篠ノ之一夏とIS学園   作:双神 光

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なんとなんと季節限定なイレギュラーでございます。
今回は節分!
1日間に合わなかったけどスルーで。
投下ー!!


シスコンは義妹と節分を祝う。

「なあ、兄さん」

「どうした箒?」

「節分をしないか?」

「良いんじゃないか?ラウラやクロエたちは初めてだろうし、良いと思うぜ」

何と言っても家族が増え、なおかつ節分をしたことのある者も少なく、また一夏たちも最近はそんな余裕は無かった。だから久しぶりにやろうという箒の提案、それを一夏は軽く承諾した。

「じゃあ、鬼は姉さんがなんとかするって言っていたから、とりあえず恵方巻きを用意しよう」

「最初から狙ってたんじゃないか箒?まあ良いか、後は豆だな、買いに行こうぜ箒」

「わかった、じゃあ、日本へ戻ろうか、兄さん」

「おう」

二人は並んで転送装置に立つ。

 

***************

 

「これでどうだぁぁぁぁ!」

千冬が置いた白が、盤面に白を増やす、しかし……

「はいドーン!」

束の置いた黒が盤面をすべて黒く染めた。

圧倒的大差である。

「のわぁぁぁ!?盤面が真っ黒だと!?」

「だからちーちゃん。この束さんに頭脳ゲームを挑むのが間違いなんだよ……」

「くそう……オセロもダメか……」

「じゃーちーちゃんが鬼ねー」

「くそう……」

 

***************

 

「「「豆まき?」」」

「そうだ、豆をまいて鬼を追い払うんだ」

「で?鬼は誰が……」

「みんな〜!鬼が来た〜!!」

「待て束ぇぇぇぇ!」

 いつもの姿の束と鬼面を付け赤い服と黄色と黒の縞模様のズボンを履いた千冬が来た。ちなみに金棒持ち。

「あの千冬さんに豆を投げるんだ、良いな?」

「束姉さんには?」

「当てても良いぞ、私は兄さんの恵方巻き作りを手伝ってくる」

「わかった」

「あっれぇ!?箒ちゃんに見捨てられた!?」

「待て束ぇぇぇぇ!!」

「いーじゃーん。この前のミニスカサンタ服みたいなのじゃないんだからさー」

「行くぞ、鬼は外と言いながらあの二人に豆を投げるんだ。いいな」

「「わかりました、姉様」」

「じゃあ、鬼はー外ー!」

「「鬼はー外ー!」

「おわあ!?もう豆が飛んできたー!?」

「福はー内ー!」

「「福はー内ー!」」

 

***************

 

「よーしできたー!!恵方巻き完成だぁ!」

「よし、じゃあとりあえず冷やしておこう。で、私達も豆まきに行こう」

「そーだな、よし行くか。」

「ああ。」

 

***************

 

「「「鬼はー外ー!福はー内ー!」」」

「お、やってるやってる」

「さて、では私達もやろうか、兄さん」

「おうとも」

「「「「「鬼はー外ー!福はー内ー!」」」」」

「のわぁーやーらーれーたー」

その場から立ち去ろうとする千冬。

「ちーちゃん、これはひどい、演技が雑」

「分かってる!」

そこに突き刺さる束の一言。しかしそれ以上の悲劇が束を襲う……!

「あれ?束姉さんが出て行かない?」

「束さんはウサギだからねー」

「ついでにウサギも外ー!」

「ちょ!?箒ちゃん!?」

「「「「ついでにウサギも外ー!」」」」

「のわぁー!?」

自業自得である。

 

***************

 

「歳の数だけ豆を食うんだ。それより多くてもそれより少なくてもダメだからな?」

「「「はーい」」」

「はいちーちゃんこれ」

そう言って束は山のように豆を差し出す。

「束ぇ!私はこんなたくさん貰うほど歳じゃないぞ!?」

「ばれちったー」

「たぁぁぁぁばぁぁぁぁねぇぇぇぇ!」

「静かに食べてください、姉さん二人。」

「「はい」」

箒の威圧に負ける姉二人。

果たしてこの二人に姉として尊厳などあるのだろうか。

 

***************

 

「恵方巻き?ですか?」

「おう、恵方っていう神様のいる方角を向いて静かに口を離さずに恵方巻きを食べ切れば願いが叶うんだ。」

「ほぅ……クラリッサに聞いたことがあるがやるのは初めてだな……」

「凄く……太くて、黒くて、大きいです……」

「そろそろ私も限界だぞ束?」

「うぇぇぇぇん!ちーちゃんが怖いよー!」

「自業自得でしょう」

「箒ちゃんも酷いよー!」

「黙って食べてください、束姉」

「はい」

束、姉としてのメンツは皆無。

「今年の恵方はどっちだったか?」

「南南東だったから…あっちだな」

「それじゃ、改めて」

「「「「「「「いただきます!」」」」」」」

 

***************

 

「ふー、満足満足ー!」

「ここまでやる節分も久しぶりだなー」

「ああ、楽しかった」

「また、来年もやろうぜ、箒」

「誰か鬼は変わってくれ……」

「ドイツ軍にいた時はまさに鬼のようだったがな」

「それを言うなマドカ……」

「あの時の教官は凄かったからな……」

「やめろラウラ……やめてくれ……」

「楽しかったですね、皆さん」

「おう、次は何をやるかなー」

「また何かやるのか?兄さん」

「おう。みんなでやると楽しいしな」

「ふふっ。その通りだな」

「あと節分とやらでやることは無いのか?」

「多分もう無いなー」

「そうか……」

「まぁ、まだまだいろんなイベントがあるし楽しみにしとけよ?」

「「はい、兄様」」

「分かった、兄貴」

「そんじゃ、あとはお風呂入ってみんなで寝よー!」

「じゃあ、私は片付けを」

「手伝うぜ、箒」

「じゃー、まどっちに、くーちゃんらうちゃん。お風呂入って来なよー」

「「そうさせてもらいます、束姉様」」

「ありがとう、束姉さん」

「さて、私と一緒に豆の掃除をしようか、束」

「えー、そんなの掃除機にまかせればいーじゃーん」

「良いからやるぞ」

「はーい」

 

***************

 

「なあ、兄さん」

「ん?なんだよ箒」

「こうやって兄さんと節分が出来るのは何年ぶりだろうな」

「そーだなー、もう5年ぶり位だよな」

「ふふふ、あの時はまたこんな風に節分を祝えるとは思っていなかったな」

「俺もだ。でも、これも束姉のおかげかな」

「いつもはちゃらんぽらんだけどな」

「そうだな」

「また、来年もやろう、兄さん」

「おう」




あー、楽しかった。
ほのぼのとしたイベントものはいと良きかな。
とても楽しかったです。それでは次回をお楽しみにー!
ーーー次のイレギュラーはバレンタインかな。 双神 光
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