篠ノ之一夏とIS学園   作:双神 光

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とても遅れてすいませんでした。
言い訳をすると、艦これしてました(土下座)
だってしょうがないじゃないですかー!秋イベですよ!秋イベ!
次回はもっと早く書けるといいなぁ(遠い目
あと時系列が飛ぶと言ったな、あれは嘘だ。


シスコンは義妹に会うことを願う。

 箒が政府に連れて行かれて一週間、ここまで一夏は生ける屍状態だった。

「…………」

 

 そんな一夏を見て、千冬は何も言えなかった。

 弟のために動いたにも関わらず、結果としては、友人の研究を誤解され、弟と義妹を苦しめることとなった。

 千冬自身、自己嫌悪に陥っていた。

 生気も何も感じられない一夏がまた死んだように1日を過ごし、寝たときのことだった。

「ここ、どこだ?」

 辺りを見回しても虹色のようなふわふわした空間が広がっているだけ。

「これは……夢か?」

 こんな場所は現実には存在しないだろうと、一夏は断定してもう一度辺りを見回す。

「あぁ……箒に会いたい……」

 一夏は苦しそうに嘆く。

 

 一方、

「んん……ここは?」

 箒もまた一夏と同じ場所にいた。

「兄さんに……会いたい……」

 箒は不安そうに呟く。

───それは願い。

 一人の少年のただ一人の愛する妹に会いたいという切実な願い。

 一人の少女のただ一人の愛する兄に会いたいという心からの願い。

「箒?なんで夢に……?」

「兄さん?これは……夢?」

 二つの願いは夢で交差する。

「箒!箒……!」

「兄さん!兄さん!」

 たとえ夢でも再会できた事を喜び抱きしめ合う二人。

 さながら物語の主人公とヒロインのように。

 

「で、どこだろうなここ?」

「さ、さぁ……?」

 ひとしきり感動の再会を終えた二人は現状の確認をしだす。

 ……と言ってもわかることなどほとんどないが。

 突如その空気を打ち破る声が響き渡る。

「元気かなー?箒ちゃん、いっくん」

「束姉(姉さん)!」

 二人の主人公(アリス)をここに招いたウサギが現れる。

「今日は二人に話すことがあって来たんだ」

 いつになく真剣な束の顔に二人も沈黙する。

「今回束さんは箒ちゃんといっくんが巻き込まれないようにちーちゃんとミサイルを迎撃した。けど、それが結果として二人を離れ離れにしちゃった。だから二人が会えるようにしたんだ」

「束姉、それってどういう……」

「ここは、夢。二人の夢をつなげた場所だよ」

「夢……?」

「そ、夢。だけど二人の記憶にはしっかり残るし、ちゃんと手触りも姿も現実のまま。夢らしいことを強いて挙げるなら好きなものを手元に呼び出せるくらいかな」

 そう言うと束の手元に野球ボールが現れ、それを束が手元で転がしているといつの間にか懐中時計に変わっていた。

「二人共、迷惑かけてごめんね。これが束さんなりの罪滅ぼしだよ」

 そして束は二人に背を向け歩き出そうとした。

 ──だが、二人がその手をしっかりと掴んでいた。

「え……?」

「「束姉(姉さん)は悪くない!」」

「で、でも……」

「束姉は俺達を守ろうとしたんだろ!なら何も悪くない!」

「姉さんは夢を台無しにされたんだ!何も悪いことなんてない!」

 

 二人は各々の言葉で束を励ます。

「ごめん、ね。」

 

 それは二人に嫌われたと思っていた束にとっては十分過ぎる言葉で。

「ごめんね。二人とも、ダメなお姉ちゃんで、ごめんね。」

 涙を流しながら二人を抱きしめる束。

 こうして夜は更けていった。

 

 

 翌朝

 千冬は仕事に行こうと家を出たときのことだった

 そこにはうさ耳アリス服の親友が立っていた。

「手伝って欲しいことがあるんだ、ちーちゃん」

 その目はISを作ろうとした時以上に真剣な目をしていた。

 

 そして一年が経つ。

 千冬はIS操縦者の仕事に就き、一夏の学校に転校生がやってきた。

「凰 鈴音です。よろしくお願いします」

 その少女は中国人というだけでいじめられていた。

「やーいパンダー」

「パンダのリンリンー」

 男子たちに髪を引っ張られるなどしていじめられる少女。

奇しくもそれはかつて箒をいじめていた男子だった。

「誰か、助けてっ!」

 少女の叫びに応じてヒーローが駆けつける。

「また誰かいじめてるのかお前らぁ!」

「げぇっ!一夏!」

「篠ノ之の剣を喰らえ!」

「「「ぎゃーー!!」」」

 あっという間に男子たちを殲滅する一夏。

 だんし は にげだした!

「大丈夫か?」

「あ、う、うん」

「そうか」

「あ、ありがとう」

「どういたしまして、じゃあな!」

「待って!」

「なんだよ?」

「名前は?何て言うの?」

「俺か?俺は───正義のヒーロー、ワンサマーだ!」

 そう言って少年は去っていった。

「……ワンサマー、か」

はっきり言ってダサい名前であった。

「ふふふっ、ちょっと、カッコよかったかも」

それでも少女にとっては十分すぎるくらいヒーローだった。




と、言うわけで正義のヒーロー、ワンサマー爆誕ですw
ちなみにこの一夏は剣道を辞めません。というか全国を狙ってるまであります。
理由はそのうち明かされます。
次回予告の時間だよー!

「ああ、また今日も終わっちまったか。」
義妹を愛でたい兄───篠ノ之一夏

「兄さん、私のものにならないなら、いっそ……」
狂おしい程義兄に会いたい妹───篠ノ之箒

「なんでそんなに義妹にこだわるのよ!」
一夏に恋した少女───凰鈴音

「お前にとって妹ってのは何だ?」
一夏の心友───五反田弾

さあ、次回は一夏に心友が出来るよ!
やったね一夏!シスコンが増えるよ!(意味深
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