あれからのことは余り思い出せない。気が付いたら店の上の光さんの部屋に居て、隣には光さんが安心した顔で俺を見ていた。光さん曰わく、クーが俺の異変に気付いて近づくと同時に俺は倒れたそうだ。そこから運良く帰って来た光さんがクーと一緒に部屋に運んだらしい。その際、ルシファーさんは光さんに殴られたそうだ。それを聞いた俺は青ざめたが、ルシファーさんは怒る所か『彼にはとんでもない事をしてしまって申し訳ない、後日謝罪とお詫びをしたい』と言ったそうだ。魔王になると懐も大きいんだな。そんな事を考えていたら、部屋にクーが入ってきた。手にはお盆とその上に土鍋が置いていた。
「目が覚めたか?ほれ、野菜のポタージュだ。飲んで休みな」
「ありがとう」
「全く、おめぇのせいで今日は早仕舞いだ。今日は早く休みな。後、明日から2日はオフにしたからしっかり休めよ」
「え?光さんけど、その間2人で店を回すことに、、、」
「は!心配されるほどあたしの店は柔じゃないよ。なんならあの髭の店員を借りるさ」
光さんは笑いながら言った。クーも安心して休みなと言って二人は部屋を出た。俺は一人になり目の前のポタージュを見た。
「本当、二人には、特に光さんには叶わないな」
育ての親である光さんの優しさを噛み締めポタージュを食べようとした時、、、、、、、。
『本当に愛されているの?』
「!?」
不意に頭の中で声がした。それを聞いた瞬間、体に力が入らなくなり手にしていたスプーンを落とした。
『あなたが愛されて良いの』
『僕達では無く君が?』
頭の中の声が聞こえる度に体が嫌な寒気に襲われる。誰だ!?俺の中で囁くのは!!
『狡い、、、、、、』
『狡い、狡い、、、、、、』
『狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡い狡いずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるいズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイ!!』
「煩い!!黙れ!!!!!」
俺は頭に響く声に向かって叫んだ。頭を強く抱えうずくまる。それでも声は消えずにずっと聞こえる。それに、頭が酷く痛いその痛みに耐えるように身悶えしていると、頭の中にある光景が広がった。
それは暗い暗い部屋だった。壁に囲まれて窓もなく何も置かれてない部屋、そんな部屋に小さな俺は押し込まれた。そして、部屋に一つしかない鉄の大きなドアが閉まった。俺は閉まったドアを必死に叩いた。しかし、ドアは開かずドアをたたく音だけだ部屋に響いた。そんな時だ後ろから音がした。それは裸足で歩く音、何かを引きずる音と様々だった。俺は振り返るとそこには、、、、、、
『僕(私)達を殺した癖に!!!!!』
異形の子供達が俺を睨んで言ったのだ。
今回は来六君の過去話を入れました。さてさて、次回はあの人出したいな、、、、、、。では!!!!!