ハイスクールD×D 紅の断頭魔   作:Especially

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第4話「刹那vs祐斗」

入学してから大体1ヶ月ほどたった。普通に学校へ行き、祐斗や友達と話し、遊び帰って鍛錬して、勉強して寝る。

そんな生活をずっとつづけていた。普通と違うのは夢だけで、あれからもよくギロチンの夢をみるようになった。

始めは、恐怖などで目を覚ますことばかりだったが、最近では黄昏の浜辺と時が止まったような風景に安心感すらおぼえるようになってきている。

この夢はいったいなんなんだろうか?なんかの前触れじゃあなければいいんだけどなぁ……

 

 

 

「……ん?」

 

 

今日は祐斗が部活で話があるそうで昼食を食べるため、中庭から外へ回って学食へ向かっていた。

この学校の学食は、同じ校舎内ではなく別校舎にあるため外へ回っていく必要があった。(体育館なども別校舎にある)

 

 

 

「何の音だ……?」

 

 

物音がする先は、普段使われていない、剣道場のとなりの倉庫だった。

鍵もかかっておらず、こんなところにはいる人はめったにいないため不思議と思い近づいてみた。

中にいたのはうちのクラスのエロ3人組で知られている一誠、松田 元浜の3人であった。一つの壁に群がっていた。

 

 

 

「何してんだ…?」

 

 

 

そうおもい近づいてみたら、

 

 

 

「うおおおお!村山の胸マジでけぇ!」

 

 

 

「かぁぁ、片瀬、いい足してんなぁ!」

 

 

 

「お、おい!俺にも見せろって!」

 

 

 

……どうやら倉庫の隣は女子剣道場らしい。大方、古くなっていた倉庫の壁に穴があいていてそこからのぞいているんだろう……

 

 

 

 

「おーい!バカ3人組。そんなところで何してんだ」

 

 

 

 

「……ん?やべぇ!見つかった!すいません!悪気はなかったんです!」

 

 

 

「マジか!ってイケメンコンビの片割れか」

 

 

 

元浜と松田は慌てながらあやまってきたが、こっちに気づいたら殺気を放ってきた……

 

 

 

イケメンコンビってなんだよ…… 俺そこまでイケメンだと思わないんだが

 

 

 

「刹那だ。同じクラスなんだから名前覚えてくれよ。それで何してたんだ?」

 

 

 

 

「イケメンにはわかるまい!モテたくて、彼女がほしくてこの学校に入ったのに現実は全然ちがったことに!」

 

 

 

 

「そうだ!リア充は滅びろ!人類のモテない人間の敵だ!」

 

 

 

「違う!俺はこの二人に無理やりつれてこられただけなんだ!」

 

 

 

どうやら、逆恨みらしい…… ある程度予想はついていたが……

 

それと一誠くん。そんなに鼻の下のばしながら言っても説得力ありません

 

 

 

「いや、モテたいならまず、その溢れる欲望抑える努力しろよ……クラスの女子の視線が気にならないのか?」

 

 

 

そう哀れむような視線で言った。

 

 

 

 

「うるせぇい!女子の視線が怖くて、やめることなんてできるか!」

 

 

 

 

「そうだ!しかもすぐ隣に男の理想郷があるというのに!」

 

 

 

そう血涙を流しながら元浜と松田は言ってきた。すがすがしいほど変態だ……!

まぁ男だから仕方ない部分もあるし同意したい部分もあるが……

 

 

 

 

「お前だって、チャイナ服、メイド服、ナース服!果てにはネコミミ、スク水、ブルマ 好きだろ!?男のロマンだろ!?」

 

 

 

 

 

「そうだ!もし妹がネコミミ、スク水で上目づかいで「お、お兄ちゃん?」なんていってきたらイヤッホォォォォ!っていう風になるだろう!?」

 

 

 

……二人のテンションが上がってきている。なんかすごいことを口走りはじめていた。

 

 

 

 

「そりゃあ俺だって男だからな。そういう部分もあるさ。しかし、そこを女子の前で見せようとはしないだろ!?」

 

 

 

 

「かぁぁ!?この外面だけはよくしやがって!このムッツリイケメンめ!」

 

 

 

 

「そうだ!漢ならそこはフルオープンだろ!?」

 

 

 

お前たちはオープンしすぎです。

 

 

 

「お、おれはこいつらとは違うからな!?確かにおっぱいには夢が詰まってるし揉んでみたいし、つっついてみたいけど!」

 

 

 

 

ほとんど二人と変わらないからね。

 

 

 

「はぁ……まぁいいや。んじゃあ俺は戻るから。見つかっても知らないぞ」

 

 

 

 

「おう!ムッツリイケメンはさっさとどっかいけ!」

 

 

 

 

「覗かせてほしいといっても覗かせないからな!ムッツリイケメンめ!」

 

 

 

 

どうやら俺はムッツリイケメンに定着したらしい…… 不本意だが…

 

倉庫を出たらちょうど剣道場から女子が出てきて

 

 

 

「あれ?刹那くん?倉庫なんかに何か用事でもあったの?」

 

 

 

そういって話しかけてきた。

 

 

 

「たしか……一之瀬だっけ?いや、学食いくときにそこ通りかかったら、倉庫から物音聞こえてさ。何事かとおもってみたらね」

 

 

 

 

そういって倉庫の奥にいる3人組に指をさした。

 

 

 

 

 

「んー?物音?…ってうちのクラスのエロ3人組じゃん!」

 

 

 

 

そういって一之瀬は剣道場へ戻っていった。剣道場の方からは「村山先輩ー片瀬先輩ー!となりの倉庫からエロ3人組がここ覗いてるよー!」「マジでー?最低!叩きにいこう!」

 

 

そういって竹刀を持ってたくさんの部員が出てきた。俺は無視して、学食へ向かった。後ろからギャーとかいてぇ!とか悲鳴はなにも聞こえなかった。うん何も聞こえなかった。

 

 

 

 

 

その日の放課後祐斗と話をしていたら、いきなりこんなことを聞いてきた。

 

 

 

 

「そういえば刹那くんって武術でもやってるのかい?」

 

 

 

「え?いや、確かに武術みたいなのはやってるよ。いきなりどうしたの?」

 

 

 

いきなり武術をやってることを言われて内心ビックリした。

 

 

 

「いや、歩き方や姿勢になんか武術やってるかなと思ってね。それに結構強いでしょ?」

 

 

 

 

「武術といっても師匠曰く、ケンカ殺法らしいけどね。そういう祐斗も何か武術やってるでしょ?たぶん剣道か剣術だと思うけど」

 

 

 

 

まっすぐした姿勢と足運びをみて、剣術か剣道のどちらかをやってるなと思い話した。

 

 

 

 

 

「ははは、よくわかったね。僕は実践剣術をやってるんだ。我流に近いけどね」

 

 

 

 

「へぇ、我流でそこまで強くなれるんだぁ」

 

 

 

 

我流でここまで強くなれるのはすごいな… 自分は崩月流を習っていても弱いというのに……

 

 

 

 

 

「もしよかったら1勝負しない?さいきん体動かしてなくてなまってるんだ」

 

 

 

 

「今日は予定が夜からだから別にいいよ。剣道場でするのか?」

 

 

 

「そうだね。剣道場いってみよう」

 

 

 

 

そういって剣道場へ向かった。

 

 

 

 

「あれ?刹那くんに木場くん?どうしたの?」

 

 

 

 

そういってお昼にあった一之瀬に話しかけてきた。

 

 

 

 

 

「あ!刹那くん。今日のお昼ありがとね!無事エロ3人組退治できたよ!」

 

 

 

 

「ははは、そうですか」

 

 

 

 

苦笑いしながら答えた。どうりで午後の授業あんなにグッタリしながら聞いていたのか。

 

 

 

 

 

「一之瀬さん。剣道場の一部貸してくれないかな?少し使いたいんだ」

 

 

 

 

そう微笑みながら、祐斗は一之瀬に言った。

 

 

 

 

「どーぞ。どーぞ。どうせまだ使いませんし」

 

 

 

 

「こらー!一之瀬!そこは部長の私にきくべきでしょー!」

 

 

 

 

「いいじゃんー!どうせ貸すんでしょ」

 

 

 

「そうだけどー!」

 

 

 

 

そういって部長?らしき人と一之瀬は言い合いを始めた。

 

 

 

 

「ははは、それじゃあ借りることもできたし1勝負しようか」

 

 

 

「そうだな。じゃあするか」

 

 

 

そういって制服の上着を脱いでおいた。そのあとは祐斗は木刀を構えた。

どっから木刀もってきたんだろうか?

 

 

 

「じゃあ始めるよ!」

 

 

 

「ああ。わかった」

 

 

 

そういって祐斗は正眼の構えをして、俺は腕を前に出した。

……強いな。隙がまったくない…!

 

 

 

「――――ッ!」

 

 

 

 

祐斗が先にすごい速さ一歩踏み出し攻撃を仕掛けてきた。木刀を上から斜めにきりつけてきた。

 

 

 

 

「――!速いッ!」

 

 

 

 

目で追うことが精一杯で、反応することができず右手で攻撃を受けた。

 

 

 

「受け止められた!?」

 

 

 

祐斗はそういってすぐ離れようとしたが、右手でつかみ離れないようにした。

そのあと足でおもいっきりに鳩尾に蹴りをいれようとしたが、体を横にずらしよけられた。

 

 

 

「ならば――!」

 

 

 

祐斗は木刀をねじった。ねじった瞬間俺の右手から木刀は離れた。そのあと一歩分下がった。そのあとも何度か打ち合ったが、お互い決め手に掛けて千日手になっていた。

 

 

 

 

「うわー!二人ともかなりつよいね!カッコイイ!」

 

 

「木場くんって剣道もできたんだー!」

 

 

「イケメンだけでなくスポーツまでできるとは…!」

 

 

 

気づいたら周りには、多くの女子部員と男子部員があつまっていた。

 

 

 

「次で終わりにしようか」

 

 

 

 

「だな。時間もそろそろだし」

 

 

 

両者ともに汗をかき疲れはピークに達していた。

 

 

 

「……――疾ッ!」

 

 

 

いままでで一番速い攻撃だった。木刀を横なぎにきりつけてきた。

 

 

 

 

「―――ッ!」

 

 

 

 

よけきることができず横腹に直撃した。

 

 

 

 

「まだだ!」

 

 

 

 

そういうと振りぬいた木刀を思いっきり蹴り、距離を少し離しすぐさま祐斗の懐まで入った。

 

 

 

 

「はあっ!」

 

 

 

鳩尾におもいっきり左手を思いっきり体ごとねじるように叩き付けた。しかし木刀で受け止められたが体制を崩すことができた。

 

 

 

「ぐぅ!」

 

 

 

体制が崩れた後祐斗の左手を掴みおもいっきり、思いっきり投げた――!

 

 

 

 

「もらった――!」

 

 

 

 

祐斗はすぐさま体制を直そうとするが刹那の方が早かった。右手の拳を祐斗の顔にそえて言った。

 

 

 

 

「チェックメイトだ」

 

 

 

 

祐斗との初勝負は勝利で終わった。

 

 

 

 

 

「キャー!木場くんも刹那くんもかっこよかったです!」

 

 

 

 

「すごい!剣がまったくみえなかったよ!」

 

 

 

 

「刹那くんの蹴りもなかなかすごかった!」

 

 

 

 

「祐斗くん!剣道部はいらないか!?」

 

 

 

周囲はざわめきはじめた。

 

 

 

 

「ははは、負けたよ。またこんど1勝負お願いできるかい?」

 

 

 

 

「ああ。いつでも勝負の相手してやるよ」

 

 

 

そういって倒れている祐斗に手を差し出した。

 

 

 

 

「いやー本当に強かった。刹那くんかなり強いんだね。こう見えて結構自信あったんだけどなぁ」

 

 

 

祐斗はほんとうに悔しそうにいった。

 

 

 

 

「まぁ。師匠たちが結構スパルタだったからな。けど実践経験は祐斗に負けてるな。これが本当の死合だった場合こっちがまけてた」

 

 

 

 

「久しぶりに体動かせてよかったよ。ありがとう刹那くん。これから部活だから僕はいくね。じゃあまた」

 

 

 

 

 

「ああ。俺もバイトだから帰らないといけないしな。またな」

 

 

 

 

 

そういって帰宅についた。今日はいつもより濃い一日だった。

 

 

 

 

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