一面の白―
吹雪が通り過ぎて、晴れ晴れとした青空の元、僅かに固くなった雪の上に転がって十数分。新雪では無いそれらの表面には氷が張り、半ば埋もれる様にして息を殺していた私は、来るべき時に備えて冷たい手を顔に当てて温めていた。白い雲が太陽の光を僅かに遮った瞬間、私の目の前に小さな毛の塊が姿を現す。
来た、と内心で歓喜した。
その毛の塊、
ストン、と軽い音が耳に届く。そして兎の首辺りを射抜いた矢は、確かにその命を奪った。ぐったりと動かなくなる兎、そして雪の上に小さく広がる赤。
「
私は立ち上がると体に載せていた雪を払って、それから大きく伸びをした。十分そこらとは言え全く動かずに気配を殺すのは疲れる。固まった筋肉を解し、次いで仕留めた
雪の上で横たわる兎、その首元には穴が空いている、矢はどうしたものかと兎の耳を持って持ち上げると丁度射抜いた穴から水が滴り落ちた。
「切れたか……丁度良い、そろそろ帰るとしよう」
今日の成果は兎が一、狐が一、運が良い方だろう。
兎の首元を縄で括って肩に縄を担ぐ、先程
片手に弓を、片手に矢筒と獲物二匹を担ぎながら歩く事三十分、周囲を木々に囲まれた雪景色の中に、ひっそりと佇むようにして一軒の家が見えてきた。外装は木材を使用した温かみのあるもの、その殆どは雪で隠れてはいるが決して小さくは無い。周囲の樹に
それが私の新居だった。
家の前に来ると木製の扉が見える、そして私が扉を叩くよりも早く、ゆっくりとその扉が独りでに開いた。
そして、そこから顔を覗かせるのは。
「お帰りなさい」
ピクリとも表情を動かさない、氷の仮面。
真っ白な肌に真っ白な髪、服も白となれば真っ白な雪を連想する。
瞳は私をじっと見つめて、未だなれない感情が胸に渦巻く。
恐ろしく整った顔立ちで私を迎えた、愛しい彼女。
「あぁ、ただいま」
私は自然と笑みを浮かべ、目の前に立つ彼女 ―【雪女】に獲物を見せた。
「今日は運が良かった、兎と狐が一匹ずつ」
「そう」
それだけ言って彼女は体を反転させる、彼女はその氷の
最初の彼女の態度は、
「血抜きと内臓はどうしようか? 今日は自分が」
「いい、私がやる……貴方は休んでいて」
獲物を持って処理は自分が済ますと言おうとするが、彼女に遮られて手元にあった二匹の獲物もパッと彼女に取られてしまった。「あ」と口から声が漏れる時にはもう遅く、彼女の背が家の奥に消えていく。
「……しまった」
後頭部を掻きながらまた駄目だったと息を吐き出す、この所全く働いてない自分に何だか悲しくなってきた。
私の専門は狩猟である、しかしそれ以外も全く出来ない訳では無い。妹の小雪の体調が優れないときは全ての家事を任されていたし、人並みの出来は保証する。だから最初こそ炊事、掃除、洗濯、何でもござれと彼女に言い放ったものだが。
「
と一蹴されてしまった。
だからこうして狩りに出ている間は良いものの、それ以外の時間はまさに
靴に張り付いた雪を外で払い、綺麗に揃えたら居間へと足を向ける。広々とした居間には
恐らく私が帰って来て直ぐにあたれるようにだろう、既に囲炉裏には火が起こされており暖かい熱が感じられた。その近くに腰を下ろして冷え切った手を温める、そうこうしている内に考える事は彼女の事。
こういった気配りをされている私は、少なくとも歓迎されていないという訳ではないのだろう。
実際、半ば
彼女は雪女だ、それは疑いようがない。実際私が狩りで使用した矢は彼女の作り出した氷だった。どういう原理なのかは分からない、恐らく自分の想像もつかない妖術とか、そういうモノなのだと思う。材質は氷、しかし羽の様に軽く確かな殺傷性を持つ氷矢は標的を射ると溶けだし、それが全て無くなったら帰宅すると言うある種の規則に似た約束事があった。
狩りをさせたくて自分を呼んだのだろうか? ふとそんな事を考えるが、指定されたのは私自身では無く若い里の男だ。来る人間が狩人であるかどうかなど分かる筈が無い。そもそも彼女は里の若い男を差し出されて、一体何をしようとしているのだろうか? 勝手な想像で申し訳無いが、私はてっきり美味しく食べられてしまうものとばかり考えていた。勿論私の血肉を食らうと言う意味で、だからこそ
彼女は何の為に自分を欲したのだろう?
生贄は自分、欲したのは彼女、差し出したのは里。
私と言う個人を指名したのではないだろうが、結果来たのは一番彼女の条件に一致した自分だ。もしや気に食わなかったのだろうか、いやそれならば吹雪を止める理由が無い。
無い知恵を絞ってうんうん唸っていると、居間の扉がすっと開き私の思考を占めていた彼女が現れる。突然の事に思わず肩が跳ねてしまうが、当の彼女は気にも留めず「空腹加減は?」と無表情で問うてきた。
「…い、いや、今はそれほど」
「そう……なら昼餉はもう少し後にする」
それだけ言って彼女は扉を閉めようとする。けれど私はそれを
「……何か?」
「その、少し聞きたいことがあるんだ、隣に来てはくれないだろうか?」
内心戦々恐々としながら聞いてみると、彼女は少しの間を置いてから静かに私の隣へとやって来た。そのまま正座で座り込み、「……聞きたい事と言うのは」と問うて来る。ひとまず話が出来た事にほっと胸を撫で下ろした、それからぐっと下腹部に力を入れて口を開く。
「……私の事なんだが」
いざ質問する時となって、少しばかり鼓動が早くなる。もし彼女の
「私は、何をする為に捧げられたのか、それを教えて欲しい」
私は自分の中で
「何もしなくて良い、ただ傍にいるだけで」
「えっ」
私が思わず言葉に詰まると、彼女は立ち上がって私に背を向ける。
「……昼餉の準備をしてくる」
それだけ言って居間の扉の向こう側に消えていく彼女の背を呆然と見ていた私は、暫くの間彼女の言葉を
「傍にいるだけって……」
呆然と呟く言葉、それは私の予想していた言葉では無く、欲していた言葉でも無い。
これではまるで、恋人の様な ―
私は軽く頬を叩く、いや、そんな筈は無いと。
流石に幾ら何でも自分の都合の良い様に考え過ぎだ、彼女の傍に自分が居る事で何かしらの利益が生まれるのだろう。そう自分を納得させた、あの美しい女性が自分を想うなどと、そんなのは天地がひっくり返ってもありえない。
「……喰われるよりは、マシだと思おう」
兎にも角にも、傍に居るだけで良いのなら取って食われる事も無いだろう、それが分かっただけでも儲けものだ。
だが私は、そんな言葉で誤魔化しつつも妙に騒ぐ胸に自分が喜んでいる事を自覚した。あの彼女に、ひょっとしたら、万が一にも、想われているのではという可能性に歓喜した。それは儚い幻想であり、きっと夢物語に違いない、けれど人間というのはどこまでも単純で、希望があれば何となく日々を生きる気力が湧いて来る。
「……掃除でもするか」
彼女が居間に来たら驚く位にピカピカにしてやろう。
昨日まで自発的に動けなかった私は、その日初めて自ら行動を起こした。
自分でも笑えるほど、まったく、単純な生き物だ。
私と言うのは。
私には母が居た。
自慢の母だ、美しく、
【雪女】は、雪と共に生きる。
私達には適した環境というものがあるのだ、万年雪の残る山頂に住む私達は春や夏を残雪で
勿論私は反対した、自分の命を
『貴女にもいつか分かる日が来るわ、私達の嫌う
雪女は
母は私が成体になるまで待っていたのだ、そして時が来たから人里へと下りた。
私は捨てられたのだ。
そう思うと悲しみが胸を支配した、どうしてと思う反面、今まで愛情を込めて育ててくれた母を憎んだり嫌ったりする事はどうしても出来なかった。だから私は、時折母の事を思い出しながらも平穏に、何事も無く日々を過ごした。
一年、二年と時は過ぎ、春が来て夏が来て、秋を越してまた冬が来る。それを何度繰り返しただろうか、気が付けば私の手は既に母の温もりを忘れ、雪山で一人もの静かに暮らす事が当たり前になっていた。そんな月日を忘れ日々を過ごす事
私達雪女はある程度の天候を操作する事が出来る、冷気や雪は私達の味方であり良き隣人であるのだ。けれどその吹雪は、まるで私の意思を聞かなかった。今日は調子が悪いのだろうか、そんな日もあるかもしれないと私は然程気にしていなかった、しかし二日経って三日経って、一週間が過ぎる頃には流石におかしいと思い始めた。雪は時間と共に私達へと馴染む、それは新雪でも例外は無くどんな吹雪だろうと時間が経てば私達の支配下へと置かれるのだ。
雪女も
「……また、強くなってる」
窓から外を覗いてみれば、その勢いは日に日に強くなっている。寒さには強い雪女も風はどうする事も出来ない、視界が遮られる中ひたすら歩き回るのは嫌だった。しかし待っていても食料の備蓄が増える事は無く、暫くの間空腹に耐える事と一時の疲労を天秤に掛け、渋々外へと出掛けたのだった。
私の家の周りには母の代から続く小さな畑がある、そこは私達雪女の力を使って雪を
私はいつも通りの服装で手元に小さな明かりだけを持って外へと出る、自分の周りにごく薄い氷の膜を張って風を防ぐが、それでもそよ風が手元の蝋燭をゆらゆらと揺らし、一寸先も見えない事に変わりは無かった。畑は私の家から数分ほど歩いた距離にある、足元の雪を
「……人間?」
盛り上がった雪の隙間から覗く茶色、吹雪が視界を遮るがその中にも辛うじて識別できる色が地面より顔を覗かせていた。服の切れ端だろうか、私が恐る恐る近付いてみると雪が異様に盛り上がっている事に気付いた。上に積もった雪を払えば予想通り、真っ白な顔をした若い男が雪の下から現れた。その顔立ちは凛々しく美青年と言って差し支えないだろう、その顔立ちは何処となく母の想い人と似た雰囲気を醸し出していた。
何故こんなところに人が居るのか、私は最初疑問に思ったが時間が経てば経つほど目の前の人間が白くなっていくので、慌てて担ぎ上げ家へと引き返した。私はただ食料を調達しに来ただけなのに何故人間を拾って来る羽目に……そう思わない訳でも無かったが、別段人間が嫌いと言う訳ではないのだ。けれど私から母を奪ったという事実が消える事は無く、どっちかと言えば苦手という表現が当て嵌まった。
「取り敢えず温めれば良いの……?」
家へと引き返した私は居間に人間を寝かせ囲炉裏に火を
しかし抱え込んでしまったからには仕方ない、このまま見殺しにしては目覚めも悪い、私は随分と寂しくなった備蓄に手をつけて食事を作る事にした。基本的には野菜メインの食事だが、米や魚も少ないがある事にはある。
残り物で何とか食事の準備を済ませ、いつでも食べられる様に準備を万端にしておく。後は居間で今も横たわっている人間の傍に腰かけて、静かに上下する胸を見つめていた。一応家にある毛布を片っ端から上に掛けて囲炉裏の傍に寝かせてある、胸が動いているという事は生きてはいるのだろう、その事に
しかし、いつもはじっと外の景色を見て時間を潰したり、たまに来る妖相手に数十分話す程度なので、こんな交流とも呼べない一方的な関わりが楽しく感じられたりする。一人では無い時間を過ごすのはどれ位ぶりだろうか、それも行商相手ではなく人間相手になど。人と関わりを断ってから随分経つが既に遠い昔に感じられる、いや実際二十年程と考えれば遠い昔なのだろう。しかし二十年程度など妖としてはまだまだ
「一体何をしに此処へ……」
横たわった男の頬を突きながら考える、指先から伝わる熱は雪女である自分と違い暖かく、不思議と暑いのが苦手な自分でも気分の和らぐ丁度良い体温だった。徐々に体温が戻って来ているのだろう、これなら近い内に目を覚ますかもしれない。
それはそうとこの人間がこの地にやって来た理由だ、普通の人間が吹雪の日に
もしそうなら一発殴ってから放り出してやろう。
そう心に決めて私は人間の顔を眺め続けた。
別に頬を
……たぶん。
彼女― 【雪女】との生活は順調だった、少なくとも命の危険が無くなって幾分か気が楽になった結果、張り詰めていた空気が抜けたようにある程度楽観的に日々を過ごせる様になった。前よりも気軽に彼女へ話しかける事も出来るし、他の様々な事柄に
奇妙と言えば奇妙な、彼女と私の生活は一定の安定期を迎え始めた。
そして事件が起こったのも、その安定期に入ってからである。
「……」
「……」
対面するのは私と雪女である彼女、そしてその間には一組の布団が敷かれている。
いつもは布団を二つ用意し(何でも、彼女の母が使用していたものらしい)少し離れた場所に別々に敷くのだが、今私達の前には一組の布団しか無かった。大の大人が一人入れば七割埋まってしまうその面積に私と彼女の視線が集中する。
事の
普段、洗濯物は外で干すと凍ってしまうので部屋で干している、その干している布団に私が盛大に味噌汁をぶっかけてしまったのだ、字面にすれば何とも間抜けな話である。
別にやろうと思ってやった訳では無く、居間に続く扉を
彼女には「気にしないで」と言われているが、その氷の様な風貌で気にするなと言われても責められている様にしか感じなかった、実際彼女は何とも思っていないのかもしれないけれど。
これが自分の被害妄想であるならば幾分か救われる。
そういった事故が起こった結果、布団は結局洗い直す羽目になり、味噌汁の匂いに包まれて眠るのは流石にという事で現在も干している最中で、二組しかない布団の片方が使えないと……。
必然、
「……」
「……」
沈黙が痛い。
部屋は既に明かりを消しており月明かりだけが周囲を照らしている、その中でぼんやりと浮かぶ彼女の容姿。
彼女は美人である、それも私が生きてきた人生の中で飛び切りの、目も眩むほどの美貌を持っている。更には体つきも完璧であった、引き締まる所は引き締まり女性特有の豊満さも持ち合わせると言う
そんな女性と添い寝だと?
正直なところ寝れる自信が無かった、いやそれどころか下手をすると手を出してしまいそうになる。
私とて男である、恥ずかしながらこの年まで小雪の世話ばかりを焼いてきた、結果惚れた腫れたの色恋沙汰にはとんと無縁で、
だからこそ理性の枷が外れる事を私は恐れた、相手は私一人簡単に殺せるような存在である、煩悩に打ち負け手を出した
「……その、私は居間で寝るよ、床でも寝れるから」
私はどうにかしてこの場を逃れようと腰を上げた、毛布にでも
「……一緒に、寝る」
その手の主は彼女、そして相変わらず絶対零度の視線を私にぶつけながら有無を言わせぬ圧力を加えて言い放った。こうされてはもう何も言えない、反対する権利を私は持ち合わせて無い。ただ胸中に羞恥とか恐怖とか期待とか、そんな色んな感情を押し殺して首を縦に振ることしか許されなかった。
「風邪でも引いたら看病するのは私」
「……そう、だけれど」
だから風邪を引かない様に一緒に寝ろと、そういう事なのだろうか。彼女の善意に戸惑いつつも結局断らなかった私は半ば手を引かれる形で布団の中に引きずり込まれた。ひんやりとした彼女の体に私の熱が奪われる、けれど不思議と冷たいとは感じなかった、無事だった枕を二つ並べて寝る私達、風邪を引くとは言うが雪女と一緒に寝た方が風邪を引くんじゃないだろうか、なんて思った私だったがいざ彼女と寝てみるとその考えは吹き飛んだ。
対面する様に横になった私達、その美貌をすぐ間近で見ていると勝手に体が火照ってきた、単純に緊張しているのだ、あぁ成程これなら暖かいと納得する、暑過ぎる位だ。
月明かりに照らされ幻想的な雰囲気を醸し出す彼女は、あまりにも
「……」
目の前の彼女は私を布団に引きずり込んだ時に取った手をそのまま、何度も確かめる様に握る。
それからじっと私の顔を見つめて一言。
「……少しだけ、母様の気持ちが分かった」 と。
それが何を意味するかは分からなかった、けれど私はその時初めて彼女の笑った顔を見た。
ほんの少しだけ口角を上げて、きっと本人はちょっぴり微笑んだ程度だったのだろう。けれど私にとってその表情は何よりも価値のあるモノに見えた。僅かに朱の差した頬に細まった目が、滅多に変わらない表情が崩れる
「人は、
そっと私の手を頬に添える彼女、その頬の感触に私の心臓は鼓動を早めてますます体温を高くする、私は恥じらう様を彼女に見られたく無くて、「貴女が、きっと冷たいんだ」と言って目を逸らした。
「冷たい女は嫌い?」
彼女は聞く。
それは性格か、それとも容姿か、それとも体温か。
「いや」
何であれ私はそれに否と答えた、嘘偽りの無い本心から出た答えだった。
「……そう」
どこまでも淡泊に彼女は答える。けれどその表情はいつもの氷の様な、ピクリとも動かぬ表情では無くて。
嬉しそうな、綺麗な微笑みで答えるのだ。
「なら、良かった」
ぎゅっと握られた手から彼女の体温が伝わり、それから自然に寄り添った体が火照る。布団の中で動く彼女の素足が私の足に触れた、気のせいだろうか、彼女の体が少しだけ暖かく感じる。
「訂正する」
私は背けていた目を彼女に向けて言う、いつも感じる氷の様な視線はそこには無く、彼女から送られる視線に籠る熱は親愛を感じさせた。
「今の貴方は暖かい」
そう言うと少しだけ驚いた表情を浮かべる彼女、それから恥ずかしそうに視線を彷徨わせて、自分の手をそっと頬に当てた。
「……雪女、なのにね」
彼女は少しだけ困った様に笑った。
「関係無いさ」と呟いて私はもう一つの手を彼女と重ねる、雪女が冷たいだなんて誰が決めた。
「一つ、言っても良いだろうか」
「なに?」
横になった彼女の頬からさらりと
こんなタイミングで口にするのも何だが、そう前置きして私は息を吸い込む。いつもより大分血色の良い彼女の目を真っ直ぐ見据えて、玉砕覚悟の言葉を放った。
「どうにも、私は貴女に惚れているらしい」
この日から私と彼女 ―【雪女】の関係は大きく変化した。
それは心情的なモノでもあり、パッと見は全く変わらないだろう。けれど根本に何か相手に対する信頼とか、そういった目に見えない変化が起きていた。あの日を境に私は彼女の本質に少しだけ触れ、彼女は私の熱を知ったと話した。
その変化は私達にとっては良いモノで。
― そしてある人にとっては望ましく無いモノだった。
彼女と共に暮らし始めて一ヵ月を超えて、季節は冬を脱し徐々に春へと近付く。
仄かな暖かさと春の香りが漂い始めてきた頃、その日々の終わりは私に気付かせぬ形で刻一刻と近付いていた。
そしてその終わりは、残念ながら私にとって最も大切な人によって齎される事となる。
最愛の家族であり、最も大切に想う人
私が出会った恩人であり、惚れた相手
この時代には無い言葉だが、バタフライ効果という言葉がある。
なんとなしに積み重ねた小さな行動が、大きな現象となって返って来る、それは正に私の行動を指していた。
もし私がもっと
山を登るときに無駄な用意をしなければ。
あの時に行動を起こさなければ。
― 私の人生の大きな分岐点となる時まで、あと二日であった。
えっ、完結してないって?
やりたい方の話は簡潔したからこまけぇ事は良いんだよ!\( 'ω')/
こっちは外伝的な扱いでお願いします、そのうち俺の彼女シリーズのアーッんなシーンやコーンッなシーンを投稿するかもしれないので。
さてさて皆さまお久しぶりです、メタルギアとか地球防衛軍とか何か色々やってたら執筆を疎かにしてしまった私です、最近は夢でヤンデレにお腹を裂かれる夢を見てひゃっふうしていました、私です。プレステーションのトロフィーレベルがもう少しで16になりそうです、プレステもやりますがxboxも好きです、vitaと3ds、wiiUも好きです、ただそろそろモンハンはグラフィック何とかしてください。(切実)
そんな事よりヤンデレですよ、ヤンデレ。
今回は基本的に雪女さんプッシュでした、次回は主人公が告白したところから始まります(多分)。
あと当たり前ですが私の作品のヒロインは全てヤンデレですので悪しからず。
次回辺りから激おこ妹さんが猟銃持ってランボーするんじゃないですかね、基本ストーリーのプロットとか無いので行き当たりばったり、許してください何でもし(ry
今回の話と前回の話でヤンデレ成分あんまりないから死にそう……もっと、もっとヤンデレをくれ‥‥いや、今は雌伏の時なのです‥‥!(;゚Д゚)
次回はヤンデレ爆発修羅場じゃあああああ\(◎o◎)/