仮面ライダーゴースト〜命を燃やす少年少女〜   作:Purazuma

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結構オリジナル設定ありです。


謎の仮面ライダー

「大体全部回ったかしら…………どう?天空寺君、この学校は。」

 

「うーん…………なんか…………変わった学校だなぁ…………って。」

 

放課後、俺はマミさんに校内を案内してもらったのだが………そりゃもうびっくりしたよ。

 

何しろほとんどの教室がガラス張りなのだ、初めて見た人はびっくりする。

 

 

「すぐに慣れるわ………あ、そうだわ。これから魔女探しに行くのだけれど……一緒に来る?」

 

「魔女探し?」

 

マミさんがソウルジェムを取り出し、手に乗せた。

 

 

………マミさんは毎日魔女を探して戦ってるのか?

 

よくやるなぁ………見習わないと。

 

 

「ん、あれ?マミさんのソウルジェムの色………なんか………」

 

前より濁ってる気がする。

 

 

「え?ああ、魔法を使うと徐々にこうなっちゃうのよ。キュゥべえから聞いてない?」

 

「ないです。」

 

 

キュゥべえの奴………どうしてそんな大事な事を言ってくれないんだ!

 

咄嗟に自分のアイコンを取り出す。

 

「ああ、やっぱり。」

 

オレゴーストアイコンの白かった部分が若干黒くなっている。

 

「これは取り除けるんですか?」

 

「ええ、運が良ければ魔女が落とすグリーフシードで浄化できるわ。」

 

 

グリーフシードか、覚えておいたほうがいいな。

 

 

…………待てよ、つまり戦い続けないとヤバイってわけか。

 

ああ…………よくできたシステムだよ、まったく。

 

 

「俺も行きます、魔女探し。」

 

「わかったわ、じゃあ早速出発しましょうか。」

 

 

俺は校門に向かうマミさんの後に続き、少し駆け足で足を進めた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

『助けて…………まどか……………!』

 

 

「だ、誰なの…………?」

 

 

私とさやかちゃんの二人でCDショップに来てたんだけど………

 

『助けて………!』

 

 

誰かが私の事を呼んでる。とっても苦しそうな声で…………

 

CDショップを抜けてデパートの立ち入り禁止のテープが貼ってある階段まで来ちゃった…………

 

どうしよう………でも、行かなきゃダメな気がする…………

 

「待ってて………」

 

テープをくぐり抜け、上の階へと登る。

 

 

 

 

 

 

 

しばらく暗い道を進むと、声がさっきよりも大きく聞こえてきた。

 

 

ガタガタ!!

 

 

「きゃっ………!?」

 

上から何か降ってきた。

 

 

 

それは体中が傷付いたボロボロで猫位の大きさの白い生き物だった。

 

咄嗟にその子を抱きかかえる。

 

 

「あなたなの………?」

 

私を呼んだのは。

 

 

 

 

その子は息を荒くしていて、とても苦しそうだった。

 

 

 

 

ガタン!

 

 

また何かが上から落ちてきた。

 

今度は私と同じくらいの歳の女の子。

 

長くて綺麗な黒髪をなびかせて、その子は私と、私が抱きかかえている白い生き物を見た。

 

 

「ほ、ほむらちゃん………?」

 

 

間違いない。

 

目の前に現れたのは他でもない、今日転校して私のクラスにやって来た暁美ほむらちゃんだった。

 

 

 

「そいつから離れて。」

 

「だって………この子怪我してる………」

 

 

もしかして………この子の怪我……ほむらちゃんが…………?

 

 

「だ、ダメだよ!ひどいことしないで!」

 

「あなたには関係無いわ。」

 

「だって……!この子私を呼んでた!聞こえたんだもん!助けてって………!」

 

「そう。」

 

 

ほむらちゃんは表情を変えることなく私をじっと見ている。

 

 

 

 

 

 

 

と、その時。

 

「まどか!こっち!」

 

 

消化器の煙が勢いよくほむらちゃんに当たる。

 

視線を横に向けると、さやかちゃんが消化器を持ってほむらちゃんにそれを発射していた。

 

「まどか!こっち!」

 

「さやかちゃん!」

 

 

 

さやかちゃんは消化器をほむらちゃんの方に投げ捨てて、私の手を引っ張った。

 

 

私達はほむらちゃんから逃げるように走る。

 

 

「何よあいつ!今度はコスプレで通り魔かよ!……つーか何それ、ぬいぐるみじゃないよね!?生き物!?」

 

「わかんない………!わかんないけど………この子を助けなきゃ!」

 

 

 

 

ふと周りを見ると、さっきまで走っていた場所と風景が違う。

 

この世とは違う物みたいな…………不気味な空間だ。

 

 

「あれ!?非常口は!?どこよここ!?」

 

 

「変だよ…………ここ。どんどん道が変わっていく………!」

 

 

「ああもう!どうなってんのさ!」

 

「や、やだ!何かいる!」

 

 

既に私達を囲むように何かが待機していた。

 

白い大きな頭に、細い体。

 

 

その手には全員ハサミを持っている。

 

 

『!○¥%○◇◆!!』

 

 

何かを言いながら私達に近づいてくる。

 

 

「冗談だよね………私、悪い夢でも見てるんだよね!ねえ!まどか!?」

 

 

怖い…………怖いよ……………

 

 

私は何も言えずにたださやかちゃんの隣で震えていた。

 

 

誰か…………!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺とマミさんはデパートまで来ていた。

 

 

どうやらこの近くに反応があるらしいが………………

 

 

「使い魔、ですかね?」

 

「うーん………そうかもね。」

 

 

俺のアイコンとマミさんのソウルジェムの反応を見るに、恐らくこれは魔女ではなく使い魔のもの。

 

 

 

「使い魔もほっとくわけには行かないし…………先を急ぎましょうか。」

 

 

「そうですね。」

 

 

そして俺達がデパートの中を進んで行くと……………

 

 

 

 

 

「……………!この先だわ!」

 

 

マミさんが急に走り出す。

 

 

「あ!ちょっと待ってください!……………うわ!?」

 

 

追いつこうと走り出した俺とマミさんを先日の結界のようなものが包んだ。

 

 

………足止めか。

 

 

「マミさん!ここは俺が引き受けます!あなたは先に進んでください!」

 

 

「わかったわ!…………気をつけてね!!」

 

 

 

そう言ってマミさんはソウルジェムの魔力を引き出し、結界を抜ける。

 

 

 

「さて…………」

 

 

アイコンのスイッチを押し、出現させたベルトに装填する。

 

 

《アーイ!》

 

 

《バッチリミナー!バッチリミナー!バッチリミナー!》

 

 

「変身!」

 

 

レバーを押し込み、オレゴーストを身に纏う。

 

 

 

《カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!!》

 

 

《ガンガンセイバー!!!》

 

 

「はああああっ!!」

 

 

ベルトからガンガンセイバーを取り出し、使い魔共を切り倒していく。

 

奴らは抵抗する暇も無く消滅していった。

 

 

弱い。

 

 

やっぱり使い魔は魔女と比べれば力は弱いな。

 

 

 

徐々にその数が減っていき、残りわずかとなった。

 

 

「よし!」

 

 

ガンガンセイバーをベルトにかざす。

 

 

《ダイカイガン!》

 

 

《ガンガンミナー!ガンガンミナー!ガンガンミナー!》

 

 

 

喰らえ……………!!!

 

 

 

《オメガブレイク!!!》

 

 

巨大な斬撃を飛ばし、使い魔を一気に薙ぎはらう。

 

 

その瞬間、覆っていた結界が崩れ、元のデパートに戻っていった。

 

 

 

「よし…………」

 

 

俺がマミさんを追いかけようと思い、変身を解除しようとした時……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《バッチリミロ!バッチリミロ!バッチリミロ!》

 

 

《カイガン!スペクター………!レディゴー!覚悟!ドキドキゴースト!》

 

 

 

「なっ……………んだぁ!?」

 

 

 

俺のとよく似たゴーストドライバーの音声と共に巨大なエネルギー弾が飛んできた。

 

 

何とかガンガンセイバーでその弾道を逸らす。

 

 

 

バッとエネルギー弾が飛んできた方へ顔を向けると、そこには……………

 

 

 

青い影…………いや、幽霊が立っていた。

 

 

 

俺と同じゴーストドライバーを装着していて、手には青色のマジックハンドのような武器を持っている。

 

 

 

「仮面…………ライダー……………!?」

 

 

まさか、俺とは別の仮面ライダー………!?

 

 

「!?」

 

 

奴はいきなり俺に接近し、武器で俺の胴体に突きを入れた。

 

 

反応が遅れ、直撃する。

 

 

 

「かっ…………!?」

 

 

急いで距離をとり、ガンガンセイバーを銃モードにし、牽制する。

 

 

「お前………何者だ!!!」

 

 

青い仮面ライダーは俺の言葉を無視し、武器のポンプを操作し、両手持ちの銃のような形状に変形させた。

 

 

そして俺の放った光弾を避け、冷静に反撃してくる。

 

 

 

「ぐうぅ!?」

 

 

奴は正確に俺の腹部に光弾を当てた。

 

 

こいつ……………強い…………!!!

 

 

 

「!?お前…………それは…………!?」

 

 

奴はベルトのアイコンを取り出し、''別のアイコンを装填した''。

 

 

《アーイ!》

 

 

《バッチリミロ!バッチリミロ!バッチリミロ!》

 

 

身につけていたゴーストが分散し、ベルトから紫色のパーカーゴーストが現れる。

 

 

 

「まさか…………こんな事ができるのか…………!?」

 

 

奴はレバーを押し込み、そのパーカーを纏った。

 

 

《カイガン!ノブナガ!我の生き様!桶狭間!》

 

 

そして武器をベルトにかざした。

 

 

 

《ガンガンミロー!ガンガンミロー!ガンガンミロー!》

 

 

 

「な!?」

 

 

奴の銃が分身し、全ての銃口が俺に向けられる。

 

 

 

 

「………………ここは通さない。」

 

 

奴は低い声でそう言うと、トリガーを押した。

 

《オメガスパーク!!!》

 

 

無数の銃弾が俺を襲う。

 

 

 

 

「まずい…………!?」

 

 

周りをみる。

 

 

俺の後ろに下の階へと続く階段があった。

 

 

「っ………!!」

 

 

そこに勢いよく飛び込み、踊り場に着地する。

 

 

高低差で何とか避ける事ができた。

 

 

 

 

こいつとこのままやり合うのはまずい。

 

 

今はマミさんの所に行くのを優先しよう。

 

 

 

急いで上に上がり、ガンガンセイバーの光弾を放ち奴の動きを止め、奥へと進んだ。

 

 

 

「追いかけてくんなよ……………!」

 

 

後ろを振り返るが、追ってくる様子がない。

 

 

なら、と。俺は全力疾走でマミさんの所へ向かった。

 

 

 

 

 




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