転生者が魔王少女に恋した件   作:蛇カボチャ

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皆様大変遅れてしまって申し訳ありません。仕事探しやなんやらで遅れてしまいました。どうにかゴールデンウィークで、書けましたが、また遅れると思いますが、どうぞ楽しみにしてください‼では、今回はアマイマスクとの会話です。では‼


俺はイケメンを思い出せない件

「先程はすみません、俺のせいで、、、、」

俺を見たアマイマスクは直ぐに頭を下げ謝罪をする。

「いや、俺の方こそ気絶したりなんて皆に迷惑を掛けてしまった、こっちが悪いですよ」

それを見た俺はこちらが悪いと言って、アマイマスクの頭を上げさせる。しかし、彼はなんで、こんなに親しげなんだろうか?

「あの、来六さん。もしかして俺の事、覚えてませんか?」

顔に出てたのか、アマイマスクは不安そうに聞いてきた。おいおい、そんなに不安な顔になるなんて、よっぽど俺と親しかったそうだけど、やっぱり俺は覚えてなかった。

「すみません、俺はアマイさんと会った覚えが無いんですよ。もしかして、他人の空似じゃ、、、、、、」

「そんな訳ありません‼」

アマイマスクは俺を言葉を最後まで聞かずに否定した。いきなり大声を出したからミリキャス君や瀬良さん達も驚いた。それに気づいてか、一度謝罪してから俺に言った。

「すみません。けど、見間違える訳がないんです。その髪型、間違いなく俺の知ってる来六さんと同じ髪型なのだから」

「確かに、来六君の髪型って特徴的だよね☆」

髪型を指摘されて俺は自分の髪を見た。確かに、緑色と前髪の一部が紫の地毛は転生前なら目を引くが、転生後だとそんなに珍しくないと思うんだが、、、、、、、。俺はそう思っていると、アマイマスクは更に続けて言う。

「来六さん。確認なんですけど、、、、」

「何ですか?」

「すみません、ちょっと、、、、、、」

「なっ、、、、、、っ⁉」

彼はいきなり俺の額を触り始めた。いきなりの事で驚くが、額を伸ばすように押したり、中心をなぞったりした。

「いきなり、なにを⁉」

「、、、、、、はっ‼すみません‼」

俺の声に我に帰ったアマイマスクは謝罪と共に、手を離した。いきなり額を触られるとは思わなかったから、少し後退り額を押さえた。

「いや、少し確認したいことがありまして、、、、、、、来六さん。確認なんですけど、『貴方の額に目はありますか?』」

「はい?」

額に目?なにそれ厨2?突然そんな質問をされて俺はアマイマスクはふざけているのかと思ったが、彼の目は真剣そのものだった。ワンパンマンはそこまで知らないが、恐らく原作でそう言う人物が居たのだろう。しかし、同姓同名とか驚くな。そう思いながら、返答の答えを返そうとした時、また俺の額に違和感を感じた。

「ふんふふーん♪」

「って、オイゴラオレンジボール!?てめぇ、何しやがる!!」

「いや、額に目を書こうと」

「今、真剣な話してんだから離れろハジケ馬鹿!!」

俺はおふざけボールを引きはなそうとしていると、首領パッチを背後から掴む手を見た。確認すると、そこにはアマイマスクが居た。その顔は能面のような無表情で睨んで居た。

「おい、貴様。来六さんに何をしている?」

「え!?えっと、、、、、、」

「、、、、、そうか。どうやら、死にたいらしいな」

「ちょっと待っ、、、、、、イタタタタタタタタタタタ!?」

そう言って、彼は首領パッチを掴む手に力を込める。掴まれた首領パッチはギチギチと嫌な音をたてながら悲鳴を上げる。まずい、アマイマスクは本気だ。他の皆にも感じたのか、直ぐに止めようと身構えていた。

「アマイさん、今すぐ止めてください」

「しかし、、、、、、!」

「そんな奴でも俺の友人です。ですから止めてください」

俺がそう言うと、ゆっくり力を緩めて首領パッチは地面に落ちる。幸い手の後は残っていたが、落ちたと同時に俺に抱き付いてた泣きわめいていた。普段、俺にボコられていたからか、なんとも無いようだ。

「びぇえ~~~‼ダーリン!!」

「離れろ、生物!!あと、ダーリン言うな」

うっとおしいゴムボールを引き剥がして、アマイマスクを見ると、ハッとした顔後、突然土下座し始めていた。

「すみません!!いきなり来六さんのご友人に手お上げてしまって!!」

「アマイさん!?落ち着いて下さい‼てか、土下座する程でもないですから‼」

いきなりの事で、俺は申し訳ないと顔を上げるように言うも、彼は額を地面に擦るように謝罪する。俺の内心混乱してると、サーゼクスさんが、アマイマスクの元に行き、肩を叩きながら諭すように言う。

「アマイ君だったね。そんなに謝らないでも、大事に至らなかったんだ。首領パッチ君も許してくれるさ。だから、頭を上げてくれるかい?」

「ケッ!俺はこいつを許そうとおもわ、、、、、、ゲフッ!?」

「話しをややこしくするな、ゴムボール」

これ以上面倒事を増やさないでくれ。俺は首領パッチに拳を叩き込んで黙らした。一方、サーゼクスさんがの話を聞いて、アマイマスクはゆっくりと頭を上げた。魔王故のカリスマ、マジスゲー。

「すみません、俺どうしても来六さん絡みになると頭に血が昇って、、、」

そして、また頭を下げて謝罪してバーベキューは再開した。その後、サーゼクスさんが俺の方に来て耳打ちをした。

「来六君、本当に彼とは初対面なのかい?」

「はい、少なくとも中高では彼は居なかったですし、店に来たことも一度も」

「しかし、あの豹変振りは尋常ではない。あれではまるで君に信仰、嫌狂信している域だよ。もう一度しっかり思い出してくれ」

「そう言われても、、、、、、」

どんなに思い出そうとしても俺はアマイマスクを思い出せない。そう、、、、、、思い出せないのだ。




てなわけで、来六君はアマイマスクとの会話でした。個人的にアマイマスクのイメージって、SAN値0マンだと思ってます。正義の固執やら力の執着とか。それが来六君に寄った感じがうちのアマイマスクです。あれ?これ、まさかBえ、、、、、、ゲフンゲフン!!では次回!!

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