お気に入りが二桁に到達していてとても嬉しいです。
さてそれでは待たせてしまいましたが第2話です。
どうぞ。
※11月7日修正 一夏達のセリフに漢字が増えました。
シスコンは義妹がためにキレる。
一夏がちゃんとした兄になると決意した日から、一夏は千冬や義父の柳韻に教わりながら、箒と修行に励み、一年で箒に追いついたという。
そんな小学2年のある日のことだった。
「やーい、男女ー」
当時、箒はいじめられていた。
いつも木刀を持ち歩き、あまり女らしくない彼女に対しある心無い男子達が寄ってたかっていじめていた。
しかし、箒は自らの力のみでなんとかできる、と家族には一切相談をしてこなかった。そう
(はぁ、めんどーだ、まとめておいはらって…)
そんな事を箒が考え始めた頃だ、男子達に最大の不幸が降りかかる。
「なにやってんだおまえらぁぁぁぁぁぁ!!」
────教室に
一夏は入りがけに男子の1人を突き飛ばす。
しかし男子は一切懲りずに言い返す。
「いってーな!なんだよ、男女をかばうのかよ」
「あ、もしかしてお前らつきあってんの?」
「同じ“しののの”だもんなぁ!」
男子は口々に言いたい放題に言う。
「うるさい!」
一夏はそれを全て一蹴する。
「いいか、箒は!おれの!妹だあぁぁぁぁぁぁ!!」
と、叫びながら男子達に千冬直伝の回し蹴りを炸裂させ、その後も常に優位に立ち、男子達は、
「「「おぼえてろ!」」」
と、小物くさいセリフを吐いて逃げていった。
「だいじょーぶか箒?けがとかしてないか?」
男子達が去った後真っ先に箒を心配する一夏。
「いち……か……?」
「おう!おまえの兄ちゃん、一夏だぜ!」
「ふ、ふん!あのくらいわたし一人で……ふぇ?」
一夏が唐突に箒の目元にハンカチを当てる。
「どうした箒?やっぱなんかされたんじゃ……」
「な……!べつになにもされてなどいな……」
「じゃあどうしてないてるんだ?」
「え……?」
そう、一夏に助けられてから箒は……泣いていた。
「うそ、うそ、なんで……?なんでわたしは……ないて……ふぇ!?」
一夏が箒の顔を拭きながら語りかける。
「なぁ箒。おれは箒の兄ちゃんになれるくらいつよくないかもしれない。だけどさ、だれかにそーだんしてくれてもよかっただろ?千冬姉とか、束姉とか、父さんとか母さんとかさ。きっとみんな箒のためになってくれる。つよい箒でいなくたってだいじょーぶなんだ。だからさ、もっとたよってくれよ」
「あ……」
この時、
「うあ……」
篠ノ之箒の中の何かが崩れた。
「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
小学2年生にして常に強くあろうとした少女が、初めて、弱いところを見せた。
辛かっただろう。
怖かっただろう。
今まで抑えてきた全てが流れ出す。
「よしよし、もうだいじょーぶだぞ、箒」
それら全てを一夏は自らの胸で受け止めた。
「あううぅぅ……」
一時間後、ようやく泣き止んだ箒は耳まで真っ赤にして自分のした事の恥ずかしさに一夏の胸から動けずにいた。
「もうだいじょーぶか?箒?」
「あ、あぁ……」
「そうか、ならもういいよな」
そう言って一夏は動こうとする。
「ま、まて!」
それを箒が呼び止める。
「なんだよ、やっぱまだだいじょうぶじゃないのか?」
「いや、そのだな……」
「なんだ?なんかあるならはっきりといってくれ」
「わ、わかった……その、わ、わたしはおまえを兄としてみとめようとおもうんだ……だめか?」
箒の爆弾発言に一夏は、
「」
言葉を失っていた。
「一夏?」
「はっ!いまげんちょーが聞こえた気がする……」
「げんちょうではない!!」
箒が頬をぷくーっとを膨らませる。
(かわいい、ってちがう)
「おれでいいのか?」
「まえにきめただろう?それとも、わたしが妹なのはいやなのか?」
今度は箒が涙目になる。
(かわいい、ってちがう、だからそうじゃなくて)
「そんなことない、むしろうれしいぜ、箒」
途端に箒が笑顔になって、
「そうかそうか。それじゃあいっしょに帰ろう、兄さん」
「ああ!」
そうして2人は家へと向かう。
この日から一夏のシスコンは確実に加速していった。
しかし、小学4年の頃、ある事件が起こる……
さて次回はISが有名になったある事件が起こります。
まあ丸わかりでしょうけど。
さて、シスコン一夏はこれを乗り越えられるのか!
この下は次回予告です。
「待ってくれ、箒、箒、ほうきいぃぃぃぃぃぃぃ!!」
シスコンの小学4年生───篠ノ之一夏
「やめろ、放せ、兄さん、兄さぁぁぁぁぁぁん!!」
一夏の義妹───篠ノ之箒
「許せ一夏、これもお前達の為なのだ……」
一夏の実姉───篠ノ之千冬
「そんな……ごめんね箒ちゃん、いっくん、私のせいで……こんな……」
一夏の義姉───篠ノ之束
※この物語は作成中のものですので本編では変更されている可能性があります。ご容赦ください。