仮面ライダーゴースト〜命を燃やす少年少女〜   作:Purazuma

5 / 24

サプライズラビットが完結したので連載再開!


誕生?新たな魔法少女達

 

 

《オヤスミー》

 

「……………突破されてしまったか。やっぱり幽斗の戦闘センスは中々だな。」

 

スペクターは変身を解除し、人の姿に戻った。

 

 

「ほむらの方は上手くやっているだろうか……?」

 

スペクターゴーストアイコンをポケットにしまい、少年はその場から立ち去った。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

天空寺幽斗だ!今デパートの立ち入り禁止区域を全力疾走してる所!

 

理由はもちろんマミさんに追いつくため…………

 

 

「ってうおお!?」

 

「きゃ!?」

 

角を曲がろうとした所で誰かと衝突し、尻餅をついてしまった。

 

 

いって……!!一体誰だよ確認もせずに角を曲がる奴は!!!←

 

 

「あら?天空寺君?」

 

「転校生じゃんか。」

 

「あ、天空寺君………」

 

そこにいたのは三人の少女。

 

 

…………なんと、マミさんじゃないですか。ん?でも後ろの二人って…………確かクラスメイトの……

 

 

えーと、ショートカットの娘が美樹さやか。で、ツインテールの方が鹿目まどか。

 

 

 

「マミさん、これはどういう…………」

 

「そうね、色々説明しなきゃいけないし………とりあえずみんな、うちにこない?」

 

 

説明?

 

まさか………二人も魔法少女に?

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

というわけでマミさん宅。

 

 

「素敵なお部屋……!」

 

「一人暮らしだから、遠慮しないで。ろくにおもてなしの準備もないんだけど。」

 

 

俺はマミさんの家に入るのは初めてではないが、それでも少し見入ってしまうくらいこの部屋は引き寄せるものがある。

 

 

 

俺達はテーブルを囲むように座った。

 

マミさんは全員にケーキと紅茶を出し、床に座った。

 

………今思ったんだけどマミさんってお金持ちなんだろうか?お客さんに毎回こんな高そうなケーキを出してるとか?なんて景気のいい話……あ、今の無しにしとこう。

 

 

最初に切り出したのはマミさんだ。

 

 

「キュゥべえに選ばれた以上、あなた達にとっても他人事じゃないものね。ある程度の説明は必要かと思って。」

 

「うんうん、なんでも聞いてくれたまえ。」

 

なぜか自信気にそう言う美樹さん。

 

「美樹さんそれ逆じゃ………」

 

「''さん''なんてつけなくていいって!さやかって呼んでよ。私も幽斗って呼ぶし!」

 

「そっか。じゃあ鹿目さんも''まどか''って呼んでいいかな?」

 

「もちろんだよ。」

 

 

さて、ここから本題かな。

 

 

少し間を置いてからマミさんが手の指輪型のソウルジェムに手をかざし、宝石の形に変化させる。

 

「うわあ綺麗……!!」

 

うん、綺麗な黄色だ。

 

「これがソウルジェム。キュゥべえに選ばれた女の子が、契約によって生み出す宝石よ。」

 

「男の場合は俺みたいに…………よっと、このアイコンってのが出来る。ほんで仮面ライダーに変身ってわけ。」

 

俺はポケットからオレゴーストアイコンを取り出し、二人に見せた。

 

「女の子は魔法少女になって、男の子は仮面ライダーになるってこと?」

 

まどかが以前の俺と同じ疑問を聞いてきた。

 

「どうやら、そういうわけでもないらしいんだ。男はもちろん魔法少女にはなれない、けど女が仮面ライダーになることもあるらしい。」

 

「前例はとっても少ないから実際に仮面ライダーになった女の子は見たことないかな。多分なれると思うけどね。」

 

キュゥべえが横から補足を入れてきた。

 

 

マミさんが続ける。

 

「そう、このソウルジェムとアイコンは、魔力の源でもあり、魔法少女や仮面ライダーである証でもあるの。」

 

 

「契約っていうのは?」

 

さやかが首を傾げる。

 

その疑問にはキュゥべえが答えた。

 

「僕は君たちの願いごとを、何でも一つ叶えてあげる!」

 

「え!?本当!?」

 

「願いごとって……?」

 

「何だって構わない。どんな奇跡だって起こしてあげられるよ。」

 

「金銀財宝とか、不老不死とか、満漢全席とか〜!」

 

「いや……最後のはちょっと………」

 

「でも、それと引き換えに出来るのがソウルジェムとアイコン。これらを手にした者は、魔女と戦う使命を課されるんだ。」

 

キュゥべえのその言葉にまどかとさやかの表情が一瞬だけ凍りついた。

 

 

 

「………魔女?」

 

「魔女ってなんなの?魔法少女とは違うの?」

 

「願いから生まれるのが魔法少女だとすれば、魔女は呪いから生まれた存在なんだ。魔法少女が希望を振りまくように、魔女は絶望を撒き散らす。しかもその姿は普通の人間には見えないからタチが悪い。」

 

確かに。俺が最初襲われた時も………………何というか、言い表せない絶望感を感じた。

 

「不安や猜疑心、過剰な怒りや憎しみ。そういう災いの種を世界にもたらしているんだ。」

 

「理由のはっきりしない自殺や殺人事件は、かなりの確率で魔女の呪いが原因なのよ。」

 

え。そうだったの?

 

今の俺も初耳なんですが……………

 

「形の無い悪意となって、内側から蝕んでいくの。」

 

「そんなヤバい奴らがいるのに、どうして誰も気づかないの………?」

 

「魔女は常に結界の奥に隠れ潜んでいて、決して人前には姿を現さないからね。さっき君達が迷い込んだ迷路のような場所がそうだよ。」

 

ああ……この二人はそれでマミさんに助けられたのか。

 

「結構危ないところだったのよ。あれに飲み込まれた人間は、普通は生きて帰れないから。」

 

「マミさんと幽斗君は………そんな怖いものと戦ってるんですか?」

 

「ああ、命懸けだ。だからこそお前達には慎重に選んでほしい。」

 

「ええ、キュゥべえに選ばれたあなた達には、どんな願いも叶えられるチャンスがある。でもそれは死と隣り合わせなの。」

 

俺とマミさんがそう言うと、さやかが天井を見上げて唸った。

 

 

「うーん………悩むなあ……」

 

 

まあ………普通はそうなるよな。自分の命をかけるくらいの覚悟と願いがあればすぐにでも契約するんだろうが……

 

俺にはその余裕さえ無かったしな。こいつらにはちゃんと考えてほしい。

 

 

「そこで提案なんだけど、二人ともしばらく私達の魔女退治に付き合ってみない?」

 

「うんそれがいい…………ってウェ!?」

 

すごい速さで首をマミさんの方へ向け唖然とする。

 

「そ、それはさすがに危険なんじゃ………!?」

 

「大丈夫よ。私と天空寺君で守ればいいじゃない。」

 

「え、えぇ………」

 

「あら、もしかして自信がないのかしら?」

 

ぬ……………ぐ……………!!

 

 

「やりましょう…………!!」

 

「はい決まり。じゃあ二人もいいかしら?あなた達の目で魔女との戦いがどういうものか実際に見てみたほうがいいしね。」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「あの転校生……魔法少女……なんだよね、マミさんと同じ。」

 

不意にさやかがそう口にした。

 

転校生……?俺のことじゃないよな?

 

そう考えているとマミさんが説明してくれた。

 

「実は私と鹿目さんと美樹さん、デパートで暁美さんと会ったのよ。同じクラスだったわよね?」

 

「あけみ?」

 

あけみ………暁美ほむら、か、あの電波さん。

 

って

 

「あ、あいつも魔法少女だったんですか!?」

 

「ええ、かなり強い力を持っているみたいね。」

 

転校生の強キャラか………ありがちだけど………

 

あいつも魔法少女……

 

 

「それなら、魔女をやっつける正義の味方なんでしょ?それがなんで、まどかを襲ったりしたの?」

 

まどかを襲う?

 

俺があの仮面ライダーに足止めされてる間に何があったんだ……………

 

 

「彼女が狙ってたのは僕だよ。新しい魔法少女が生まれるのを阻止しようとしてたんだ。」

 

横になっていたキュゥべえが急に起き上がりそう言う。

 

 

「どうして?同じ敵と戦っているのに。仲間は多いほうがいいんじゃないの?」

 

もっともな意見だけど…………それは違うんださやか。

 

「そうとも限らないんだ。」

 

「え?」

 

「ええ………むしろ競争になる確率の方が高いわね。魔女を倒せば、それなりの見返りがあるの。」

 

「その手柄の取り合いになるってことだ。」

 

グリーフシード………ソウルジェムやアイコンの穢れを取り除くアイテム。

 

あれがないと…………俺達は…………俺達は………………あれ?

 

 

 

 

 

 

どうなるんだっけ………………………そういえばソウルジェムやアイコンが穢れきったらどうなるか聞いてないな。

 

 

 

「つまりあいつは……キュゥべえが最初からまどかに声をかけるって目星つけてて、だからあんなに絡んできたってこと?」

 

「多分そういうことでしょうね………」

 

 

 

魔法が使えなくなるとか?変身できなくなるとか?

 

 

「さあ、今日はもう遅いし解散しましょうか。」

 

「え?あ………そうですね。」

 

また今度でいいか。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

「じゃあなまどか、さやか。」

 

「幽斗君また明日ーー!」

 

「じゃあね幽斗ーー!」

 

 

二人を見送った後、俺はマミさんの家を出て、隣の自分の家へ入った。

 

 

「ふう……」

 

ベッドに尻から落ちるように座る。

 

 

「キュゥべえーーーー!キュゥべえーーーーーー!」

 

「なんだい?」

 

うおぉ………呼んだら出てきた。便利だなキュゥべえ。

 

 

「この街にいる仮面ライダーって何人いるんだ?」

 

あの青い仮面ライダー…………誰かはわからないけど急に襲いかかってきやがった。

 

あいつは一体何者なんだ……?

 

 

「君一人だよ。」

 

「へー………………………え?」

 

「だから、この街にいる仮面ライダーは君一人のはずだよ。僕はこの街で君以外と契約した覚えがない。」

 

「そ、そんなバカな!!!じゃああの仮面ライダーは!?」

 

「仮面ライダーを見たのかい?他の街からでも来たんだと思うよ。」

 

そうなのかな……………そういうことか。

 

 

「ああ、あとさ………そいつが使ってたアイコンでさ…………''ノブナガゴーストアイコン''っていうのなんだけど。」

 

ノブナガって言ったら織田信長だよな。

 

奴は偉人の魂の入ったアイコンを持っていた……………あれはどこで手に入るのか。

 

 

 

「そうだ、君には言っていなかったね。仮面ライダーの特権を。」

 

キュゥべえはベッドの上に上がり、俺の隣に座った。

 

 

 

「この世界には魔女の他に…………眼魔という奴らが存在するんだ。」

 

「がん………ま?」

 

眼魔………………なんだそれ。

 

 

 

「奴らを倒すと、高い確率である物を落とすんだ。それが''英雄のアイコン''。」

 

「英雄のアイコン…………」

 

「それはもう普通のアイコンとは比べ物にならない力を秘めているよ。」

 

 

ならその眼魔っていうのを探して…………倒せば、俺はもっと強く…………

 

 

「でも眼魔はその数自体が少ないから、一体見つけるだけでも苦労するだろうね。」

 

「そうか…………」

 

めんどくさそうだな……………

 

 

「そして最後にとっておきだ。英雄のアイコンを15個集めれば、願いが叶うらしいよ。」

 

「えええええ!?」

 

それって……………キュゥべえの契約とは別に、もう一つ願いが叶うってことか!?

 

 

「よしわかった…………これからは魔女退治の他に、眼魔も探す!!!」

 

 

 

俺はベッドから立ち上がり、そう決意したのだ。

 

 

 

 




原作のゴーストは今週闘魂ブースト魂が登場ですね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。