そうだね……あの時は何が起こったのかわからなかったけど大変だったね」
……もしかして、あの誘拐事件の話ですか?ちょっと教室から退散して、っと。
今まで挨拶程度しか会話したこと無かったですし、バレては居ないと思うのですが、これで特徴を話されて、他の人から辿り着く可能性もなきにしもあらず。服装的にもあの時は性別がバレる様な服装では無かったですし……
「ただその時、もう一人居たんだけど、あの子は誰だったのかしら?私の家の方で探してもらってるけど見つからないし」
「”あの事”もあるし、見つけなきゃだよね、私の家の方でも探してもらってるけどコッチも進展なしだよ」
今なんとー!?確かに一緒に攫われたけどバレない様に細心の注意を払って、不届きものを気絶させて穏便に終わらせた筈なのにどうしてそうなったんd
「私たちは気が付いた時には家の人たちに助けてもらったけど、あの子だけいつの間にか居なくなってたみたいで、まるで最初から居なかったかのように、ね」
「でも、私たちはちゃんと居るのを見てたもんね」
……なるほど!つまり”一緒に助けて貰った”事実を作る前に逃げたのが駄目だったわけですか。いや、でも巻き込まれたくなかったですし
「わかってる事といえば、私達より小さかったから多分年下っていうのと、不思議に捻じ曲がった腕輪のアクセサリーを付けていたって事、あとは口調と声からして男の子かもって事ぐらいかしら?」
「なんなんだろうね?あれ。どこかで見たことある気がするんだけど…」
すずかちゃんにバレソウデス。思わぬところで身バレのピンチです。その時はちょっと油断してたみたいですね、まさかバッチリと展開前のアルサナ見られてたなんて。
あの時はちょっと面倒でしたね。
~~以下回想~~
……どーも、神在いつきです。
現在、3年生始まる手前、本編開始まであと少しのところで、なぜか微ピンチ中です。
デバイスのアルサナも居るのですが、コイツ、デバイスの癖に寝てやがります。そしてデバイスなので叩き起こせません。
何の為に居るんでしょうね?
私の記憶が正しければ、小学生になって、しっかりしているし一応ひと安心だと
仕事に復帰したお父さんとお母さんが居ないときの半護衛の役目も担って私に渡されている筈なんですけども
『……う~ん、お嬢。そんなデザインのバリアジャケットはまだ早ぇよww』
AIがアレとはいえ、デバイスも夢も見るのでしょうか?それはそうと大分失礼な夢を見られて勝手に笑われた気がしますね。へし折ってやりたい所ですが腕輪型ですし、私自身小学生の女の子の身では無駄に高性能なデバイスを折るという芸当は出来ません。っで今どういう状況なのかと言うと……
「あんた達!なんなの!?こんな事してただで済むと思わないでよ!!」
「ア、アリサちゃん、刺激しちゃ駄目だよ」
咆えるアリサちゃんと静めようとするすずかちゃん……と、共にどことも知れない廃墟に攫われ静観決め込んでる私。なんでしょうねこの状況。出来ればおそらくは比較的無関係な私だけでも放逐して欲しいのですが。
「おーおー、勇ましいねぇ、嬢ちゃん。今、どういう状況か、理解してるぅ?」
イラっと来ますね、コイツの喋り方。人を小馬鹿にしたような。直接言われた訳じゃない私ですらそうなのですから、言われた本人はきっと
「うるっさい!!だからなんだっていうのよ!!私やすずかに手を出したら、あんた達も無事じゃすまないわよ!!」
「ア、アリサちゃーん……」
燃え上がってますね。でもホントにイラっとくる喋り方の強面さんの言うとおり、状況は理解した方が良いですよ。現状、アリサちゃんとすずかちゃんが取れる希望(手段)、ありませんし。
「ハッ、吠えるだけで何になるっつーんだよ。嬢ちゃん達は連絡を取る手段もなければ、今は昼過ぎ。外出が少し長引いてもおかしくねぇ。つまりはどうすることもできねぇんだよ。そっちの坊ちゃんを見てみろ、状況がわかって何もしねぇのか――いや、怯えきって声もでねぇのか動こうともしねぇだろ」
残念テンションヒャッハーさん、前者です。何もしたくないっていうか目立ちたくないです、こっちに話題振らないで。哀れなモブAで居させてお願いだから。でもふられたからにはなにかしらのアクションを起こさないと不自然なわけで――
「ひッ、じ、自分ですか?あ、あの、なんでこんな事になってるかわからないですし、か、帰らせてもらえる可能性が在るなら大人しくしてますので、な、何もしないで下さい」
「うんうん、お兄さん、素直な子は大好きだ。大丈夫、”用が済めば”帰してあげるよ」
信用できねぇ……明らかに帰す気がない。用って絶対ダメな奴ですよ。ここで言えないような事ですよ。
当然、演技で受け答えするのだが自分でやってて思う、果てしなく茶番である。どうやらテンションヒャッハーさんは性別も勘違いしてくれたようで(まぁ今の服装が某ガ〇ダムBFの心形流のあの子と同じ格好ですし)一応一人称と声も変えています。この二人は関わることがあれば絶対に気が付くから。さって、ここにいる人数でも把握しますかねぇ。え~っとこのフロアに――
『(イツキ、晩御飯はどうしますか?っといいますかそろそろいい時間なので帰って来てくださいよ、何してるんですか?)』
今このタイミングでその連絡ですか!
『(えっと……なんか強面の人たちが居ましてですね、女の子他二名と共に攫われまして、現在、絶賛拘束され中な訳なんですけど……)』
『(言い訳とかどうでもいいので、さっさと帰ってきてくださいね。あと1時間がリミットです)』
『(え?ちょっ!?リニス?リニース!?)』
……カットされましたね。念話が繋がらないです。仕方ないですね、ちゃっちゃと片付けて帰りますか。恐らくさっき話しかけてきた奴が主犯格でしょうね。っで他に二人と入り口に一人、通路側にも一人ですか。面倒な。
「しっかし、勇ましい嬢ちゃんとそっちのおとなしい坊ちゃんも災難だったな。化け物の近くに居たがために巻き込まれてよ」
ん?何の話?呼ばれてないすずかちゃんが”化け物”って事?……すずかちゃん、顔面蒼白で絶望した感じに成ってるんですが、一体。
「そ、それってどういうことよ……」
アリサさん!?それ多分聞いちゃダメな部類です!最も触れられたくない秘密だと思いますよ!?
「なんだ嬢ちゃん、そんなことも知らねぇで一緒に居たのか。つくづく危機感の薄い奴だな。まぁいい教えてやるよ」
「!?だ、だめぇ!」
急に息を吹き返したかのように叫ぶすずかちゃん。そんなに重要な設定、原作の彼女にあったかな?
「お前に止める権利はねぇんだよ。いいか?今嬢ちゃんの隣にいる月村の嬢ちゃんはな、”夜の一族”っていう人間とはまた別の生き物なんだよ」
何と!?そんな設定があったのか! そういえばリリカルなのはって別のゲーム?か何かの派生作品ってどっかで見たことありましたね。
「そ、それがなんだっていうのよ……」
流石に少し驚いた上に、当の本人であるすずかちゃんが横で今にも泣き出しそうにしていたので動揺するアリサちゃん。
「嬢ちゃんにもわかりやすく説明するとだな、簡単にいや”吸血鬼”ってやつだ。麗しい容姿に明晰な頭脳、高い身体能力に人間ではありえねぇ再生能力。果てには催眠能力や霊感なんてものあるらしいな、そして何より”人の血を必要としている”。まさに”人ならざる者”だな!」
「そ、そんなの嘘に決まってるでしょ!ね、ねぇ、すずか!」
「―――」
吠えるアリサちゃんと何も言えなくなったすずかちゃん。
ですが、あの人すっごい丁寧に語ってくれましたね!?しかし、”霊感”ですか、便利そうですね。でも”らしい”とか使うのが多いという事は――
「……ま、っていうのも全部クライアントからの情報ってだけで信じちゃいなかったが、月村の嬢ちゃんの反応を見る限り、本当らしいな?」
定かではなかったが、当人があの状況なら、全て事実なんでしょうね。困りましたね、そんな重要な事知った所で、私ではどうにも出来ないですし、知り合いでは無い私では彼女を慰めてあげることも出来ないですしね。まぁ時間(リニスに告げられたリミット)も近づいてますし、さくっと終わらせて…一応月村家やバニングス家への連絡もそれとなく入れて帰りますか。
『アルサナ、ちょっと、起きてください、アルサナ』
『ん?どうした?まるで俺が寝てたみたいな呼びかけ方だな?』
『……いつからですか?』
『起きてた事か?寝たふりしてた事か?っつかそもそも機械で在る俺が寝る訳ねーし?』
『じゃあなんで攫われる前に忠告もせず、私攫われる形でここに居るんですか?』
『何故ってそりゃあ……回避不能イベント?』
『もういいです……』
諦めよう、こういうやつなんだ。多分、あの自称神が何か手心を加えたに違いない。
『それはそうと、あの二人を何とか気絶させるなりで私だけ逃げ出す妙案ありませんかね?』
『う~む、魔力の
はい?一体なにを言ってるんだこのフリーダムデバイスは
「――だからなんだっていうのよ!」
「あぁ?」
まだ何かするんですかアリサちゃん!?いい加減大人しくしておきましょうよ。
「アンタがなんて言おうと、すずかがどんなに人と違うところがあっても、すずかはすずかなの!アタシの友達で、親友よ!!夜の一族とか、吸血鬼とか、そんなの一切関係ないわ!!アンタみたいな人を攫ったり、汚い事をしている連中よりよっぽどまともな人間だわ!!」
「ア、アリサちゃん……」
おぉ、いい啖呵ですね。実に美しきは友情と言った所でしょうか。ですが、それも状況が状況ならば…
「……ほぉ、よく言った。美しいね。だが状況を考えろ小娘。お前は今、何の力も、手立ても、そして救いも無い。そんな状況で強気でいる事……どうなるかわかるよな?黙らせられる為に何をされるかを」
口調変わり過ぎですよ。今まで通してきたキャラ付け止めたって事は頭にきてるとみて良さそうですね。これはちょっと危ない予感。
「俺達が依頼されていたのは、そっちの月村の小娘だけだ。他が居たり、ソレがどうなろうが”問わず”が上からのお達しでな……おめぇら、この状況を読めねぇ勇ましい小娘をヤっちまえ。自らの無謀がどういう結末を迎えるのかを刻んでやれ」
「え……」
おぉっと!これはマズイ。そんな事に成ったらこの先物語続かなくなっちゃうじゃないですか。
『これですか?アルサナの言った、曰く”必須イベント”というのは』
『まぁなぁ、他に俺らみたいな奴が居て乱入して助けてくれるってのがテンプレではあると思うんだが、今に到るまでそんな気配が一切ない。万が一の為にと……な?』
『はぁ……確かに、そんな気配一切しなかったですね。ここで私が助けるのはある意味イレギュラーである私の責任であり、やるべき事ということですか』
『現状そうなるな。次のタイミングで動くぞ。
『
『色んな所経由して、此処の情報とアリサとすずかの”二人だけが”捕らわれていると送って置いた』
『流石。なんだかんだアレでも仕事は早いですね』
『っが、一つ誤算がある。すっごい速さでここに向かってるからやるなら急げ』
『それを先に言って!!』
くぅ、なぜ私がこんなに働かなくてはいけないんだ。他に転生者居るならポイント稼ぐチャンスですよ!モブAである私のポイントは稼げないですけどね!
「よいしょ、っと」
「あ?おい坊主、何立ちあがって……お前、ロープは?」
そんなものとっくに展開した
「ハイ、ちゅもーく!」
私はそう高らかに声を上げて喋る。一時的に目立つのは物事を早く終わらせ得るための致し方ない犠牲だ。
私の声に反応して、アリサちゃんに襲い掛かろうとしていた連中や部屋の外通路にいた連中も動きを止めてこちらを見る。
そして両手を大きく振りかぶって……
「煌めけ!
どんなちっちゃなことでも、技名、大事!因みにアリサちゃんとすずかちゃんには視界暗転プレゼント済みでダメージ0です。
「「「「「がぁぁぁぁ!くっそ!眼が!!」」」」」
さって先ずは襲いかかてった二人をっと、ていっ!
「ぐっ!」
「がっ!」
手刀で沈める。次に部屋の真ん中に居た主犯さんを、そぉい!
「がっは!!え?なんのこと、ぐっは!!」
ボディーブローで念入りに沈める。キャラを最後まで保てとダメ出しつきで、更にボディー。よし、完全沈黙。
最後に入口の二人に、てりゃあ!
「でこ!」
「ぴん!」
デコピンでふっとばす。二人そろって壁にダウン。……肉体強化してたのに指痛い、頭固いよあの二人。
っで後は全員を念入りに意識を刈り取って、っと。
「ふぅ、いい仕事しました」
『明らかにやり過ぎだがな。だがまぁ此処が2階とかじゃなくてよかったな?もしそうなら今の音でわらわら出てきたぞ』
「げっ、その可能性を考えていなかった」
『その姿になってから抜けてる具合に拍車がかかったな』
「うるさいですよ」
どうでもよろしい、そんなことは!ここは片付きましたしさっさと逃げるとしますか。っととその前に。
「二人とも、もう少ししたら二人を心配する人たちが駆けつけるからな。それと、俺の事は忘れろ。本来ここに居るはずの無い奴なんだ、気にするだけ無駄というやつだ。じゃあな」
気絶させておくのも忘れない。これで『いつの間にか気絶して気が付いた時には家の人たちに助けられた』という事になるだろう。うむ、完璧。
『ぜってー、バレるぞ。そういう運命なんだから』
ば、バレないし!これ以上ないくらい完璧だし!それに運命とは抗うものです!
『まぁいいが、もうすぐそこまで来てっぞ、助けの奴ら』
だからなぜ直ぐに言わない!
「アルサナ!ハイド、ハイド起動して!!」
『諦めろって……しゃーねーな』
これで私は見つからな
「「「アリサちゃん!すずかちゃん!無事か!!?」
ふぉぉぉ!あっぶなー!ギリギリだった!!
飛び込んできた中には、なのはのお兄さん(恭也さんだっけ?)の姿もある。
『(惜しかったなww)』
『(黙りなさい!)』
鍛錬を積んでる人は気配や僅かな音でもわかるというし、少し飛んで逃げますか。流石に空気の動きでバレたりしたら詰みですけど。
とりあえずは”平和解決”という事で。
~~以上回想~~
屋上まで逃げてきました。
あの時はホント、大変でした、無駄に長い髪も帽子の中に仕舞い込んでおいてよかった。そもそも、なんであの二人来なかったし!ポイント稼ぎ云々はまぁいいとして、事件には首突っ込みなさいよ!巻き込まれなさいよ!
『どうする?お嬢、俺の待機形態変えるか?』
え?変えれるの?いやいや、個性なくすのは駄目です、個性は大事です、とても大事です。
「必要ないですよ、かっこいいじゃないですかメビウスの輪。それにまだ”男の子”を探している様ですから私には辿り着きません」
『慢心だろ、それ……』
何とでも言いなさい。大丈夫なものは大丈夫。それに、どうせ――
「A's終盤では彼女たちにはどうしてもバレる可能性があるんですからそれまではいいじゃないですか」
『アレか……まぁ確かにな、それに動く予定の関係上、勘のいいはやてには絶対バレるしな』
「できれば避けたいんですけどねぇ……まぁそうなったらそうなったで何とでもなるでしょう。”けーすばいけーす”ですよ」
そう、バレたらバレたで、流れを壊さない程度に楽しめばいいのだ。楽しんでこその人生なのだから。
必要は無かったであろう閑話。
でも二次創作のテンプレは入れたい性格故に。