仮面ライダーゴースト〜命を燃やす少年少女〜   作:Purazuma

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今回はオリジナル展開入れますよー!


交差する「魂」

 

「……!また来たわ!」

 

「任せてください!」

 

目の前に魔女の使い魔が集まり、壁を作って道を遮ってきた。

 

ガンガンセイバーをガンモードにし、眼の模様の部分をゴーストドライバーにかざした。

 

 

《ダイカイガン!》

 

《ガンガンミナー!ガンガンミナー!》

 

《オメガシュート!!!》

 

 

使い魔達のど真ん中に必殺技を撃ち込み、一気に吹き飛ばす。

 

放たれた熱線で道を遮っていた使い魔達は消滅した。

 

 

「ふう…………」

 

「戦うの、慣れてきたみたいね。」

 

「はい!大分!」

 

まだ仮面ライダーになってから数日しか経ってないけど、戦いを重ねていくうちに力の使い方が体に染み込んでいくのがわかった。

 

でも''英雄の眼魂''とやらを手に入れれば……あの青い仮面ライダーみたいに、もっと強くなれるはずだ。みんなを守れるだけの力が。

 

ん……仮面、ライダー…………?

 

 

「そういえばキュゥべえ。」

 

「どうしたんだい?」

 

「なんで俺は''魔法少年''じゃなくて''仮面ライダー''って言うんだ?」

 

''仮面''はまあ……そのまんまだけど''ライダー''って……

 

 

「ああ、そんなことか。 簡単なことさ、''ゴーストライカー''って叫んでみなよ。」

 

「んあ?なんで?」

 

「いいから。」

 

「……?ゴーストライカー!!!」

 

俺が叫んだ瞬間、すぐそばの空間が捻れ、目玉を模した印が浮かび上がった。

 

そこから一台の無人のオートバイが走ってきて、俺の目の前で止まった。

 

「これが''仮面ライダー''と呼ばれる由縁。''マシンゴーストライカー''だよ。名前は違うけど、仮面ライダーはそれぞれ特殊な乗り物を持っているんだ。」

 

「ば、バイク!?」

 

「そんな能力があったのね…………」

 

「ま、マミさんがちょっと悔しそうな顔を……」

 

「鹿目さん!?違うわよ!魔法少女と仮面ライダーの違いでまだ知らないことがあったから驚いただけで……!」

 

慌ててるマミさんがおかしくて全員が吹き出す。

 

 

バイクかぁ…………乗ったことないしな……ちょい怖い。

 

「他には、何かないのか?」

 

「ちょっと待ってて…………うん、どうやら君にはまだ特別な乗り物があるみたいだ。」

 

「ほんと!?」

 

気になる気になる!新しい戦力なら大歓迎だぜ!!

 

 

「じゃあ''キャプテンゴースト''って言ってみて。」

 

「おっけい!!キャプテンゴーストーーー!!!」

 

 

名前を呼ぶとさっきゴーストライカーが現れたのと同じように空間が捻れ、今度はバイクよりも遥かに巨大な船が出てきた。

 

 

「うわあ……でっけえ………」

 

さやかが一歩引いた。

 

 

「なぜに…………船………?」

 

乗り物だったら何でもいいのか……ていうかなんで生き物の手みたいなの付いてるんだ?

 

仮面ライダーゴーストの船……幽霊船ってわけか。

 

 

「ん…………?うわ!なんだなんだ!?」

 

ゴーストライカーとキャプテンゴーストが勝手に動き出し、変形しだした。

 

「え!?」

 

「ちょ!なにこれなにこれ!!!」

 

二つのマシンが完全に一体化し、キャプテンゴーストが展開した。

 

イグアナの頭のような物が突出し、尻尾まである。

 

 

「そしてこれが二つのマシンを合体させた''イグアナゴーストライカー''だよ!」

 

「…………」

 

「あれ?驚くと思ったのに…………」

 

なんでイグアナなんだよ…………なんでもありかよ。

 

「ちょっとかわいいかも。」

 

まどかがイグアナゴーストライカーに近づき、手を伸ばした。

 

「やめなってまどか!食べられちゃうかもよ!?」

 

「あはは……大丈夫だよさやかちゃん。 」

 

まどかはイグアナゴーストライカーの顔に触れ、ゆっくり、優しく撫でた。

 

それに反応するようにイグアナゴーストライカーは鳴き声のようなものを小さく上げる。……なんか、喜んでるみたいだ。

 

 

 

「乗り物ってことは……この子で魔女の所まで一気に進めるんじゃないかしら。」

 

「あ、そうか。」

 

俺は露出しているバイクの運転席部分に跨った。

 

「これなら勝手に進んでくれそうだし……乗れるかな。」

 

「決まりね。私達も乗りましょう!」

 

「なんかマミさんすごい目輝かせてますね。」

 

「気のせいよ!気のせい!」

 

いや、さやかの言う通りこの人は……ワクワクしてるな。いつもは大人っぽいのに時々子供っぽいよなマミさん。

 

 

 

俺の後ろにまどか、さやか、マミさんの順でイグアナゴーストライカーに乗った。

 

マミさんには後ろから追ってくる使い魔の迎撃を頼み、まどかとさやかは運転席部分にしがみついている。

 

 

「よーし、行くよみんな!しっかり掴まっててくれ!」

 

「いつでもOKよ!」

 

 

よし……じゃあ出発っと…………

 

 

「よし!イグアナゴーストライカー!進mうおおおおあああああああああ!?!?」

 

「「「きゃああああああああああ!?!?!?」」」

 

イグアナゴーストライカーが地面を蹴った瞬間。悲鳴が上がる。

 

 

 

 

ちょ……!こいつ…………動きが激しすぎるって………!!!!

 

 

「み、み、み、みんな落ち着け!!振り落とされないように気をつけてく………ぎゃああああああ!!!」

 

「お前が落ち着け!!」

 

ツッコミお疲れ様ですさやか!

 

 

なんだろうこれ…………!!この…………!!全く安全じゃないジェットコースターを乗ってるような感覚!!!

 

 

 

「このまま一気に行くぞおらああああああああああ!!!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「ぶはっ!」

 

「ふふ……………」

 

「見たか今の?いやー傑作だねえ。」

 

「笑ってる暇はないわ、急がないと彼が''一つ目''を手に入れてしまう。」

 

「なんだよ、お前も笑ってたくせに。」

 

「黙りなさい。…………早く行きましょ。」

 

「わかったって。」

 

 

青い仮面ライダーと黒い少女は、一台のバイクに跨り、イグアナゴーストライカーの後を付けて行った。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「「「「うわあああああああああああ!?!?!?」」」」

 

 

「ま、まだ着かないの!?」

 

「もう少しのはず…………」

 

「あ!幽斗君あれ!」

 

「ん…………?」

 

 

まどかが指した方向には一つの扉。アイコンの反応も強い、恐らくあそこが…………

 

 

「魔女の部屋だ!」

 

よし!イグアナを止めて…………どうやって止めるんだこれ。

 

 

 

「……………ごめん(ボソッ」

 

「ゆ、幽斗君!?なんで今謝ったの!?」

 

「ごめえええええええええええええん!!!!!」

 

 

 

「「こらーーーーーーーーーー!!!!!」」

 

マミさんとさやかが激昂する。

 

いや、ほんと、ごめんなさい。反省してます。

 

 

 

 

止まることはできず、そのまま魔女の部屋に突っ込む形で中に入った。

 

 

そこまでは良かった。うん。

 

 

 

今俺達とイグアナゴーストライカーは空中に放り投げ出された状態。

 

 

 

 

 

 

「あ、言い忘れてたんだけど。」

 

「ん?どしたキュゥべえ?」

 

「イグアナゴーストライカーには活動制限時間があるらしいから、気をつけてね。」

 

「は?」

 

今、それを言うか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ」

 

 

一瞬だった。

 

 

イグアナゴーストライカーの前に眼の印が現れ、瞬く間に消滅したのだ。イグアナゴーストライカーが。俺達を空中に留まらせてくれる乗り物が。

 

 

 

 

 

 

 

「「「「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(声にならない叫び)」」」」

 

 

地面へ真っ逆さま。

 

 

 

「ゆ、幽斗君!」

 

「いや待て!今回はキュゥべえが悪いぞ!!」

 

「とにかくなんとかしないと!」

 

変身してる俺やマミさんはともかく、まどかやさやかがこのまま落ちたら…………!!!

 

 

 

 

 

「リボンを展開してる暇はないわ!天空寺君!鹿目さんをお願い!」

 

「わかりました!まどか!こっち!!」

 

「ふええ!?」

 

「ごめん!!」

 

なんとかまどかを引き寄せ、抱える。お姫様だっこ状態。

 

マミさんもさやかを同じように抱えている。

 

 

「なんか恥ずかしいっすね…………」

 

「そうだね……」

 

すんません、ほんと。

 

 

 

 

「着地するから、衝撃に備えてくれ!!」

 

 

「う、うん!」

 

 

 

 

 

よし!地面に着……………地!!!

 

 

「いっ…………!!!」

 

たあ…………!!!足が……!足が痺れて…………!いや全身だ!全身が痺れる!

 

 

まどかを降ろす。どうやらマミさんとさやかも無事みたいだ。

 

 

「だ、大丈夫?幽斗君……」

 

「問題…………ない……」

 

 

くっ…………キュゥべえめ……!!覚えとけよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて…………今の件は後で天空寺君をお仕置きするとして……」

 

「ええ!?俺!?マミさん俺ですか!?」

 

今のはキュゥべえが悪いでしょう!!

 

 

マミさんはピッと指を立てて俺を制した。

 

 

「今は魔女…………よね?」

 

「あ……はい…………」

 

 

ぐぬぬ……腑に落ちないが今は魔女退治に専念するか……

 

 

 

 

 

 

「よっし!どんな魔女でもかかってこい!!!」

 

「鹿目さん達は隠れてて!!」

 

マミさんの言葉を受け、二人は物陰に身を潜めた。

 

 

 

 

 

俺とマミさんは部屋の中心に視線を向ける。

 

 

そこにいたのは魔女一体。

 

俯いたような体制で長くて汚い緑色の髪を下に垂らしている。

 

ずんぐりとした赤い体の背中には蝶の羽のような物が生えていた。

 

 

 

 

「よし!さっさと片付けて________________」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「え…………?」」

 

その魔女は力尽きたように横に倒れた。

 

すぐにボロボロと崩壊するように体が消滅する。

 

 

 

 

「一体何が……?」

 

「わからない……けど、この魔女はすでに倒されて…………?」

 

 

 

マミさんが言葉を切る。

 

 

俺もマミさんも、魔女の''後ろに立っていた者''に身を強張らせた。

 

 

魔女の体が完全に消滅し、その姿が露わになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真っ黒な服を纏っていて、両手には刀を持っている。侍のような風貌。

 

表情は読み取れない。

 

 

 

「幽斗、まずいよ…………」

 

キュゥべえが肩に乗り、言う。

 

 

「まずいって何が…………?」

 

「あいつだよ。 あれは魔女なんかじゃない。」

 

「?キュゥべえ、アレはなんなの?」

 

マミさんは首を傾げる。

 

 

 

が、俺には心当たりがあった。

 

 

 

「まさか………キュゥべえ、あれが?」

 

 

「うん、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眼魔だ。」

 

 

 

 

 

 




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