リリカルなのは:介入するなら頑張って   作:ゆかりフリカケ

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割と独自解釈・独自設定が増え始めます。
ご注意ください。

矛盾は出ないようにしていきたいし、しているつもりなのです、つもりなのです(事前弁解)



#05 責任、決意

 ふぅ……まさか探索系魔導の練習してて自分でもある程度探せるようになったところで、近くのプールでジュエルシードを見つけてしまうとは。原作で回収された描写があった数より回収してる数が1個多いと思ったのはコレですかね。

 

 

「どうやって集めようか考えてましたが、思った以上に簡単に手に入るものですね。この程度なら改変にもならないでしょうし」

 

 手元に出したジュエルシードを掲げながら眺める。本当に綺麗な石ころですね。いや、宝石か。願いを叶えるけれども少し歪な形で成す、どこかの汚染聖杯みたいな奴ですね。

 

『そんな堂々と出してると対岸のなのはちゃん達にバレっぞ』

 

 アルサナからそんな注意を受ける。というのも今私は川を挟んだ対岸の土手に居る。そして私がいる所の対岸では原作通り、少年サッカーの試合が行われている。例の男子二人も一緒だがアレは応援というよりは補助要員みたいな感じに見込まれて誘われてもいるのだろう、ユニフォームを手に持ち何やら考え込んでいる。

 

「平気ですよ、どうせバレませんしバレても疲労が溜まっているであろう彼女は暫くは見逃してくれる筈です。原作でそうでしたからね」

『いや、他にも怪しいのが二人いるわけだが……』

「彼らも大丈夫でしょう。探知能力が優れている様には見えませんし、この前私が偶然見つけたコレの回収時に気配さえ感じられなかったですから」

『だといいんだがなぁ』

 

 心配性ですね。まだ物語は序盤も序盤ですが、目に見えた失敗は無いじゃないですか、不安になる要素がありません。まぁ慢心するほど順調というわけでもないですが。

 

 

『で? どうすんだ、この後のアレは。結構規模がデカいが俺らだけでやるつもりか?』

 

 正直に言うと現状の自分の力では――

 

「そのつもりですけど、規模が規模だけに厳しいですよねー」

 

 あの規模のモノを全くの被害を出さないというのは難しいだろう。勿論、前提として結界を展開して次層隔離をするつもりではあるのだが、それも完璧に行えるとも限らない。

 

「どうしよう……一回くらいは、もう放っておいても……いいんじゃないですかね……? 既に協力者(イレギュラー)1人居ますし」

『やる気無くすのはえーよ、今回だからこそ見守る意味があるだろうが』

「今までも大丈夫だったじゃないですか、きっと今回も大丈夫ですよ。まぁ……やる事はやりますけど」

 

 どんな二次被害が出るかわからないから街への被害は最小限にしなければいけない。でも、そうすると自分がやってる事の重さをなのはちゃんが自覚するタイミングがなくなるのかな?

 

「一番手っ取り早いのは、今手元にあるコレにリミッター処理を施して、あの少年の持ってるモノと掏り(スリ)代える事ですかねぇ。そうすればある程度の規模に抑えて暴走するでしょうし」

 

 この案が自分で災害の規模の”上限”を抑えられる範囲に設定しつつ、原作の流れを変えずに事を成せる。ただ一つある問題を除けば

 

『バレっぞ、確実に。回収されたら不自然に施されてる封印処理の形跡でな』

「そうですよねーそれが引っ掛かるからこの案は却下なんですよ」

 

 案を実行に移してしまうと暗躍するのはとても難しい状態となる。その理由が”目立ちたく/表舞台に立ちたくない、それに歴史の流れを変える気がないから”というのは傍から見れば些かアレかもしれないが。

 

「まぁ、今まで通りに結界の展開、それに加えて様子見と這い回る木の根を拘束なり伐採なりするだけでいいですかね」

『伐採はやめとけ、封印すりゃアレは諸共消えるがその前に目撃されると駄目だからな』

 

 ……結界内の出来事は、異層次元での出来事。解除すればある程度は元通りに成るし確かに認識させる為には壊す必要はあるが、それでも壊れていくのをただ見ているだけなのは少し心苦しいものを感じる。

 

「う~ん……なんか、考えるだけ無駄な気がしてきました。行当りばったり、けーすばいけーすこそ私のモットー。なので、先に街に出向いて買い物でもしますか」

 

 面倒臭くなったので、考えるのを辞めた。もう既にイレギュラーが居るとわかっている以上、原作知識なぞ流れの把握以外には微塵も役に立たないのだ、そう決め付けることにした。

 

 

 

□~~~~~~~~~~~~□

 

 

 

 街に出向き、色々と見て回り、さてそろそろ物事は起こるのだろうかと思い、最後に入った店を出たら――

 

「ショップでレトロゲー買い漁っていたらもう既に事が起こり始めていた件」

『夢中になりすぎだったな。まさか前世でレアモノ過ぎた物たちが普通に新作であるとはな』

 

 知っていたといえば知っていたのだが、どうやらやはりこの世界は前世より幾らか昔の時代のようであった。携帯が二つ折りの時点で薄々気がついてはいたけれど。

 

「それにしても番長君が居ながら、事前に防がれたりはしなかったんですかね? 私みたいに原作を辿らせる様にわざと動かないような事をしない限り、自ら動いて止めべき一大事ですよね」

 

 自分とて”原作に限りなく近い形で辿らせる”という思いがなければ、この騒動は事前に止めに入る。彼がそうしないのは何故だろうという疑問は当然残る。まぁそれもその内わかることであろう。

 

「アルサナには私とは別方向にバインドなどを掛けて欲しいので、今回はハイドに割く思考数が惜しいです。故にアレ出してください、アレ」

『あの”なにか再現できないかな?”とか言い出して作り始めたらいつの間にか出来てたアレな』

「いや、まぁそうだけど何その棘のある言い方。いいから早く収納空間(ストレージ)からだして【偽・顔のない王(ダミー・ノーフェイス・メイキング)】」

 

 某運命の外伝作品であるExで出てくる彼の隠密宝具――その再現品。アルサナの言う通り何故か再現できてしまった物。絶対に二個目の特典”その世界で出来る限りの技術の技量”を拡大解釈された所為だと考える。まさか他作品の要素まで再現できるとは思わなかった。

ただ(がわ)と名前を似せているだけで使われている技術そのもの自体は、この世界のモノを応用してだ。決して概念武装化しているわけではない――筈。

 単に”この世界の魔法がプログラムでもある”という点をおおらかに解釈し、オプティックハイドを解析して、書換えて、付加えて、添削して、特化させたもの――を更に重ね掛けして、激しく動いたりしても大丈夫な様に効率をフル強化しただけである。

 再現したいという思いと実験という意味を含め原典に近づける為、熱探知・気配探知・光学探知用の隠密効果にそれぞれ一点特化させたオプティックハイドを重ね掛けしたプログラムをマントに張り付けた代物。オプティックハイドのみの起動を設定したストレージデバイスみたいな感じです。魔力消費自体はオプティックハイド単体を発動させ続ける程度の消費なのでStSが始まったら彼女にあげても良いと思ってる。むしろStSの物語を考えればあげるべきだろう。

 

「よし、纏って発動確認。既に街に被害が出ちゃってる上に、規模が規模だからアルサナ、結界よろしく」

『任されたっと……よし張ったぜ、バレにくいちゃんとしたやつをな』

 

 なんですか? 今までちゃんとしたモノ張れて無い私への当てつけですか? とと今はそういうのはどうでもよくて

 

「四方に広がっているので、高高度まで上がりましょうか。なのはちゃんと番長君が居ない2方向を補えばいいでしょう」

 

 完全に止めるのが理想だけどもソレはソレで私の考え的にはダメなので、あくまで動きを遅くする程度に。太陽の位置から影が出来ない様にも考えておく、そんなのでバレるとか悲しすぎるしダサすぎる。

 

「この日の為に考えておいた(これ以降多分使う機会がない)モードを。アルサナ、モード状況監視者(センチネル)でセットアップしてください」

『あいよ!』

 

 これも、恐らくもたらされた技術力が実はチート級なのかも? と考える要因の一つ。デバイスを何故か結構弄れます。まぁ原作でもStSでティアナのデバイスであるクロスミラージュが結構形態変えていたんでいけるのでは? と魔改造しました。もっとも何かが足りないためか、現時点では基本形である拳袋(グローブ)に拡張展開させているに止まっているが。

 

 セットアップと共に服装が変わる。パンツルックにメガネ(簡易モニターと計測器の役目)ヘッドフォン(目で見ていないところの情報を音声として伝える)そして白衣! まぁよくある研究者然とした恰好、もちろんバリアジャケットであるが。

 

「やっぱりこの格好、かっこいいですよね。マッドっぽくて」

『お嬢が楽しんでるならいいが、どっからどうみても髪の色以外はプリンダンスの人だぞ』

 

 いいじゃん、可愛いじゃん、あの子。

 

「そんな事より、サーチャー飛ばしてモニター展開と操作パネル出して」

 

 目の前に2x2のモニターを展開させる、手元にも4枚のパネル群。モニターはなのはちゃんと番長君、そしてその二人が居ない方角を写し、パネルはそれぞれに対応しつつワンプッシュでバインドなどを発動できるように組み込んだものだ。属性変換~術式組み上げを出来るだけ横着したいがために頑張った。

 

「さって、なのはちゃんは……おおぅ、なんだか現状をみて少し落ちこんでますね、そしてそれを慰める番長君とユーノ君」

 

 そのくだり、終わった後じゃだめですかね? ジュエルシード絶賛暴走中ですよ?

 

「っとと、やる気になりましたか。近づくのが危ない今回、番長君はどのように戦うのでしょうか」

 

 出来れば――貰っていればなのだが、他の技使えるのか見せて欲しい。ガル系統以外ならこの世界の変換で再現できそうだから、発動したらどの様になるか見せて!

相手が植物であり、封印自体はなのはちゃんのバスターで封印されるのが本筋であるから、時間が稼げればそれでいい筈。なのでココはブフ系統が使われればいいのだが

 

『相手が植物なら……アギ!』

 

 非常に残念だ。それが延焼していって中心の二人にたどり着いたらどうするつもりなのだ。

私はそれとなく延焼して行きそうな枝葉の部分をバインドで圧壊させておく。もちろん、自分の見ている部分は全て”氷結”の属性を加えたバインドで拘束なりしておいてある。

 

『ふぃー、お嬢こっちも終わったぜ。節約記録更新だ……つっても、まだまだお嬢の魔力有り余ってんな』

 

 結構使っていると思いましたが、デバイスの計測でも余裕ある様でよかった、元々そこまで多くないみたいですからね私の魔力量。節約できるように改良しまくりですよ、魔法を。

 

「お疲れアルサナ。早速で悪いけど、あの番長君の”アギ”、発生したヤツの数値化は終わってるから映像と照らしわせて発生プロセスとかの解析と変換で再現できるか実験よろしくー」

『なんだ? もういいのか? なのはちゃんにこそっとブーストかけてやったりしねぇのか?』

 

 何と恐ろしい事を。そもそもあの二人以外の場所はもう現状維持でいいんですからすることもないんですよ、それに

 

「え? あの大火力魔砲少女にですか? 嫌ですよ、ただでさえ何か原作より出力強そうなんですから。これで私がブーストした状態を経験してそこまで出力上がられても大変なだけですもん」

 

 最悪、今張っている結界さえもぶち抜きかねない。というより、確実に抜いてくる。

 

「ついでですし、なのはちゃんの現状出力も計測しておきますかねぇ」

 

 計測しデータ化して、まぁ”技”として形式化すれば見様見真似で中途半端なものとしては伝わらないですし、対処も明確に出来ますからね。私の立ち位置は一歩でも見間違えられれば敵ですからね。いずれの未来に接点を得る彼女たちにも見様見真似などではなく、確りしたものを渡したいですからね。

 

「……あの物語が始まって、とりあえず制御技術のデータだけでもちゃんとしたモノにして渡せればいいと思うんですけど……おそらく渡した上でも、それによって強化された状態で、原作を辿るんでしょうね」

 

 あの子は原作上語られる範囲だけでもそういう子だったはずだ。お兄さんが亡くなる展開だけでも防げればいいでしょうが、今私がミッドチルダではなく地球に居る以上根回しも出来ないですからね。

 

「ま、先の事は先の事。  さて、どうやらなのはちゃんは決意を固めたようですね。番長君は元からそうでしょうけども」

 

 酷かも知れないが、これは必要な通過儀礼――イベントの一つなのだ。”危険がある”事を意識してもらわないと、この先が危ない。そして番長君は出来る事ならもう少し頭を働かせて頑張ってほしい、今だ下位スキルしか使っていないのも気になる所。

 

「いっそどこかで回復系スキル使ってくれないですかね。この世界の既存のヒールとは違うプロセスを取り込みたいですし」

 

 最終決戦時にアリシアちゃんに向けて”リカーム”は出すでしょうね。私の予測ですと”それでは助けられない”と思っている。

 

 

そう、恐らくだがアレ系統だけでは無理なのだ。

 

 

――とかなんとか色々と考えているうちになのはちゃんと番長君の姿はなくなっていた

「アルサナ、結界解除。そして帰りますか」

『あいよ。アギの解析も終わったぜ、なんとか出来そうだ』

「それは重畳」

 

 最初出遅れた所為で街は少し壊れているけど、原作程の崩壊は無かった。現実だとは考えていても、やはりまだ心の何処かで”物語”であることを、少なからず思っているのかもしれない。それが油断に繋がらなければいいのだが。

 

 次はいよいよフェイトちゃんとの邂逅ですかぁ。リニス連れて行きましょう。反応が見たいです。

 

 

 

□~~~~~~~~~~~~□

 

 

 

 軽い気持ちじゃ無かったかと言えば嘘になるかもしれない。自分にも出来る事がある、同じような力を使う人が居たけれど、自分にしか出来ない事、自分にも率先して出来る事があるのだと。

 

「私……気が付いてたのになぁ……」

 

 その気持ちが軽かったのは、今までの騒動が大きくなかった為、共に行動する人が居た為、何より”目に見えた失敗がなく”終わっていた為。そんな幸運であり、ある意味では不運の積み重なりによって出来てしまった気持ち。それは必要の無かった事であり、しかし必要であったこと。世界の流れによるものか、それとも流れに沿わせようとする者の仕業か。

 

「そんなに落ち込まないで、なのは。お願いするしか出来なかった僕にも責任はあるから」

「そうだ、なのは。一人で背負い込もうとするな。全く気が付いていなかった俺にも責任を負わせてくれ」

 

 悠次とユーノはそうなのはを慰める。方向は違うが、二人とも自分にも責任があると感じているのは本当だからだ。一方は何も知らない一般人を巻き込んでしまったという思いから、もう一方は流れを知っていたから防げた筈なのに、間に合わなかった事から。

 

「決めたよ。私、もうこんな事が起こらないように真剣にユーノ君を手伝う。だから悠次くん、これからも一緒に手伝って欲しい」

 

 決して力が、才能が無かったわけではない。ただ”気持ち”が足りなかった、それだけであった。なのははそれを意識し、新たに決意する。

 

「……あぁ、俺も少し軽く考え過ぎていたのかもしれない。俺なんかで良ければ協力させてくれ」

 

 悠次もまた決意をする。今までも本気ではあったのかもしれないが、やはり先行した知識と得た力の所為もあったのだろう。しかし、まだ彼が”現実”であると認識しているかは定かではない。

 

「それじゃあコレから、少し具体的にどうするかだが……」

 

 少年少女は帰路に着きながらも話し合う。今回の事が起きた原因を、起こさないようにどうすればいいかを、もし起きてしまったらどの様にしていくかを。各々がそれぞれの意見、様々な考えを述べていく。

 感知はその中で比較的秀でているなのはが少しでも気が付けばユーノに伝え其処から悠次に伝える事や、もし初日や神社の時のように思念体や暴走体が暴れる場合は悠次が前に出て抑えている間になのはが封印する事、なのはが感じた発動前のジュエルシードの魔力の感じ等、いろいろな事を。

 そんな折、彼らはそれぞれが少し妙に思っていた事を口々に話し合っていく。

 

「そういえばユーノ、今回も何か妙な感じはしたのか?」

 

 初日からユーノは何かしらの気配のようなものを感じてはいた。初日、神社と続いて少しだけ感じて居たがその後は感じては居なかったのだが、今回はどうなのか、あまり感知が得意ではない悠次がそうユーノに尋ねた。

 

「いや、今回は全く感じなかったよ。この間の夜の学校の時も感じなかったし、やっぱり僕の気のせいだったのかもしれない」

 

 今回は結界の発動者が違うため、魔導術式としての完成度が違うので感知される穴が無かっただけではあるのだが、それを彼らが知る術はなかった。因みに、夜の学校で感じ無かったのはなんてことはない、当の本人達が全く気にしておらず、自宅で寝ていた為である。

 

「そうか……ならジュエルシードに関わっているのは”今の所”、俺やなのは以外には居ないと思っても良さそうだな」

「そうですね。元々、この世界には魔法なんて伝わっていなかった様ですし、なのはやユウジが特殊な例だったんでしょう」

 

 ユーノはそう考える。彼や彼女が特殊なのだ。だがしかしそれのお陰で自分は助かっている、その感謝は忘れてはいけないと。しかし悠次は知っている。そう遠くないうちに、ジュエルシードを集める者が一人増える事を。

 

「それにしても……」

 

 ふと、今まで声を発しなかったなのはが思いついたかの様に声をだす。

 

「だとしたら、私や悠次君が抑えていた所以外の街の壊れ方が控えめだったのはなんでだろう?」

 

 そう、なのはや悠次が抑えていた所以外の被害が比較的少なかったのだ。むしろ場所によっては彼らが行っていた所よりも少ないとさえ言える。

 

「さぁなぁ、偶々だったんじゃないか?もしくはジュエルシードがより強く願いを叶えようとする為に、魔力を持っていた俺やなのは、ユーノに枝とかを伸ばして取り込もうとしたんじゃないか?」

 

 悠次がそう答える。彼としてもそれは単なる憶測に過ぎない、それも仕方の無い事ではある。彼の記憶している限りではあの木が発現後”動いていた”事など無かった筈なのだから。だが今までも多少の差異が在った。それは自分というイレギュラーが入った為だと考えていたため今回もその一端なのだろうと。

 自分以外にも居る事を、そんな存在のお陰で被害などが最小限に止められている事を彼女達が知るのはもう少し先の話。

 

「そういうものなのかな?」

「そういうもんだって、それにもし今後同じような暴走が起きたときに、被害の方向を最小限に止めれるからいいだろう」

「そうだよ、なのは。発動して暴走してしまったら、もうどうなるかわからないんだ。その時によって起こる事は色々あるみたいだからね」

「そう……だよね」

 

 なのはは悠次やユーノの言葉で納得をする。同じような事は起こらない、けれども似たような事は起こるかもしれない。ならば起こってしまった時にもう一度、調べてみるのだと。

 

「よーし、次からは、本気で頑張るよ!」

「だな」「ですね」

 

 彼女達は次に備える。次は傷を負う戦いになるかもしれないと知っているのは、その中でもただ一人。

 

 

 

「(悠次君たちは偶然だと言っているけど)」

 

 やはり、一人だけ、それこそ主人公補正とでも言うべき勘の鋭さを持つ者が

 

「(やっぱり、私達を、ううん、”私”を助けてくれている人が居る気がする。姿を見せてくれないけれど、どこか暖かい視線を感じるの)」

 

 自分を”見守る様な”視線が有る事に気が付いていた。しかし、そんな不確定な事を告げて他の二人に余計な心配をかけまいと、まだなのははその事を相談できずに居た。

 

 

 




描写が無い辺りは基本的に原作通りの描写になったんだと思っていただければ幸いです。


ここで一応の補足までに主人公の特典現状をば

1・ある程度の魔力資質
 →現状の発揮値は”まだ”ある程度に収まっております。
  クロノ君と同程度かやや低めと思って下さい。
  合わない展開量や結界強度にはある設定を設けておりますのでいづれ。

2・その世界で出来る限りの技術の技量
 →求めてた解釈はストレージ型の作成とインテリジェンス型の調整できる程度
  与えられたのは余計なモノまで作れる技術。
  どこまで出来るかは怖いのでまだ試しきっていない

3なんか適当に稀少技能(レアスキル)
 →主人公は現状では把握していない。
  その理由も設定を一応設けてます。軽く説明しますと
  "素材不足"です。発動足り得る素材が足りて無い為ですが旗は置いてあるつもりです


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