アニメ第2クール始まりましたね~、特戦群があまり活躍してない……。
某ゴルフ場
嘉納「お前にはデモ隊に占拠されている銀座駐屯地に行って、特地派遣部隊の狭間陸将にこれを届けて貰いたい」
嘉納は書類の入った封筒を伊丹に渡した。
現職大臣の前ということもあって黒川は白衣姿で直立不動の姿勢をとっている。そして、その横には顔にアザを作った富田が同じく直立不動の姿勢をしていた。
その近くでは嘉納の秘書の野路と整備要員が芝生の上に駐機しているヘリコプターに給油作業をしていた。
伊丹「レレイとテュカの件は?」
嘉納「それについては俺の立場から何とも言えん。お前が思ったようにすればいい」
命令はしていない。伊丹が勝手に行動したと言い訳出来るようになっているのだ。だが、伊丹はコレに文句を言うつもりはない。命令されなくても助けに行くことには変わりないからだ。
嘉納「おっと、紹介がまだだったな…。こいつは間所航空のパイロットの河田だ。元海自の二等海尉でな、俺の個人的なつてでなんとか無理を聞いてもらえそうなパイロットはこいつだけなんだ」
河田「よろしく、伊丹二尉。銀座上空、高度一万三千フィートまでご案内しますので大船に乗ったつもりでいて下さい」
握手をしていた二人だったが、『高度一万三千フィート』と言う言葉に伊丹が反応した。
伊丹「え!?高度一万三千フィートって何…?」
伊丹を無視して野路が説明を始めた。
野路「では、作戦をご説明します。伊丹二尉、コレをご覧ください」
妙に張り切っている野路が銀座駐屯地のドームの設計図を広げて懐中電灯で照らした。
野路「防衛省から大臣が個人的なつてで入手して下さった資料です。国家機密の漏洩にあたることを承知下さい。…このドームなんですが、天頂部に実はマンホールの蓋のようなハッチが作られています。ここに降りることが出来れば、デモ隊に邪魔されずに内部に入ることが出来るはずです。しかもこの丁度真下が『門』です。
ザイルを用意しましたので、内部に侵入したらこれで『門』の前に降りて下さい」
野路は伊丹の前にザイル等を置いた。それに加えて散弾銃も置いた。
野路「何があるか分かりませんので、一応武器を…。
残念ながらコレしか。大臣が個人的に所有されている散弾銃を盗んで参りました。保管用のロッカーごと盗まれたと盗難届を出しますので、決してお持ち帰りにならないようお願いします」
伊丹「流石は嘉納さんの秘書だ…」
野路「コレだけでは火力不足かと思いましたが、富田氏が自前で武器をお持ちだったのが幸いです」
富田という言葉を聞いて伊丹はその場に富田が居ることに気付いた。
富田「…自分が着いていながら」
富田は自分のせいでテュカが…と謝った。
伊丹「…気にすんな、何とかなる…!」
富田「はい。…?何で黒川がいるんだ?」
黒川がここに居ることの疑問を口にした。
黒川「汚b…隊長の監視、管理のためですわ」
伊丹「ハハハ…あれ?ちょっと待って下さい、さっき『高度一万三千フィート』、ドームの天頂って…もしかしてパラシュートで降りる、とか?」
野路「はい。伊丹二尉と富田二曹のお二人が空挺の資格をお持ちだから出来る作戦です。スカイダイビングもプロ並みだとか。軍用のパラシュートが手に入りませんでしたので、スカイダイビング用のパラシュートを二組用意してあります。急いだものでカラフルな奴しか手に入りませんでした」
そう言いながらパラシュートの詰まったコンテナを伊丹と富田に渡した。
黒川「ほぅ、知りませんでしたわ」
伊丹「高度一万三千フィートから自由降下?しかも夜間に!?そんなの出来ーー」
嘉納「お前が空挺のプロで良かったぜ!この方法がダメってことになればもう、諦めるしかなかったからな」
伊丹の出来る筈がない、と言う言葉を嘉納が遮った。
伊丹が空挺のプロというのは、特戦群の流した嘘、嫌味なのだ。
黒川「隊長、早く着けましょう…!」
黒川がワクワクしたように急かした。
伊丹「あれ?俺と黒川なのは決定なのね…って、それより、銀座なら空からじゃなくても、噂に聞く隠し地下通路とかあるんじゃ…?夜間に降下なんてしなくても」
嘉納「そんな物はねぇんだよ。噂の地下通路なんてのは、皇居と永田町とかの代物でな。銀座まではカバーしてない」
伊丹「え…いや、でもーー」
野路「いいですか?先ほども言いましたが、パラシュートはカラフルで大変目立ちます。なので警察に話を着けました。降下に合わせて銀座の送電を一時的に停止します。そうすれば見えなくなるでしょう。それと同時に機動隊が放水をしてデモ隊を陽動します。伊丹、黒川、富田氏はその隙をついて『門』に降りて下さい。いいですね?」
伊丹の言葉はまたしても無視されてしまった。
お読み下さりありがとうございました。m(__)m
アニメ期待ですね。