今回は来六君がヤバいことになります!
、、、、、、こっから大変だぞ、色々。では!!!!!
「 セラフォルー・レヴィアタンの婚約者だよ」
僕は彼に対して一つ嘘を言った。セラフォルーの婚約者と言う彼にとってはとてつもない言葉の凶器、案の定、彼はその言葉に動揺していた。さて、此処でもう一押し行こうか。
「セラフォルーから君の言葉聞いていたよ、人間界で出来た友人で以前あった此方の騒動の時は大いに活躍してくれたと、悪魔を統べる者として君には謝罪と感謝の言葉を贈るよ。此方の騒動で迷惑をかけてすまない、そして、ありがとう」
「ルシファーさん、あれは俺と友人(?)が勝手にやったことです。だから、魔王である貴方が頭を下げる事はありません!頭を上げて下さい」
「君は話に聞いていた通りの人物だね。悪魔である私を気遣うなんて、けど友人(?)とは?」
「気にしないで下さい」
彼はどうやら僕の言葉を信用しているようだ。前に親友であるアジュカ・ベルゼブブから『君の交渉は僕が言っては何だが、悪魔じみてる』と言われたことがある。何でも僕の表情や言い方からは腹の中が全く読みとれないと言われて、その際にもう、外交やったらどうだ?とも言われた。自分では普通にしているんだけれども、今回に関しては有利に事が運べているから良しとしよう。そして、資料通り中々の好青年である事が分かった。しかし、友人の話になった途端に頭を抱え始めた。何かあったのだろうか?
「だ、大丈夫かい?」
「大丈夫です。少し昔を思い出して、、、あのやろう、今度会ったら断想体温でアイアンクローだ(小声」
「本当に大丈夫かい?目が虚ろだよ、、、?」
本当に大丈夫なのだろうか?頭を手で支えながら何かを思い出しては目が虚ろに成っていった。仕舞には小声でザバーニーアでアイアンクローなどと言っていた。ザバーニーアそれが彼の神器か。資料だと触れた相手を呪殺もしくは爆殺と書かれていたのだが、まさか、友人相手に使わないだろう、、、。うん、この件には触れないでおこう。しばらくして彼は落ち着いたのか、僕に謝罪をした。
「すみません、取り乱してしまって」
「大丈夫だよ、それよりも君はストレスをかなり自分の中に溜め込むタイプだね。一度どこかで発散しないと体に響くよ」
「ありがとうございます」
、、、、、、彼も落ち着いた事だし、本題に行こうか。
「来六君も落ち着いた所で、私が此処に来たのは君に言いたいことがあったんだ」
「言いたいこと?」
此処からが正念場だ。僕もそして、影野 来六君、君の正念場でもある。
「もう、セラフォルーに会わないでくれないか?」
「え?」
僕の言葉はまるでナイフのように彼に突き刺さる、彼はその言葉に対してまるで凍るように固まった。しかし、僕は言うのを止めずに続けた。
「突然のことでショックかもしれないが、彼女は悪魔で尚且つ魔王と言う立場だ。それと引き替え君は人間で何かしらの神器が在るとしても一般人、身分が違いすぎる。もしかして、君はそれを知っていて彼女に近づいたのかい?」
「違う!そんな理由で瀬良さんに近づいていない!!」
、、、、、、セラフォルーが気に入るはずだ。そんなに真っ直ぐに彼女を思っているのだ。こんな状況出なければ彼の恋を応援したかったが、今回は悪役に徹して言う。
「どうやら君の言葉は本当のようだね。疑ってすまない、彼女は君の知っての通り純粋だ。だから、そこに漬け込もうとする輩も少なからず居てね、少し疑っていたんだ。しかし、それが分かったとしても、君と彼女が会うのはあまり芳しくない」
「、、、、、、これ理由を聞いても」
「そうだね、君には聞く権利がある。現在、悪魔はとある理由で純粋な悪魔の数が少なくなってね、私達はこれ以上数を減らさないように純粋の悪魔通しで婚約してどうにかしているんだ。言い換えれば上級階級の者は上級階級の者としか結婚出来ないんだ」
「そんな彼女が君と会うのは此方としては快く思わないと思う者が多くいてね、もしも駆け落ちなんてされたなら悪魔陣営は大打撃なんてものではない痛手を負う。だから婚約者である僕が、直接君に会うことになったんだ」
最もらしいことを言っているが、どうにも心が痛む。良く周りから甘いと言われているが、どうやら僕には悪役は向かないようだ。出来れば今回限りにしたいね。だからこそ僕は今は悪役を最後まで演じよう。
「君と彼女では行る場所が違いすぎたんだ、、、、、、」
僕は彼に最後の一言を突き付けた。さて、彼はどうどう出る?逆上するか、はたまた泣き寝入りか。彼のこの後を考えていた。
「、、、、、、」
彼は俯き黙ったまま動かなかった。それを見た僕は内心彼に失望した。ここで一つも文句を言われた方が、彼がセラフォルーの事を思っていると察せたからだ。しかし、僕はとんでもない事をしてしまった。不意に髪の間から彼の目が見えた。
『来六君はね、綺麗で真っ直ぐな瞳をしてるんだよ☆』
セラフォルーは彼の事をそう言った。しかし、今の彼の瞳は綺麗な蒼い瞳ではなく、まるで地獄見た亡者の如く澱んで虚ろだった。そして、彼は小さな本当に小さな声で言ったのだ。
「そうだ、瀬良さんと一緒に入れるはずが無いじゃないか。だって俺は、、、、、、」
生きていてはいけない存在なのだから。
来六君病み病みタイムハッジマルヨーー!!!!!
来六「おい!?止めろ!!!!!」
良し、次の次にはあの人出せるぞ!!!
あの人?それは出てからのお楽しみで!では!!!!!