転生者が魔王少女に恋した件   作:蛇カボチャ

44 / 52
今回は短めのエピローグです。視点はファミコンです。では‼


僕は妻と話す件

あの後、僕達はセラフォルーに延々と泣きながら説教をされた。なんで、こんなことをしたのか?来六君はそんな人じゃないやなんで決闘になったんて、みんな止めないのかと延々と言われて終いには大泣きされた。その時には朝焼けが射しており、僕達は一度冥界に帰った。来六君も怪我が重かったのか説教の終盤では意識がなく正座したまま気絶していた。僕達が帰る際には僕のお抱えの病院に搬送した。フェニックスの涙で治療するから直ぐに傷は直るだろう。怪我も幸い命に別状は無いそうだ。病院で二日ほど療養してから彼は退院した。しかし、問題はある。それは、、、、、、。

「セラフォルー、いい加減機嫌を直してくれないかい?」

「ふーんだ☆」

そう、セラフォルーだ。あの後、セラフォルーは機嫌が悪い。彼女に黙って色々したのがバレたのだ、彼女からしたら良い気分ではないだろう。 それに加えて子供っぽいセラフォルーは、一度機嫌を損ねると暫くは機嫌を直さない。現に来六君やソーナが話し掛けてもそっぽを向くほどだ。そのせいか、来六君はセラフォルーに嫌われたと勘違いして落ち込んで、ソーナはそんな彼を慰めながら姉の機嫌を直さないといけない為にてんてこ舞い。そして、僕も。

「あぁ、、、グレイフィア。君もいい加減立ち直ってくれないか?」

「セラに嫌われたセラに嫌われたセラに嫌われたセラに嫌われたセラに嫌われたセラに嫌われたセラに嫌われたセラに嫌われたセラに嫌われたセラに嫌われたセラに嫌われたセラに嫌われたセラに嫌われた、、、、、、」

我が愛妻であるグレイフィアをどう慰めるかとてんてこ舞いである。来六君と同じくグレイフィアもセラフォルーに嫌われたと勘違いして、現在部屋の隅で延々と呟いてる。僕はこれをミリキャスや、他の皆に見せない為に現在、人間界のホテルに居る。

「だ、大丈夫だよ。セラフォルーも本当に君を嫌ってないと思うよ?機嫌が直れば、またいつものようになるさ」

「けど、『来六君を怪我させたグレイフィアちゃんなんて大っ嫌い』って、大っ嫌いって、ふ、ふふふふふはふふふ、、、、、、」

グレイフィアはそう言って床にのの字を書いていじける。多分、来六君も同じようなことをして居るのだろうか?、、、、、、やってるだろうね。

「なんだか、君と来六君は何処か似てるね」

「あんな、虫と一緒にしないで、、、、、」

いじけながらも、それに関しては否定した。しかし、本当に似ているよ君達は、どちらもセラフォルーの事を愛し、本気で考えていている。そのせいか、良く空回りをしたり、変な勘違いをする。それに多分彼も昔、ヤンチャをしてたと思う。なんだろう、そう考えると、少し笑えてくる。グレイフィアが彼を執拗に嫌うのは同族嫌悪なのかもしれない。そう考えていると、グレイフィアが僕にこう呟いた。

「似てるなら、あの虫は貴方に似てるわ」

「どうしてだい?」

「あの虫は、、、、、、昔の貴方と同じことした」

「ははっ、あれには驚いたね」

同じこととは、彼が一度も攻撃しないでグレイフィアに勝ったことだ。そう、僕は同じように『戦わずにして勝った』。これはそう、新魔王派と旧魔王派の抗争の際、僕とグレイフィアは敵同士だった。僕はその戦い以前からグレイフィアに恋をしていた。僕はそれに気づいてから彼女にアプローチをした。しかし、グレイフィアはそのアプローチを自分では無くセラフォルーにだと勘違いして、良く殴られたりした。しかし、僕は諦めずにずっとアプローチをした。同期の悪魔達には、なんで彼女なのかと良く言われた。しかし、それでも好きだった。只、真っ直ぐに自分に正直に生きる彼女が美しく思えたからだ。だから僕は敵になっても彼女に言った。殴られても蹴られても、何度倒れてもこの言葉を言い続けた、『僕は君が好きだ。好きな相手を殴れるわけがない』と。そして、僕の想いは届いて、今、グレイフィアは僕の隣に居る。そう、理由は違うが彼と僕は同じことしてグレイフィアに勝ったのだ。確かに僕とも似ている。

「忌々しい虫、、、、、、」

「まあまあ、なんやかんだで、君も来六君を認めただろう。彼は今までとは違うと」

「、、、、、、、、、、、、」

僕の言葉に彼女は黙る。恐らく分かっては居るが、認めたくはないのだろう。そんなグレイフィアも可愛らしいと思いながら、今日の分の仕事を終わらせて、グレイフィアをある場所に誘った。

「グレイフィア、少し気分転換に出掛けないかい?」

「、、、、、、そんな気分じゃない」

「まあまあ、君の好きなケーキが美味しい店があるから一緒に行こう」

「、、、、、、、、、、、、3つ」

「あぁ、3つでも4つでも食べよう。さぁ、着替えて着替えて」

「うん、、、、」

グレイフィアの機嫌を取りながら僕はデカケル準備をした。場所は来六君が働く『蓮の華』。来六君とグレイフィアが仲直りしたらセラフォルーも機嫌が良くなると考えていて僕は二人を会わせようと思ったのだ。さぁ、行こうかグレイフィア。僕もあそこのサンドイッチは気に入っているんだ。




はい、今回でターミネーチャン回は終わりです。あーーーなんやかんやで終わりましたが、今回はシリアス回だったな次回からギャグ回にしたい。(切望

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。