転生者が魔王少女に恋した件   作:蛇カボチャ

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今回は少しスプラッターな表現があります。苦手な人が居ましたら、バック推奨です。


俺は一人、悪魔と対峙した件

 あれから打ち上げも滞りなく終わり全員解散した後、俺は一人帰路に向かって歩いていた。どうにもさっきのなのはさんの言葉のせいで昔の事が脳内に甦っている。あぁ、あんな記憶とっとと消えれば良いのに。俺は苛つきながら帰っていると、ふいに妄想神経越しにあるものを感じ取った。それは、言うなれば蝋燭の火が消える瞬間、日常では早々感じない感覚。命が消えた感覚。それを感じ取った俺は感じ取った方に向かい走り出した。

 走りたどり着いた場所は人通りの無い路地裏。ここら辺は廃墟も多く人は滅多に来ない。そんな場所で何が起きたのか、俺の脳内ではいくつか浮かぶが、次に写ったものを見て、そんな生易しいものではないと確信した。まず写ったものは大きく飛び散った血飛沫だ。血飛沫のせいか辺りが異様に鉄臭い。次に写ったものは無惨に転がる脚だ。脚と言っても体はなく、脚たけが体からまるで千切り取られたように転がっていた。そして、血飛沫や千切れた脚よりも目を引くのは、、、、。

 「、、、、、、誰だ、我が食事を邪魔するのは?」

 それは振り向いた。それは食事をしていた、何を食べていた?答えはこの惨状を見たら自ずと分かった。俺は理解したと同時に懐からナイフをそれに投げた。こいつは危険だ今すぐに始末しないと。ナイフは正確にそれに向かった。そして、ナイフが刺さる。そう思っていた。しかし、ナイフそれに当たるとキンと金属に当たったような音をして弾かれた。

 「なんだ?何かしたか、人間?」

 それはまるで何事もないように、俺に言った。なんだこいつは?見た感じ獣のような姿をしているが金属を纏っている感じはしない。だが、なんでナイフは弾かれた?その答えは直ぐに分かった。

 「おまえ、魔力を鎧のように纏ってるな?」

 「ほう、魔力を知っているのか。只の人間ではないようだな」

 魔力を纏うそれ事態は何ら不思議はない。魔力や気は人間でも知らず知らず纏っているものだ。それは世間ではオーラと呼んでたまにそれを見て占う占い師が居たりする。だが、問題はそれを鎧のように纏っていることだ。そうされたら現在の俺だと妄想継承じゃないと対抗できない。俺は懐から仮面を出して顔に付ける。

 「ほう、これは益々面白いな。貴様、神器持ちか」

 それはなにか言っているかわが無視した。俺の中には一刻もこいつを始末することしか考えてなかったからだ。仮面を付けだ俺は黒い布に包まれ、布は体に張り付いた。そして、ハサンの姿になった。そして、俺はそのままそれに向かい駆け出した。こいつは魔力の鎧があるのでナイフは効かないと見ていい、始末するなら妄想心音か妄想電脳で直接攻撃しか無いのだ。なら接近してから、気配遮断で不意を突いて仕留める。俺はそれに接近してから気配遮断を発動させた。

 「何!?」

 良し、作戦通り。後はこのまま後ろに回って。と、後ろに回ろうとした時、俺の体に強い衝撃が走る。そして、そのまま壁に激突した。

 「がはっ!?」

 「今ので不意討ちをしたつもりなら残念だな。俺は目が見えず耳で聞こえずと感で相手を察知出来るわ!」

 感か、確かに目や耳より獣に近いそれは野生の感が良いのは頷ける。

 「面白い、面白いな人間。貴様は本当に面白い!はぐれ悪魔になってからここまで面白いことは無かったぞ!」

 「悪魔?おまえが?悪魔より、狼男を名乗った方がしっくり来るぞ」

 「言うではないか、人間風情が。良いだろう、面白い貴様になら名乗ってやろう。我が名は狼士、戦車の転生悪魔なり!」

 転生悪魔?転生者みたいなものか?俺はそう考えると、苛立った。転生者は本当にろくな奴が居ないな。やれ、俺が主人公になるとか、ヒロイン全員俺のハーレムにするとか、聞いていて虫酸が走る。ヘドが出る。こいつもそうだ。見ず知らずの人を自分の飢えの為に殺した。結局おまえ達は、

 

自己愛だけなんだな、と。

 

 俺は怒りに任して起き上がる。そして、ある作戦を思い付いた。こいつは俺が殺す。そう心に決めて俺は再度狼士に向かい走り出した。

 「なんだ?面白い人間かと思っていたが、俺の思い違いか。そんな単調な作戦見切っているわ!」

 狼士は叫びながら俺に鋭い爪を突き立てようとした。しめた!俺はそう思い、気配遮断で姿を消してそれを避けた。

 「な!?だが、それも見切っていると言ったはずだ!」

 怒号と共に鋭い爪は気配を消した俺を、、、、、、貫いた。

 「ふん、仕留めたか」

 

 

 

 

 

 

 「いや、仕留めたのは俺の方だ」

 「なっ!?がっ!?、、、、、、、、、じゃぱぁ!!」

 狼士は何が起きたか分からずに頭が、正確には脳が破裂した。気配が分かる?だったらそれを利用して攻撃するまでだ。さっきおまえが貫いたのは妄想幻像で作られた俺自身、そいつにわざとバレやすく立ち振舞いをさせて、当の俺は影灯籠で影に隠れてから空想電脳で暗殺。おまえがどんなに硬い鎧を纏おうが、不意討ちされたら意味無いんだよ。その後は、死体を簡単に供養してから、その場を後にした。

 

あぁ、最後の最後でこんなことがあるなんて、糞だな。

 

その時、俺は力を使い果たしていたせいで、背後で監視していた人物に気付けなかった。




はい、今回は戦闘回でした。来六は基本的に能力をフルに使って相手に不意討ちをするタイプです。
次回は××パティシエさんが出るとか出ないとか。では!
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