最弱眷属の奮闘日誌     作:はげ、e判定

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彼らの世界と彼らの日常 3

京都から無市へと向かう輸送ヘリの中、普段の彼を知る人からしてみればその男の、焦りようは異常であった。家族の住む町が襲撃を受けていると知った瞬間男は、自分の隊に対し緊急出撃令を出しわずか六分で基地を出発したのだ。

 

「ずは?和葉?大丈夫?そんなに激しく貧乏ゆすりして、そりゃ心配かもしれないけど桐葉ちゃんがいるんですからだいじょうぶよ。ね、倉橋君?」

 

優しく男に話しかける、優しそうな顔をした自女性の名は、土御門春香、男の妻である。

 

「いやいや、無理でしょ、だって先輩、弟君に送ったエールの中にちゃっかり言霊混ぜて、弟君から恐怖を取り除いてましたよ?普通わざわざ弟を戦いのど真ん中にたたきこみますかね~?それに桐葉タン武装してないだろうし」

 

倉橋と呼ばれた男は、自身の上官の理解不明な行動の意味をさりげなく問いただす。

 

「いや、あいつの場合、一つの場所にとどまってるほうが危険んだ、だったら自分の身は自分で守れるようにしといたほうがいいだろ・・・・・おい!!あとどれくらいだ?」

 

「あと、三十分ほどです。」

 

「くっそ!!今回の主犯は、確実に殺す、あぁぁぁぁぁぁ~~、もしあいつらの身に何かあったらどうしよう・・・・・・・・・」

 

「だ、大丈夫ですよ!諸葉君だって体術ならそこら辺の兵士にだって引けを取りませんし!!」

 

「ああああああああああああああああああああああああああああああ、もう駄目だ俺はもう駄目だ、いいかお前ら、俺は今から、先行して無市へと向かう、ついたら人命救助を第一優先に動け指揮は倉橋に任せる!!いくぞ春ついてこい!!」

 

「っは、ハイ!」

 

そうして二人はヘリも早く空をかけ戦場へと向かう。

 

東京都 無市 市街地 午後三時五十九分

 

町中がパニックに陥ってる中、護城桐葉の思考は研ぎ澄まされていた。六人、それは彼女がここに来るまでに殺した人の数である。それは、まだ13歳の少女にとっては重すぎる十字架であった。

 

研究所は、初めの一回しか爆発していない、ってことは警備隊が頑張ってるのね・・・・、にしてもどうやって結界を壊したのかしら、外からじゃ絶対に感知できないはずなのに・・・・。いや答えなんて最初から一つだこの町のだれかが、それも軍の関係者、まぁなんに知ったてこの落とし前は必ずつけてやるわ。

 

「いたぞ!!」「よくも仲間を殺してくれたなこの鬼めが!!しねえぇぇぇ!!!!」

 

怒号とともに紅葉に向けられた世界で一番ポピュラーな人殺しの道具はその黒い口から彼女めがけて鉛球を吐き出した。

 

「あんた達だって、何人もこの町の人を殺したんでしょ。そのくせ今更そんなこと言って都合がいいとはおもわないのかしっら!!」

 

術式で強化された脚力で敵の頭を銃弾をよけながら真下から蹴り飛ばす、体から切り離された体は噴水のごとく勢いよく血を噴出した。。。。。

 

「っヒヒィーーーー」

 

一瞬でついさっきまで話していた戦友を失ったもう一人の兵隊は、考えることを放棄し逃げ始めたが十秒と経たないうちに追いつかれ体を地面に押さえつけられた。

 

「所属は?目的は?」

 

「誰が言うものか私は、っぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

「言わないとつぎはくびおるわよ?」

 

横目で彼女の顔を見た兵士は一瞬で抵抗する気力を失った。その瞳はどこまでも冷たくその眼からは怒りが感じ取れた。

 

「言う、言うから命だけは・・・・」

 

「わかった、所属はどこ?どうしてここに来た、どうやって結界を壊した?」

 

「所属はない、傭兵だ、白衣の二十台かそこらの男から仕事を受けてやってきた、目的は、ここで研究されている火の神、迦具土神が封印されている天羽々斬あまのはばきり の強奪だ、侵入方法は依頼主が中から破壊してくれた・・・」

 

「何人で入ってきた、あと依頼主の名前は?・・・・」

 

白衣の男と聞きふと頭の中に一人の男の姿がよぎる

 

「人数は全部で35人魔術師が十人あとは全員俺みたいなごろつきだ男の名前は・・・・・・・・・・」

 

そうして彼女の嫌な予感は的中してしまった。

 

「ほら言ったろ!!、だからもう放し。ぷっぎゅ!!!」

 

兵士が解放を求めたその瞬間兵士の脳は頭の中でガム一粒の大きさに凝縮された。

 

「ごめんなさい・・・・、あなた達にもきっと守りたものがあったと思うけれど、あなたたちがやってきたことを第二防衛軍特務一等兵として見過ごすわけにいかないのせめて一瞬で傷みなく死んで・・・・・・」

 

そいって彼女は死体を埋め祈りをささげた、彼女は、これまでにいたる全ての戦闘においてこれとまったく同じことをした。それが彼女の流儀だった。

 

犯人と目的は、わかったこのままじゃ本当に紅葉が危ない。一刻も早く研究所へ急がなきゃ・・・・くそ、阿保兄貴どもは一体全体何やってんのよ!そしてあいつはあたしが殺す、誰の手も汚させない 、これは監視官のあたしの責任だ!!

 

そして少女は、また一つ十字架を背負った。。。。。

 

 

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