あの後、起きた大公にゴゥーマさんの経緯を説明して、主にゴゥーマの言っていたことが真実か確めてもらい、ゴゥーマは一時的に私の保護下に置くこととなった。椿姫にも説明すると椿姫も了承して、私はゴゥーマの世話をしている。
「ゴゥーマさん、動かないで下さいね」
「はい、、、、、、」
私はゴゥーマとさんと共にお風呂に入っている。逃亡生活が続いての汚れを、ここで全て落としている。彼女は少し緊張していたが、私はそんな彼女が少し可愛らしく思いました。身体を洗い、私達は湯船に浸かる。彼女は気持ち良くなったのか、私に寄り掛かるが、直ぐに気づいて寄り掛かるのを止める。
「す、すみません、、、、、、」
「ふふふ、大丈夫ですよ」
謝るゴゥーマさんを私は自分の元に寄せた。彼女は眷属になってから、今まで誰にも甘えられなかったのだろう。なら、私がめいいっぱい甘やかしましょう。私はそう思い、彼女を抱きながら頭を撫でる。すると、気持ち良かったのか体重を私に預けて私に擦り寄った。
「ソーナ、タオルと服はここに置いておきますね。あら」
「ふふふ、ゴゥーマさんったら」
タオルと服を持ってきてくれた椿姫は風呂場を見に来た。その時にはゴゥーマはさんはスヤスヤと私の傍で寝ていた。其れを見て私と椿姫は自然と笑みが溢れました。
「もう少ししたら遅いですが夕食が出来ます。それまでゆっくりしていて下さい」
「わかりました。ありがとうございます、椿姫」
「いえ、それよりも、、、」
「えぇ。大公からも聞いてましたが、こんな幼い子供を無理矢理眷属にして、更には実験するなんて到底許せません」
私は眠っているゴゥーマさんを見て言った。彼女の事を大公に申した時、大公も彼女の主には問題がある事を聞いていたのか、彼女を特例で保護して良いと言ってくれました。それほど彼女の主は傍若無人を繰り返していたと考えると先程の怒りがこみ上がる。そのせいで腕に力が入ってしまい、抱いていた。ゴゥーマさんが起きてしまった。
「、、、、、、あれ、私、、、」
「すみません、起こしてしまいました。ゴゥーマさん、気持ち良いのは分かりますが、浴槽で眠ると風邪を引きますよ?」
「はい、、、すみません、、、、、、」
「怒ってないので、そんなに気にしないで下さい。椿姫、私達はもう上がりますので夕食を頼みますね」
「畏まりました。腕によりを掛けて造りましょう」
「なら、期待してますよ?」
椿姫はそう言って、部屋を出て。私達もそれに続いて出た。そして、私はリビングでゴゥーマさんの髪を乾かした。その際、彼女の髪がかなり傷んでいたので、ヘアクリームを浸けながらケアをしていた。その際ゴゥーマさんは恥ずかしがっていましたが、直ぐに馴れてくれました。そして、椿姫が夕食を用意し終えたので私達はテーブルに付いた。
「わぁ、、、、、、」
「椿姫、これは流石に豪華過ぎるのでは?」
目の前には、最早何かの祝い事を祝うように豪華な料理が並べられていた。期待してますよとは言いましたが、流石にここまでとは、、、、、、。私はこのご馳走を造った本人を見た。椿姫は眼鏡をかけ直しながらやりきった感を出しながら言った。
「いえ、この程度では」
「貴女、将来子供が出来たら親バカになりますよ?サーゼクス様みたいに」
私は呆れながら親友に言った。それを他所にゴゥーマさんはご馳走を見て目を輝かせていた。
「これ、、、私、食べて良いのですか、、、、、、?」
「はい、寧ろゴゥーマさんの為に造りましたよ」
「、、、、、、私、こんなご馳走生まれて始めてです、、、、、、」
「フフフ、では冷めない内に頂きましょうか」
そうして私達はご馳走を食べ始めた。その際、ゴゥーマさんはご馳走を食べながら涙を流していた。栄養失調を起こしてたのだ、眷属に成ってから今まで録な食事を貰って無かったのだろう。私は泣いているゴゥーマさんを撫でながらご馳走を食べた。その後、時間が過ぎて私はゴゥーマさんを寝室に案内して、自分の部屋に入る。そして、寝間着に着替えて眠ろうとした時、ドアを叩く音がして、ドアが開いた。そこには枕を抱えたゴゥーマさんが居ました。
「どうしましたか?」
「あ、あの、、、えっと、、、、、、一緒に寝て良いですか?」
もじもじしているゴゥーマさんは一緒に寝たいとお願いしてきた。その時私は年相応の態度をするゴゥーマさんを見て、微笑ましく思う傍ら彼女の経緯を思い、悲しくもなりました。彼女は親を殺され、甘えることが出来ず、眷属としては実験と虐待。それに加えはぐれ悪魔とずっと一人で過ごしていた。この年の子供なら親に甘えるのは当然、しかし、彼女はそれすら奪われた。なら、今からでも遅くないだろう。私はベッドを軽く叩いて言った。
「良いですよ、一緒に寝ましょうか」
「あ、、、ありがとうございます、、、」
寝てくれると言って貰えてゴゥーマさんは嬉しそうに此方に来てベッドに上がりました。私はライトを消して、ベッドに入る。ベッドに入るともうゴゥーマさんは眠っていた。誰かと一緒に寝れたのか安心したのだろう、穏やかな顔で眠っていた。だが、その顔が突然泣きそうな顔になる。
「お父さん、、、、、、お母さん、、、、、、」
「っ、、、、、、」
夢の中で両親を見ているのだろう、彼女は悲しそうな寝言を言った。私はそんなゴゥーマを優しく抱き締める。
「大丈夫です。もう、大丈夫です」
私はゴゥーマさんに言い聞かせるように呟く。
もしも神が居るなら私は言いたい。いや、人を愛する神なのだから言わせて欲しい。
神よ。何故、彼女を助けなかった。と、、、。
はい、今回はここまでです。ゴゥーマちゃん可愛いよゴゥーマちゃん。