の戦いから翌日。俺は現在、仕事先の喫茶店『蓮の花』でバイトしていた。
「光さん、サンドイッチお願いします」
「あいよ、来六」
俺はこの喫茶店の店主であり、俺の育ての親である光さんに、客から受けた注文を伝える。光さんは俺の母方の親戚で元レディースの総長。親戚中をたらい回しにされていた俺を、引き取り10年俺を育ててくれた凄い人だ。この人はレディースの時からカリスマがあったのか、舎弟の人や就職後で光さんの部下になった人とかに大変慕われており、仕事を辞めて喫茶店をしている今でも、慕たっていた人がこの喫茶店に良く来る。
「姐さん、今日も来ました」
「光さん、今日の日替わりメニューなんですか?」
この店の大半は光さん繋がりで、昔、俺と良く遊んでくれる人も多く居る。そのせいか、俺は弟的存在で良くして貰ってる。
「来六、聞いたよ。よのミルキーの映画に声優として参加すんだって?」
「あの毛利君も一緒とかアンタ達本当に仲良いね」
「私の娘がミルキー好きだから、期待してるよ」
ミルキーの映画に出る話しはもう流れてるらしく、全員から散々弄られた。
「アンタ達!仕事の邪魔すんなら帰んな!」
『すみません、姐さん(光さん)』
絡まれてる俺に助け船を出すように、光さんはキッチンから怒鳴る。騒がしいが、それでも暖かい。これが、俺の日常である。
それから昼下がりになり、客も疎らになり俺は空いているテーブルを拭いていた。そんな時、店のドアが開いたことを告げるベルが鳴る。
「いらっしゃいませ」
俺は笑顔でドアに居る客に言った。そこには近所のお嬢様学校の駒王学園の制服を着た少女が居た。その少女は俺を見ると軽く会釈をしてきた。俺も会釈を返し、少女の元に向かう。
「お一人ですか?家は喫茶店と、ケーキのお持ち帰りをしていますが、どちらでしょうか?」
「いえ、今回ここに来たのは、人を探しておりまして」
「人を?すみませんが今は駒王の生徒は居りませんが」
「影野 来六さん」
俺は自分の名前が出てきたことに驚いた。なんでお嬢様学校の生徒が俺を探してんだ?俺の知り合いにお嬢様学校の生徒は居ないぞ?しかし、つぎの言葉に俺は固まる。
「一昨日の夜の件についてお話に来ました。お時間は大丈夫ですか?」
「あ"?」
「っ!?」
こいつ、今なんて言った?一昨日の夜?俺は頭の隅に合ったあの狼男を思い出した。もし、こいつがあの狼男の仲間だったら、、、。始末しなければ。俺は直ぐ様、懐に手を入れた時、背後から強烈な一撃を喰らう。
「来六オラーー!!」
「あべし!?」
「何、仕事サボってんだ?あ"ぁ?それどころか駒王の生徒泣かしてるとかテメェ、なにしてんだオラァ?」
背後から光さんが鉄拳を俺に喰らわせて、頭を掴んで怒鳴り始めた。元レディースのせいか怒鳴るだけでもマジ怖い。昔は良く毛利と一緒に怒られてたな。
「あ、あの」
「いくら、女にモテないからって、女を脅して付き合うたぁ、一度マジで話し合う必要があるねぇ?」
「待って光さん!?なんで、そんな話になってるの!?いくら俺でもそこまで腐ってねぇから!」
「じゃあ、なんでこの娘泣いてんだオラァ!もう言い訳出来ねぇぞ!」
「あ、あの話を」
「知らんがな!勝手に泣いたんだよ!てか、モテないのは光さんもそうでょうが!29歳で未だに彼氏居ないでしょうが!?」
「、、、テメェ、人が気にしてること言いやがって。覚悟できてんだろうな!」
「あの、、、」
「そもそも、光さんに彼氏出来ないのは人の話を聞かないからでしょ!?前だってそのせいで客逃げたし、俺があそこまでお膳立てしたのに、些細なことでオジャンにしましたよね!?」
「うるさいわ!?あれは、あの野郎が私を無視して他の女を見たからだろうが!!」
「それだけって、どんだけ束縛する気ですか!!あれですか?浮気したなら、その人殺して私も死ぬとかですか!?」
「ったりめぇだろ!!」
「、、、、、、怖いです、お姉さま」
その後、俺達は少女を無視して夕暮れまで口論になった。まさか、光さんがヤンデレだったとは、、、、、、。
今回は来六君の身内が出ました。そして、ソーナちゃんよすまない、、、、、、。