黒川「隊長?病院での電話は」
伊丹「ん?あぁ……。なぁ、黒川…俺が外に抜け出すのを手伝ってくれないか?」
黒川「…はぁ?突然何を言い出すのですか?おつむは大丈夫ですか?一度脳ドックに行くことをオススメしますわ…」
黒川は真面目な顔で脳を診て貰うことを薦めた。
伊丹「大丈夫だ、問題ない。…理由は後で説明する。緊急なんだ、協力してくれ…頼む」
黒川「…分かりましたわ。ですが、私もついていきます。良いですわね?」
伊丹「え!?何で…?」
黒川「私は隊長の管理、監視を任されているのですよ?その私が行かないというのはおかしくありませんか!?」
伊丹「おかしくはないけど……ダメって言っても罵倒されて、結局は行くことになるしな…じゃあ、俺コレに入るから、よろしく」
伊丹を汚物入れに入れ、頭の上にシーツを被せ、蓋をして病室を出た。
警務官「こんな時間に掃除かい?」
黒川「患者に夜も朝もありませんから…特に不潔な汚物はすぐに処理してしまいませんと…汚物は」
大事な事なので2回言いましたわ。
警務官「そうですな…ハハハ」
警務官は汚物ということを聞くと距離を取り、乾いた笑いをした。
黒川「失礼します」
病院から抜け出した伊丹と黒川はタクシーを捕まえて乗り込むと、嘉納から伝えられたゴルフ場の名を告げた。
黒川「で、いったいどうしたというのですか?」
黒川は少し怒ったように言った。
伊丹「怒っていらっしゃる?」
黒川「いえ、怒ってなどいませんわ。汚物」
伊丹「絶対怒ってる!」
黒川「勘違いも甚だしいですわよ。汚物」
先ほど、黒川が確かめようとしていた事を突然の電話に邪魔されたことから怒っているのだ。
伊丹「わかったよ、お前は怒ってない」
黒川「分かればよろしいのです。で、どうしたのですか?」
伊丹「嘉納さんの話だと…あ、外務大臣な。レレイとテュカが中国に捕らえられているかもしれないと…それを確かめようにも、今、特地とは連絡が絶たれていて無理なんだ。そして銀座駐屯地はデモ隊によって占拠されているらしい…」
黒川「ですが、レレイ達の身柄が中国にあるというのでしたら、どうやって助けるのですか?」
黒川は一瞬驚いたが冷静になり疑問を口にした。
伊丹「そうなっていたら俺個人でどうにかできる範囲を超えてるが、嘉納さんはそうなっていないと考えているらしい。レレイの身柄は特地にある可能性が高い。
だが、テュカは……話によれば今日、こっちに来る予定になっていて銀座で行方不明になった、と」
黒川「何故レレイの身柄が特地にあると?」
伊丹「中国は特地が欲しい、レレイの力が欲しいわけだ。レレイを手に入れたのなら、銀座駐屯地を占拠なんてことはしなくてもいいからだ」
短くてすみません。m(__)m
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お読み下さりありがとうございました。m(__)m