第10話 グダグダだっていいじゃない!
「ねぇ。この世界は楽しい?」
この問に答えられる人は少ないだろう、この世界は実につまらないよね。
ISなんてものがあるから、辛い目にあう人がいる。
女尊男卑なんてものもある。
そんなものがあってもなくても、私は蔑まれていたんだろうね。
そんなある日、SAOが売り出されてから私の世界は楽しかった。
SAO...MMORPG。私は私だけの世界になった。あの世界は、私を蔑んだり、いじめたりしない。私とっては一番の現実だった。
「ねぇ、ユウキ。あなたはこの世界楽しい?」
私は私ではない。私の中の人格が私を侵食している。
「ボクは楽しいと思うよ。でも、このゲームは終わらせないとダメなんだよ!」
「はぁ....失望しちゃったよ。この世界は、私の現実なの。」
「またデュエルしないとダメなのかな?」
『私はしたくない。』
誰にも聞こえない深い闇の中...私の本心は聞こえない。
「聞こえてるよ!チカの声は、ボクが聞いてるよ!」
「あなたは何を言ってるの?」
あれ?確かにチカの声が聞こえたような気がしたんだけどな?
『暗いよ...ねぇ。助けて。』
確かに聞こえる。助けてって言っている。やっぱり、目の前にいるチカは本心ではないのだ。
「違うよ。私はあの子の本心。心の闇だよ。」
ボクは、立ち止まった。チカの闇はデュエルなんかじゃ治せない。そんなことはわかっている。
なら...
「ねぇ。チカ...君はどうしたいの?」
「私は...この世界で生きるためにここにいる。だから、あなたを倒す。」
『ユウキを傷つけたくない。でも、向こうに戻りたくないよ...』
「ねぇ。チカ!ボクが君を守るよ!どんなことがあっても。」
「私は...『そんなのできるわけ...』」
「大丈夫だよ!ボクは、チカが好きだから!チカを悲しませるようなことはしない、だからボクと一緒にいて欲しいんだ。」
「どんなことがあっても?もし、私が死んでも?」
「チカが、この世界から死ぬことはないよ!ボクが死なせないから!」
「私は...」
「ねぇ、チカ。君の本音が聞きたいんだ。」
「私も、ユウキが好き。大好き!だから、死にたくないよ。」
それが本音なんだね。私が、チカを抱きしめると、黒い霧が消えていった。
ゲームクリア。
Congratulations
「「え?」」
何故か、ゲームがクリアされた。
「もしかして!」
チカとユウキが対峙している時。
須郷こと、アルベルヒとキリト&ヒースクリフが対峙していた。
「くっそ!なぜ、僕が負けるのだ!最強の装備なんだぞ!」
「アルベルヒ。お前は、やり方を間違えた。いくら最強の装備だからといって、必ず勝てるわけじゃない!」
「くっくっく、僕は、まだ負けていない。次は僕の世界で勝負をしてもらうからな」
そう言って、アルベルヒは、消えていった。
すると、
「ゲームクリアおめでとう。」
そうなっていた。徐々に現実に戻っていく、仲間達。
「ゲームクリアおめでとうキリト君。アスナ君。」
「なぜだ!茅場晶彦。なぜこんなゲームを作った。」
「私でも、忘れてしまったよ。そろそろ、この城も崩れていくだろう。」
「ねぇお父さん。」
「チカ...ごめんな。」
「大丈夫だよ!私、好きな人ができたの!だから、心配しないで?」
「あぁ...」
そう言って、私達の意識も途切れた。
そして、私が目を覚ましたとき...
「ここどこーーーーーー!!!!」
私は、鳥籠のようなものの中にいた。
「チカちゃん!?」
あと、アスナさんもいたよ!
妖精の様な姿をしていたけ...
もしかして、
「わたしもだーーーーーー!!!」
つづく....
グダグダでした!
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